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自己満足ブログ
あの絵で恋愛要素は…
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    今回はコレ。

     

    しげの秀一 「MF GHOST」 5巻

     

    化石燃料を燃料とする車が過去の遺物となり、電気自動車全盛となった近未来、化石燃料車の最後の花道的として世界的人気を誇るレース「MGF」と、MGFに飛び込んだ藤原拓海の弟子・カナタの活躍を描く「新公道最速伝説」です。以前、「漫画紹介」カテゴリーで紹介していますが、今回は最新の5巻をレビューしていく…という形に。

     

    先ず、私は「頭文字D」を全部通しで読んだ事はありますが、正直思い入れはそんなに強くはありません。ただ、アニメ等にもなり漫画自体も国内のみならず海外からも高い人気を得た作品、というのは当然知っていますし、本作がその血を継いでいる作品という事も分かっているんです。

     

    …が!!どうなんでしょ。

    「MFゴースト」…「頭文字D」には出てこない海外の超高級スポーツカーとかが数多く出ている…クルマの選定やそれで公道レースを展開するという意味で言えば「頭文字D」というよりむしろ「サーキットの狼」に近い印象すらあります。ただ決定的に現状の「MFゴースト」に対して思う事と言うのは…

     

    恋愛要素要らねえ

     

    という点です。コレは正直、同意する人って多いんじゃないかと。

    まぁ、原点である「頭文字D」においても恋愛要素はあった訳です。主人公の拓海は最初から第1ヒロインに好意を持たれ彼女の方が積極的…という展開は、「MFゴースト」のカナタと恋の関係に近い部分はありますが、「頭文字D」の場合付き合うに至った第1ヒロインはクラスメイトの父親と援助交際していたことが発覚し破局…というしょーもないオチがついています。他にも樹の初恋だの、啓介に惚れたFD乗りの女の子とか、涼介の因縁だの…恋愛に関しては継続的に描写されていて、青春時代のほろ苦さ、みたいなものを描くつもりだったのかもしれませんが…

     

    …正直、何とも思えませんでしたわ、私は。だって「頭文字D」に対して"そういうの求めてない"ですから、ええ。

     

    でも「MFゴースト」でもやってるんですよ。構図としては、恋の家にホームステイしているカナタに恋が好意を持ち、実は恋はMFGエンジェルスで「7番」としてバイトしていて、そこで瞬に惚れられてしまう。挙句の果てに、5巻ではかつてカナタと因縁がある男・沢渡が登場する訳ですが、17歳の女の子に異常な執着を持つ変態…恋の年齢が17歳なのでココで何らかの騒動が描かれるのは必須な訳で、他にも恋の友人がカナタに一目ぼれしているかのような描写があったりする訳でね。

     

    まぁ、公道バトルの対決が連続で続いていくスタイルの「頭文字D」より、まがりなりにもレース…予選があり、決勝があり、次のレースまでのインターバルも当然ある…レース一辺倒には出来ない都合はある訳で、間を繋ぐための何らかの措置が必要…という事で、カナタの父探しという彼が日本に来たもう一つの理由があり、そこに関わるプラス恋愛要因として恋、という事なんでしょうが…

     

    残念な事に、恋愛モノやれる程しげの先生は人物描写に関しては…お世辞にも達者とは言えない、という欠点がある訳で。

     

    正直、「MFゴースト」のキャラクターでも恋の描写が…目がぱっちりした美少女、としたいんでしょうが、他の女性キャラクターと比較しても目のあたりの描写は不自然と言うか、違和感がある顔になってしまっています。それどころか、屈指のイケメンとされるカナタ自身の目の描写も似たような感じになっているもんだから、むしろそんなに力が入っていないであろう2人以外の方がマトモに見えてしまうレベル…う〜ん…無理がないか?流石に。

     

    そもそも、本気で恋愛モノとしての軸を作る…という割に、現状の関係は恋がカナタに片思いみたいな状態でカナタの方は然程意識していない印象…と、いいますか、恋がカナタに好意を持った理由と言うのが「カナタがイケメン」という事しか描かれていないので中身が決定的に薄いんです。作者的には2人がカナタの父親捜しを通じて徐々に距離を…ってつもりかも知れませんが、現状では「キャァァァァァ、カナタイケメンカッコイイーッ」的な描写しかないですから、正直、面白くも何ともない。

     

    それがリアリティのある描写なのかというのはともかくとして、「頭文字D」と同様、「MFゴースト」には馬力のないクルマで絶対的に性能が勝るクルマを打倒していく…というのが魅力の一端としてある作品なのに、恋愛に関しては顔面のスペックが全て…というのは、どうなの?と。

     

    更にレースシーンでも今回カナタのドラテクは師である拓海の薫陶のたまもの…だけではなく、母から受け継いだ常人離れした記憶力…というモノが追加されました。「頭文字D」でも拓海は天才と呼ばれてはいましたが、それはあくまで父・文太の英才教育と拓海自身のセンスによる評価だった…それなのに、カナタには「常人離れした記憶力」という異能によるもの、とされてしまった…コレ、今流行りの「なろう系」における「俺つえー」と大差なくなっちゃうよね、と。

     

    その点、「capeta」の曽田正人先生は上手いと思うんですよ、天才の描き方が。目指すものと自身の能力が噛み合っていて、それでいて状況として「俺つえー」とはなれない形を作っている。だからグイグイ物語に引き込まれるし、過度な理論武装に頼らずとも熱さで魅せられる作品になっている訳でね。それは恋愛描写でも一緒で説得力がありました。

     

    しげの先生には申し訳ないけど、現状の「MFゴースト」見てると、曽田先生がこういう作品描いてくれないもんかなぁ…と思わずにはいられなかったりします。「capeta」でいいじゃん、と言うかも知れませんが、フォーミュラーにはあまりキョーミなくて、ハコ車のレースやラリーの方が好きなんですよね。

    | 零哭堂 | 新巻レビュー | 00:09 | comments(0) | - |
    し〜んぱ〜いないさ〜
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      ヘルメットがきつくなってきたので散髪しようと行きつけの格安カットに言ったんですが、10時ちょい過ぎでもう7、8人位待っている人が。仕方ないので他の用事を先に済ませて1時間半後に再度行ったら、10人以上に増えてやんの。

       

      …今日は散髪するな、という事なんだなと諦めましたわ。

       

      そんな訳で今回はコレ。

       

      馬場康誌 「ライドンキング」 2巻

       

      「異世界おじさん」と並ぶ、個人的に今一番アツいと思う異世界転生マンガ「ライドンキング」の最新巻です。

      前巻のラストで、魔狼の女王達と方々の村から拉致されてきた子供らを山賊から助けた我らがプルチノフ大統領。隷属の首輪を山賊たちに着け、街まで行き官憲に出頭し自らの罪を告白せよ、と命令します。今まで山賊たちが魔狼や子供達にしてきた所業を考えれば極刑に値する筈ですが、首輪をつけた段階でどこかの3人チーム制格ゲーのライバルキャラクターみたいに「そのまま死ね」等とは言わず、

       

       

      こんな理屈であくまで法に委ねる訳です。

      この巻で大統領、村を再興したり、アンデッドのダンジョンを攻略してそこの主であるリッチーを倒したり…と相変わらずの活躍っぷりなんですが、その活躍っぷりよりむしろ大統領自身の信条と言いますか、人となりみたいなものがより濃く描かれています。

       

      しっかし大統領…フィクションのキャラクターではありますが、為政者、指導者としてはホントに適格…理想的な人物かも知れません。今回、とある理由から大統領は獣王ヤムドゥアから望みの加護を与えると言われますが、

       

      無双の膂力か万軍を滅す魔法力

      …「そんなものは不要だ。力で得られるものなどすべて手にしてきた。今さらその手段が増えたところでなんになろうか。」

      不老の身体でこの世の終わりまで見届けてみるか

      …「御免被る。殺めてきた人々を思えばこの身だけ長らえようとは思わぬ」

      金貨の湧く壺でもよいぞ

      …要らぬ。金貨の価値など所詮他人の決めたもの。それがゴミになるのを何度も見てきたからな

      ならば何を欲する。その凶悪な面相を変えてやってもよいぞ

      …面相など他人にどう思われても構わんが…

       

      と、獣王の提案を全て蹴り、結局大統領が欲したのはほんのささやかなもの。

      神様の類から得た強過ぎる加護にて「俺つえー」を繰り返す凡百の異世界転生主人公にはないこの潔さ…流石大統領と言わざるを得ませんね。他人の力で研鑽や努力無く安易に得られた力…そんなものは本質的な「自身の力」とはなり得ない…そんな事を大統領は行動で示していると言えましょう。独裁者的な一面もある様ですが、それでもプルジア国民が彼を強く尊敬し支持するのも分かるというものです。

       

      トドメに

       

       

      このシーン…ホント、カッコイイんですよ、大統領。

      こんな人が惚れた彼の亡き妻・ルチアさんってのもホントにイイ女だったんだろうなぁ…。

       

      「ゴロセウム」の番外編が本作のベースにあった訳ですし、1巻の段階ではややギャグというか、コメディ的な面も多かったんですが、2巻になってからはかなりシリアスな展開が多くなっている印象です。肉体派大統領が異世界転生…というのはネタとしては秀逸ではあるんですが、正直「出オチ」的な面が強いですから、細かい笑える要素を入れつつも、基本はシリアスな展開…という方が作品自体が飽きられにくい…長続きするかな、と。

       

      そして今回もう一つぶっこんで来たのがコレ。

       

      基本役立たずなポーションジャンキーだと思われていたベル…何やら秘密がある様で。

      何でも、「あのオリジナル魔法のガキ」で、魔導院から追われている身。かつ帽子にミニチュア化したバリスタの様なものを所持…ポーションジャンキーから物語のキーになりそうなキャラクターになってしまいました。

       

      3巻では子供達を…村を守るべく奮闘する大統領御一行と、タクタロスを首輪で従属させた女騎士が率いる領主の騎士団の対決の他に、ベル(とついでにサキ)の正体に関しても言及されるでしょうから、ますます目が離せません。

       

      出オチで終わらせない、と物語が動き始めた「ライドンキング」今後も注目です。

      | 零哭堂 | 新巻レビュー | 20:30 | comments(0) | - |
      時事ネタ
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        先ずはコレ

         

        大津事故で見えたマスコミのミスと人々の悪意 感情論で終わらせていては本質にたどり着かない

         

        色々理屈を書いていますが、論点のすり替えにも見えます。

        そもそも、大津の事故の記者会見で…「散歩に出る直前の園児たちの様子はどういったものだったか。いつもと変わらなかったか」という頓珍漢な質問をした産経新聞の清水記者を筆頭に、ネットを中心に今回の記者会見でマスコミに非難が殺到している現状に、色々とフォローするような事を書いていますが…今回ネットを中心にマスコミへの批判が噴出した、というのはこの事件はただキッカケだったに過ぎず、今までの新聞社、出版社、テレビ局といったマスコミへの不満が今までの事象で爆発寸前まで蓄積されていたんだと思うんですわ。

         

        朝日新聞の慰安婦の件とかは勿論、最近では日大アメフト部の悪質タックルの際は、記者会見冒頭で配慮のお願いがあったにも関わらず、平然と加害選手の顔と声をそのまま映し続けた件やら…他にも自分達に都合の悪い事は「報道しない自由」とか、あからさま過ぎる偏向っぷりとか、望月衣塑子氏辺りに強く見られる「我々こそが国民の意見の代弁者」的な驕りとか…そりゃあもうマスコミへの不満と言う奴は色々ある訳ですよ。

         

        大規模な自然災害で救助の邪魔になる報道ヘリや押し掛ける取材陣に対してもそうです。ネットやSNSのない時代ならもみ消された、無かった事に出来た事案でも、今ではあっという間に拡散する訳でね、隠し通すなんて無理な話になっている訳です。ジャーナリストの安田さん解放の際も一部のマスコミが彼を「英雄扱いしろ」的に賞賛した事に対する批判や、それに伴い安田さん自身への自己責任論とかが噴出したのだってさ、その根本にあるのは

         

        日本人のマスコミへの不信、不満

         

        なのではないかと。

        そして小賢しいと思うのは、特にテレビメディア。自身も件の会見に参加している訳で、ネットを中心に現在

         

        「無意味な質問」

        「質問の意図が分からない」

        「似たような質問ばかり」

         

        等と批判される…的外れ的な質問と言うのも、結局は自分の社の記者が質問をしている所を映像に収めたい、その映像をニュースで流したい、という、事件とは関りがない局側の都合…ある意味商売っ気が少なからずあった筈。恐らく、今回の会見で延長が嗚咽を漏らしたシーン…見ていた側は即座にSNSなどを中心に「可哀想」という反応が出たのに対し、マスコミ側は園長に対して「インパクトのあるいい画が摂れた」なんて内心ほくそ笑んでいたのではないかと。

        そのクセ記者会見に対し批判の声が上がるや否や、ワイドショーでも記者達を批判するようなコメントを出演しているタレントやらコメンテイターとやらに言わせる…。

         

        …マッチポンプだろ、コレ。

        坂上某とか、梅沢某とかがワイドショーでそういうコメントを発しているみたいですが…個人のSNSとかでの発信ならともかく、テレビというメディアで、ワイドショーという番組内での発言では正直、台本ありきな茶番にしか見えませんよ。

         

        マスコミの皆さんは「国民の代表」と自らの仕事に誇りを持っているのかもしれませんが、世間のマスコミに対する評価は

         

        「国民の代表www」

         

        ですわ。誰もアンタ達が我々の意見を代弁してくれる存在だなんて思っちゃいません。そもそも、ジャーナリズムというのは「物事を伝える」事であって、「自己主張する」事ではないと思うがね、マスコミの皆さんよ。

         

         

        次。

         

        「孔雀王」作者・荻野真が死去「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前!悲しい」Twitterでも惜しむ声

         

        昨今の、現代や近未来社会に宗教的だったり伝奇的な題材とかを盛り込んで、異能者同士を戦わせる系統のライトノベルや漫画なんかが結構あって、アニメとかにもなったりしている訳ですが、そういうキッカケというか、方向性を生み出した作家の1人が荻野真先生だったと思うんですよ。世代的には直撃世代と言う訳ではないんですが、「孔雀王」や「夜叉鴉」など、結構楽しく読ませていただきました。まぁ、「夜叉鴉」は途中から???ってなってしまいましたが。

         

        今じゃ有名な九字護身法とか、「オンマユキラテイソバカ」とか「インドのそば屋」…じゃなかった、「インダラヤソバカ」とか…この作品がそのキッカケだったのかも。そうそう、「孔雀王」はエロいシーンも多くて、触手プレイみたいなのまでありましたっけ。後、三上博史さん主演でジャッキー映画でお馴染みのユン・ピョウや出ていた映画とか、OVAにもなってたっけ。

         

        ともあれ、この場を借りてお悔やみ申し上げます。

         

         

        次。

         

        中居、東京五輪に興味なしの古市氏に「ご自由にどうぞ」

         

        …ご自由に、というなら最初から絡むなよ、と。

         

        「県大会とか見てる人がオリンピックまで見るのなら分かる」「友人がいれば応援するかも」的な古市氏の理由というか、言い分は屁理屈っぽいな…とは思うんですが、結局の所キョーミないんですよ、この手のイベントを見ないと公言している人と言うのは。

        そもそも何で興味のないスポーツに対して「オリンピックだから」という理由で注目しなくてはならないのか。そんな法律がある訳ではあるまいに。

         

        私はサッカーが大嫌いなので、特にサッカーのワールドカップの時とかに国内全体に漂う…日本代表の試合を見ろ、ワールドカップに興味を持て、的な同調圧力…正直、大変鬱陶しく思っております。別に日本代表を応援していない訳ではないですし、ワールドカップで盛り上がっている人に水を差す様な事はわざわざ言いません。楽しんでる人、応援している人を否定する気なんかないんです。

         

        でもどうしようもなく…根本的な問題としてサッカーそのものに興味が持てない…それだけの話。なのに何故、ワールドカップ見ない奴は日本人じゃねぇみたいな扱いを受けにゃあならんのよ。変わり者とのそしりなんぞ幾らでも受けてやるし、盛り上がってるアンタ達のジャマもしない…ただせめて放っておいてくれよ、と。コレ、そんなに難しい要望なのか?

         

        サッカー程じゃないですが、オリンピックだって似たようなもんです。古市氏の様な屁理屈を言う気は無いんです。ただ単にキョーミが無いんです。東京への五輪誘致は石原裕次郎のお兄ちゃんが言い出した頃から一貫して…正直未だに「反対」ですし、開催期間の渋滞だとか、噂される高速料金の値上げとか、現場閉所による出勤日不足(給料カット)とか…自分の生活に支障が出るので。経済効果とか知ったこっちゃないですよ。国や企業が潤っても、たかが契約社員の私にゃ還元されませんから。

         

        コッチサイドの言い分こそ、「盛り上がるのならご自由にどうぞ」ですわ。

        同調圧力でキョーミ持ってない者まで巻き込もうとするのは止めろっての。

        | 零哭堂 | 時事ネタ | 21:11 | comments(0) | - |
        41歳独身中年建設作業員の残業
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          本日はコレ。

           

          奈良一平 「29歳独身中堅冒険者の日常」 7巻

           

          先月の出張中に「漫画紹介」で紹介した「29歳独身中堅冒険者の日常」の最新巻になります。

          その記事で、RPG的なファンタジー世界を舞台にしているものの殺伐としたものではなく心地よい空気感がある作品、基本的に根っからの悪人は出てこない…みたいな事を書いたと思うんですが、この7巻ではそういった部分がより強調されていて大変見どころのある作風になっています。

           

          前巻で登場した村にダンジョンの調査にやってきた鳥系亜人の親子…とりわけ、父親を尊敬し父親が正当に評価されないことに不満を抱えるコッコと、彼女の口の悪さにムカッ腹なリルイ…リルイが父の事を褒めていたのを聞いて友達になりたいと思いつつ、おこちゃまもちろんだから素直になれずについつい悪態をついてしまうコッコに対し、彼女の悪態をおこちゃま故に文字通りに受け取ってしまうリルイ、という関係を引っ張るのかな?と思いきや、然程このネタを引っ張りませんでしたね。

           

          構成は、

           

          1.協会の学校に通う事になったリルイ&コッコ&アニャンゴ

          2.ヴェロニカ主役の短編

          3.村で行われる祭りの準備とリルイの能力の覚醒

           

          という形で、言わずもがな3がメインでどうなるのかは次の巻に持ち越しになっています。

          作者の奈良先生、「ネコあね」の時にも感じたんですが、物語の展開にジェットコースター的な派手さはないんだけども、要所要所で緩やかなヤマ場を作るのが非常に上手いと思うのです。で、この7巻はその緩やかなヤマ場…その頂上手前まで、という形になっており、6巻のハジメがツルッパゲになってしまう様な楽しい、笑える展開はあまりなく割とシリアスな展開が多くなっています。

           

          故に、見どころと十分。

          先ず、迷宮市にてハジメ達が逗留している宿屋の看板娘・ナタリーに「いつも世話になってるから」とペンダントをプレゼントするハジメにリルイが嫉妬。ハジメに好意を告白するも適当な言葉(ハジメ曰く「大人な対応」)ではぐらかされたと思ったリルイはサキュバスとしての能力を目覚めさせんと奮起し、ついに「魅了の鎖」なる能力を。

           

          「魅了の鎖」は魔物や動物を意のままに操れる強力な能力…だが能力は対象が人間以外。落胆するリルイ。そんな中、村で行われる秋の収穫祭の準備が。ハジメ達も準備に駆り出される。しかし満月が近づくにつれ、夜になると村に魔獣が何匹も突入する事態が発生。何か目的地を目指しているかの様な魔獣の動きに、ハジメはその原因がリルイの能力にある事を察して…

           

          というのがこの巻のおおまかな流れ。

           

          すっかりリルイの保護者が板についてきたハジメ…祭りを楽しみにしているリルイを見て、まだ冒険者として身を立てる以前…幼少期に見た祭りの光景を思い出した彼は…

           

           

          そして、回想の中でハジメが白銀等級という高位の冒険者でありながら大した儲けもない「村付き」でいる理由…みたいなものも明かされます。この辺の見せ方がホント上手いんですよ、ええ。

           

          夜になると魔獣が村に入り込む原因…それがリルイの能力に原因があると知ったハジメはリルイに能力の事を他人に言うなと口止めします。魔獣とは危険な生き物…そんなものを呼び寄せてしまう能力など、村の住人からすれば厄介者以外何物でもない。そしてハジメがリルイを仲間にした理由…幼い子供が1人で生きるにはキビシイ。村の孤児院は村の子供ではないリルイを引き取る余裕はない。1巻のハジメの言葉を借りれば、

           

          「助けたい」で助けられればこんな簡単なことは無いのだ。

          皆…生きていくのに懸命で、だからどうしたって…掴める掌は限られちまう。それだけの話だ。

           

          という事。

          自分が保護者になっているとはいえ、自分もリルイも村からすれば余所者。そんな余所者が魔獣を呼び込んで村を危険にさらす能力を持っている、なんて知れたら余所者は「厄介者」にクラスチェンジしてしまい村にいられなくなる…だから、ハジメはリルイに能力の事を口止めした訳です。でも、ひょんな事からナタリーに知られてしまいます。

           

          ナタリー自身はハジメやリルイと懇意にしているものの、彼女も村の一員。苦悩したナタリーだったが結局冒険者ギルドの職員・オリーブや村の大人達に事情を話してしまいます。その上で、村の皆で話し合って出した答えが…

           

          コレ。

           

          いや、ハジメのみならず、我々読者もコレにはホッとしましたよね、ええ。

          これ、ハジメとリルイが本当の意味で村の一員として認められた…その瞬間だと思います、はい。

           

          そんな訳で、リルイや子供達が楽しみにしている祭りを守る為、ハジメと村の大人達の戦いが始まります!!

          次回も期待大ですぜ、コレは。

          | 零哭堂 | 新巻レビュー | 21:32 | comments(0) | - |
          最終的に私が行きついたのは性能的にたるいファッティでした
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            こんなのが近々発売されるそうです。

             

            スーパーミニプラ 青の騎士ベルゼルガ物語vol.1(3個入り)食玩(小説版「青の騎士ベルゼルガ物語」より)

             

            「青の騎士ベルゼルガ物語」というのは、「装甲騎兵ボトムズ」の外伝小説でして、中身は主人公のケイン・マクドガルがクエント人の友・シャ・バックの仇である「黒き炎」を追い、彼の形見である青いベルゼルガを駆って各地を巡る物語。本編の「ウド編」でネタになったATを用いた賭け試合「バトリング」を題材とした物語です。

             

            「青の騎士」…というより「ボトムズ」自体もそうなんですがアニメファンのみならずモデラーにも熱心なファンがいて、特に「青の騎士」は定期的に人気が再燃するような印象があります。ただ「青の騎士ベルゼルガ物語」はともかく、その続編となる「メルキア騎士団計画」になると物語自体が暴走して本編のイメージと乖離してしまっている点と、トドメに本編の続編として「赫奕たる異端」と以降の作品が作られた事から今となっては外伝と言うよりパラレル扱いとされる事が多い気がします。

             

            「スーパーミニプラ」という食玩シリーズは意外な作品やメカをラインナップして評価が高いみたいですが…食玩で7千円はきついなぁ…個人的にはデス・メッセンジャーだけ欲しいです。多分買う人にとっては外れアイテムかも知れませんが。(笑)

             

            ちなみに、知らない方も多い…って「青の騎士」自体を知らない人も多いでしょうが、なんとこの作品、ゲームになってるんです。

             

            タカラ プレイステーション用ソフト 「装甲騎兵ボトムズ外伝 青の騎士ベルゼルガ物語」

             

            コレです。実は本家「装甲騎兵ボトムズ ウド・クメン編」より先にリリースされているんですよ。

            中身は、「青の騎士」の世界観でプレイヤーは流れ者のAT乗りとなり、マッチメイカーと契約して愛機を強化しながら各地を転戦する…というモノ。勿論ストーリーモードでは「青の騎士」に登場するキャラクターとバトリングするイベントとかもあって、「青の騎士」ファンならのめり込む事受け合いなゲームになっているんです。

             

            …多分、私のプレステ全ソフトでプレイ時間が最も長いのがコレです。(笑)

             

            操作感は…ATを題材にしているんですが、真横にローラーダッシュ出来てしまうのでATというよりナムコの「サイバースレッド」とかに操作感は近かったかもしれません。尤も、横にローラーダッシュ、というのは小説版でも近接戦闘がメインになるバトリング独特の操縦技術としてATの重心移動でグライディングギアを横滑りさせて横にローラーダッシュする…というのをケインがシャ・バックから伝授されるシーンとかがあるのであながち「青の騎士」のゲームとしては間違っていないかもしれません。

             

            ただまぁ…コツといいますか、戦法を知ってしまえばアクションとしては楽なゲームでした。このゲーム、ラスボスは「黒き炎」ことシャドウフレア、ストーリーの選択によってはケインが駆るゼルベリオスになるんですが、コイツが普通に戦っていたら滅法強い。すばしっこいわ、攻撃力は高いわ…かなり手強いんです。いや、普通に戦かったら、ですが。(苦笑)

             

            私の編み出した戦法は、攻撃力より連続発車時間が長いマシンガン系の武器…例えばデス・メッセンジャーの持つSシューター付きガトリングガン(名前とは裏腹にSシューターとしての機能はありません)が攻撃力も高くベスト。コレに、ホイールドックとかを購入するとついてくるブーストゼロだが総じて高性能なマッスルシリンダーを搭載したATで、先ずは逃げ回って間合いを取って、ひたすらマシンガン連射…敵が突っ込んできたり火器をばら撒いてきたら一目散に逃げて、間合いが離れたらまたマシンガン連射…このゲーム、ボタン一つで対戦相手の方へ機体を向ける「ロックオンボタン」がありまして、マシンガンを連射しつつこのボタンを連打してしつこく弾幕を浴びせるんです。

             

            この方法ですと、機体自体は無改造のツヴァークやスコープドックでも勝てます。この方法で慣れてしまえば、最終的にはマッスルシリンダー等含め武器以外ドノーマルのツヴァークでシャドウフレアだろうがゼルベリオスだろうが、返り討ちに出来る様になります。実際、やりましたからね、私。(笑)

             

            ともあれ、小説版に出てきたATやキャラクターは大体網羅されており、オリジナルキャラクターも中々魅力的だったりします。モルド・マネというバトリング好きな軍警のAT乗りが銭形のとっつぁんに似ていたりはするんですが、基本的にはドライ、かつハードボイルド調な世界観で、当てられたBGMもこの作風や世界観に見事マッチしていたんですね。基本はATをカスタムするゲームなんですが、思いの外世界観に浸れるゲームでもあったんです。バトリングが興行である事から、愛機の勝利時に流れるテーマ曲みたいなのを設定できるんですが、この中に多少アレンジがあれどほぼ原曲ママの「レッドショルダーマーチ」が設定出来たりもするんですよ。ちなみに、このゲームソフトをCDプレイヤーにかけると「レッドショルダーマーチ」も含め、ゲーム内の音楽が聞けたりします。

             

            そして登場するATですが…流石にトロピカルサルタンとかヘルミッショネルといったムックからのバトリングATこそでませんが、「青の騎士(ブルーナイト)」を始め、ロニーの「陽気な悪魔(ファニーデビル)」、「死の伝令(デス・メッセンジャー)」、「ダークオックス」「グレーベルゼルガ」「アイアンマン1&2」1&2「ライジングトータス」といったバトリングATや、原作に登場するポットベリーやホイールドッグ、ラスボス格のシャドウフレア、ゼルベリオス、アニメからエクルビスやブラッドサッカーなんかも登場して、ラインナップは豊富なんです。中には小説版でロニーとバトリングをした異形のAT・オクトバなんて変わり種も。

             

            尤も、大別すればスコープドッグ系、トータス系、ビートル系、ベルゼルガ系、ファッティ系、ストライクドッグ系、オクトバ、ポットベリーのみカスタム可能で、他の…エクルビスなんかはカスタム不可です。しかも系統によっては外観はほぼ変えられないタイプがあったり、背中のバックパックがほぼデッドウェイト扱いだったり、ソリッドシューターがミサイルっぽい分ミサイルランチャーがグレネードっぽかったり…と???という部分はあるんですが、それでもカラーリングの変更が出来たり、オリジナルのマーキングが作れたりとATをカスタムしていく魅力は十分感じられるゲームなのです。

             

            今となってはポリゴンとかガタガタですし、動きもなんだかATっぽくない部分があり、そもそも操作性も標準、近接、サブの兵装切り替えが面倒だったりと、今思えばいびつなゲームなんですが、それでも存分に楽しませてもらった…大変感謝しているゲームソフトだったりします、ええ。

             

            ただ、当時の私の友人達は「青の騎士」以前に「ボトムズ」すら知らなくてちょっと悔しい思いもしたんですが。(苦笑)

            | 零哭堂 | ゲーム関連 | 20:54 | comments(0) | - |
            東京マルイ トンプソンM1A1 その4
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              はい、東京マルイトンプソン最終章です。

              今回は操作関係に焦点をば当てていきましょう。

               

              マガジン

               

              本体に付属するのは実銃の30連マガジンを模した形状の60連スプリング給弾マガジン。東京マルイの電動ガン全般に言える気がしますが、ガスブローバックのハンドガンでも20発以上のキャパになっているのに、電動ガン用ノーマルマガジンの装弾数は総じて控えめ過ぎる気がします。まぁトンプソンは60連で多い方だとは思いますが。

               

              この他オプションでコレと同じ形状でゼンマイ給弾式の420連多弾マガジンと、実銃の20連マガジンを模したショートタイプのゼンマイ式190連多弾マガジンがあります。他にもCYMAが450連のドラムマガジンを出していて互換性があるみたいですが、M1A1の実銃はドラムマガジン用の溝を排しているのでリアリティ重視の人にはお勧めしません。

               

              マガジン挿入口

               

              マガジンはレシーバーにあるガイドの溝に合わせて差し込む…という形の上、マガジンキャッチレバーの動きも渋い傾向にあるのでヒジョーにマガジンチェンジがやり難い仕様になっています。まぁ、実銃を再現しているんですがそれにしたってサバゲーなんかで咄嗟の時のマガジンチェンジには手間取るでしょう。ただ、東京マルイの電動ガンでも多弾マガジンが420連とキャパシティがあるので多弾マガジンで使う分にはそんなにマグチェンジの機会はないでしょうし、この銃が好きな人にとっては逆に"よりマグチェンジが燃える"という風になるかも知れません。

               

              マガジンガイドの溝の部分からは盛大にパーティングラインが残っています。まぁ、いつもの東京マルイですね。

              挿入口にあるダイヤルはHOP調整ダイヤルです。

               

              横から

               

              HOP調整はいちいちマガジン外してやる必要があるのか?というと、実はこのホップダイヤルは排莢口にも出ていて、こちらからも操作は可能です。但し、若干回しにくくなってしまいますが。この辺はユーザーフレンドリーな所。

               

              外装編の時に「このトンプソンはアッパーレシーバーが金属製なので剛性が高め」と書きましたが、実は弱点があります。

              マガジン挿入口付近がこの通り、構造上かなり細くなっていてここを2本のネジで止めているんですが、金属とはいえ亜鉛合金なので経年劣化を起こしやすく、ハードな使い方をするとこの部分のネジがダメになってしまい易いとの事。直すにはネジを切り直しいイモネジとかを入れなきゃダメ…なんて話も聞きますし、サバゲー中に転んでこの部分がぽっきり折れた…という話もネット上では目にするので、銃をひねるような力はあまり加えない方がいいでしょうね。まぁ、コレはトンプソンに限った事ではないですし、レシーバーが樹脂のタイプならもっと弱いケースもあると思いますが、何にせよ気を付けて扱いましょう。

               

              バッテリー挿入

               

              バッテリーはストック内に収納します。先ず実銃ではメンテナンスツールを収納するフタを開けて…

               

               

              バットプレートを引っ張って捻ればこんな感じで蓋が開きます。

              東京マルイのトンプソンは何故かバッテリーのコネクタが未だにラージバッテリー仕様のまんま…コレ、私が社会人になりたての頃なんかでしたら、電動ガンのバッテリーはNi-CDしかなくて、故にラージがベスト、と言われてて最初からラージバッテリーが使える機種はそれだけで強みになったんですが…今ではNi-MHとかリポ…コネクターもみんなミニで当の東京マルイだってラージバッテリーは販売していません。それなのに未だコネクターをラージのまんまにしておくのってどういう事なんでしょ。

               

              一応、現在流通しているラージコネクターの機種には変換アダプタが付属するんですが、コネクターが増えるとその分抵抗が増えて電圧が落ちてしまい、動作の安定性も落ちてしまう…という話もあります。自社でラージコネクタのバッテリーの販売を止めたのなら、これ、変換コネクタでお茶を濁さないで配線引き直して販売して欲しいというのが本音です。

               

              こういう所が好きじゃないんだよなぁ…東京マルイ。

               

              まぁ、このトンプソン自体は大変面白い銃です。ウッドパーツに拘るなら海外メーカー製になってしまいますが、精度が良く撃って楽しむ分には大変に優秀なトイガンですし、何にせよ、国内メーカー製のWW2装備(長物)の中では比較的安価で買える銃でもあります。映画なんかでもよく登場する銃ですし、東京マルイ製の中では、外観にもそれなりに力が入っているので所有艦も満たしてくれます。そんな訳で重ね重ね

               

              …なんでコレが売れなかったんだろうなぁ…。

               

              あ、ちなみにトンプソンというと近年流行っている「Fate」の前日譚?「Fate/Zero」に登場するトンプソンコンデンターがある訳ですが、トンプソンサブマシンガンとトンプソンコンデンター…全く関係ありません。(笑)たまたま開発者の名前がどちらもトンプソンだった、というだけです。

               

              しっかし…あの作品はなんでああも変わり種の銃ばかり出すかね…トンプソンコンデンターにキャリコM950、ワルサーWA2000て…まぁ、嫌いじゃありませんが。(作品そのものは好きじゃないけどね/笑)

              | 零哭堂 | トイガン関連 | 20:40 | comments(0) | - |
              File19 速水玲香誘拐殺人事件
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                さて、いよいよFileシリーズのラストエピソードです。

                今回の概要はこんな感じ。

                 

                アイドルの速水玲香のツテで、彼女が出演する舞台の稽古でガード役のアルバイトをするハジメ。そこでハジメと美雪は玲香から今所属しているプロダクションの社長・鏑木葉子から養子縁組を誘われている事を聞かされる。一連の事件で家族と呼べる人を失っている玲香は、新しい家族が出来る事を喜んでいた。しかし、舞台稽古の後に玲香はマネージャーもろとも何者かに誘拐されてしまう。プロダクションには「道化人形」を名乗る犯人から身代金1億円を要求するビデオが届く。そして身代金受け渡しにはハジメが指名される。犯人の無茶な指示をこなし受け渡し場所に向かうハジメだったが、不慮の事故により受け渡しは頓挫。ハジメ達の元には道化人形から「二人ハ殺シタ」という連絡が…

                 

                と、いう訳で登場する度に不幸度が増していく気がしないでもないアイドルにしてサブヒロインの速水玲香に焦点を当てたエピソードです。しかしこの娘、今までの経緯で既に

                 

                ・幼少期に兄もろとも強盗犯の人質にされる。

                ・父は強盗犯に殺害される。

                ・一緒に人質になっていた兄とは生き別れる。

                ・育ての親が実は強盗犯。

                ・ある事件に巻き込まれ、いけ好かないキザな警視から犯人扱いをされる。

                ・事件である少年に好意を持ったが、既に強力なライバルがいた。

                ・所属するプロダクションの社長に関係を強要されそうになる。

                ・その社長と育ての父が再開した兄によって殺害される。

                ・再開した兄も自分を助けて死んでしまう。

                 

                という状態な上に、更に今回のエピソードにて

                 

                ・養子縁組を誘ったプロダクション社長は金の亡者。

                ・マネージャーは強姦魔。

                ・マネージャーと共謀した彼の妻に誘拐される。

                ・実の母が実は近くにいるが、名乗り出てはくれない。

                 

                …という、数え役満状態。しかも今後のエピソードでも不幸が降りかかるんだから凄いね、もう。彼女に不幸度で肩を並べられるヒロインは、「逆転裁判」の真宵ちゃんくらいなもん…いや、彼女でも役者不足か?

                「37歳」では未登場ですが…もしかして事件に巻き込まれて殺されちゃってるんじゃ…。

                 

                さて、今回は真犯人の裏に黒幕がおりまして…そう、「地獄の傀儡師」こと高遠です。

                でも、今回のエピソードでははっきり言って、自身の美学とかを偉そうに語りつつ、犯人のミスに対して「醜い」と開き直り犯人を殺害しているんですが…何だろな、コイツ自分のミスを棚に上げて、ハジメに見破られたのを全部犯人の責任にして自分は「負けたわけではない」とか強がったり、と…ホント、カッコ悪いです。正体を明かした際にハジメ達に色々偉そうに語ってましたが、

                 

                人、それを負け犬の遠吠えという。

                 

                彼を推していた原作者とかには大変申し訳ないんですが、高遠…地獄の傀儡師つて、ライバルキャラクターとしての説得力と言うか、そういうものが割と欠如しちゃってる気がするんですよね。ですからワタクシ、彼の登場するエピソードってあんまり好きではないです、ハイ。

                 

                あ、今回玲香の実の母である事が明かされた三田村圭子というキャラクター…名前からすると女優の三田佳子さん辺りがモデルなのかも知れませんが、今読み返して思ったのは、沢口靖子さんに似てないか?とという事。

                 

                 

                …目の感じとか、眉毛の感じ…髪型だって、前髪を流している方向こそ逆ですが…結構似てるんじゃないかと。

                尤も、「金田一少年」でこのエピソードやったのはもう…20年くらい前ですから、当時の沢口さんとは違うと思うのでモデルとかそういう訳ではないとおもいますが、沢口さんも独身で、独身である理由に色々噂がある人なので…なんだかイメージが被ると言いますか…。

                 

                今回の犯人

                安岡真奈美…犯人強度 60万パワー

                誘拐は夫である保之と仕組んだ狂言誘拐で、それを利用して夫への復讐を果たす…が、プランは高遠のものであり、正直、彼女自身の印象は弱い。最後は言い訳じみた理由で高遠に殺されてしまう。

                自身もかつてアイドルとして活動し、人気が出てきたころに保之の策略で強姦された…という復讐に至るバックボーンはあるものの、だからといって復讐に玲香ら無関係な人物を巻き込んだ時点で彼女に同情の余地はない。

                 

                今回の高遠…25点(100点満点で)

                トリックの出来は良いと思うんです。でも、ラストで言い訳と屁理屈ばっかたれてんじゃねぇ!!この負け犬が!!…と思ってしまいました、ええ。

                | 零哭堂 | 金田一少年読み直し | 18:54 | comments(0) | - |
                東京マルイ トンプソンM1A1 その3
                0

                  はい、東京マルイのトンプソンその3です。

                  今回は外装の続きです。

                   

                  ストック

                   

                  ストックは樹脂製で木目調のプリントがされたもの。遠目には木製に見えます。クラフトアップルワークスから木製パーツが発売されていますが2019年5月現在では入手困難、かつ本体以上の高額商品になっています。

                  質感その他諸々は木製の方が雰囲気が出ますが、木製パーツというのは少なからず手入れが必要だったりしますし、何より重くなるのでサバゲーユース等でバリバリ撃って楽しむ人で拘りが無ければ樹脂製でもいいんじゃないかと。もちろん、変えた方がカッコ良くなるとは思いますけどね。

                   

                  ストック上面

                   

                  樹脂製の所謂フェイクウッドですから、パーティングラインとかは盛大に残ってます。コレはフォアグリップなども同様。

                  M4とかに慣れている人にとっては、ストックが長く、しかも曲銃床でもかなりサイトラインから段差があるスタイルになっているので構えにくい銃だと思います。普通に構えてもピープサイトに顔を近づけて前かがみで構える様な恰好になってしまいますし。

                  ただ、このストックの形状のおかげで私の様な「手は右利き、目は左利き」の人にとって利点が。このトンプソン、首を曲げた若干ムリヤリな格好ではあるんですが、右構えで左目を使ってのサイティングが可能な銃なのです!!私がトンプソンが好きな理由で一番大きいのが実はコレなんですよ。私は顔がデカい方ですが、それでもフルフェイスゴーグル付けても何とかギリギリ右構え左目サイティングが可能なので、もっと小顔な人ならもっと楽にできるでしょうね。

                   

                  フォアグリップ

                   

                  コチラも当然樹脂製フェイクウッド。

                  サイドからはともかく、下から見るとやはりパーティングラインはガッツリ残っています。M1921とかですとこの部分の形状がかなり違っています。

                   

                  マズル周辺

                   

                  古い銃なので、マズル周辺の作りもシンプルな形になっています。フロントサイトはアウターバレルに固定なので調整は不可。

                  試してませんが多分サプレッサーとかの取り付けは…出来るのかなぁ…。

                  トレーサーもNEWトレーサーは取り付け出来ないようです。

                  オールドスタイルな銃なのでサプレッサーとかは基本似合わないでしょうし、好き好んでそんなカスタムする人は少ないとは思うんですが…使用弾薬の.45ACPは亜音速弾なのでサプレッサーの効果が高かったりします。おかげでM3グリースガンにはサプレッサー装着したモデルもあるんですけどね。

                   

                  トンプソンはWW2を描いた映画などの作品では大抵登場する他、数多くの作品に出演しています。有名どころでは、コレが発売される1年前に公開されていた「プライベート・ライアン」の主人公・ミラー大尉が使ってますし、私より世代が上の人には「コンバット」のサンダース軍曹の愛銃としても知られています。「ガールズ&パンツァー」でネタにされ知名度を高めた「戦略大作戦」でも主人公のケリー達が使ってました。M1921以降のドラムマガジン装着タイプにまで広げると更に多くの作品でみかける銃なんです。当然、知名度や人気ってある筈なんですよ、トンプソン。

                   

                  …そうなると…なんで売れなかったんだ?東京マルイのトンプソン。コイツが売れていれば東京マルイ製のMP40とかKar98k、PPSH41とかもありえたかも知れないのになぁ…。

                  | 零哭堂 | トイガン関連 | 00:03 | comments(2) | - |
                  ぴちぴちビッチ
                  0

                    ヒロイン列伝の第二弾、という事で今回は書いていきます。

                     

                    「戦闘破壊学園ダンゲロス」という作品をご存知でしょうか?

                    以前よく私が足繁く通っていた書店…当時、TBSラジオで平日の昼間にやっていた「大沢悠里のゆうゆうワイド」内の「毒蝮三太夫のミュージックプレゼント」…この番組は、毎回各地の店舗施設(ヨークマート率が高い)なんかにロケに出向いて、そこにいる客とふれあう…という番組だったんですが、この番組のロケでその店に毒蝮さんが来訪した事があったんですよ。今はその書店は閉店してしまって、から揚げ専門チェーンの「からやま」になってしまいましたが。

                     

                    その店で、店内ポップやポスターとかで本作の漫画版がオススメされていたんですね、この「戦闘破壊学園ダンゲロス」という作品。コレ、元々はネットコミュニティ内で定期的に催されている同名のウォーシミュレーションRPGのリプレイ…という体歳で架神恭介氏が描いたライトノベルです。「ロードス島戦記」とかと同じようなスタイル…という事でしょうか。

                     

                    この「ダンゲロス」、中身は魔人と呼ばれる異能者が現れた日本で、東京湾に作られた人工島・希望崎学園にて「生徒会」と「番長グループ」に魔人が別れ、殺し合いわわ繰り広げそこに謎の「転校生」が乱入する…という作品。基本設定は菊池秀行氏の「魔界学園シリーズ」に似ていて、バトルにエログロ要素が強いのは山田風太郎氏の作品群に似ているかも知れません。魔人が人類以上の力を持っているがそれ故迫害されている…というのはアメコミの「X-MEN」にも似ているかも知れません。

                     

                    で、本作は投稿されたキャラクターは創作者の同意の上で二次創作等で無償かつ無断で使用可能、というユニークな形態をとっていて、ライトノベルの作者である架神氏も例外ではないんだそうで。そしてライトノベル版以外は本人が関わらない二次創作には印税の分配が発生しないシステムになっていて、以前アニメ化の企画が立ち上がったものの、この辺のシステムにアニメ制作により制作委員会にグッズ化の権利を譲渡してしまうと自由な二次創作が阻害されるとの事で白紙になっているんだとか。

                     

                    …まぁ、色々書いてますが私もこの作品知ったのはコミカライズからなんですよね。(苦笑)

                     

                    横田卓馬&架神恭介 「戦闘破壊学園ダンゲロス」 全8巻

                     

                    その中から今回紹介するのはこの人。

                     

                    番長グループ所属の魔人、鏡子さんです。

                    いいんちょ系の見た目と、慈愛に満ちた微笑みが魅力。(笑)

                     

                    彼女も実は投稿キャラクターみたいですが、架神氏をもって「『ダンゲロス』で恐らく最も有名なキャラクター」と言わしめる存在。彼女が有名になった理由と言うのが…

                     

                    …と、いう事なのです。(笑)

                     

                    そんな彼女の能力と言うのが、彼女が持つ鏡の中に半径2km以内の任意の場所を映し出し、鏡に映った人物やモノに対して「卑猥な目的のみ」で干渉が出来る…という、その名も「ぴちぴちビッチ」!!

                     

                    …抗争では全く役に立たない。そう思う人もいるでしょう。鏡に通せるのは彼女の腕一本分程度だし、ナイフで刺そうにも首を絞めようもそれは「卑猥な目的」ではないから干渉不可…暗殺とかには使えないんです、この能力。

                     

                    …但し、それはこの能力の保持者が彼女以外だった場合、です。

                    何せ鏡子さん…上の漫画版のシーンで解説されている通り超絶技巧の性技の持ち主…故に1なですれば相手を射精に導き、更に時間をかければ無力化…文字通り精も根も尽き果てた状態にしてしまう事など造作もないのです。いや、それどころか彼女自身は過去の出来事から「不殺」を固く誓っているので実行する事はないですが、最終的には絞りに絞り切って衰弱死まで持っていく事も可能!!

                    しかし彼女に襲われた生徒は彼女の超絶技巧とその快感から被害を訴え出る者は皆無。ちなみに、その超絶技巧な性技は魔人の能力とは一切関係なく、彼女の日々の研鑽と努力の賜物なんだそうで。

                     

                    …なんだこの中学生の妄想が爆発したようなキャラクター設定は!!もう完全無敵じゃねぇか!!(笑)

                     

                    そんな訳で、魔人ひしめく希望崎学園の中でも有数の実力者として知れ渡っている鏡子さんではありますが、本人はビッチ(というより痴女なんですけどね/笑)な点を除外してしまえば聡明、かつ包容力溢れる素晴らしい女の子…いや、その性癖込みでも男にとっては素晴らしい女の子だと思いますが。(笑)

                     

                    そんなカノジョ、実はかつては男を誘う為に派手な化粧や服装をしていたんだとか。ただある日、鏡に映った自分を見てその姿に疑問を抱き、それがきっかけで魔人へと覚醒。以降は現在の眼鏡に三つ編みおさげ…といういいんちょスタイルに。

                     

                    …ギャルギャルしい娘がエロエロ…というのより、一見真面目そうな…エッチなことなんて分かりません!ってタイプの娘が実はエロエロ、という方がやっぱクるものがあるでしょ、ええ。いや、私の趣味、性癖がそう思わせるだけかも知れませんが。(苦笑)

                    ともあれ、「ダンゲロス」に登場する魔人の中でも群を抜いている…ある意味象徴するキャラクターと言えるかもしれません。物語的には別段ヒロイン的なポジションにいる訳ではないんですが、「ダンゲロス」という作品ではなく、作風としてのヒロインなら、間違いなく彼女でしょう。

                     

                    余談ですが、こんな商品も。

                     

                    「鏡子の一滴残らずおしぼりバスタオル」

                     

                    …商品説明までエロいな、ウン。(笑)

                    こんなタオルで風呂上りに体拭こうもんなら、風呂入る前より汚れちゃうんじゃないか?(笑)

                    | 零哭堂 | ヒロイン列伝 | 00:09 | comments(0) | - |
                    東京マルイ トンプソンM1A1 その2
                    0

                      はい、今回は東京マルイのトンプソンその2、という事で、細部を見ていきましょう。

                      ちなみに…

                       

                      スリングのアップ

                       

                      取り付けているスリングは、KM企画のトンプソン対応スリング。実銃トンプソンで使われているスリングの縫製とかその他忠実に再現しているんだそうです。ただ取り付け方がスリングに同封されているイラストだと分かり難いかと。

                      長い方をフォア側、短い方をストック側に通すんですが、そのままではスイベルに通らないので、スリングのクリップを一度スイベルに引っ掛けて、そこから板バネを開いて通す様にすると通ります。写真の取り付け方だと、正直スリングが短すぎて使い難いので私は後ろの短い方のクリップを直接スイベルにかけてます。「その1」の写真を参考に。

                       

                      本体部右側

                       

                      チャージングハンドルはコッキング可能ですが、このトンプソンは他の多くの東京マルイ電動ガンとは違ってHOP調整のダイヤル等は中に入ってません。アッパーが金属なので、戻すと金属音がしてカッコ良いんですが、金属とはいっても亜鉛合金なので調子に乗って何度も繰り返すと多分破損します。(苦笑)

                      グリップは縦に長い感じで人によっては握り難いと感じるかも。

                      ロアは樹脂製で仕上げも「いつもの東京マルイ」です。特にトリガー上にある板バネ…コレ位は金属で再現はして欲しかったところかと。

                       

                      右側レシーバートップ

                       

                      右側には東京マルイの刻印。要りませんね、ええ。(苦笑)レシーバー上の三角形はリアサイトのガードです。

                      こうしてみると、金属のアッパーと樹脂製のロアーの差がハッキリ分かってしまいます。

                       

                      実銃ですが、このトンプソンM1A1はWW2時に生産効率を高めるために各部を簡略化したモデル。原型はWW1後に開発されたM1919という銃で、最初に「サブマシンガン」の名を冠した銃です。最初に量産されたモデルM1921が所謂「禁酒法時代」のギャングが使っているイメージのアレです。"シカゴタイプライター"の異名もコレから。M1A1とは違って

                       

                      ・バレルに放熱フィンがある

                      ・カッツコンペンセイターと呼ばれるラッパ状のハイダーがついている場合がある

                      ・チャージングハンドルがレシーバー上部でハンドルの形状も丸っこい

                      ・フォアグリップに握り手がある

                      ・グレネードランチャー用の奴みたいなサイトがついている

                      ・箱型マガジンではなくドラムマガジン

                      ・リアサイトのガードが四角い

                      ・発射方式がプリッシュロック式と呼ばれるもの(M1A1はシンプルブローバック式に変更)

                       

                      …と、思いつくだけでもこんなにあります。

                      個人的な話ではあるんですが、ワタクシ、マフィアの大物として有名なアル・カポネと誕生日が一緒。ギャングがよく使っていた銃、という事でトンプソンはミョーに愛着と言うか、親近感があるんです。(笑)

                       

                      左側トリガー周辺

                       

                      このトンプソンの使い難さを象徴する部位です。(笑)

                      先ず、セーフティとセレクターが別になっている上に、操作も180度回転させる方式。まぁ、おかげでセーフティ解除してすぐフルオート…というのが出来るっちゃあ出来るんですが、あまりそういうケースはないんじゃないかと。デメリットの方が多いですね。

                      それからトリガーの上に「へ」の字型になってるのがマガジンキャッチ。グリップ側にあるチェッカリングされた部分を上に押し上げるとマガジンが外せます。挿入時もこれ押し上げないと差し込みにくかったりしますし、使い勝手は悪いです。

                       

                      …まぁ、古い銃だしね、しょうがないね。

                       

                      左側レシーバートップ

                       

                      コチラにはSUB MACHINE GUN MILITARY MOD CALIBER .45M1A1と個体番号の刻印が。他にも各所に軍の検印マークとかが刻印されていて東京マルイ製にしては凝っているというか、頑張っているんです。

                       

                      …なんでコレが売れないかなぁ…世の中にはM4とかタクティコー好きばかりじゃないと思うんだけども。

                       

                      と、いう事で外装編はその3に続きます。

                      | 零哭堂 | トイガン関連 | 00:38 | comments(0) | - |
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