と、いう訳で「スパロボBX」完結編です。
結局トップエースは主人公、続いてゴーグ、仁、バナージ、ショウ、凱、ジョジョ、船長、海道、甲児…という撃墜数。
…船長、大健闘でしょ。(笑)武装は2つしかない上威力はそこそこだし、宇宙適応Cなのに。
シナリオ的には…メインは「ゴーグ」「ガリアン」「AGE」「UC」がイベント的に優遇されていた印象ですが、原作再現と言う意味では毎度出ると扱いが良い気がする「ガオガイガー」は割と大人し目で、その分「ナデシコ」が出しゃばり原作再現多目だった印象。割と「ダンバイン」も頑張っていて、「東京上空」ネタ…ショウがガラリアと一緒に地上に出ちゃうエピソード…コレは昔から再現される事が多かったんですが、ショウの家庭環境ネタはもしかしたらスパロボで初再現なんじゃないかな?
まぁ、実は「BX」の原作再現イベントでもショウの母親の言動はアレでも生ぬるかったりするんですけどね。原作じゃあ拳銃突きつけますから。富野由悠季監督作品は主人公の親子関係はぶっ壊れているか描かれないかのどちらかで、一見ファミリーネタの「ザンボット3」だって、確か勝平達パイロットは睡眠学習でザンボットの操縦方法はおろか、恐怖心を消すという強化人間の洗脳じみた事を親達にやられていた筈。マトモな関係だったのは「ザブングル」と「F91」位なんじゃないかな?
ちなみに、母親に比べてマトモっぽく見えるショウの父親ですが、コッチはコッチで不倫してます。しかもその相手は彼の秘書…本編でショウにウサギの目が赤い理由を聞いて本人なのか確認したお姉さんです。まぁコチラはアニメ本編で不倫しているシーンとかが描かれた訳ではないんですが、父親の不倫相手と息子のショウが割と仲が良いって…どんな環境だよ、と。(苦笑)
全体的に細かい部分でのクロスオーバー…例えばキバが作られた遺伝子にミケーネのものがあって「真マジンガー」とクロスする…とか、ゴーグとガリアンが兄弟みたいな存在…なんてのは面白かったです。設定の隙間を上手い事「SDガンダム外伝」が繋いでいるのも印象的でした。
さて、作品毎の印象を最後に書いておきましょうか。
オリジナル
憑依して戦う…という設定は面白いんですが、如何せんメカデザインや戦闘デモがイマイチな印象。
出番は当然多くてシナリオにもガッツリ絡むのに、印象が薄い気が…。
「真マジンガー」
個人的にあまり好きではない作品なので色眼鏡で見てしまいますが、「SKL」とのクロスオーバーは割と面白かった印象。ただ、ユニットとしては壁役としてゴーグが優秀過ぎるのもあってイマイチ印象に残らず。
「マジンカイザーSKL」
原作終了後、バイストンウェルに飛ばされていたという意外なクロスオーバー…どんな暴れっぷりだったのか見たい気も。(笑)
「俺達が地獄だ」を連呼し過ぎな印象も。バイクから馬に変形するサポートユニットは結構カッコイイと思います、ええ。
「ゴーグ」
船長に尽きますわ。170mm砲で敵をぶち抜き、振り向いてサムズアップ連発でしたね、ええ。
…というのは冗談で、原作再現も多く今回のメイン枠。ユニットとしても敵陣に突っ込んで耐えて反撃…という優秀な囮ユニットでした。流石にロッドとベームは使いませんでしたが。
…しかしスーパーロボットと対等に戦うヘリと戦車って、どうなのよ。(笑)
「ガリアン」
今回のメイン枠その2…の筈ですが、中盤出番が少なかった印象。ユニットとしては爆発力は劣るがその分継戦能力と射程に優れる…と個性分けは出来ていたかと。ウーズベンが「レイズナー」ネタやってましたね。マーダルが原作同様かなり印象的なキャラクターで、つくづく声が代役なのが残念。彼のおかげでドレイクの魅力も上がってましたね。後ウーズベンが味方になるとは。
「ダンバイン」
まさかの「カシオペア座〜」の声付き再現。物語としては原作の途中からですが割と中盤ではガッチリ出番があって原作ファンとしては嬉しい所。で、実はトッドの名セリフ「他人に説教する程歳をとったのかよ!」って、原作じゃ「たにん」じゃなくて「ひと」だったんだそうで。気が付かなかったなぁ…。今回、合体攻撃がやたら強いのでショウとトッドの合体攻撃で5万超えとかザラに叩き出してしまうボスキラーに。後、地味にボチューンが優秀だったりします。
「ライジンオー」
イベントでは出番が多かった筈なのに、ミョーに存在感が薄かった印象。ライジンオーは撃たれ弱いが攻撃力は高く、ゴッドライジンオーになったらシングルユニットになるというダンクーガノヴァ的なポジション。
「ガオガイガー」
いつもよりはあまり出しゃばっている印象は薄目。ユニットとしてはいつも通り地味にビッグボルフォッグが強い。ガオガイガーは射程が短いのが難。
「マクロスF」
あんまり「F」に興味が無かったのでアレですが、劇場版だとシェリルがメインヒロインなんですね。知りませんでしたわ。メガネとクランに合体攻撃があった事に終盤まで気づかず。(苦笑)
「マクロス30」
原作がゲームで当然未プレイ。初期機体では頼りなかったリオンがクロノスに乗り換えてから大活躍。ただアイシャ機は序盤はまだしも後半ビミョーに。
「ガンダムUC」
あ〜マリーダさんが死ななくてよかった。(笑)
ユニットとしては、2段階パワーアップとか「ガンソード」のダンに近いかも。ただ敵ユニットがほぼギラズールのみって、どうよ。まぁコレは他の作品でもそうなんだけども。
「ガンダムAGE」
原作が4部構成で「BX」では3、4部の再現みたいですね。特に面白そうだと思った原作ネタとかもなく、AGE2がクロスボーンガンダムみたいだとか、キオや仁、護に対してシャナルアさんのお姉さんっぷり位しか残らず。1部の主人公だったらしいフリット爺さんは隙あらばプラズマダイバーミサイルを撃ちたがる迷惑な人…という印象しか…。(苦笑)
「ダブルオー」
刹那の機体は宇宙適応のボーナス持ちなので、宇宙マップでは船長のお供に活躍。(笑)
敵の金属生命体みたいな奴が、ゲームの扱いが何だかフェストゥムっぽいな、と。
「ナデシコ」
クリア時でエステパリス勢の撃墜数が30台というのでお察しください。(笑)
そんな訳で、「スパロボBX」でした。
2周目は…いいや、おなか一杯。(苦笑)