S&T M3A1グリースガン その2
- 2018.11.30 Friday
- 19:05
はい、そんな訳でS&T M3A1グリースガンの続きですよ。
バレル周り
M3サブマシンガンが「グリースガン」とか「ケーキデコレーター」と呼ばれる所以ともなったバレル形状です。
ちなみに本物のグリースガンはこんなの。左が手動式、右がエアー式です。
全景でいえばエアー式の方が似てますが、レシーバー等の形状とすると円筒状の手動式の方が近い感じですね。
セーフティ機構を兼ねるダストカバー。開いた状態で発射可能、閉じるとトリガーが引けなくなります。
改良前のM3ではコッキング様に回転式のレバーハンドルがあったんですが、手荒に扱ったりぶつけたりで変形や脱落してしまう事例が多数報告され、M3A1では単純にコッキングは排莢口から見えるボルトに開けられた窪みに直接指をかけて行うスタイルに。
発射により熱くなる部分なので兵士からの評判は悪かったんじゃないかと思いきや、グローブとかしてれば別に問題なかったんだそうで。合理性を優先するアメリカらしい話だなぁ…と。
また、むき出しに配置されたマガジンリリースボタンも射撃中に誤って押してしまう事例が多数起きて不評で、こちらはM3の時点で直ぐにボタンの回りを囲う改良がなされています。
スリングはM1カービンと同じものが使われていたみたいですね。これもM1カービン用のコットンスリングのレプリカになります。
ちなみに本体にも謎のスリングが入っているんですが…安っぽいナイロン製でこのM3A1には不適格なシロモノです。
マガジンは520連の多弾マガジン装備。弾の上がりなんかもとりあえず問題ないです。
ストックは伸ばしきった状態と閉じた状態にしか出来ません。非常に簡略化されたワイヤーストックですが、構えるとやや窮屈な感じはするものの不便は感じない印象。ちなみにストッパーとかは無くリリースボタン押しっぱなしで引っ張るとワイヤーストックが引っこ抜けてしまいますがコレは実銃も同じだった様子。そもそもこのワイヤーストックはバレルのクリーニングロッドになったりマガジンローダーになったりするんだそうな。
と、いう事でM3A1グリースガンのレビューでしたが、東京マルイ辺りじゃ絶対にリリースしないであろう類の銃です。
私個人の趣味で言ってしまえば、売れ線のタクティコーな銃…例えばSCARとかHK416とか、光学サイトとかゴテゴテつけたAR系とか正直好きではなく、共産圏の銃とか、このM3A1グリースガンの様な古臭い銃の方がカッコ良く感じるんですよ、ええ。
ちなみに海外メーカーですとARESとICS(こちらはM3ですが)からリリースされていますが、バッテリースペースも問題があってどれも一長一短です。ARESのはマガジンにAKバッテリーを入れる為に多弾マガジンがない上にマガジン分バッテリーも必要とサバゲーユースには優しくない仕様で、ICSのはコッキングレバーとかの再現があって面白いんですがやはりバッテリーが特殊…まぁ、ISCやS&Tのバッテリーに関しては小型のリポ使えば解決してしまうんですが、使い易さで言えば、やっぱりタクティコーな奴等にゃ劣る訳ですよ、
でも…好きなんだよなぁ…この手の銃の方が。
性ですかね、コレは。