名前とは裏腹なパンチの効いた逸品
- 2019.06.30 Sunday
- 20:24
今回はコレ。
リスカ スーパーハートチップル
皆さんお馴染み、愛らしいハートの形をしたスナック菓子ながら、開封しただけでキョーレツなニンニク臭が部屋に充満してしまう、後引くスパイシーな味で美味しいんですが、食べる場所や状況が限定されてしまう「ハートチップル」です。現在は名称が「スーパーハートチップル」に代わってますが、名称変更に伴い原材料にも変更があって、人工甘味料なんかが使われているのが一部の健康志向の人には不評みたいですね。
…まぁ、絶賛不健康体な私にとっては関係のない話。
そもそもさ、スナック菓子食うのに健康気にしてどうすんだ?と思ってしまいますね、ええ。
そもそも私は昨今の健康志向には少々辟易しています。ネット記事でも「健康を害する可能性のある食品」だの「医者に聞いた絶対に食べない食べ物」とか…健康関連のネタがあふれてますが…飽くまで個人的な意見、と前置きしますが、破綻している年金制度然り、孤独死問題や老々介護の問題然り…そんなに老後に希望があるんかいな、と思ってしまうんですよ。
まぁそれはともかく「ハートチップル」です。
製造しているのは駄菓子「うまい棒」シリーズのリスカという会社で、主原料はスナック菓子では定番なじゃがいもやとうもろこしではなくうるち米。米菓…せんべいの一種なのです。しかも実は「うまい棒」より発売が先なんですね。
駄菓子屋やスーパーでは定番と言うべきお菓子ですが、そのニンニクが効いたパンチのある味がクセになる美味しさで、コレをつまみにしてビールを飲む、という人もいるみたいですね。確かにこの味、酒のつまみとしてもイケるかもしれません。
食感は、まず口に入れると広がる濃厚なニンニクの風味、そしてサクサクとした歯触りながら、噛むごとに口の中で程よく溶けていくような感覚があります。コレは米菓だからでしょうね。ホント、一口食べれば後引く美味しさでついつい1袋平らげてしまう…そんな中毒性を持つ危険なお菓子なのです。
ただ、食べてしまうとその遠慮のないニンニク臭は容赦なく口の中に残り続けますので、職場とかで食べてしまうと顰蹙を買う事も…。対策としては、ニンニク料理全般で良く言われる牛乳を飲む、とかあるんですが、私としては
気にしない
コレが一番かと。本末転倒ですが、そもそも他の人が存在が気になる所、シチュエーションで食べるべき食べ物ではないと思います。口臭とか気にしない…もしくは「お前クセーぞ」とか笑いながら言える気の置けない友人や家族、もしくはリラックスしながら1人で食べるのが「ハートチップル」の正しい食べ方かと思いますね。食べた後の口臭とか気にしてたら、美味しく食べられませんから。
さて、ココで「ハートチップル」に関して「???」ってなってしまっている人もいると思います。関東では定番のお菓子ですが、実はコレ、全国販売していないんですね。何でも西日本、関西地区を中心に「ハートチップル」のキモともいえる強烈なニンニク臭が敬遠されたのが理由では?と一説では言われていますが、詳しい理由は分かっていない様です。そんな訳で、ローカルフード的に関西の方が関東に旅行や出張できた際はお土産として買って帰る事もあるんだとか。
そしてニンニクのイメージが強い「ハートチップル」ですが、かつてはコチュジャン味とかチーズ味もあったんだそうです。現在は「ニンニク」「焙煎ニンニク」の2種類と、リスカが居を構える茨城県限定で「納豆チップル」というのがあるんだそうで。「納豆チップル」ですが、水戸納豆でお馴染みの茨城県ですから意外なまでに本格派らしく、匂いも割とキョーレツなんだとか。独特の粘り気も再現されていて、しかもチップルは納豆と相性抜群の米が原材料な訳ですから、コレはもう相性抜群でしょうね。
…食ってみたいなぁ…「納豆チップル」も。