コッチはコッチで面白い

  • 2019.07.31 Wednesday
  • 21:24

チョコレートプラネットというお笑いコンビのTT兄弟と言うネタが流行っているみたいですが、TTと聞いて思い出すのがコレ

 

大分濃い口ですが、コレでもアニメでは緑川光氏が声を当てたイケメンライバルなのです。

 

コレ、戸田泰成氏が描いた「スクライド」より、知識至上主義のスーパーホーリーであるT・Tを倒した際の劉凰の台詞で、一部のマニアには知られたシーンだったりします。

 

谷口悟朗氏の監督作品は氏の意向を尊重して、漫画などのメディアミックス展開をした際には全くの別物になるパターンになる事が多いんですが、戸田氏の描いた「スクライド」はアニメの舞台設定を一部残しつつ、大幅なアレンジをした傑作と言えるコミカライズだと思います。この手の手法はコミカライズを担当した漫画家さんの力量次第ではかなり作品の間口を広げる面白いモノになりうると思うんですが、一方で全てが無茶苦茶で読者置いてけぼりな「ガン×ソード」のような失敗例もあったりしますが。

 

と、いう事でコレね。

 

戸田泰成 「スクライド」 全4巻

 

戸田氏というと、OVA「ジャイアントロボ the annimation 地球が静止する日」の今川監督とタッグを組んで「ジャイアントロボ」の漫画を描いていますが、どうも消化不良と言うか、尻切れトンボに終わってしまった感があるのですが、この「スクライド」は傑作です。ついでに言うと「アストレイR」も面白いんです。劇画調ともちょっと違う…どことなく荒木飛呂彦氏のタッチをもっと泥臭く、荒っぽくしたような絵が魅力的で、かつ中身は無茶苦茶、破天荒、力技…一見読者置いてけぼりな漫画に見えてしまうんだけども、読んでいると何だか目が離せない…そんなパワーに溢れる作品なのです。

 

アルター能力やロストグラウンドといった基本的な設定はアニメ版と共通なれど、反ホーリーのネイティブアルター集団・ロウレスやホーリーを超える権限とアルター能力を持つスーパーホーリーなどコミカライズ版のオリジナルキャラクターが活躍する一方、君島の様に散在感が薄くなっていたりジグマールや瓜実、クーガーの様に大幅に設定を変えられたアニメキャラクターがいたりと、一見、お約束的に

 

「こんなの『スクライド』じゃない!!」

 

なんて拒絶されてしまいそうな要素多数…ではあるんですが、読んでみるとコレが非常に面白いんです。いやむしろ…個人的には「スクライド」はアニメ版よりコミカライズの方が面白い、とすら思うんですよ、ええ。

 

コミカライズ版の最大の魅力は…やはり主人公のカズマでしょうか。基本的な設定はアニメ版を踏襲しているのですが、コミカライズ版には"あらゆる障害に反逆する「反逆者(トリーズナー)」"という異名があり、かつ脳筋バカというか、一部チンピラヤンキー的ですらあった様に見えたアニメ版の彼とは違い…語彙力があると言いますか…発する台詞がセンスに富んでいてカッコイイんです。おかげでアニメスタッフにも

 

「コミカライズ版のカズマの方が知能指数は高い」

 

みたいな事を言われてしまっています。(笑)

ホント、敵に何か言われて返す言葉が良いんですよ、ええ。

 

あ〜しかし…「スクライド」ですらもう20年前近いんだなぁ…30過ぎるとホント、時の流れがあっという間に感じてしまいます。

東京マルイ 電動ハンドガン グロック18C

  • 2019.07.30 Tuesday
  • 21:14

APSのクリンコフの記事に、中華電動ガンがネットショップなどで安く売っていて気になる…という人に、買うんなら最初は東京マルイにしておきなさい、それでも中華ガンの門をくぐるなら一切の希望を捨てよ…なんて書いたんですが、最近は箱出しでそこそこの性能の個体もあるにはあるんですよね。まぁ、当たり外れハッキリしてますが。(苦笑)

 

そんな事言っている割に東京マルイ製の電動ガンを紹介してないな…とも書いてますが、トンプソンやってるじゃねぇか!!(笑)

すっかり忘れとった。(苦笑)

 

という事で今回はコレ。

 

東京マルイ 電動ハンドガンシリーズより グロック18C

 

はいそこ、「電ハンかよ!?」とか言うんじゃない!!(笑)

東京マルイの電動ハンドガンシリーズの第一弾であるグロック18Cですが、サバゲーユーザー向けの商品が多い同社が、冬場はクソの役にも立たないガスブローバックに代わり、寒い時期でもちゃんと動いて当たるサブ、として自慢の電動ガンの技術を駆使して作り上げたのが電動ハンドガンシリーズ。以降、似た系列でライフル系電動ガンと電動ハンドガンの間に位置する電動コンパクトサブマシンガンというジャンルも形成し、サバゲーで大中小全て東京マルイでオッケーですよ、というラインナップとなった訳です。

 

コレ、それなりに新しいロットなので箱には次世代辺りから貼られている特許ナンタラのシールが。

 

開封

 

箱を開けるとこんな感じ。正直、厚紙のカバーは要りませんね。発泡スチロール直でいいと思います。

充電器&バッテリー付属のフルセットもあるんですが、コレは本体セット…バッテリー関係は別売りになります。バッテリー要らないのでこちらをチョイスしている訳ですが、コレならガスブローバックより安上がりです。

 

ブローバックしない、マガジンがダサい、セミのキレが悪い…などの欠点を割り切れるなら、電ハンも良いと思います。特にサバゲーに参加したりするなら特に。でも、はっきり言って面白味はないです。(断言)

 

やっぱりベストはEXB2のような国内基準をちゃんとクリアさせた上で改造防止を徹底したCo2ガスブローバックですよ。世間や協会の偏見は根強いんですが。

 

左側

 

リアサイト脇にあるセレクターがマシンピストルたる18Cである証拠。でもセミオンリーになるけどグロック17のカスタム銃に似せられるカスタムスライドとかもサードパーティから出ているみたいですね。私のは外装は完全にドノーマルです。

グロック自体は然程好きという訳でもないのに、何でシリーズの中からコレをチョイスしたのかと言いますと…一番実銃に近いから、でしょうか。ベレッタM93Rはセミ&3点バーストの銃ですし、USPやハイキャパシティガバメントは本来セミのみ。セミとフルオート、という組み合わせが実銃と同じなのはグロック18Cだけなんですよね。

 

…まぁ、つまんない拘りですわ。

 

右側

 

コッチからだと17とかと見分けがつきませんね。グロックは外見が殆ど同じなので区別がつき難いというかなんというか…。

指が太くて短い私にはグリップのフィンガーチャンネルとか邪魔に感じます。そんなに握り難くはないんですが。ガスブローバックと違って可動部も少ないので、弄って楽しい要素がまるでないです。グロックのシンプルな形も相まって、何だか電動工具みたいな印象。

 

でもまぁ、性能は良いんですよ、コレ。

 

と、いう訳で次回はもう少し細かい部分をば。

ちなみに、グロック18Cの次も東京マルイ製の銃をネタにするつもり…そちらはライフル系の電動ガンです。(そっち先やれよって?)

東京マルイの銃のレビューなんて他に幾らでもやってるでしょ!!

 

…M4嫌いを公言している?私ですから、そうなると今のラインナップからは大分絞られてしまいますね。(嫌味ですが/笑)

ヘンロン 1/16RC戦車 T-90再び

  • 2019.07.29 Monday
  • 21:47

またT-90を弄ってみました。

 

4

車載機銃

 

箱出しですと車載機銃は茶色だったんですが、ちょっと違和感があったのでマットブラックにて塗装。

銃架基部なんかも塗り分けしてます。

ついでに銃口をピンバイスで開口してます。まぁ、写真じゃ見えませんが。(笑)

 

同軸機銃

 

コレも、WW2車両に付属するのと同じ銃身なんですが、コレ機銃発射音に連動して発光させる都合なのかミョーに削り難い素材なので、砲身に穴を開けるのではなくマズル部に上からパイプを被せる形に。

赤外線投射装置もホントは赤っぽく光らせたいところですが、簡単かつそれっぽく見える工作のアイデアがないので「蓋をした状態」という事で納得する事にしてます。

 

車体後部

 

実車と同じように、車体後部に丸太をマウントしてみました。

実車もどう取り付けられているのか良く判らないんですが、今回は増槽のホース固定用に付属していた結束バンドの余りを使って増槽架台にぶら下げる形に。

丸太は、現場で拾ってきた木の枝。

若干緑っぽくい色でイメージと違ったので、マットブラウンやマットブラックでドライブラシみたいな感じで色を付け、ウェザリングマスターで全体的にぼかしてつや消しクリアを吹いてます。結構それっぽく見えるんじゃないかと。

 

後は…履帯をちょっと汚したいような…でも際限なくなっちゃうなぁ…。

ホント、盆栽的な趣味です、コレ。

凝れば相当遊べますよ。

 

そんな訳で、現状はこんな感じに。

 

やっぱりロシアの現用戦車のこのゴテゴテっぷりは何ともカッコイイと思いますわ。

 

オマケ

 

1/10RCカーよりもがさばる1/16RC戦車…それもWW2期のものより戦車自体が大型化しているので置き場所とかには難儀するんですが、私はRVケースを使って収納してます。

スポンジとかで動かない様に戦車の左右を固定し、足回りの負担防止で履帯が設置しない様にしてます。まぁ、コレはメタルパーツは殆ど未使用なので軽いですから、サスペンションに負荷はかかんないと思いますが念の為、ね。プロポやドライバーなどの一緒に使う工具なんかも入れられます。

 

BB弾はホントは10禁用とかである0.12弾が良いんでしょうが、わざわざ買うの勿体ないのでトイガン駆った時オマケでついてきた0.2バイオ弾をボトルごと一緒に収納してます。

 

いや〜ホント、盆栽だわ、コレ。

エロは期待しちゃダメ

  • 2019.07.28 Sunday
  • 20:30

今回はコレ。

 

ショウマケイト 「よいこ系不良サキュバスサキちゃん」 現在1巻が発売中

 

露出の高い衣装を着たグラマラスな美女で、背中にはコウモリの様な翼、お尻には悪魔の様なシッポ、頭には山羊のような角があり、夜な夜な男の寝床を訪れ性交し、人の精を吸い取る…という、フィクション作品群…特に漫画やアニメ、ゲームやライトノベルなんてものにはもう腐るほど存在する、ある意味ありふれてた存在とも言えるサキュバス。このワードが出て来るだけで男の子はエロティックな描写を期待してしまう訳ですが、本作「よいこ系不良サキュバスサキちゃん」は主人公…というよりヒロインがサキュバスでありながら、サキュバスという男の子的なエロ妄想描写が皆無の作品になっています。

 

まぁ、最近多い気はします。ヒロインはサキュバスなんだけど純情で奥手…故に魔界では落ちこぼれ扱い。卒業試験とか親に修行に出されたとかそんな理由で人間界にやってきた奥手系純情サキュバスはたまたま人間界で出会った主人公をターゲットとするが、共に暮らすうちに彼のやさしさに惹かれる様になり…という奴ですよ。この作品もそんなんかなぁ…と思ってたんですが、結構違うんです。

 

ヒロインのサキは不良サキュバス…人間、学生におけるヤンキーなんかと同様でボンタンだの短ランといった変形制服を着用し、勉学には興味を持たず授業はサボり、日々喧嘩したりカツアゲしたりパー券売ったりに明け暮れる…というのと同様に、不良故に

 

露出度の低い服を着て、体形もグラマラスとは程遠いおこちゃま体形で

エロい事に興味を持たず保健体育の授業はサボり

カワイイ絵本とかを隠し持つ

 

という、サキュバスの性質に即した「不良」というのが面白いんです。前述した「奥手系サキュバス」はその奥手&純情っぷりに比して扇情な体形をしていたりしますが、本作のサキちゃんは「ゼロには何をかけてもゼロ」と言われるレベルの貧乳…というか、おこちゃまバディなのですね。おかげで作風も「サキュバス=エロ」というイメージで本作を手に取ろうとしている人には、その本を棚に戻して帰りなさい、とアドバイスしなくてはならない…そんな漫画。

 

サキちゃんのキャラクター的なアイコンとしてしか正直、サキュバスという設定は機能していない印象の作品ではありますが、意外にサキュバス視点から語られる人間世界と言うのは中々に滑稽で、シュールだったりするのです。実はコレ、不良サキュバス…エロに関する知識とかはそれなりに持っているが然程執着していない、というサキちゃんの視点だからにこそ、びりっとした若干の社会風刺的なスパイスを持たせつつコメディとして成立出来ているのでは?と

 

ちなみにこの作品、星海社がやってるtwitterの4コマ配信「ツイ4」で連載している作品みたいですが、「ツイ4」といえばこんな話も

 

落選作品も晒しあげてボコボコに…星海社「ツイ4」が炎上→看板作休載→著者が苦言を呈した作品も打切

 

なんだか今世間で騒がれている吉本興業の件にも似ている気がしますが…大丈夫なんですかねぇ…。

ホント、ブラックである事が当たり前のギョーカイなんて、芸能界だけじゃないんだよなぁ。

このゲームのせいでシロッコが大嫌いになりました

  • 2019.07.27 Saturday
  • 22:46

今回はコレ。

 

スーパーファミコン用ソフト バンプレスト 「第3次スーパーロボット大戦」

 

難易度が高い…というよりバランスが劣悪なことでお馴染みのウィンキー時代の「スパロボ」です。と、いいますか現在まで続く「スーパーロボット大戦」の様式を築いたのがこの「第3次」だったりするんですね。そのバランスの悪さ…というより、今でいう「スパロボ」らしい「スパロボ」の原点とでもいうべき1本なので、システム的には未成熟、ユーザーフレンドリーとは程遠い物であり、そこが難易度を引き上げている気がします。

 

…でも、面白いんです。

昨今のヌルい「スパロボ」では考えられないレベルの難易度ではありますが、それが逆に攻略意欲をくすぐると言いますか…個人的にはあまりのバランスの劣悪さに、終盤はダバで「てかげん」かけたバスターランチャーをイデオンに撃ち込むゲームと化した「F完結編」より全然楽しめた1本なんです。まぁ、「F完」もホントはかなりデカいアディゴの超絶回避っぷりとかは再現されてたりして見どころがなかったって訳じゃないんですが。

 

このゲーム、先ず序盤がキツい。自軍の戦力が絶望的で、セイラさん、ハヤト、リュウさんが乗るジムはザク1機ですら3機がかりでやっと倒せる…というレベルの絶望的な弱さで、戦力になるのはアムロのガンダムと甲児のマジンガー位。ゲッターチームは貧弱なプロトゲッターなのでイマイチ頼りにならず、カイのガンキャノンは射程があるのはいいが当たらないことも多い…という。おかげで名前付きのキャラクターはおびき出して「必中」ブレストファイヤーというパターン。

 

地上に降りてからも苦難は続き、「ガンダム」系中心にキャラクターは増えるもののマトモなMSはあまり手に入らない…おかげで「0083」の原作再現で強奪されて以降、その追撃と称して何度も敵として遭遇する羽目になるガトー&GP-02Aが厄介な事…。(苦笑)

クリスとかスレッガー、コウ辺りにネモだのジム3だのに乗せて、GP-02Aの最大射程が1だから遠距離から…とガトーを狙えど当たりゃあしねぇ。そして敵のターンでビームサーベルのクリティカルでボコボコ落とされる…という。ココで頼りになったのが我らが武蔵のゲッター3です。気力制限はあれどEN消費なしで連発が出来る「大雪山おろし」には大変お世話になりました。ガトーを始め名前付きのガンダムキャラが出て来ると、取り合えずゲッター3ぶつけてましたね。

 

…思えば私のゲッター好き…この「第3次」がキッカケだったのかも。

マジンガーは空適応が悪かったり、コンバトラーは「超電磁スピン」の燃費が劣悪で精神コマンドは豹馬のものしか使えない、ライディーンは宇宙適応が悪い…とおのおの欠点があったんですが、ゲッターは唯一、変形する事で精神コマンドを3人分使える上に2(ライガー)は分身持ちで地中に逃げられる、ハヤトり2回行動が早め…トドメにシャインスパークの絶対的威力…と欠点の少ないユニットでした。強いて言えば欠点は多少打たれ弱いのとゲッタービームが四天王に吸収される事くらい。あまり出番がなさげなポセイドンも、ブードとかドラゴノザウルス、カブールとか相手に奮戦してくれましたっけ。

 

あ、ダイターン3も強いんですよ。万丈はスーパー系とは思えない早さで2回行動可能になりますし、意外と回避もしてくれる有能。ダイターンもサンアタックの燃費がすこぶるいいし、地味にダイファイターの爆弾とかが命中補正高めで「必中」の節約になったりと非常に便利なキャラ&ユニットでしたね。ただ彼が仲間になるマップがやったらめったら難しいんですよね。

 

鋼板になると敵がバンバンファンネル飛ばしてきて厄介ではあるんですが、自軍もそれなりに強くなっているのでそれなりに戦えるようになります。コツはマップ兵器を有効に使う事でしょうか。ハイメガキャノンは本来ビームの筈ですがマップ兵器は全て無属性扱いなので四天王に吸収されませんし、GP-03オーキス(デンドロビウムではなく何故かこの表記)のマイクロミサイルとかも威力は物足りませんが削りと割り切れば便利。勿論、サイバスターのサイフラッシュやヴァルシオーネのサイコブラスターも便利ですから、このマップ兵器をいかにうまく使うかが攻略のポイントかな?

 

ただ…ワタクシこの「第3次」の隠しマップ「ラグナロク」にたどり着けはしましたが、ネオ・グランゾン倒せなかったんですよねぇ…未だに心残りだったり。

俺のケツを舐めろ

  • 2019.07.25 Thursday
  • 21:26

今回はコレ。

 

大見武士 「KISS MY ASS」 全2巻

 

私の同僚には1年に1度位「痛風」で長期休暇せざるを得ない状況に陥る人がいるんです。この人、若い時は"肉体派なスポーツ"でならした人で、未だ凄まじいパワーの持ち主ではあるんですが…大酒飲み…特にビール大好き人間なので、痛風とお友達になってしまった訳です。発症すると歩けないレベルの激痛が走り…って、元々痛風という病気は「風が吹いただけでも痛い」という事でその名前が付けられたという話がある位ですから、私は幸い経験ないですが、つらいんだと思います。屈強な大男がまるで動けなくなってしまうんですから。

 

この人、面白いのが自分が重度の痛風持ちであるためか、街を歩いている人の歩き方とかで痛風持ちの人を判別できるんだそうで。自分が付き合っている病気故に、痛みを和らげる為の行動とかが見てて分かっちゃうんでしょうね。

 

今回紹介するこの「キスマイアス」も、同じ様な経緯でスタートします。若くして痔持ちの高校生・薬師寺君は恥ずかしさから周囲に自身が痔である事をひた隠しにしていたが、ある日同級の三浦さんに痔持ちである事を看破されるところから始まります。かつて酷い痔持ちだった三浦さんは「痔友人」として薬師寺君に痔のケア等をレクチャーしていく訳ですが、実は薬師寺君の想い人で学園のアイドル的な同級生・小松さんも痔で…というのが大まかな流れ。

 

さて…幾ら何でも漫画で「痔」はねぇだろ、というツッコミを入れたい衝動に駆られる人は多いと思います。ハッキリ言って、漫画で出て来る痔の描写なんてギャグシーンが殆どな訳で、タイトルといい出オチ感が凄い漫画ではあるんです。ただこの作品、決して悪ふざけや悪乗りの賜物ではないんですよ、決して。

 

何せ、この作品の担当編集が長年に渡って重度の痔に苦しめられた事があり、この漫画を描くきっかけもその担当氏の痔の体験談が酷く痛々しく、それでいて何とも面白く興味深い物だったからなんだそうな。そんな痔と戦ったプロフェッショナルの体験談をベースにしているのですから、痔持ちあるある的なもののリアリティが凄い事になっているんですね。それに加えて痔になり難くなる方法や、痔になった時の対処法やケアの方法…挙句の果てに痔の切除手術の体験談で結ぶ…という、タイトルを「漫画で分かる痔の対処法」なんてタイトルにすれば漫画コーナーではなく実用書コーナーに置いてもおかしくないレベル…というのは言い過ぎかもしれませんが、意外な事に、中々勉強になる作品だったりするのです。

 

そして面白いのがこの作品、決して「痔で一点突破」という作品でもないんです。痔に関する知識がネタにはなっているんですが、この作品、意外な魔での正統派ボーイミーツガールで青春ラブコメなのですよ。むしろ、片思い中の男子がふとしたきっかけで他の女子と仲良くなり、やがて片思い相手とその女子も仲良くなる。片思い相手と距離が縮まった男子だが…という構図はむしろ王道的展開と言えるかと。痔ネタにかまけてラブコメ的な描写…心の機微的なものにも手抜きしている感じでもなく、2巻という割と短い尺できっちり物語としても纏めているのが素晴らしいのです。

 

痔を題材にしている点やタイトルの下品さの裏腹で、意外なまでにちゃんとしている秀作なのです、コレ。

現在密かに痔と戦っている人、オススメですよ。

雑記的なモノ

  • 2019.07.24 Wednesday
  • 21:29

吉野家「超特盛」ヒットを生んだ陰の主役とは?P&G出身の「マーケティングのプロ」が大活躍

 

以前、吉野家の赤字について書いた事がありますが…その時に「どこその流通ウォッチャーとやらが書いた記事」も今回のリンク先の「東洋経済オンライン」じゃなかったっけな。でもその流通ウォッチャーとやらが指摘した「お持ち帰りに力を入れる」「券売機の導入」「紅ショウガ等の有料化」を掲げてましたが、最初の「お持ち帰り」については指摘される前から冬季の人気限定メニューの牛すき鍋を持ち帰り対応にするなどやってましたし、後の「券売機」も「紅ショウガ有料化」もやらずに業績回復している訳でね、流通ウォッチャーの見識がずれていた、という事ですな。

 

起爆剤は超特盛のヒットと、店舗対応だった小盛の標準メニュー化、との事ですが、超特盛は発売されて早々試しに食べてみましたが…正直40過ぎにはキツイ。胃にもたれます。やっぱり大盛のバランスが個人的にはベストに思えます。

 

…若い頃はココイチの1300gとかも余裕で食えたんだけどなぁ…。

 

まぁ、3大牛丼チェーンでも吉野家さんのファンなので、今回の業績回復にはおめでとうと言いたいです。

 

 

さて、今日もすりよって行きますかぁ!!(笑)

 

ガノタはいったいガンダムで何を学んだんだよ

 

スレッドタイトルだけで思わず笑ってしまいました。(笑)

まぁ、ニュータイプ論だの何だの色々持ち出しても結局の所人が分かり合えない様を描いている気がしなくもない「ガンダム」ですから、それを実践しているガノタ(蔑称)はファンの鏡と言えるかもしれませんね。

 

…いや、勿論嫌味です。

 

と、言うか自分が信奉するモノ以外にはひたすら噛みつき全方位に喧嘩売りまくりな彼らはガンダムというよりむしろ

 

カミューラ・ランバンの…仇ぃぃぃぃぃぃぃッ!!…でお馴染みイデオンの全方位ミサイル

 

コレですわ。(笑)

いや…健全に「ガンダム」を楽しんでいる人も多いとは思いますよ?ただ残念ながら、ネットでも現実でも、無駄に声がデカい奴が目立っちゃうんですね。そして匿名だからと油断してつい気持ちが大きくなってしまう。

 

そんなガノタ(蔑称)の悪癖の最たるものと言えば、自分が支持する作品について語っている時よりも、自分が否定している作品について罵倒している時の方がどう考えても生き生きとしている…という点に尽きると思いますわ。最早何の為に作品見てるの?文句言う為?と思わざるを得ませんし、そうなると作品愛じゃなく作品愛を隠れ蓑にした自己愛…「コレ理解できるオレかっけー」「アレ批判するオレかっけー」という奴ですわ。そんなガノタ(蔑称)の皆さんに似合うワードは、彼らが日々実践する「人は分かり合えない」より、やっぱりコレも「イデオン」の

 

「バカは死ななきゃなおらない」

 

だよ、相応しいのは。

そんな事言ってお前も「ガンダム批判するオレかっけー」だろ!!という反論もあろうかと思います…が!!違うんだな…いうなれば私は「ガノタ(蔑称)批判するオレかっけー」です。(笑)

 

勘違いしている方も多いみたいですが、「ガンダム」に限らず、今まで見てきて好きになった作品群をわざわざ嫌いになる訳がないんですよ。考えても見てごらんなさい、結婚したら初恋の人をわざわざ嫌いになるんですか?良い思い出として時に懐かしんだりするだけでしょ?私自身、そういう歳になった、という事ですわ。

 

余談ですが、「スパロボ」とかでも使われている「イデオン」で戦闘シーンに流れるBGM「弦がとぶ」ですが、イデオンの全方位ミサイル発射シーンのミサイルの軌跡がまるで弦楽器の弦みたいに見える事から、「弦がとぶ」というタイトルがつけられたんだとか。

日記的なもの

  • 2019.07.23 Tuesday
  • 22:05

以前、よく仕事を一緒にしていた職人さんが亡くなられた、というメールが会社から送られてきました。

職人さんと言っても、数年前に独立して会社を立ち上げているので今は職人ではなく社長という立場の人。

 

私は一緒に飲みに行った、とかそういう事はなかったものの、現場ではよく冗談を言い合ったり、私が現場の事で困っていた時も助言してくれたりと割と仲良くさせていただいていました。独立に際しても実際に当時所属していた会社を辞める以前から、こんな事をやりたい、という事を聞いていて、ようやく会社を立ち上げた途端に、亡くなられてしまいました。

 

会社を立ち上げてからも、たまに連絡をくれて冗談を交えながら「今度機会があったらウチ、使ってよ」なんて言ってくれました。

まだ還暦も迎えていないのに…ただただ残念です。

 

私も年齢的に、こういう別れが今後増えていくのでしょう。

仕方がないとはいえ、何とも悲しいです。

 

謹んでお悔やみ申し上げます。

建設業では「工」じゃない"こうぎょう"はヤクザ絡み、なんて話がありまして

  • 2019.07.22 Monday
  • 17:47

まぁ、タイトルは与太話的なモノではありますが、昔、かの山口組とかも芸能事務所をやってた位ですし、昔の映画スターにはソノスジのパトロン、タニマチがいた…なんて話もよく聞く話。

 

…でもそういう話は最早遠くなった昭和の話。

今の世は平成すら終わって令和に突入している訳ですが…

 

吉本興業・岡本昭彦社長が会見"全員クビ"発言を認める「反省しなければならない」

 

まぁ、騒がれてますよね、この前の宮迫、田村両氏の記者会見と合わせて。

吉本のブラックっぷり云々というのは個人的にはあまりキョーミがないんですが、一つ言えるのが「クビにする」等の恫喝めいた発言わ本人は冗談のつもりで言った…要はジョークのつもりだったと釈明した訳ですが…。

 

…つまんねぇよな。全く笑えない。

 

自身の恫喝めいた発言に対する言い訳としてもお粗末と言うか…そもそも吉本興行ってのは数多くの人気お笑いタレントを擁する芸能事務所な訳でしょ?そのトップにはお笑いのセンスが皆無…って事ですな。まぁ、この人は経営者であってタレントではないんですから、それでも問題ないんでしょうけどね。

 

そもそも、芸人に限らずアイドルやアーティストにも言える事ですが…客に夢を見させるのと同じくそういうモノに憧れて「ああいう風になりたい」なんて思っている連中にも夢を見せているのが芸能事務所。そしてそんな芸能事務所の実態…現実と言う奴が、ジャニーズやら吉本やら、今まで表立って出てこない筈の様々な「夢のない話」が次々と飛び出しているのが皮肉だな、と。

 

…夢を売りにする、という行為に最近ではもううさん臭さしか感じられない人間になってしまいましたね、私は。おかげで関東にほぼ住み続けていますが未だ浦安の「夢の国」にも一度も行った事無いんです。いや、そもそも行きたいとも…。(苦笑)

 

ともかく今回の会見、芸能界という奴が令和になった今現在においても昭和のヤクザ的な感覚によって根強く支配されているってのが良く判る会見だったんじゃないかと。いや、本業のヤクザは現在暴対法などによって昔ほどの権勢はなくなっている様ですが、芸能界はまた別…という事なんですかね。他にも元SMAPの3人やのんさんの件然り、芸能事務所やテレビ局に纏わる…未だに昭和のヤクザ的な時代錯誤なやり方が横行してているのでは?という疑惑がつきませんね。昔は隠しおおせたんでしょうけど、ネットの普及で見えてきた、隠しきれなくなったものの一例と言えるのかもしれません。

 

…まぁ、芸能事務所とかテレビ局に限ったことじゃねぇけどな。建設業だって(ゴニョゴニョ…)

誰の為の配慮なのか

  • 2019.07.21 Sunday
  • 22:41

これです。

 

アニメ「火炎ノ消防隊」第3話、放送見送り 京アニの火災受け

 

え〜、私は「火炎ノ消防隊」という作品はアニメはおろか原作の漫画も読んでいないんですが…私が思うに、コレは一体全体誰の為の配慮なのか、誰の心情を察しての自粛なのか…正直分からないのです。東日本大震災の時や以降の自然災害なんかの時にも、被災者に配慮してという名目で色々なイベントが中止になったりもした訳ですが、こういう発表がある度に思うんです。

 

一体全体誰の為なのか

 

と。

ただ、今回の「火炎ノ消防隊」放送見送りに関しては、作品のファンだという人からも「英断だと思います」的な好意的な意見がSNSとかが結構あるみたいですが…うーん…世間は私が思っているよりフィクションと現実の区別をつけられていないのかな?と。私自身はアニメの制作とかとは無縁な仕事についているのでギョーカイの内情とかそういうのは良く判らないんですが、少なくともアニメ制作に携わっていた今回の放火事件の被害者が、自分達が命を落とした放火事件を理由にして同業の仲間が一生懸命作ったアニメの放送が自粛されてしまう事を…果たして喜ぶんだろうか?と。

 

被害者遺族の感情にしたってそうです。放火事件で家族を失った…それを理由に失くした家族が愛した作品の自粛を求めるだろうか、と。少し前、鹿児島の動物園で飼育員がホワイトタイガーに襲われて死んでしまった事故がありましたが、あの時の被害者遺族は飼育員を殺害したホワイトタイガーに対し「殺処分せず飼育して欲しい」と動物園側に伝えた、なんて話もあった訳です。まぁ、ホワイトタイガーの件は今回の放火事件と状況が違いますし、ホワイトタイガーはむしろ捕まった容疑者ポジションにはなる訳ですが…少なくとも被害者遺族の心情に配慮して、という名目での放送自粛は本当に被害者遺族側に寄り添ったものなのか?という疑問は湧いてしまいます。それこそ日本人の悪癖たる"過剰な忖度"なのではなかろうか…と。

 

今回、「火炎ノ消防隊」の放送自粛を決めたのが局サイドなのか、スポンサーサイドの意見がキッカケなのか…それは分かりませんが、私にはこの手の自粛が真の意味で被害者や遺族に寄り添ってのものではない…そう思えてならないのです。言わば、コレは「被害者遺族の心情に配慮」という建前での「自分達は皆さまに配慮しております」アピールなんじゃないかと。もっと言えば、最近SNSを中心に活動している"不謹慎クレーマー"から批判の矛先を向けられない為なのではないかと。

 

無関係な所でのイベント自粛に対し、被災地で生きる被災者たちが反発していたのを思い出すのです。ハッキリ言ってしまえば、この手の自粛…自粛する側の自己満足であり自己保身、もっと言えば「同情しているアピール」でしかないのではないか…と。そんなだから強い違和感を覚えるんですわ。そんな同情アピールする位なら冒頭部分に

 

製作スタッフ一同、今回の事件で被害にあった方々へ哀悼の意を表し、生死の境で戦っている方々の一日も早い回復を仲間として祈っております。

 

なんて形でテロップを出す方が余程気持ちが伝わるんじゃないかと。もしくは登場キャラクターにこういう台詞を言わせるとか。

真の意味での「被害者の心情に配慮」などではなく、自分達の都合での「臭い物に蓋」でしかない自粛より、こういう形で言葉として伝える方が余程被害者や遺族に寄り添っているんじゃないかと私は思うんですが。

 

ともかく何と言いますか…経済規模は世界有数の国家である筈なのに、何時まで経っても根っこの部分での「村社会」っぷりが抜けない日本の悪癖な気がしますね、コレ。東日本大震災から特にこの傾向が強くなってしまった気がします。他にも

 

会社「京アニ事件で怖くなったから精神障害者をクビにしたったはww」

 

こんな話も。まぁソースがソースなのでコレが事実なのかどうかに関しては正直信憑性が疑問ではありますが、こういう与太話的なものがそれなりのリアリティを持ってまかり通ってしまう事が既に問題な気がするんです。

 

これこそ、今の日本の残念な現状という奴なのではないかと。

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