最終章のテーマの一つに、「継承」ってのがあると思うのですよね。
テレビアニメ、劇場版と、大洗女子の軸ってみほとあんこうチームだった…というのはもう間違いない訳ですが、みほが押し切られて窮地に…というシーンはあったものの基本的には劣勢、危機的状況をひっくり返して来たのも間違いなく彼女とあんこうチーム。だからこそ、「最終章」やるよ、と聞いた時にこういう展開はあるかも、というか…見てみたい!!と思ったのが、
「あんこうチーム不在での大洗女子の奮戦」
…だった訳です。
いや、3話からの引きもありましたが今回は正にコレ!!
そして、隊長車にしてエース、かつ精神的支柱でもあったみほ不在の穴を埋め、一時的に大洗女子の指揮を執る事になったのが
澤ちゃんです。
いや〜、ファンの中ではね、みほ引退後に戦車道の隊長として相応しいキャラクターは?と言われていの一番で名前が挙がるキャラクターではありました。良く言えば奔放な一年生のうさぎサンチームをまとめ上げ、テレビアニメ版最終回で見せた大活躍をはじめ、随所で見せる機転や責任感は次期隊長に相応しい…そう言われる娘ではあったんですが、今回はその期待に十分応える活躍を見せてくれました。
…若干大人しくて他の面子に比べると無個性気味…という今までのイメージなど吹き飛ばす凛々しさでしたよ、ええ!!
仲間と見た映画からヒントを得ての活躍…という、志は受け継いではいてもみほとは違う、というのもちゃんと印象付けていて、こりゃ最終章とは言わずに澤ちゃんが隊長の続編とかも期待したくなっちゃう…そんな活躍っぷりでしたわ。
継続高校の方も…劇場版からのキャラクターでありながらも鮮烈な印象を残した彼女らですから、絶対に大洗女子と戦う…とは踏んでいましたが、まさかこんな…コレが戦車の動きであってたまるか!!という雪上でのハイスピードバトルがもう迫力満点!!
そうだよなぁ…フィンランドって数多くのWRCドラを輩出したお国柄ですから、雪上でのダイナミックなバトルは見せて来るよなぁ…と。崖を滑り落ちながら展開するクライマックスのバトルは飛んだり跳ねたり転がったり滑ったり…と、戦車の挙動としてリアルかどうかなんてどうでも良くなるくらいの出来ですわ。滅茶苦茶面白かったです、ええ!!
多分、シモ・ヘイへがモチーフであろう新キャラ・ヨウコ
コレではありません。(笑)
…まぁ、シモ・ヘイへモチーフキャラを三突に乗せて来るだろうとは思ってましたが、ちゃんと丸太を3本ずつ車体側面に取り付けたフィンランド軍仕様にしている芸の細かさや、KV-1が被弾した際に剥がれた塗装(装甲?)の下からプラウダ高のマークが出て来るとか、非常に凝ってます。といいますか、テレビアニメ版と比較するとCGの技術が熟成したのか迷彩塗装の再現や汚し表現なんかも随所にされていて、それでいてアニメの絵とも違和感ない様に調整されているのがホントに凄いと思うのです。
…やっぱ、待つ甲斐がある作品ですよ、「ガルパン」って。
さて、今回はBパート相当でもう一つの準決勝…黒森峰と聖グロリアーナの試合の様子も描かれていて、こちらもかなりの熱戦。
というか、大洗女子以外の試合が長尺で描かれたのって今回が初じゃないか?何気に。黒森峰が重戦車偏重の編成から、3号戦車やら2号戦車を多数出していたのが印象的。グロリアーナ側にマチルダとかがいるから何だかアフリカ戦線みたいな絵に。
まぁ、大洗女子にとって唯一勝てていない相手がダージリンさん率いる聖グロリアーナな訳ですから、決勝はグロリアーナではないか…というのも予想の範疇は越えていませんが、それでも"もう一つの準決勝"が描かれて最後の戦いへの期待感はマシマシですね。ローズヒップ率いるクルセイダー小隊のメンバーが新キャラとして出てますし、ダージリンさんは一歩引いた形で次期隊長のペコに経験値を積ませるような形だったので、まほから隊長の座を受け継いだエリカとも好対照と言いますか…
とにかく、面白かったです、ホントに。
「最終章」でやる事って、正直予想できちゃってたんです。でも映像として出てきたものがちゃんとその予想を超えた完成度だった…コレがね、とても嬉しいんです。
一時期のブームは去って、オワコンみたいな言われ方されてしまってましたが…逆に今の流行り廃りのサイクルがね、アホみたいに早すぎるんですわ。むしろ、あんなアホみたいな数の深夜アニメやる必要とかホントにあるのか?と。流行り廃りが激しいから、送り手側の愛着も薄口に感じてしまいます。
こういう事書くとね、「そんな事言ってる奴等は大抵金なんか落とさないんだから相手するだけ無駄」みたいな書き込みがあるんですが、そもそもそういうカネ勘定は送り手側がするべき事だろ、と。わざわざ受け手側がするべきもんなのかね?と。
やれ覇権だ爆死だオワコンだ…と配信やら円盤の数字だけ見て一喜一憂している"今のオタク"を見ているとね…お前等は田畑を食い荒らしては去っていくバッタか何かか?位は思ってしまうのですよね、旧世代のオタクとしてはさ。
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スミスによって強制脱出させられた後のルルに「ブレイバーン&イサミがデスドライヴズと相打ちになって戦死した」未来から、ミユやスペルビアの協力で過去に舞い戻ったルルと入れ替わったんだか融合したんだかして、悲劇を防ぐ為に行動開始…という事で良いのでしょうかね、コレ。
しかし…未来版ミユさんの髪型が…なんか変だと思ったのは私だけ?
なんか、前髪から頭頂部の部分だけ白い髪になっている…ファッション関係にまるで疎い私には良く分かりませんが、なんか「ウマ娘」とかにいそうな髪型…いや、「ウマ娘」もよく知らないんですが。
…というか、最近は二次元キャラのみならずリアルでもそれに近い事をやっている人がおりますが…
こういう、ツートンカラーな髪色は昭和生まれのオッサンにはどうも受け入れがたいものがあると言いますか…
…いや、本人が好きでやっているんでしょうから基本的には好きにすれば良いとも思うんですが。
それはともかく、悲劇的な未来を生きるミユさん…意識だけを過去に飛ばすと言う何気に凄いマシーン作ってますね。ネーミングセンスから察するに、根っこの部分は変わってなさそうですが。
スペルビアをおじ様呼ばわりするルル…彼女の自分を乗せてブレイバーン達と一緒に戦って欲しいという彼女に対し、スペルビアの返事は
まぁ、中の人は岸部露伴じゃなくて2部のジョセフですけどね。(笑)
一方、イサミはこれ以上誰も死なせない為にブレイバーンと二人だけで敵陣に乗り込む決意を。しかしルルに見つかってしまいます。このままイサミを行かせてしまえばルルの未来の記憶と同じ結末を迎えてしまう…イサミを止める為にルルがとった手段、それは…「イサミを締め落とす」というモノ。イサミを締め落としたルルがガッツポーズを取る姿に、久々に「イサミかわいそう」というフレーズが脳裏に浮かびましたよ、私ゃ。(笑)
そして「だが断る」したクセにスペルビアはブレイバーンに相談。
一度スペルビアに乗ろうとしたスミス…彼が実はブレイバーンの正体、と考えると、何となくこの構図も違和感なくすっきりする気がしますね。ここでもキーワードは「勇気」。
ブレイバーンの言葉を受けたスペルビアは、ルルの申し出を受けルルを受け入れる特訓の様な展開に。
この訓練でも、ミユさん恍惚の表情浮かべて「イケボ…」と来たもんだ。
このシーンでホノカさんが久々に目立つ位置にいましたが、彼女が実はヤバイ奴だと発覚した時の視聴者の盛り上がりを鑑みるに、彼女ももう少し面白い使い方が出来たんじゃないかな、と思います。何と言いますか…今の所もったいない印象。
最終的にはスペルビアがルルを受け入れ、人類にとっては心強い仲間が加わった…と思ったら、スペルビアとルルはブレイバーン&イサミと共に、ATFの面々を残しデスドライヴズとの決戦の地、ハワイに…という事でいよいよクライマックスですね。
…というか、ルルに「おじ様」呼ばわりされたスペルビア…というか、中身の杉田さん…心なしか嬉しさを隠してる様な感じがしたのは私だけだろうか。(笑)
]]>いや、40も半ば過ぎて何を青臭い事を…と思うかもしれませんが、まぁ…なんだか思う所がありまして、ボケーっとしていると頭を巡らせてしまうのですよ。
前提として、この世の「作品」と呼ばれるのもに完全無欠、完璧なものなど無いと思うのです。
芸術とか音楽については私は門外漢なので良く分かりませんが、映像作品なり小説、漫画だったりする場合…完璧なんてものは存在しないと思うのです。限りなく趣味嗜好が合致して本人にとっては完璧に近い…というのはあるかも知れませんが、せいぜいがそれ止まり。いや、それでも自分にとっては「〇〇」という作品は完全無欠の完璧だ、という人もいるかも知れませんが、それはきっと欠点に気づいていない振りをしているだけかと思うのです。
特に「作品」と呼ばれる様なモノに関して言えば特にそう。
例えば、シリーズモノとかのファンでもアレはあの場面がダメだ、コレはこの設定がおかしい…なんて語る人はいますよね。
多分、そういう人にとってその人が求めてやまない理想の「〇〇」ってのは、本人の頭にしかない。故に、そんなもの他人が正確に作れる筈なんてない訳です。
そんな人達の繰り出す文句に対し、「じゃあお前が作ってみろよ」と返す人もいますよね。まぁ…返すパターンとしては正直、最低なものだとも思ってしまうのですが。
でも…仮に言われた側がクリエイター側に立ったとしても、恐らくは自身の理想を完璧に作品にて表現しきれるか?と言うのが疑問。コレはクリエイターとしての才能であったり資質、技量の問題ではなくて、クリエイターというのは常に高みを目指す立場であって、自身の生み出したものが完璧だ等と思ってしまう事は、クリエイターとしての向上心を失う事に等しいのではないかと。分かり易い所で言えば、富野氏なんか良い例で、自身の作品に関して殆どがクソミソにこき下ろしてますよね?最近ではそうでもない発言もありますし、氏の発言に関しては聊か暴走しがちなので額面通りに受け取れない部分も多々ある訳ですが。
…なんだか話がとりとめなくなっている気がしますが、私がへそ曲がりなせいもあるかも知れませんが、自画自賛ばかりするクリエイターの作品は率先して見たいとは思えないのです。自己満足するのは結構ですが、私にとってそれが面白いかは別の話なのでね。
というか、クリエイター側の話は今回どうでも良いんです。
作品に対して、あまりに盲目的な人達…この人達の作品愛ってのはホンモノなのか?と思う事があるんですよ。
いやね、本人が自分の愛はホンモノだ、というのならホンモノなんだと思います。少なくとも本人にとっては。
但し、自分が支持する作品を持ち上げる為に…例えば他の作品を「古い」だの「底が浅い」だの「パクリ」だのと貶めてみたり、支持する作品の欠点を指摘されてもその意見に反論するならいざ知らず、怒り狂ってその意見を認めようとしない…というのは、作品に対する「愛」ではないのではないかと。言わばそれは、「その作品を愛する自分への愛」ではないのか?と思うのです。ファッションですよ、そんなものは。
いや、こいつは私の意見であって、それが絶対的に正しいと主張したい訳ではないのです。
でも…ホントの良い友達とか、恋人って駄目な部分とかも含めて…と言いますか、そういうの諸々踏まえた上でなお一緒にいたいと思える人でしょ?
…作品も同じじゃないかなぁ…と。
作品のダメな所にも向き合い、受け入れてなお、やっぱり好きだ、面白い…そう思えるのが作品に対する「愛」なのではないかと。
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さて、大方の予想通りブレイバーンの正体はスミス…で確定となりました。
クヌースと相打ちで戦死したスミスが、死後の世界?でのクヌースとのやり取りから奇跡を起こし、クヌースの肉体(機械だけど)と融合というか、取り込んだ形でブレイバーンとして再生…恐らくはクヌースの持っていた能力の一端でリスポーン場所がデスドライヴズの襲来を受けたグアムとなり、1話に繋がった…と。
んで、最初からブレイバーンがイサミの事を知っていたのは正体がスミスだからで、イサミに対する執着がやたらねちっこく、ネット上でも「気持ち悪い」と言われていたブレイバーンの言動はスミスの意思にクヌースが取り込まれた為…という事ですね。
そんな訳で、まるで未来を予期しているかの如く自信満々だったブレイバーンの言動は、もうその未来を見て来たから…という事で、それでいて断定はするものの語彙が少なかったのは、彼自身先の展開を知っているとはいえ、ブレイバーンになってしまった自分についても含め結構探り探りやっていたからなのかな?と。未来から来たとはいえ自分が経験した通りに進むとは限らない訳で、全てを打ち明ける事で未来がより絶望的な形に変貌してしまわないとも限らない訳で。
まぁ、その割には主題歌とか、エンブレムとか…やりたい放題にも見えたけどね。(笑)
…裏を読み過ぎた私の変化したルルとスペルビア、というのは大外れもいい所でしたね。まぁ、大穴狙いではありましたが…なんて強がっておきましょう。(笑)
そして待ちに待ってた展開…そう!合体と相成る訳です。
「それはまだ早い!」なレバーはやはり合体の為の物で、いきなり合体だと言われて面食らうイサミ…その反応も織り込み済み、という事で、合体シーンて言うべき決め台詞をテロップで流す親切っぷり。如何にこの場面、この状況にブレイバーンが賭けて来たのか分かるというもの。カラオケじゃねぇんだぞ!?(笑)
そして初お披露目となった合体形態…バーンブレイバーンですが…
脚には下駄パーツ、頭にはヘルメットという構成は勇者ロボの伝統に則っていますね。
んで、この姿ですが…
コレに似てますね。持っている武器といい、色合いといい。
「勇者聖戦バーンガーン」はアニメ作品ではなく、「勇者シリーズ版スパロボ」とでも言うべきゲーム「新世代ロボット戦記ブレイブサーガ」シリーズに登場する主人公的ポジションの勇者ロボ。この形態は「マイトガイン」で言う所のマイトガインのポジション。勇者シリーズの主人公ロボには更なる追加形態…「マイトガイン」で言えばグレートマイトガインがありますから、もしかしたら最終回辺りにグレートバーンブレイバーン的な最終形態が登場するのかもしれませんね。
余談ですが、「ブレイブサーガ2」にはタカラがスポンサーだった「太陽の牙ダグラム」「装甲騎兵ボトムズ」「機甲界ガリアン」の高橋良輔監督作品も参戦してまして、「ダグラム」ではアニメでは決してなかったロッキーがクラブガンナーに乗る展開があったり、「ボトムズ」ではゲーム「装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ」からスラッシュドックが登場…だけでなく、まさかの「青の騎士ベルゼルガ物語」からテスタロッサまで。「ガリアン」もOVA版鉄巨人が登場する等、結構カオスな内容だったりします。
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メープ×恵広史 「ACMA:GAME」 全22巻
8年前、両親の他界で瓦解しかけたグループ企業を立て直し、父が遺した会社とその社員を「家族」として愛する高校生・織田照朝が、ゲームの勝者の要求を強制的に敗者に受け入れさせる"アクマゲーム"を発動する悪魔の鍵を持つ者からアクマゲームを挑まれる。これを辛くも撃退した照朝だったが、それはアクマゲームで政界を牛耳る謎の組織「グングニル」との戦いの幕開けだった…
…という、デスゲーム漫画っぽいタイトルですが、そうでもない作品。
連載時には結構人気があった作品な気がしましたが、行われるアクマゲームが単純そうに見えて割と分かり難かったり、それでいてルールの隙間を突くような展開も多々あるので割と読解力というか、理解力があった方が面白い…という作風な為に好きな人には刺さりまくる…でも小難しいからと忌避され易くもある作風…トドメに連載していたのが少年誌だった事も相まって、コミックスの売上が伸び悩み打ち切りになった、なんて言われている作品。
ただまぁ…今更成年誌ならいざ知らず、青年誌と少年誌の差なんて微々たるものでしょうし、作品としてもラストが割と駆け足だった事を除けば一つの作品として満足出来る形に収まっている作品だと思います。少なくとも私は終わらせ方含め好きですしね。
この作品に惹かれた理由は…ヒロインの強さでしょうか。
照朝には幼馴染がおり、しかも織田グループと並ぶ財閥・宝条院グループ総裁の一人娘である宝条院彩香…かなり強気かつ唯我独尊的性格で、彼女が照朝の事を「将来の夫」と称して憚らない事が、パーフェクト高校生でモテモテであって然るべき…というか、好意を寄せる女子生徒とかが多いのにも関わらず誰からも直接的な告白等をされない原因にもなっている…そんな存在。
そんな彼女に対し、照朝は度々地雷を踏む様な言動を取ってしまう為彼女に激怒される事が多々あり、そのせいで彼女を恐れている節も…でも本当の彼女は苦難の幼少期の頃から照朝の事を献身的に支え続けていた…という、そんなヒロイン。
そう、現在本作の原作担当が連載中の
このヒロインにもそういう要素は受け継がれている気がします。
そしてもう1人、照朝がアクマゲームに巻き込まれるキッカケを作った彼…
マルコ
主人公として最初に立ちはだかった敵…という事でその尊大な態度とは裏腹に、正直小物臭すら漂わせていた彼。案の定照朝に敗れ、絆され…というパターンだった訳ですが…彼がね、ゲーム「逆転検事2」の…
一柳弓彦
彼にね、なんか似てる気がするんですよ、ええ。
父親大好きな面とか、お馬鹿感があって庇護欲を擽る感じとか、それでいて成長して決める時にビシッと決める姿とか…。
というか、「成歩堂セレクション」「王泥岐セレクション」ついでに「大逆転裁判1&2」とか出したんなら、次は「逆転検事1&2」も出してくれるよね、カプコンさん。
…え?ドラマ化の件?
"日テレ"で"ドラマ化"…しかも早くも主人公設定で原作改変してるんでしょ?
期待しない方がいいと思うんだよなぁ〜原作ファンは特に。十中八九、期待した形にはならないと思うので。
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中尉に昇進し、複座式の新型機を受領してブレイバーンの援護を専任とする部隊の隊長となったスミスが自ら選別した隊員と顔合わせ…といってもアキラとシェーン以外はグアムからの顔なじみ。部隊名はスミスの発案で「ブレイブナイツ」に。
…まぁ、現実の軍隊の部隊名ってもっとシンプルな奴が殆どですが、割と米軍の空挺師団とか中国の特殊部隊には中二っぽい愛称とかはあったりするみたいです。
戦闘機に空中給油を繰り返して偵察、ダメだったらまた空中給油を繰り返して撤退…という割と無茶苦茶な気がするATFの作戦中に、謎の霧が発生。視界が利かない中で現れたのは3体のデスドライヴス…という絶望的な展開。
…つーか、杉田智和さん、稲田徹さん、田中敦子さん、緑川光さん…と、茶風林さん以外は「スパロボ」シリーズのオリジナルキャラの声を当ててる人ですね。いや、茶風林さんも一応PSで出てた「コンプリートボックス」でガテゼルクの声当ててたっけ。アレをキャラクターというのはさておき…ですが。(笑)
んで、視界を奪う霧を撒く悲観老人口調な茶風林ロボはジオングの様な足が無くやたら細い腕を持ち、ビットみたいな奴でオールレンジ攻撃してくるオカマ口調な緑川ロボは「ラーゼフォン」で出てきそうなどちらも異形のロボ。唯一、田中ロボは
コレ、かなりカッコイイと思います。
…ただ、形はマトモなんですがコイツは中身が異形。
他の面々がブレイバーンに拘る一方で、コイツのみスミスに執着。しかも空間移動で消えたり出て来たり消したり出したり…出来立てほやほやのブレイブナイツを翻弄し壊滅状態に。しかも、スミスに自分と交われと誘います。
この田中ロボ…クーヌスが見せる執着、イサミに対するブレイバーンのそれに近い印象ですが、ブレイバーンの方がまだ理性…というか、正義感とか諸々がある分だけマシ…というレベルの気持ち悪さ。しかもやりたい放題で何故か宇宙の母艦?みたいな奴で復活したクピリタスを母艦諸共ビームで粉砕してしまう始末。茶風林ロボと緑川ロボの台詞から察するに、独断専行の模様。
…質が悪すぎる!!
追い詰められたスミスはルルを強制脱出させてクーヌスに特攻!!
至近距離にて外装を吹き飛ばされるも、肩に仕込まれたパイルバンカー風な武器を使ってクヌース諸共爆発!!
爆発の直前、彼が遺した最後の言葉が
「勇気爆発だ。」
…スミスは本当に死んだんでしょうかね?
ブレイバーンの
「君の思うまま前に進め。例え暗闇の中でも、勇気があれば必ず君の進む道に光が差す。また会おう、スミス。」
という言葉も意味深ですし、どうなんでしょ?
スミスと共に吹き飛んだクヌースの能力に、空間転移の他時間を巻き戻しているかのような描写もあったのでココで呆気なく退場させたに見せかけて何かあるっぽい気がするんですよね。
しかし…ブレイバーンは今回緑川ロボのビット攻撃で良いところなし。というか、遠距離攻撃に対してからっきし弱いな、ブレイバーン。一応ブレイブシュバババーンだっけか?は見せたけど、あれは決め技っぽいので多用は出来ない…というか、ヒーローっぽさに拘るブレイバーンの事ですから使わない気がします。前回ビルドバーンを使って出力したと思しきプラモ?みたいなのを作ってましたが、また新武装追加とかあるんですかね?
…というか、全12話予定とかあった気がしますが…畳めるのか?コレ。
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…でもね、私的には「フロントミッション」っていったら「3」なんですよ、ええ。
といっても、私はクリアまでこぎつけた事があるのは「1」「3」「5」とDS版「2089」のみなのですが、一番好きなのが「3」なのです。APシステムががスッキリした形になっていて、キャラクターは基本ステータス差は存在せず武器の熟練度のみで個性分け…というシンプルなスタイルが遊びやすく、そして「1」は自機の性能を上げるにはパーツを変えるしかありませんでしたが、「3」の場合改造する事で序盤のヴァンツァーでも最後まで使える…というのが嬉しかったんです。特に和輝の初期ヴァンツァーだったゼニスレブや亮五の107式強盾は習得可能なスキルが非常に優秀でした。強盾の方はともかく、ゼニスレブは和輝の愛機として最後まで使ってましたよ。
…でも一番好きなのは…
呉龍のリーダー・ルドルフのグリレゼクスですけどね。(笑)
コレは「ヴァンダーアーツ」版ですが、「3」リリース直後に出ていたコトブキヤのアクションフィギュアも凄く出来が良かったんです。
でも、「3」ってシリーズのファンからは評判が悪いんですよねぇ…特にシナリオ面。
中でも主人公の和輝にその矛先は集中していて、行動原理とかがぶっ飛び過ぎて「フロントミッション」の世界に見合わない…みたいな意見も。架空ではあるものの現実的な戦争をグロテスクなまでに真正面から描いた「1」と比較し、「3」は何とも…ロボットアニメみたい、みたいな言われ方を。
…ロボットアニメの何が悪いんじゃい!!
とは言いたくなりますが、それ故、私的イチオシになったのかも知れません。
と、言いますかこの作品…「ガンダムZZ」と似ている要素が多いんです。
妹の為なら猪突猛進になりがちな主人公に、お調子者の相棒という構図はジュドーとシャンクリラの仲間達の構図に近いですし、そんな特に訓練とかを受けた訳でもない民間人が戦場で大活躍、というのもそう。軍属のお姉さんキャラヒロインのエマも和輝から見たポジションは恋仲になるならないとかを置いておけばルー・ルカに近いかと。敵のイマジナリーナンバーはプル&プルツー、リアルナンバーはマシュマーやキャラなどの強化人間に通じるものがあるし、更に言えばメタンヴァンツァーを軍に売り込もうとするバリラ―はゲモンとかに近いんじゃないかと。他にも機体カラーを統一した青の部隊と呉龍とか、「フロントミッション」としてはという枕詞はあるものの派手で大仰な敵メカの活躍とかも似ていると言えば似ています。
更に言えば…割と無茶な感じもするストーリー展開とか、「Z」に対しての「ZZ」という形での低い評価のされ方まで、何だか似てる気がするんですよね、ホント。
そう言う意味で言えば、「1」の様なリアリティ重視の作風ではない…言ってしまえば主人公の設定から割とぶっ飛んでいる様に感じる「3」の展開は「ガンダム」的なロボットアニメではむしろ"ありがち"なものだったりするので、ロボットアニメ大好き人間である私の様な嗜好の持ち主にとってはむしろ身近に感じたと言ってもいいかも知れません。
コッテコテのハード路線こそが「フロントミッション」だろ!!という人には受け付けられないかも知れませんが、それでも「3」は「フロントミッション」シリーズではシステム的に最も完成度が高い1本かと。
出撃数こそ4体と激減してますが、機体からの乗り降りが可能で敵を強制的に降ろす事も可能なので、店売りされない敵のヴァンツァーを鹵獲したりする楽しさも追加されました。何と言ってもスキルがバンバン連鎖して敵を屠る…というのも「1」とかでもありましたが、ある程度連鎖を見越してパーツを組んだりも出来るので、上手く発動した時は「やってやったぜ」的な達成感があります。他にも高ランククリアを狙うやり込み要素もあり、疑似ながら大変出来の良いネットワーク「天網」も非常に斬新。
…和輝のキャラクターに引いちゃってプレイを辞めちゃうには、勿体ない傑作だと思うのです。
というか、「3」もリメイクするって聞いたんですが…現状の「2」みたいな事になるのはカンベンな。(苦笑)
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デスドライヴスが2体という状況に、ブレイバーンは自分とイサミが塔にいるクピリタスに当たるので、スペルビアをATFのみで倒すよう進言。その際の指揮官として指名されたのが…はい、スミスですね。その際の「ルイススッミース!!」という、僕イケメンの人の「スタッフゥー」みたいな呼び方が何だか面白かったです。
それと、スミスが全身脱毛しているという衝撃だがかなりどうでもいい事実がブレイバーンの口から明かされます。
そのどうでも良い情報のせいで、ブレイバーンなしでスペルビアに対処する事態に仲間の心配するイサミと、任された側のスミスの力強い言葉のやりとりという、本来ならカッコイイ筈のシーンが割と台無しというか、残らなくなっちゃっている印象。(笑)
今回初披露のスペルビアとTS部隊の対決の際に見せた換装シーン…コレが中々カッコ良かったです。
見た目は「フロントミッション」のヴァンツァー…特にM2イクシードライノスなんか、ゼニスをスマートにした様な感じ。でも現用兵器の延長という見せ方は上手いんですが、通常兵器として実在しているモノがほぼそのまま出て来てしまっているのでTSはやや浮き気味と言いますか…ウィスパードでもいる世界なのか?と。そういう意味では世界観的な立ち位置という点で言えば、ヴァンツァーというよりアームスレイブチックかも。
それと、一言喋るだけでなんか目立ってしまう井澤さん(笑)と、負けフラグ的な発言を揶揄する様なメタ的なやりとりがあったりと、今回も盛沢山。
何度斬っても復活するクピリタスに対して、その復活を支える頭語とぶった斬る為にブレイバーンは例の「ビルドバーン」で両手斧型の新武器「バーンアックス」を「こんな事もあろうかと」製作しており、大分勿体つけて初披露。今後もビルドバーンによるパワーアップアイテム開発は出て来るんでしょうね。
一方、スミス達に拾われた事でルルはスペルビアの想定するルル↑から変貌してしまった、と。なんでもデスドライヴズは塔でルル↑を精製して自身の能力向上に使っていたとか何とか。つまり、デスドライヴズにとってのルル↑は生体パーツの様なモノ…と。
こういう事ですか…。
ルル↑の変貌を知ったスペルビアは、半ばATFに投降する形に。アロハ親父のウォーターボーディングを受けるもルルの時と同様無意味。
…当たり前だよなぁ…。(苦笑)
というか、このオッサンココまで引っ張るのか?(笑)
退場の間際、イサミに一言「すまなかったな」と告げていくのが彼なりの良心だったんですかね。
さて、ルルを失ったスペルビアはスミスの提案でスミスを体内に入れる試みを。というか、青いライバルロボに乗ってブレイバーンと共に戦うチャンスって…スミス、イイ奴ではあるんだけど結構大概なオタクだよね。(笑)
結局、スペルビアも彼を生理的に受け入れてくれなかった…というオチですが。
そんなスミスは中尉に昇格し、ブレイバーンを直接支援するTS部隊の隊長に任命される事に。そして与えられたのが日米で共同開発していたという複座式の新型TS。サブパイロットは脳波コントロールで適応者でないと使えない…なんてのは自衛隊や日本の企業というより、ロボアニメ的な〇〇研究所の所業な気がしますか、このシステムに呆気なくルルが適応してしまう…と。
しかも、起動画面がOPでもお馴染みのブレイバーンのそれと共通。
そうなると、スミスがルルと共にこの新型機と融合みたいな事になってブレイバーンに…という予測が当然出て来る訳ですが、この作品の場合、どうもあからさま過ぎて怪しいんだよなぁ…と。
さて、続きが気になる「バーンブレイバーン」ですが、まぁ…出るよな、と思ってましたが。
勇気爆発ブレイバーンDXブレイバーン(仮称)
グッドスマイルカンパニーから来年1月にリリース予定。¥16800というそこそこ高額でありながら、amazonでは既に1000件以上予約されている模様。ちなみにモデロイドシリーズからもスミス達が乗る米軍のTS「M2イクシードライノス」もリリース予定。
…スゲェな!!
ちなみに映像ソフトはブルーレイのみのリリースで、全2巻、1巻6話入りで¥22000というこれまた結構な高額。
まぁ、私は今時ブルーレイ持ってない人なので買いませんけどね。
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「ウンコ味のカレーとカレー味のウンコ、絶対どっちか食べなくちゃ駄目だったらどっち食う?」
なんてやりとりをしたことがある人は多い筈。
所謂「究極の選択」ですね。中には、カレー味のウンコもウンコなのだから「カレー味のウンコ」味のカレーならカレー味のカレーだ、なんて言う屁理屈屋もおりますが、条件を言い出せばそんなものきりが無い訳ですよ。
例えば、ウンコ味のカレーは味以外はカレーなのかウンコなのか、とか、提供のされ方がウンコとしての形なのかカレーとしての形なのか、とか、ウンコと一言で片づけるにしても食べたものや胃腸の調子等で千差万別ではないのか、とか。
まぁ、色々条件つけたりした所で、私は「ウンコ味のカレー」です。幸い私はウンコを味見した事が無いので「ウンコ味のカレー」は只のクソ不味いカレーです。いや、ウンコ食った事ないですから不味いのかどうかも分からないんですけどね。というか、そんなもの分かりたくもないし知りたくもない。
対して「カレー味のウンコ」は…どう言い訳しようがコレはウンコな訳です。腸内では善玉菌に抑制されている悪玉菌はウンコとして体外に排出されると増殖してしまうので、病気になったり下手したら死ぬ可能性だってあります。
だから、出来立て新鮮なうちもものを食えば問題ないのです。
…なんて事がある筈もない!!
ス〇トロ的な嗜好を持っていない私にとっては、「ウンコ味のカレー」一択ですわ。
さて、なんでこんな話をしたかと言いますと、夕方テレ東で面白い番組がやってるんですよ。
「正解のないクイズ」という奴です。例えば、
「婚活」「推し活」「脳活」のように10年後流行っている「〇活」を教えてください
みたいな問題に、天才奇才変人が回答してMCの呂布カルマさんらが「カルマルアンサー」を選ぶ、という15分番組。
コレがね、意外に面白いんです。スッキリはしないんですが、なんだかどうでもいい事なのに考えさせられてしまってそれがミョーに楽しいんですよ。
まぁ、私とてこの番組がやってる時間に仕事が終わっている事はそうそうある訳でもないので中々タイミング良く見られる事は少ないんですが、ちょうど時間的に見られるタイミングで仕事を終えた時なんかはつい見てしまいます。
見逃したお題と課でも面白いのあるんだろうなぁ…見たいなぁ、なんて思ってたら、
本が出る様です。
読んでみようかなぁ。
]]>ま、異世界ネタもネタ切れなのかね、位には思いましたが…とんでねぇ、もっと滅茶苦茶なのが出ましたね。
「マツケンクエスト〜異世界召喚されたマツケン、サンバで魔王を成敗致す〜」
貧乏旗本の三男坊でめ組の居候・徳田新之助こと松平健さんがステージの最中異世界に召喚され…との事。
異世界召喚されたのは松平健さんだけではなく…
「異世界小林幸子〜ラスボス降臨!〜」
勇者に攻め入られ陥落寸前の魔王城、その時魔王が封印されていると言われる石像から紅白歌合戦のド派手衣装が"ラスボス"と称される歌手・小林幸子さんが現れて…との事。
…企画した奴、馬鹿だろ。(笑)
絶対出オチで終わる気がしますが、怖いもの見たさで単行本出たら読んでみたいと思います。
…そういえば、プーチン大統領クリソツな大統領が異世界転生する「ライドンキング」…ロシアのウクライナ侵攻から露骨に主人公のビジュアルを変えてますね。変なクレームとかに屈して未完…なんてのは勘弁してほしいし、完結まで頑張って欲しいなぁ…と。
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坂木原レム 「かゆうま」 現在1巻が発売中
以前「乙女怪獣キャラメリゼ」と一緒に似ている作品として「モンスターキネマトグラフ」という作品を紹介した事があるんですが、今回紹介する「かゆうま」の作者は「モンスターキネマトグラフ」の作者さんです。作者の坂木原レムさんは元々ゲーム会社に勤めていたという経歴の持ち主で、ちょっと癖のある作品が多いかな?という印象の人。
さて、本作「かゆうま」は…何とロボット漫画です。(笑)
神出鬼没の嵬獣と呼ばれる巨大生物…まぁ、怪獣みたいなものが出現する特異点・桔梗市。
通常兵器を受け付けない嵬獣に唯一対抗できるのが「御神体」と呼ばれる陰陽師風なデザインのロボット。しかしそれを操縦できる「祈り子」は現役JCで…
…という、「ロボット×量子力学×お役所」宇宙規模コメディとなっております。
主人公のJC・黄瀬実乃莉は「飼わせてやるから起請して御神体に乗ってよ」という、どこぞの魔法少女アニメのマスコットみたいな誘い文句にホイホイ乗って、祈り子となったお気楽かつポンコツな性格。しかも御神体に乗って戦うのは主に内申点アップして高校推薦を狙う為。
そんな実乃莉をサポートするのは〇〇研究所とか〇〇部隊とかではなく、桔梗市の防災課の個性豊かな面々。そこには実乃莉を溺愛する彼女の父親がいたり、優れたスルースキルとマッドサイエンティスト気質、かつ露出癖ありな桜田さん、アドバイザー的な立場として元・祈り子で多数の嵬獣を倒した…が、今はインターネット老人会的な喋り方をする変人の直哉など、個性豊かな面々…という構図。
量子力学、なんて小難しい言葉が売り文句にありますが、現状ではコメディ色が極めて強くパロディネタも結構あるので構える必要はない気がします。基本的にはお気楽JCの実乃莉がそのお気楽っぷりを発揮して嵬獣に上手く対処できず、父親の機転や直哉の言葉で何とか対処…というパターンが多く、言ってみれば、真剣味を薄くした「地球防衛企業ダイ・ガード」といった感じ。出て来る嵬獣への対処方法とかも、何となくヘテロダインを彷彿とさせる印象。
まぁ、量子力学だのに関わらず劇中でSFチックな用語が飛び交う作粗品ではあるので、そういった物に造詣が深い人は私より楽しくこの作品を読めるのかもしれません。
ロボット漫画としては…正直迫力不足と言いますか、そもそもマトモな戦闘と呼べるようなシーンがないのは欠点かも。そういうのを期待して読むとガッカリするかも。但し、描写自体は上手い見せ方とかも垣間見えますし、御神体のデザインも個人的な嗜好ではありますが中々イイ感じなので、今後はもう少し戦闘シーンにも力が入った見せ方をしてくれると嬉しいかも。
あ、ちなみにタイトルの「かゆうま」の意味は、
「か」わいいJCと、
「ゆ」かいななかまが、
「うま」いこと街を守る!
という事なんだそうで。
現状でも…まぁそういう作品になってますね、確かに。
と、言う事で、今後の展開に期待です。
]]>今回ようやくオペレーションアップライジング…日本奪還作戦の開始。
先ずはブレイバーンとイサミが威力偵察…に、何故かスミスも同行。
彼等が出撃後、2時間で生存者を発見できなければATFによる空爆…という時間制限ミッション。
自国の仲間達が全滅しているなど信じたくない…既に廃墟とはいえ自分が良く知る街をこれ以上破壊する様な真似はしたくない…イサミの中の様々な思いが葛藤となり、焦りに。空爆開始のタイムリミット直前、スミスに制止されようが決して諦めず、生存者への呼びかけをするイサミ…。
この辺の描写、イサミの気持ちは痛い程伝わってくるし、かといって彼を止めようとしたスミスにしても別に生存者の存在を早々に諦めた訳ではなく、むしろこんな危険極まりない任務に、ブレイバーンという特別な力がある訳でもなく志願したのも真にイサミの身を案じての事だとは思います。というか、軍人としてならむしろスミスの方が正しいとも言えるかと。
ここがイサミとスミスのメンタルの違い、ですかね。
イサミは、いざとなったら仲間の為に命まで投げ出す軍人という生き方を否定しています。物語冒頭での演習でも彼は作戦ガン無視で独断専行していますが、それはその方が正しいと思ったからでしょう。そして初の実戦では恐怖で足を震わせていても、自分にしかできないのであればその恐怖を打ち払い、精神をボロボロになっても行動できる男。自己犠牲を否定しているのに、自分自身は窮地に自身を投げ出せる男。
それに対し、スミスは犠牲を良しとはしていないものの、犠牲が出てしまう事は半ば織り込み済みな部分があり、軍人として駒であろうというのが少なくともイサミよりは染み付いている。
軍人としてはスミスの方が適格…でも軍人としてはやや不適格であるからこそ、イサミは選ばれたのかもしれませんね。
そしてようやく出会えた生存者!!…しかし時すでに遅くも空爆は開始されてしまう。
つーか、斧を投げつけたTSパイロット…声優が誰なのか一発で分かりますね。(笑)
その時、ブレイバーンの隠された力が…!!
って、普通ならココまでで1話まるまる使って描く気がしますが、なんとここまででAパート。
ブレイバーンの隠された能力…それは強力な電子戦能力。空爆で発射された誘導弾や巡航ミサイルのコントロールを全て、瞬時に奪い、敵に正確に誘導しソルダートテラーの大部隊を殲滅!!という、
電子戦用のコイツも真っ青、裸足で逃げ出すレベルのトンデモ能力です。
さて、そんな濃密なAパートからのBパートでは、クピリタス…ではなく、倒したはずのスペルビアが何故か復活。
というか、タイトルまで投影すな!!(笑)
相変わらずガガピーとしか喋らないスペルビアに、ブレイバーンは何だかスタンナックル的な攻撃のついでになにか怪しげなプログラムなのかウイルスなのかを打ち込んで喋れるようにしてしまいます。
…何でもアリだな。
しかしスペルビアは何故かブレイバーンの記憶がない状態で、初対面だと主張。
それでいてルルを返せと迫ってきます。ルルがスペルビアの関係者だと言う事は、まぁ予想通りではあるんですが、ハワイで倒したスペルビアと今回のスペルビア…同一個体なのかそれとも別個体なのか。
あ、スペルビアはブレイバーンとの会話で「推して参る」を連発してましたが…推して参る…略すと推参な訳です。そして本作品のOPタイトルは
「ババーンと推参!バーンブレイバーン」な訳です。
この符合は見逃せないんじゃないかと。
ブレイバーン=2周目のスミス説がネットでは支持されていますが、ブレイバーン=スペルビア説を推してみようかと。
生体ユニット的な存在のルルを一度失い、スミスに発見されて色々と学習、変化していったルルが再びスペルビアに戻った際、スペルビア自身がルルの変化に同調してブレイバーンに…なんてのはどうでしょう?スミスを「生理的に無理」としてのはホラ、父親の物と一緒に自分の物を洗濯して欲しくない思春期の娘的な心情といいますか…ルルだった時に父親の様な存在だったスミスを自分の中に取り込む事に抵抗がある、という様な事で、ブレイバーンとスミスの持つ特撮モノビデオのヒーローとの類似性も、ルルの時にスミスから受けた影響が強くてああなっている、とか。ブレイバーンが暴走すると自分の感情優先で人の話を聞かなくなるのも、ルルの時の子供っぽさが抜けきっていないから、とか、考えられるんじゃないかと。
まぁとにかく、次も楽しみです。
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以前、ランドセルが重くなり過ぎている事を発端として、小学生がアイデアを出して「さんぽセル」というのを開発した、というのがあったんですが、中にはなるほど…と思うものもありましたが、大人側からのしょーもない意見とかもありましたっけ。
自分達は我慢したんだから楽をしようとするな、とか、子供の発想の影で金儲け目論んでる大人が透けて見える…なんて要約するとそんなしょーもない意見が多かった記憶があります。
ランドセルは事故の時両手がフリーになりクッション代わりにもなるがさんぽセルはそうはならない。むしろキャリーケースの様に2人分の幅を取るので歩道からはみ出したりして危ない、というもっともな意見もありますが、でも重過ぎるランドセルを背負わせる方が転倒のリスクや健康被害的なリスクがあるのでは?という気もしますし。
1つ言えるのは、変わろうとすることに抵抗するのはいつの世も頭の固い大人、という事でしょうね。
便利だから子供に買ってあげようとしたら、子供の方が「学校で禁止になるかも知れないからいい」なんて大人な対応した、なんて事もあるのかも知れません。
と、言いますか…反対している市議の言い分、結構とんでもないと思うんですが。
「本当にSDGsを考えるなら、ふりかけの袋のゴミは増やしていいの?」とはこれ如何に。
いや、増えてねぇだろ、と。確かに学校のゴミ箱に捨てられるふりかけの袋は増えますが…商品として世に出ているものを持ってくる訳です。商品として世に出た以上は消費されてそのパッケージがゴミとして廃棄される事になるか、はたまた消費されず商品丸ごと廃棄されるかしかない訳で、給食にふりかけ持ち込みを可にしようが不可にしようがゴミの量は変わりませんわな。SDGsなど持ち出さず、学校のゴミ処理費用が増す、みたいな話なら納得もできますがね。
んで、栄養面はともかく衛生面を強調しているけれども…その割に最近"給食に異物混入"みたいな話をよく聞く気がしますがこれ如何に。そもそも、栄養面やら衛生面を徹底しようがそんなもの食べてくれなきゃ意味が無い訳でしょ?
この市議の言い分を突き詰めると、もういっそのこと栄養と衛生面の管理出来て廃棄ロスも出ないから栄養剤飲ませて「はいコレが今日の給食です」となるがそれでも良いのか?という事にならないか?と。
そもそも、この件を報じる際にジジィババァにマイク向けて、
「ワシの若い頃に出た脱脂粉乳が不味くて不味くて…そのせいで未だ牛乳が飲めない」
「自分の若い頃は白米が出ただけで嬉しくて仕方なかった」
みたいな話をさせるのは、今回の件では全くの無駄だから止めた方が良い…って、テレビの場合はそうやって年寄りにアピールしなくちゃ駄目なんだろうな、貴重な視聴者だからして。
ともあれ、何と言いますか…さんぽセルの時に「子供は楽するな」という様な意味になる批判をしていた人達に重なって見えちゃうんだよな、この反対している市議。
つーか、ぐだぐだ言うならいっそ給食なんか止めちまえばいいんじゃないか?
…世間じゃさ、懐かしい美味しかった給食、みたいに語られる事が多いんですが…私は大っ嫌いでしたよ、給食。美味しいと思った事なんて一度もないですわ。
今は多少マシですがガキの頃は酷い偏食だったので、給食を喰い終わるまでず〜っと、授業始まってもそのまま…小学校低学年の時なんかは教師に無理やり口に突っ込まれるなんて事も茶飯事でしたからね。給食なんて嫌な思い出しかありませんし、そうやって強制された事で偏食が改善される事なんざ無かったですわ。
ただただ苦痛な思い出…それが私にとっての給食ですわ。
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栗ののか 「ぼっちの僕に強制彼女がやってきた」 4巻
…次で完結、かなぁ…。
内向的かつネガティブな性格の中卒フリーターが、母親の同僚の美女を恋人候補として紹介され、訳の分からないまま3ヵ月という期間を決めての偽恋人生活を…というのが本作の大雑把なあらすじですが、これが普通の少年誌とかなら、美人で出来た性格の彼女に出会った男が彼女に相応しい男に…とか言って成長していこうとする物語になるパターンかも知れませんが、本作はとにかく重く、ネガティブな方向に思考を巡らせてばかり…という作風。故に、合わない人には徹底して合わない作品になってしまっているかと思います。
…いや、私ゃ大好きですがね、この作品。
多分、「ナナとカオル」とかがSM描写以外でも刺さる…という様な人にはウケる作品だと思います。
今回は、同級生の立山達と出かけた海での肝試しの様子と、終わりを迎える偽恋人関係に対し、周平と亜沙乃双方がどう考えているか…そして亜沙乃の出した提案に周平が…という、言わば山場一歩手前なエピソードになっております。
今回まず注目したのがこの人。
立山の彼女であり、周平とも同級生の梨華。
今までは割と無表情なキャラで、一応亜沙乃と意気投合したとはありましたがイマイチその本性がつかめないと言いますか…結構謎なキャラクターでしたが、今回、どういう人なのか明確になりましたわ。(笑)
どうやら彼女、周平と亜沙乃のカップルが偽恋人故のぎこちなさを、指一本振れる事すら遠慮してしまう様なピュアカップルだと認定し、内心ニヤニヤしていた模様。そしてその意見には立山も同意で、
こんなセリフを。
2人の関係はつい見守りたくなる面白い関係であるというのが描かれます。いや、そんなの読者はもう知ってる事ではあるんですけれども。
そして間もなく迎える偽恋人期限の3ヶ月、せめて笑って思い出にしたいと最後の記念にと自分でプランを立てたデートのラスト、偽恋人関係の終了を告げる周平に対し、亜沙乃は言う。
最初は富由美(周平の母で亜沙乃の同僚)から聞いた周平の事を一人ぼっちで可哀想な人だと思えた。でも違った。
でも、本当に周平が可哀想なだけの人だったら、私だってこんなに悩まなかった…
そしてかつてした罰ゲームの約束を持ち出して、
いや、可愛すぎないか、この人。
亜沙乃が悩んだのにしても、それは周平の人となりをちゃんと理解しているからでしょうし。
ホント、イイ女だと思うのです。
…まぁしかしこの作品は少年誌連載のラブコメとかではありませんし、周平は覚悟を決められる類の主人公ではありません。
恐らくは悩みに悩んだ亜沙乃の言葉を、周平は過去から現在まで、深層心理にこびりついたトラウマから保留にして放置してしまいます。それも1ヶ月もの間。
そこに、狙った訳ではないが両者の関係にとっては助け船になるかも知れない連絡をしてきたのが加奈。大学時代に亜沙乃が組んでいたメンバーで、彼女と亜沙乃だけがプロのスカウトを受けたが袂を分かった相手。内容は、メンバーのラストライブに亜沙乃と一緒に来てくれないかというもの。
複雑な事情で自分から亜沙乃を誘えないと言う周平の返事に納得が出来ない加奈とは、直接会って話をする事に。
事情を話し、1ヶ月連絡を取っていない事を明かす周平は、亜沙乃の連絡先を渡して直接加奈が連絡を取るべきだと言うが、加奈は直球で返す訳ですよ。
「あんた結局亜沙乃のことが好きなの?」
そして周平が返した答えがコレ。
分かってんじゃねぇかバカヤロウ!!となってしまう発言ですが、続けてこうもいう訳です。
「メールを1ヶ月無視する中卒フリーター男と一緒にいて幸せになれると思いますか?」
…いや、もう答え決まってるよな、と。いや、幸せにできる云々の答えではなくて。
そう思ったのは加奈も同様の様で、渡された連絡先を突き返した彼女は亜沙乃が待っているのは周平だと、亜沙乃は恋愛慣れしてないから返事を待ってオロオロしてるのが目に浮かぶようだ、と。
そう、スタイル抜群な美人な上気配り上手な亜沙乃ですが、自分の事より周囲の関係や感情を大事にし過ぎる人。故に、周囲に常に気を配っている、人の感情に機敏な彼女の行動を、それが自分だけに向けられた優しさだと思い込んで暴走した男が結構いたのではないかと。実際、勘違いした職場の同僚に絡まれたりした訳ですし、スカウトの件で加奈と疎遠になったのもそういう性格が原因。
亜沙乃の容姿を見れば、誰だって遊んでそう、慣れてそうとか思うでしょうよ、と。
周平も、亜沙乃の事を容姿でしか見てなかったのか…この加奈の言葉が、周平に突き刺さります。
…そしてラスト、周平が今まで逃げていた相手に真っ向からぶつかる…という気になる幕引きに。
気になる…どう終わらせるのかほんっと―に気になります。
あ、余談ですが…オマケでは周平からのメールを待ちつつ久々のぼっちな休日を過ごす亜沙乃さんの姿が描かれていて、何とも可哀想で可愛いのです。
]]>今回5話ですが…ブレイバーン謹製?のなんでも出力可能な超3Dプリンター「ビルドバーン」が登場…といってもコクピット天井にあるレバーと同様、顔見せというか前振りだけで「まだ早い」状態。専らティタノストライドやら特撮ヒーローフィギュアの出力に使われているだけ。今後パワーアップとかに使われるんでしょうね。
前回でなんとなく仲直り…と思いきや、やっぱりギクシャクしたままのイサミとスミス。
壊滅状態の東京を目の当たりにするというショッキングな事があった割に、割と呑気というか、平常運転。
電磁カタパルトと蒸気カタパルトについて語っておりますが…私も蒸気カタパルトの方がなんだかカッコイイと思います。(笑)
というか、ティタノストライドという人型兵器の普及以外は割と現代に近い軍事描写…というのは、「フルメタルパニック」に似ておりますが、本作の場合ティタノストライドが主力兵器の位置づけでありながら1話Aパートでの演習シーンを除いてはもっぱらデスドライヴズに対するやられ役になってしまっている事もあってか、その他の通常兵器…各種艦艇やF-35等の描写がかなりカッコイイんですよ。まさかA-10まで出て来るとは思いませんでしたし。こういう描写はティタノストライドが実在兵器の延長線上にある事の肉付けになっているかと。
…まぁ、重ね重ねティタノストライド自体の活躍があまり無いのは残念ではありますが。
さて、今回は1人で思い悩むイサミに対して、その事を察している者の何と声をかけて良いのかキッカケを掴めないスミスが、ブレイバーンのアドバイスでイサミとのボクシング対決に。言葉ではなく拳で語り合う…「Gガンダム」や少年誌のノリではありますが、そこでイサミが想いを吐露。イサミ曰く
俺も兵士だから解る。
兵士ってのはいざって時に仲間の為なら命を躊躇いなく投げ出す。それが俺は嫌なんだ!!
もう誰も死なせたくねぇんだ!!
…だからこそ、得体の知れないブレイバーンと共に戦う事を受け入れた。それが嫌だと言いつつ、自分自身が彼が語る「いざという時に命を躊躇なく投げ出す兵士」であるイサミ。そんなイサミに対し、スミスは
じゃあ君はどうなるんだ!?
イサミ・アオ…君が死んでも誰も悲しまないと思っているのか!?
そんなわけ…ないだろ!!
この会話、ブレイバーンのマイクの様な謎ガジェットによりATF全部隊にリアルタイムで流される。共に戦う心強い仲間としてイサミには期待している…でも、自分達の命をイサミが1人で背負い込む必要はない。共に戦うから命をかけられる…スミスの言葉はATF全兵士の言葉を代弁したものでしょうし、ここでイサミもようやく"戦友"になったのではないかと。
いや〜、熱くていいエピソードです。
まるで「バーンブレイバーン」じゃないかの様…ですが、絶対小ネタは入れて来るのが本作。ボクシングなのに反則タックルからの股間押し付けホールドという展開に加え、
ミユさん…腐った人だったのね。(苦笑)
それと、前回に続き今回もブレイバーンがマトモ…というか、1、2話辺りの気持ち悪さはどこへいったのか驚くレベルで気遣いの人…いやロボに。
後、ルルがスミス自室のコレクション(特撮番組)でかなり言語を覚えているのにもビックリ。今回、ブレイバーンがスミスのフォローに回っていたり、言葉を覚えつつあるルルが唯一未だブレイバーンをスミスと呼んでいたり…と、巷で噂されているブレイバーンの正体スミス説、というのが信ぴょう性を増して来た感はありますが…私的には却って露骨過ぎるのでむしろコレはミスリードなのでは?と思えて仕方ありません。
さて、今回も面白かった「バーンブレイバーン」ですが…ホノカさんが仰々しく登場して以降チョイ役でしか出番が無いのが残念。
]]>病気にしろケガにしろ…疲れの抜け方とかもそうですが、若い頃に比べて全てが遅くなっているのを実感してますわ。
さて、体調不良のために月半ばにしてたった2回更新という体たらく…流石にマズイかと思い記事書きます。
今回の話題はコレ。
『下ネタ連発』文春砲を無効化?声優の中村悠一が強すぎると話題に「普段が紹介されているだけの記事」
男性声優でも、作中に登場するイケメン系人気キャラクターを演じる事が多い気がする声優の中村悠一さんについて週間文春がスクープしたつもりで記事出したら、それは別にスクープでもなく通常運転でただのPR記事になってしまった、という話。
現在、出版業界はインターネットや電子書籍の普及、そもそも活字離れが進んでいる状況の中、出版物が売れずに苦境…というのは何となくイメージできると思うのですが、その中でも数々のスクープで少なくとも話題に…それこそ「文春砲」なんて言葉が出来る位には注目されているのが週刊文春です。全く…BI砲とかON砲じゃあるまいに。
でもまぁ…飽くまで個人的な話ではありますが、私はこいつ等のやり口は好きではありません。
人気者、話題の人にへばりついて私生活でのあれやこれやをほじくり返し、時として誰かの人生を壊滅的な状況に追い込む…いやね、ハッキリ犯罪行為と断定できる事ならまだ分かるのですが、例えば不倫だの浮気だのはそもそも当事者の問題でしかない訳で、今話題にもなっている性行為共用云々に関しても、裁判なりなんなりで白黒ハッキリしない事には当事者はともかく外野は何も言えない…というより、言うべきではない話な訳でね。基本他人にキョーミない私には、誰が誰と不倫しようが「だからどうした」なのです、ハイ。キョーミが無い。
と、いうか…何で本来なら警察なり弁護士なりに相談すべき話を、何で文春の記者とかにしてしまうの?というのはあるんですよ。
穿った見方をするとさ、例えば人気アイドルが結婚した。そのアイドルと昔付き合っていた元カノは未練なりなんなりがあって、アイドルが結婚した事に強い不満が。そこに嗅ぎ付けて来た文春記者がつけこんで、その元カノの心情に寄り添うふりをして付き合っていた当時からの不満とか含め吐露させる。そこに更に面白おかしく記事にできるよう話を誘導して言質を取って記事に…という様な事位はやっているのではないかと邪推してしまうのです。そうする事で、元カノにも記者が書いた絵図通りの事があったと思い込ませてしまう…と。
その位の事はやってるのではないかと思えてしまうんです。
今回の中村悠一氏の件にしても、10年来の彼のファン、という奴が怪しい。
下ネタが許せない人を連れてきて、
ほら、アナタが好きな声優の中村悠一さんがこんな下品なこと言ってますよ?
許せませんよね?
え?別にファンじゃない?
いやそんなはずないでしょ。だってアナタ、10年前に彼が主人公の声当てていた「〇×」が好きだっておっしゃってましたよね?
しかもその中で主人公が大好きだって言っていたじゃないですか。
そうでしょう!?だったらアナタは立派な中村悠一さんのファンじゃないですか。
しかも10年前から好きだったんですから、かなり古参のファンなんですよ。
…なんて感じの誘導があったのではないかと。そうでなければ、まるっきり架空の人物だったのか。
少し前も、2年位連絡を取っていない女性に「まだ付き合っていると思っていた」なんて言わせていた…なんて聞きましたが、そういうのがまかり通っているのかもなぁ…と。
まぁ、今回の件はファンも含め中村悠一氏側の方から冷笑的な反応が出ている訳ですが、それでもSNSとかではそういう下ネタ許せないマン、許せないウーマンが文春の記事側に同調して批判とかしている模様。いや、しょーもないなぁ…と。
と、いいますか…「セクシー田中さん」の件での小学館の動きとかにも同じことがいえる気がしますが…出版業界大不況という状況がそうさせているのか、利益を上げる為なら人を人とも思わない、道理に外れた事でも利益さえ出せば許される…という悪しき風潮に染まっちゃっている気がしますね。いや、コレはなにも出版業界に限った事ではないな、ウン。
コンプライアンス云々以前の事が出来ていない…というか、欠如してしまっている気がします、今の日本。
]]>今回は第4話について…ですが、風邪ひいたらしく若干ボーっとした状態での試聴&記事なので変になってしまうかも。
…いつも変だろ、と言われればそうかも知れませんが。
まず第4話のサブタイトル「イサミ、君はまだ人というものを分かっていないようだ」…ですが、これまでのイサミへの数々の狼藉…って、直接的に危害とか加えたとは言えないかもしれませんが、まぁ…正直どのクチで言ってやがる!!とは思ってしまいますよね。
…んがっ!!4話のブレイバーンは一味違います。
今回…どういう訳かマトモです!!前回からの引きで、イサミがブレイバーンと共に吹っ飛ばされたところがスミスがルルを匿っていたモーテルで、丁度その時スミスがルルに対しマウントポジション…しかも全裸、という事で、まぁ…真っ最中という風に誤解したイサミ。こっちは乗りたくもないブレイバーンで怖さを歯ぁ食いしばって必死で戦っているのに、スミスは美少女とくんずほぐれつしていた、なんて状況、私がイサミでもキレますわ、ええ。
誤解からすれ違うイサミとスミス…って、この書き方では男女の関係みたいですがまぁ、そこは「バーンブレイバーン」ですからね、仕方ないね。そんなイサミとスミスの仲違いが描かれますが、イサミ以外のキャラクターはスミス(とルル)の関係に好意的だったりするのが何とも。やはり"可愛い"は全てを解決するんですかね?
そんな訳で、イサミはルルに「スミスに酷い事を言う悪い奴」認定されたのか彼女のハードハンチを喰らってミユさん謹製のパイロットスーツのエアバックの効果を身をもって確かめる事に。その際、ルルが何度訂正されてもブレイバーンを「スミス」と呼んでいた事や、生理的に無理な割にミョーにスミスに対してフォローしてい事、さらにあからさまに思わせぶりな言葉を吐いている事から、ブレイバーン=スミス説を推す視聴者も増えている様ですね。
ルルに関しては…「ガガピー」「ルル」「スミス」しか喋れない…と思ったら、「カリー」が追加。検査の結果、手に埋め込まれた謎物質以外はほぼ人間と変わらないとされたルルだが消化器官のみ殆ど発達していないんだとか。故に、スミスが食べていたカツカレーを欲しがり食べるも盛大にリバース。スミスは軍医のお姉さんからこっぴどく叱られる羽目に。
それからルルはCIAの尋問も受けます。ただイサミが受けた拷問は水を普通に飲み干してしまって効果なしの模様。ちなみにあの拷問、「ウォーターボーディング」と言います。中世のスペインでも異端審問とかで似たような事が行われていたと言いますから、歴史ある拷問と言えるのかも。
あ、自衛隊のカツカレーを外国人が奪い合っている構図は、何か分かるなぁ…と。福生で仕事をしていた時、駅前のココイチが外国人だらけだったのを覚えています。横田基地の関係者だったのかも。
さて、それより今回の問題はブレイバーンです。
終始マトモ…いや、最初に救援に向かう国を決める際の朝日だ夕日だのというのはおいておいて…というか、アレすらワザと道化を演じて方向性を迅速に決めたという点では頭脳プレーだったのかも。他にも今回のブレイバーン、スミスにきつく当たるイサミを諫める様な発言をしたり、軽く人間不信になっているイサミを酒場に連れ出したりとメンタルケアに余念かありません。毎年メンタルチェックはやるけど結果が悪くても「専門医への受診を強く勧める」的な文面のメール送りつけるだけで何かやった気になっているうちの会社より余程福利厚生ちゃんとしてるな、おい!!
そして前回ではイサミを巡ってブレイバーンとのバチバチのバトルを繰り広げるかと思ったホノカさんも、イサミに対してもルルに対してもいい姉さんっぷりを発揮していてビックリ。
そんなハートフル?な展開で終わりかと思いきや、日本に飛んだ偵察ドローンから送られてきた映像には焼野原状態の東京…その姿を目の当たりにしたヒビキは眩暈を起こし、ミユは涙を流す…。
そしてブレイバーンも…
ココでブレイバーンが握りしめた拳から火花が散るのがカッコ良かったです。
今回ドシリアスですが…なんだか凄い事になりそうな予感。
酒場でイサミに声をかけていた気のいい連中…アレがフラグにならなきゃ良いのですが…。
でもこのスローペースでちゃんと結べるのか?
んで、今回ブレイバーンがブレイサンダー形態で頭だけだす新形態を披露してますが…
コレ思い出したのは私だけだろうか。(笑)
ちなみにコレは青島文化教材社の「ミニ合体トライダーG7」です。
合体シリーズは版権モノもあって、鋼鉄ジーグやイデオンでもこんな感じの奴があります。
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スミスは夜の浜辺で意識を失い漂着したと思われる謎の女を拾う。前回スペルビアの破片が1つ、海に落ちた事を考えればその関係者であろう事は明白。手当をしたものの軍にも民間の避難所にも置いておけないと、基地の近くのモーテルにかくまう事に。
…って、ここで1話に出て来た女性軍医再登場。スミスが名乗るや、デスドライヴズの攻撃から自分達を守ってくれたTSパイロットだとすぐ気づき、柔らかい微笑を向け感謝の言葉を。この人、出来る女な雰囲気の美人なんですが、この「バーンブレイバーン」…エンディングで男二人が歌って脱いで踊って指を絡ませ…
…な作品(失礼/笑)のクセに、女性陣のレベルはかなり高いですね。
ただ…ブレイバーンのコクピットに引き籠ったイサミを心配して様子を見に来てくれた筈のミユとヒビキ…イサミが中で全裸だと知った際に容赦なく「キモッ」とは…ちょっとイサミ、可哀想だよな、と。
後、漫画とかでもよくありますが…前髪で隠れた眉毛とか目を髪の上に書いちゃう作画…アレ、個人的に苦手です。普通に描かなきゃいいのに、と思うんですよ、ええ。
さて、今回はイサミとの絡みが出撃前に彼がキレたシーンのみなせいか、ブレイバーンの気持ち悪さはそんな目立っておらず、基地の面々を特訓と称して鍛えたり、デスドライヴズの持つ厄介なシールドに対処する方法をレクチャーするなど割とマトモ。まぁ、イサミがキレた際は相変わらずの人の話を聞かない&勝手かつ強引に話を進めようとする様が描かれてますが。
…って、いや、あったわキモいシーン。
イサミを担当する管制官のホノカさんが、襲撃の際の不手際を謝罪し、感謝を伝えに来た際に発した「イサミの元バディ」発言…イサミに近づく女への先制パンチ&牽制であり、マウント発言でもありますが…なんかこのマウントの取り方、女っぽいんだよなぁ…。いや、こういう事書くと面倒なのが湧いてきそうではあるんですが、ねちゃっとした感じが凄い嫌。(笑)
まぁでも…ホノカさんも大分ヤバそうな人なんだけどね。
ブレイバーンへの対抗意識が隠しきれていないし、遂にブレイバーンに対しキレたイサミに対し、ミユとヒビキがビックリしているのに対し、彼女は
この表情で、「アオ三尉、素敵…」ときたもんだ。
どうてこう…イサミに好意を寄せる存在は濃いキャラクターばっかりなんだ?
さて、今回の戦闘シーンは海中戦。艦隊を襲撃した木星帝国のモビルアーマーみたいな奴との戦いですが…ブレイバーン、マスクしてないと溺れるんだな。どういう存在なんだ?今更ながら。(笑)
こんな作品なのに戦闘シーンはちゃんとしているというか、カッコイイんだよなぁ…。ロボ戦のみならずミリタリー関係の描写も結構緻密にやってて、ホント何なんだろな、この作品。いや、面白いんだけども。
ただ…オチがついてまして爆発に巻き込まれてぶっ飛ばされたイサミとブレイバーンが落ちたのが、スミスが浜辺で拾った女を匿っていたモーテル。しかも意識を取り戻した彼女が大暴れしたのを馬乗りになって何とか取り押さえた直後。しかも彼女が着ていたパイロットスーツ的な奴はスミスが彼女を取り押さえようとした際に消滅...つまり彼女は全裸。その様をイサミとブレイバーンは見てしまう訳です。
…いや、スミスにはスミスなりの苦労があり、そもそもこの状態に持ち込むまでにボッコボコに殴られ、蹴られ…痛い思いをしてはいる。それは我々も分かっている!!
でもッ!!でもイサミに言いたいッ!!
お前は今、キレていい。
]]>最後まで見るかは分かりませんが、個別カテゴリにしました。
と、言いますかOP曲「ババーンと推参!バーンブレイバーン」の歌手名、ブレイバーンなのな。(笑)
このOP曲、なんか耳に残る曲の様で、仕事中もず〜っと頭の中で流れていて困りますわ。もうね、脳内で
「さっきからなんなんだこの歌は!?」
とセルフツッコミ入れるまでがセットになってしまっています。
ちなみにこの曲、何とオリコンのデイリーデジタルランキングで1位になったとか何とか。トンデモねぇな、おい。(笑)
まぁ…でも分かる気がします。元ネタとも言うべき勇者シリーズのOPよりさらに遡った…それこそ80年代のアニソンの様なノリって良いんですよ、ええ。特に私の様な当時のガキだった世代には刺さりまくりなのです。正に
昨今もね、90年代に多かった人気アーティストやアイドルの曲を採用しました、というのではなく、人気アーティストとかが曲調や詩をアニメとちゃんとリンクさせたOP曲を当てられる事が多い気がして、大ヒットしたりもする訳ですが…70年80年代のコッテコテなアニソンと比較するとね、な〜んか違う風に感じてしまうんですよ、ええ。
…さて、2話ですが…演習に参加していた各国の軍の指揮官クラスが集まって今後の対応を協議。敵襲とブレイバーンの登場をアメリカの自作自演だなどと言ってていた人もおりますが、アメリカの自作自演だったらフレイバーンはあんなスマートな体形ではなく、ゴリラの様なマッチョ体形だったと思うぞ。(笑)
そこに壊れた壁から覗き込むように参加するブレイバーンがとにかく人の話を聞かない。(笑)
更にイサミの話になると暴走…レバーを上下するとどうのこうのと悉く卑猥な言い回しで気持ち悪い。多言語を使いこなせる事を披露したクセに、デリカシーとかTPOを弁えた言葉選びとかは学習しなかった模様。
一方、そのイサミですが…2話にして拷問されてます。そりゃあもう
この人の様に…いや、この人よりはまだマシか。(笑)
いくら責められてもイサミはブレイバーンの事など知る筈もなく、ただただ可哀想。ブレイバーンが浮かれているせいで余計に。
そりゃ「イサミかわいそう」がトレンド入りもするわな、と。
そんなこんなで敵襲。見るからに幹部クラスっぽい、人型かつ背中に翼の様なモノを生やした悪人面、悪人色のロボが現れブレイバーンは苦戦。勝手に自律して動けるブレイバーンなれど、パイロット不在だと弱くなる模様。イサミ不在でボコボコにされる中叫んだ泣き言こそが、この2話のサブタイトルですね。(笑)
イサミはスミスのおかげで拷問から解放…でもスミスが彼を連れだした理由はブレイバーンに乗せる為。要するにどう転んでもイサミにとっては地獄という…。
んで、ブレイバーンに乗る事を拒絶するイサミに代わり、スミスがブレイバーンに乗せてくれと直談判するも、返って来た答えが
「生理的に無理」
ってなんじゃそりゃ!!(笑)
ともあれ、結局イサミはブレイバーンに乗る事に。
そんでもって無事に敵幹部っぽい奴…スペルビアを撃破。でも重要そうな破片が分離して海に着水。
中のイサミは何故か服が消し飛んで全裸になり、ブレイバーンの中に引きこもる事に。1話Aパートでのキリコ系とでも言いますか、クールな印象はもうどこかいっちゃいましたね。とりあえずひたすら可哀想。
一方、スミスの方はブレイバーンに生理的に拒絶された事を引きずるも、1人歩く夜の海の浜辺で打ち上げられた美少女と遭遇?という所で次回。
というか、ブレイバーンがポーズ決める際に背景に出て来るエンブレムみたいな奴…アレ、主題歌と同じく自前なのな。(笑)
それとED曲…曲調としては「あずさ2号」的な男性デュオの昭和歌謡曲風なのですが…何故脱ぐ!!そして何故恋人繋ぎをする!?
…話題になる訳だわ、このアニメ。
でもコレ…円盤売れるのか?一時盛り上がって終わってしまいそうな匂いがぷんぷんするんですが。
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亡くなられた芦原さんは「セクシー田中さん」のドラマ化の際に、「漫画に忠実に」と日テレ側に依頼していたもののそれが守られず、ラスト2話は自ら脚本を書いた、という経緯があり、色々と憶測が湧いている様です。
私自身は現様もドラマも未読です。
何度も書いている事ではあるんですが、私は好きな漫画なりが実写化、アニメ化する…となった場合、基本的に期待しません。
漫画…いや、小説でもいいんですが、実写化、アニメ化にするというのは漫画を描いている、作り出している人の手から一旦離れる訳ですから、監督だったり脚本家だったりと作者は勿論、原作のファンとの考察違い、解釈違いが絶対に発生します。勿論、映像化した側の解釈が面白かったならば、原作とは外れた形になったとしても素晴らしい作品になるかも知れません。ただそんな事は稀ですよね。
例えば、押井守の「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」がアニメファンからの人気とは裏腹に原作者である高橋留美子さんからは半ば突き放す様な発言をされているというのは有名ですわね。
でも今回の件は…自殺の根本の原因が「セクシー田中さん」のドラマ化だったのかも分かりませんが、脚本家を含むドラマの制作者サイドというよりは、プロデューサー…ひいては日テレの調整不足が軋轢を生んだのかな?と。
日テレが出しているコメントを見れば分かり易いですよね。お悔やみの言葉の直後に「自分達は悪くありません」と半ば責任逃れみたいな文言を書いてしまっている位ですから。
…というか、映像化側…現場サイドというより企画段階の話ですよ、コレは。この連中が、原作に対して「カネの成る木」位にしか考えていない現状が問題なのではないかと。だからちょっと話題になると実写化だ何だとやりだすんですわ。最近だってこんな記事出てる訳でしょ?
「推しの子」実写化決定、アマプラと劇場で原作者「本当に大丈夫ですか?という気持ち」
…やれやれだぜ、ってところですかね。フットワークが軽いと言いますか、節操がないといいますか…。
漫画原作が次々と実写映画化…でも出来たモノは人気アイドルが学芸会みたいなコスプレしてる様な有様だったり、監督なり脚本家なりの我が強く出過ぎてしまってなんじゃそら?なシロモノだったりする訳でね。
よく原作ファンが「原作へのリスペクトを感じない」なんて断じてますが、無いんですよ、リスペクトなど最初から。あるのは欲目だけ。そして原作者に対してもクチでは先生先生言っていたとしても、頭の中では「映像化してやってる」という感覚なのだろうな、と。日テレのコメントから察するに、下手すりゃ今回の件だって「余計な事しやがって」位に思っているのかもしれません。あ〜嫌だ嫌だ。
いや、実際アニメ化より実写化のクソ率が高いのは、企画側の傲慢度の違いもある気がします。
今後もロクでもない出来の実写映画とかドラマはどんどん出て来てしまうのでしょうが、そのクソさで炎上した時、原作者がSNSでフォローのコメント出してる姿こそ可哀想に感じる事はないなぁ…と思いますわ。
]]>配信での後追いではありますが、ライブ放送で新作を見るのはかなり久々ですね。その作品は…
「勇気爆発バーンブレイバーン」
…「主役メカが気持ち悪い」事で話題となり、twitter…いや、今はXでしたか、で「イサミかわいそう」がトレンド入りするなどアニメファンも困惑な今季のダークホース「勇気爆発バーンブレイバーン」です。いやね、この…ある意味あんまりな言われようから興味を持ったのです。それでたまたまAmazonprimeで2話まで無料視聴可能だったので、お試し気分で第1話を視聴した次第…ですが、
いや、評判通りヒドイな、コレ。(笑)
…いや、作画崩壊だの展開が支離滅裂だの声優が棒読み、とかそういうネガティブなヒドイではなく、むしろポジティブな意味でのヒドイ、です。
第1話のAパートでは、大きさといいデザインといい武装といい、最近「1」と「2」がリメイクされた「FRONTMISSION」のヴァンツァーを彷彿とさせる人型メカ"ティタノストライド"がリムパック的な演習…という、これまた「FRONTMISSION」ライクな展開。その演習の中で単機掛けを実行して敵の多脚メカを仕留める戦果を挙げた陸自のTSパイロット・イサミが、彼の活躍を目の当たりにした米軍海兵隊所属のTSパイロット・スミスに挑戦状を叩きつけられる…という、言わばリアルロボット的な展開。
…と、思ったらBパートでは強大な力を持つ謎の勢力からの攻撃が。手持ちの兵器では敵のバリア的なシールドを抜く事も出来ず被害甚大絶体絶命の所に、勇者ロボ風な自我を持つロボット・ブレイバーンが颯爽と現れる…という、こちらはスーパーロボット的な展開に様変わり、と。それたけに留まらず、ビミョーに気持ち悪い発言をしつつも自らの内部にイサミを招き入れるブレイバーン。
まるで出オチの様な展開ではありますが、本家勇者シリーズにも携わった大張氏が監督を務めているこの作品、やっぱり演出や戦闘シーンの作画は見事なまでにバリってまして、イサミを中に迎え入れたブレイバーンは大暴れ。ここで初めて流される主題歌「ババーンと推参!バーンブレイバーン」をバックに敵をバッタバッタとなぎ倒し、最後は必殺技で敵が湧き出て来る謎の巨大建造物まで真っ二つにする大活躍!!ウン、コレはカッコイイ!!…ただ、その最中コックピット内のイサミが叫ぶ訳です。
「さっきから何なんだこの歌は!?」
…何と、戦闘中に流れる主題歌はアニメの演出として流れている訳ではなく、実際の戦場でブレイバーンが流しているもの…という事らしいです。しかもコクピット内部にまで。(笑)
しかも、必殺技の際には中のイサミに一緒に技名を叫ぶ事を強要するなど、正にやりたい放題!!
ロボアニメ好きには有名な話ではありますが、「絶対無敵ライジンオー」以降の所謂エルドランシリーズに登場する"光るおじさん"ことエルドラン…彼は太古の昔から地球を守って来た守護者ではあるものの、劇中では毎度地球の危機を小学生に丸投げする為に"ある意味一番迷惑な存在"等と言われる事もあるのですが、人の話をロクに聞かないまま独善的な行動力を発揮するブレイバーンも違う方向性で傍迷惑な存在と言えるのかも。ただまぁ…彼のおかげで一応は危機を脱したのも事実な訳ですが、はてさて。
…いや、面白いですわ、ええ。
大張氏監督作品って個人的にあまり良い印象ないんですが、コレは今後もヒマ見て試聴していこかな、と。
イサミのTSを担当している整備兵の女の子が可愛いしな。(笑)
ただ…世間で言われるリアルロボ、スーパーロボという言葉にはやや違和感があるんですよ。本作では第1話のAパートとBパートの差に関して使われている言葉ですし、そもそもコレは「スパロボ」から広がった極めて便利なので私自身もつい使ってしまう言葉でもあるんですが…リアルロボの基準的なポジションである「ガンダム」なんて、実の所分かり易く言う所でテンプレ的なスーパーロボット的な展開ってかなり多かったりします。初代の空中換装とかもそうですが、「Z」以降だって怒ったカミーユやジュドーがオーラ出してビーム弾くみたいなシーンは多い訳です。その一方、東映版の「マジンガーZ」とかはスーパーロボットのイメージとは真逆なリアリティある演出とかかなり多く、怒りの炎を燃やして勇気で敵を粉砕!!みたいな展開の頻度って、実は「ガンダム」とかとそんなに変わらん気がするんですよね。youtubeとかでそのスジの業界にも携わっていた様な人が評論家的に色々語っていたりもする訳ですが、
社会現象とまで言われた事で抜群の知名度を持つ故、ある種特別視されがちな「ガンダム」…いや「ヱヴァ」とかも同じ事が言えるんですが、実の所その時代で唯一無二のオーパーツ的に突出していたとは言えないのではないか?
というのが、後追い世代の1人である私の意見なのです。これは後追い世代だからこそ言える言葉かもしれませんが。
ですから、「ガンダム」とか「エヴァ」辺りを持ち上げたいが為に使われる…ありがちな蔑称としての"スーパーロボット"という言葉はどうもね、受け付けられないんですよね。
あ、ちなみに特に誇りには思ってない我が母校がある栃木県小山市には「開運戦士ブレイバーン」というご当地ヒーローがいるんだそうで。(笑)
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数年前、ハリウッドに映像化の権利を持ってかれたものの映画とかは作られずじまいだった「寄生獣」…漫画好きを自認している様な人なら知っている隠れた傑作として高い評価を得ながらも長らく映像化されなかったこの作品が、相次いでアニメ、実写映画化…というのが話題になった訳で、漫画界でも「ネオ寄生獣」とか色々やってましたが、「七夕の国」がフィーチャーされる事はありませんでした。
まぁ、そんな事を言いつつ私は「寄生獣」のアニメも実写映画も見てはおらんのですがね。
原作漫画の大ファンですが、別に映像化したからと言ってそれらに期待する事はないのです、私の場合。映像化というのはある意味二次創作みたいな所がある訳で、原作に必ずしも忠実なものになるとは限らない。映像化スタッフや監督のやりたい事、見せたいものと、原作ファンが見たい映像が解釈違いや送り手側の我のせいでかけ離れたものになるケースは少なくない訳です。勿論、大胆に原作を脚色しながらも傑作となった映像作品も沢山ありますけどね。「あしたのジョー2」とか。
ただ、「寄生獣」の映像化には…ハナから期待してませんでしたわ。
特に実写映画版…山崎貴が監督と聞いて、あ、コレ多分見る価値ねぇな、と。そしてたまたま何かでPVみたいな奴を見て、ミギーがやたら感情豊かに語っているのを見てそれは確信に変わりましたわ。「やっぱり何にも分かっちゃいねぇ!!」と。(苦笑)
いや、そんなだから今やってるゴジラ映画が何故か国内外問わず大絶賛になってるのにはビックリしましたね。
今回の「七夕の国」は映画ではなく配信ドラマ…でも、ディズニープラス独占配信という時点で見る気が削がれます。
でもまぁ…原作ファンとしては、これがキッカケで「七夕の国」の原作の方にも注目が集まればいいかな、と。
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超カッコイイ1/48プラモのボックスアート
ご存知、「聖戦士ダンバイン」の後半主役メカ・ビルバインです。
まぁ…色々言われてしまっている主役メカです。スポンサーの横槍で世界観に全く合っていない玩具チックなデザインを与えられた悲劇の主役メカ、みたいな事まで言われる事もありますが、どうなんですかね?ホントの所って。
私も一時期、そういうイメージもあってかネガティブなイメージを持ってたんですが…よくよく考えてみれば「聖戦士ダンバイン」が放送されていた1983年は、当然インターネットもなければスマホもない。当然SNSなんてシロモノもない訳で、今の様に自分の生の声を誰かに伝えたり、誰かの生の声を聞いたりは簡単には出来ず、それこそアニメ誌とかの情報が今よりも重かった筈。アニメ誌等の一部の声の大きい投稿者の言葉や、スタッフインタビュー等の言葉が独り歩きして、虚像の総意となった可能性もあるんじゃないかと。
今でもネット上では当時のアニメファンからは否定的な声が多かった、自分も子供の頃「これはない」と感じた、なんて語られる事は多いのも事実。でもその一方で、いや普通にカッコ良いと思ったし好きだったと語る当時の視聴者の声も同じくらいあるんです。
…ホントの所って、結局分からないんですよ。具体的な数字でもあれば話は別ですが、誰かの過去語りなんて主観まみれ。その人の中での正解でしかないですからね。
まぁ、放送当時「ダンバイン」は玩具の売り上げが低迷しており、メインスポンサーだったクローバーからの要望で遊べる玩具として強度を考慮したデザインである事や、背中に大砲&鳥に変形という、元々のオーラバトラーのコンセプトからは逸脱した、言わば玩具屋の都合で半ば現場に押しつけられたデザインである事は間違いない様で、そのデザインがバイストン・ウェルという世界観では浮いているというのも事実だと思います。監督の富野氏も「最初から言ってくれればもっと世界観に合ったビルバインを出せた」と語っており、オーラバトラーのデザインを担当していた出渕氏もクローバー側からのデザインを手直しした物を富野氏に提出した、なんて逸話も。
余談ですが、半ば現場にビルバインという鬼子を押しつけたクローバーですが、あえなく倒産。メインスポンサーはバンダイが引き継ぎますが、実はビルバインの玩具を販売したのはバンダイではなくトミー(現タカラトミー)で、同時期にトミーは私も大好きな「メカ生体ゾイド」の展開もスタートしていたりします。
さてさて、ビルバインですが…「ダンバイン」好きだぜ、という人に程ネガティブに見られているといいますか、そんな印象はあります。出淵氏もこれが本当のビルバインだと言わんばかりにヴェルビンをデザインしていたりしますし。ただその一方、ねとらぼで行われたオーラバトラー人気投票では鬼子である筈のビルバインが1位になっていたり…いよいよもって、ホントに人気あるんだかないんだか分からない事に。
尤も、近年における評価に関しては「スパロボ」等の影響は大きいんだと思います。鬼畜かつ劣悪なバランスでお馴染みのウインキー時代でも、地形適応のせいで宇宙では若干不利になるものの、圧倒的な回避能力とハイパーオーラ斬りの爆発力を併せ持つ強ユニットとして君臨していました。それ以降も参戦頻度はやや減って、バランス調整でややパワーダウンはしているものの、それでも十分一線級として使えるユニットです。実際、「スパロボ」やって「ダンバイン」に興味持った、という人は少なくないんじゃないかと。
極論を言ってしまえば、好き好きだよな…というのが結論です。身も蓋もないんですが。
ちなみに私の場合、ビルバインとの出会いはアニメでもスパロボでもなく、「プラモ狂四郎」だったりします。
忘れもしない…小学校低学年の時の子ども会の遠足でサマーランドに行きましてね、その日、サマーランドでは「キン肉マン」のスタンプラリーがやっていて、私は1日で3回迷子になると言うマヌケな記録を打ち立ててしまったのです。そんな私は3回目の迷子の後の2時間程度だったかな?親の監視の元で休憩所みたいな所に缶詰めにされたんですが、そこに置いてあったのが「プラモ狂四郎」のコミックス。描かれていたのは南郷率いる薩摩模型同人会へのリベンジマッチ…この時のプラモシミュレーションで四郎が駆ったのがビルバインだったんですよ。当時はそれが「聖戦士ダンバイン」というアニメのメカだと言う事すら知りませんでしたが。
…美少女フィギュアとかを素っ裸状態に改造してしまう事を指す「魔改造」の語源って、実は「プラモ狂四郎」からなんですよ。(笑)
その後、「スパロボEX」にてビルバインに再会を果たし、俄然「聖戦士ダンバイン」という作品が気になった私は、テレビ埼玉で再放送されたのを機に全話視聴。当時はビルバインよりダンバインの方が世界観へのマッチングも含め、デザイン的に好きだったんですが…ビルバイン初登場エピソード「ビルバイン出現」を見た時には痺れましたね!!
そもそも、ビルバインよりダンバイン派だったのも世界観とのマッチングの差だった訳ですが、この交代劇を見せつけられたらもう…カッコ良ければいいじゃん!!となってしまいましたよ、ええ。
そもそも世界観とのマッチングというのなら、イデオンやザブングルもかなりビミョーと言わざるを得ない訳で。尤もザブングルはより世界観にマッチしたギャリアに交代しますが、「ダンバイン」の場合は作品外の事情で逆に世界観からずれている方に交代した、という違いはありますけれども。
でもまぁ、バイストン・ウェルでは持てはやされて入るものの結局は異分子である聖戦士…その代表ともいえるショウが、オーラバトラーとしては異端なビルバインに乗る…という構図は主人公らしいんじゃないかな、と。
ああ、これも余談ですが…いつの間にかビルバインにはサコミズと一緒にバイストン・ウェルに召喚された"桜花"のジェットエンジンが使われている…なんて設定が追加されているんだとかで、「リーンの翼」と「聖戦士ダンバイン」を繋げてサーガ化する目論見があったのかも。
…ショウ達が召喚される10年ほど前にバイストン・ウェルに迷い込んできた自衛隊の技術空曹。迷い込んだナの国の辺境の村で農作業に便利な"機械"を作った事で村民に受け入れられ、それなりに平穏に生活していた彼の元に王女からの使いが。王城を訪れた彼は美しい王女からオーラバトラーという地上の技術を用いた兵器でバイストン・ウェル支配を目論む男の話を聞かされ、城にて保存されていた旧軍の特攻兵器"桜花"を見せられる。実は彼の祖父が桜花の開発に関わっており、妙な因縁を感じていると、美しい王女から「これとそなたの技術で野望を食い止めうる力を作れ」と命じられ…なんて妄想が広がりますなぁ。
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町でレンガを積んでいる職人に何をしているのか尋ねた。
1人目の男は、「見ればわかるだろ、レンガを積んでいる」と答えた。
2人目の男は、「家族を養うためにレンガ積みの仕事をしている」と答えた。
3人目の男は、「町の大聖堂を作っている」と答えた。
数年後の彼等の未来は全く別の物になった。
…こんな話。
場合によっては"その後"の3人について
1人目の男は別の場所でレンガを積んでいた。
2人目の男はより日銭が良いと石切の仕事をしていた。
3人目の男は町役場で皆が困らない様水道の計画を立てていた。
とか、そんな後日談がある場合も。
これ…元々はイソップの寓話か何からしいんですが…最初に聞いた時から違和感しかないのです。
「目標」と「目的」の違いとその考え方、とか色々と言われておりますがね、例えば…ダメな例的なポジションになっている1人目の真意がこうだったら?と思うのです。
これが大聖堂の壁面になるのなんか分かっているが、だからこそいい仕事にしなくてはならない。レンガを強固に、それでいて美しく完璧に積み上げる…その為に全身全霊でレンガ積みという仕事に向かっている。集中したいから余計な事で話しかけないでくれ。
…として、つっけんどんに受け答えたのかもしれませんよね?
それで出来た大聖堂の壁が早く、美しく、強い物だったら…この職人は素晴らしい腕の持ち主だ、という事になりますよね?逆に、3人目の男が担当した壁が、工期が遅れたのに面が出ておらずガタガタ、ちょっと物が当たっただけで崩れた場所もあった…なんて結果だったら、べらべらと口ばかり達者だが腕が伴わない半端モノ、という事になりませんか?
そして2人目の男が稼ぐ事を優先したのは、愛する妻や子供達との暮らしをより豊かなものにする為。より稼ぎの良い石切に転職してからは生活にも余裕が出来、子供達を学校に通わせることが出来た。おかげで老後は孫たちに囲まれ幸せに暮らしたかもしれません。一方。3人目の男は皆が困らない為に、と仕事に奔走して家庭を顧みず、そんな彼に愛想を尽かして妻は子供を連れて出て行ってしまう。おかげで生活は荒んだものになり、やがて無理もたたってその功績とは裏腹な、自宅での孤独な死を迎えたかもしれない訳です。
屁理屈だろ…と思われるかもしれませんが、だったらこの「レンガを積む3人の男」という話だって都合の良い創作でしかないだろ、と思うんです、私ゃ。たった一言聞いただけで、その人の何が分かると言うのか、と。
「仕事とは何か」を問い、3人目の男の様な視野と目的意識を持った社会人になって欲しい…そんな感じの主旨で、この話を語るお偉いさんは多いんだと思うのですが…少なくとも私の場合、仕事って「目標」でも「目的」でもないただの「手段」なのでね、どうもピンとこないんです、ええ。
やりがい云々ばかり語る上役は、私は信用できません。
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いや〜、サンダウン…「最終編」だと弱体化してますねぇ。
いや、技自体も全体的にパワーダウンしてますが、HPが低く打たれ弱いので雑魚敵が使うダメージ床が非常に厄介。他のHP高いキャラクターならいざ知らず、サンダウンの場合は致命傷になりがち。最終章は割と雑魚でもダメージ床技を使ってきますし、雑魚敵でも攻撃力高めな奴が多いので「最終編」をサンダウンでプレイすると開始早々が非常にキツイです。
「西部編」はレベル上げ不可なので強力な技を覚えていない状態…更にサンダウンは攻撃技の属性が極めて偏っているので敵の弱点を突きにくく、ゆえにダメージが通り難い…と。「みだれ撃ち」覚えるまではちょっとした苦行です、ハイ。
そんな状態でなんとかレイとアキラ、高原を仲間にして時のダンジョンで詰みました。(苦笑)
SFC版だと大して苦戦したた記憶なかったから楽勝かと思ってたら…パーティ編成とレベルの低さもあってジャギィイエッグを倒せず、しかも半端な所でセーブしてしまったせいでダンジョンから脱出も不可な状況に。
…おかげでイチからやり直しですわ。(笑)
やり直しは勝手が分かっていてスキップも多用しているので「現代編」「功夫編」「西部編」「SF編」をクリア。師範はレイではなくサモにしました。
ちなみに、こんなの出てるんですねぇ。
島本和彦&ビッグバンプロジェクト 「超級!!LIVE A LIVE 近未来編」
「Gガンダム」のキャラクターデザインでも知られる熱血漫画家の島本氏ですが、何を隠そう「LIVE A LIVE」では「近未来編」のキャラクターデザインを担当した人。島本氏は「LIVE A LIVE」に対する愛が深く、ゲームでは1番の歌詞しかなかった「GO GO ブリキ大王」の続きの歌詞を公募する、というファミ通の企画にて、「東京都在住 漫画家 島本和彦 33歳(当時)」名義でしれっと応募。勿論、コネ枠とかではなく一般公募で。そして島本氏の作詞が正式に2番に採用されてしまう、と。(笑)
ちなみに3番として企画の予定通り、一般公募から選ばれた4人の歌詞が合作として採用されたんだとか。
この「超級!!LIVE A LIVE 近未来編」も島本氏が2019年冬のコミックマーケットにて領布した、「近未来編」全編を描いた120頁もの大作同人誌に、リメイクに合わせて島本氏が勝手にtwitterにて掲載した「超級!!近未来編R」を追加したものだったりします。(笑)
いやね、確か「ゲーム批評」とかいうゲーム誌ではクソミソに書かれたりもしていて、決してヒットしたゲームとは言えないんですよ、「LIVE A LIVE」って。確か数か月前に「FF6」、直前に「MOTHER2」が発売されていて、数か月後には「クロノトリガー」が発売された、という時期の悪さもあって、ヒット作とはなれなかったゲームかと。
でも下村陽子さんの手掛けた音楽は非常に高い評価を得ていて、当時のお約束なRPG的概念を覆した斬新なシナリオは刺さる人には刺さる、分かる人には分かるゲームだったんだと思うのです。基本RPG嫌いな私にとって、手放しで大好きだと言えるRPGは本作と「メタルマックス2」だけですからね。
…さて、次は「原始編」をやっつけるか。
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広瀬アリス、怒りの投稿「こんな時にデマ流すヤツ、ヤツって扱いで良いよね?」能登半島地震めぐり
正に、広瀬アリスさんの言う通りかと。何もしないなら邪魔もするな、と。
腐れ外道youtuberやうさん臭い某政党の代表が被災した能登に入って炎上…なんて言われております。
炎上込みのバズり目的の腐れ外道youtuberと、覚悟を持って現地に赴いた政治家では違う、という人がいるかも知れませんが…大差ないと思いますわ。
ドイツの劇作家で詩人のヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの言葉に「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」というのがあります。今回、頼まれた訳でもなくむしろ「来るな」と言われても勝手に被災地に押し掛けた奴等は正にコレ。
その某政党の代表は、「NPO法人の人の声を電話でなく生で聞きたい」として一般車での被災地入りは混乱の元になるので控えて欲しいとの声を無視し、レンタカーで現地入りし、お裾分けとして振舞われたカレーを食べたとか何とか。
…そのカレーは被災者のものであって、アンタが食うべきものではないよね?
少なくとも支援者は、勝手に押しかけた某政党の代表に食わせる為に支援物資を送った訳ではないと思うぞ。
別に食事位良いだろ、という人もいるかも知れません。でも「現場を見るべきだ」と覚悟を持って被災地に乗り込んだと言うのなら、被災者に迷惑をかけない、負担をかけない覚悟もすべきだったのでは?
私は東京オリンピック関連施設の工事に携わりましたが、「JOCのお偉いさんが視察に来る」なんてアナウンスがあったら、ゼネコンの監督連中はそれにかかりっきりになって、作業は当たり障りのないものだけにしてくれ、なんて言われて視察中は実質何にもできなかったり、酷い時には来る前に現場が見栄え良くなるように仕事の手を止めて掃除とか片付けをしろ、なんて事もありました。
街中でやってる工事現場だって、会社の重役が来るから、とか施主のお偉いさんが来るから、って似たような事を指示される事って少なくないんですよね。
…でも、お偉いさんが来るからっていちいち工事止めたら仕事になんかなんないよね。
じゃあ天皇や皇后陛下の被災地訪問も否定するのか?という人もいるかも知れませんが…
・東日本大震災の時、当日皇居でボランティア活動していた学生が帰宅困難になり、天皇(現在の上皇ね)の一命で皇居の施設を開放しそこに宿泊させる。
・当時、天皇は侍従長からシェルターへの非難を進言されたが「必要ない。国民が非難していないのにあり得ない。」と却下した。
・計画停電の際は皇居御所のある千代田区は対象外だったにも関わらず、計画停電のスケジュールに合わせて自主的に皇居御所内の電気使用をほぼ全て控えて自主停電を行ない、それを東京電力が計画遺伝のスケジュールを発表しなくなるまで続けた。
・御用牧場の生産品を支援物資として提供する他、那須御用邸の職員用浴室を被災者に開放。
・3年に渡り多くの被災地や被災者を慰問し、被災者の手を取り勇気づける。
…これが覚悟なんじゃないか?
あ、ドラえもん基金だのサザエさん基金だの、テレビ局が能登半島地震被災者への義援金を募集してますが…少なくとも日テレのは利用したくないと思うのは私だけですかね?
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で、今日のネタは毎度恒例のコレ。
橋本悠 「2.5次元の誘惑」 19巻
…いや〜最近の若い子は実物のブルマなんてアダルトショップでしか見た事ないでしょうし、ナマで人が履いている姿なんかフーゾクとかでしか見た事ないんじゃないかな…って思うのは私だけでしょうか。(笑)
まぁともかく今回は体育祭…はすぐ終わります。「トップをねらえ」ネタ満載でしたが、こっちも若い子分かるのか?…って、「エヴァ」かGAINAXか庵野氏経由で興味持って…というパターンは十分に考えられますね。私らが若い頃は、それこそビデオソフトそのものを探して買うか、レンタルビデオで探すしかなかった訳ですが…最近はネット配信とかで古い作品でも結構視聴できる環境になっている訳ですし。
…今の高校生とかはVHSとかも知らないんだよなぁ…考えてみれば。歳を取ったなぁ、私も。
んで、究極のROMは完成…しかし自分達だけが辿り着けたアートとして自分達だけのものにしたい、と漫研の仲間だけでリリエル外伝オンリー即売会をやって一先ず完結。そして以前少しだけ示唆されてはいましたが、リリサの次の夢、目指すべきものが明かされます。それが「コスプレやさん開店」というもの。
…いや、それって…
佐久間結衣 「コンプレックス・エイジ」 全6巻
「2.5次元の誘惑」の記事を書き始めた時にもこの作品を話題にしたんですが、「コスプレやさん」になる…というのはこの作品の終わらせ方にとても似ている気がするんです。
先んじてアニメ化している「その着せ替え人形は恋をする」が好評の様ですが、「その着せ」や本作よりず〜っと前に、コスプレイヤーを主人公として描いていたのがこの「コンプレックス・エイジ」という作品。しかしこの作品が後続の2作品と決定的に違うのは、コスプレイヤーのリアルな…ある意味"負の面"をキョーレツに描いている点。
「2.5次元の誘惑」でもまゆらが教師になるのと同時にコスプレを引退した、とか、お婆ちゃんになってもコスプレを続けると言っていたエリカが寄る年波により変化する体系等で納得いくコスプレが出来なくなり、淡雪エリカというコンビとして活動するに至った…とか、好きなものを好きだという理由だけでは続けられない要素が出て来ますが、「コンプレックス・エイジ」では周囲からの好奇の目や偏見だったりといった部分も含め、かなりネガティブな部分が描かれている作品なのです。
最終的に「コンプレックス・エイジ」の主人公はとあるキッカケでコスプレを着る側から着せる側、衣装を作る側に回る事を決意し、アニメのコスプレ衣装を公認で制作販売する会社を立ち上げる…という形で終わるんですが、正にコレがリリサが言う所の「コスプレやさん」になるかと思います。尤もリリサの場合は五条君の立場を職にする、という感じな気もしますが。
さて、ここで面白いのがリリサが「コスプレやさん」の最初の仕事が、エリからの「四天王・まゆらの復活」という依頼だという点。
…まぁ、来ますよね、753、夜姫、淡雪エリカ、と四天王ネタのトリとして「まゆら篇」
リリサの師匠的存在であり、憧れの人でもあるまゆら…引退したと言いつつ、何となく未練を感じさせるような言動が少なからずあった訳です。その葛藤が描かれております。コスプレをする事を否定せず背中を押してくれた恩師…自分もそうなりたいと教師になった彼女の自問自答であったり、コスプレの未練を振り切る為にやった…いや、敢えてやらなかった事…。
思えば、彼女はコスプレを「やらない」ではなく「やれない」「できない」と発言する事が多かった様にも思えます。そんな彼女が苦悩しつつ最終的にどうなるのか…というのが注目ポイントになるかと。そうなると、知ってか知らずか「コンプレックス・エイジ」のアンサーエピソードと言えるものになるの"かも"しれませんね。
「コンプレックス・エイジ」の結末を目指す若いコスプレイヤーが、「コンプレックス・エイジ」の主人公と同じ様に葛藤を繰り返し"引退"という形を選んだ元カリスマコスプレイヤーの心を動かせるのか!?というのが「まゆら篇」なのではないかと。
そう考えると、「2.5次元」にしろ「その恋」にしろで描かれる、コスプレに対してのネガティブな視線だったり、コスプレイヤーが内に抱えるネガティブな葛藤ってのを描いていた作品な訳ですから、案外凄い作品なのかも知れませんね、「コンプレックス・エイジ」って。
全6巻なので、「2.5次元」や「その恋」にハマった、という人は「コンプレックス・エイジ」…読んでみても良いかもしれません。
]]>第一章は金鹿と大差ない感じだったので個別に記事にはしなかったんですが、シナリオ的にはかなり終盤…王国を開放してエデ公と対決寸前、といった所まで進めてます。
…あ、ボケーっとしてたら操作ミスで女主人公のままにしてしまったのは内緒。(笑)
今回は主人公の技能レベルを引き継いだのでかなりスカウトが捗りました。取りこぼしはラファエル、フェルディナント、ペトラぐらいだったかな?
但し、戦力としてはあくまで青獅子メンバーを主軸でプレイしてます。他学級で使っているのはローレンツの所の遺産を強奪したリシテアと金鹿シナリオで可哀想だったベル、後は灰狼の面々を育ててました。
まぁ…難易度ノーマルだとどのキャラクター使っても問題ない気がしてしまいますが。(苦笑)
コメントにもありましたが、何と言いますか…青獅子の男性陣は何でああも"乙女ゲー臭"がするんだ?とは思いましたわ。
まぁ、「紋章の謎」以降、FEシリーズは味方になるキャラクターの大半…それこそオッサンと高齢者以外はイケメン美女美少女になっていますし、「聖戦の系譜」からはカップリングの要素も出たのでSRPGというジャンルにしては結構昔から女性ファン率が高め…故に、所謂"腐った女性"の餌となっている部分はある訳で、そうでなければポリコレ云々以前に同性婚ネタとか出てこないかと。
それにしたって「風花雪月」の青獅子はそういう雰囲気がキツイよなぁ…という気が。他と違い男女比が1:1でないのもそれに拍車をかけているというか。いや、そう感じるのは私だけなのかもしれませんが。
さて、ある程度育てたキャラクターの個人的評価ですが…
ディミトリ
…なんか名前が「我を讃えよ」とか言ってる吸血鬼みたい…さもなくばザクレロに乗ってそうな名前ですが、成長率がゴリラですね、彼。物理職に必要なパラメーターがガンガン上がり、5ピン6ピンもザラというトンデモキャラ。ロードは使い勝手悪そうなので、Sナイトからパラディンにしてましたが、アホみたいに強いです、彼。2部開始からしばらくは支援値上げられないのが勿体ないレベル。
ドゥドゥ
見た目からしていかにもアーマーっぽいキャラクターで、案の定アーマー系に高い適正持ち。でも今回アーマー不遇。(苦笑)
しかも、結構な期間不在…場合によっては出てこないらしいので支援値とか挙げてましたが…いや、アーマー系にしていても全然強いな、この人。いや、魔法には弱いし移動力もないんだけども。復帰後はウォーマスターになってもらってます。
フェリクス
露骨キャラ、その1。言動が「幽遊白書」の飛影。
剣士系で育ててくださいと言わんばかりのキャラ設定ですが、剣士系はソードマスターの先がね、イマイチでね。まぁ、弓系や拳闘系に浮気しつつ結局ソードマスター、エピタフになってますが。なんかムカつくキャラだなぁ〜と思ってたら、支援会話だと結構カワイイ言動するな、と思ったら、余計そういう層ウケ狙ってるなぁ…とも思えてしまってイマイチ愛着が持てず。
シルヴァン
露骨キャラ、その2。
ナンパで軽薄に見えて、実は女嫌い…ありがちだよなぁ…と。
技が低いので命中が安定しません。騎士ではなく戦士系経由したので、しばらく斧メインにしてたので余計。ただまぁ、それ以外は順当に育つ優等生キャラですね。個人的興味からグレートナイトを育てたかったので優先的に技能レベル稼がせて無事グレートナイトに。でも、あんまり強くないな、コレ。
…というか、エピタフ、グレートナイト、ダークナイトを目指すなら上級職のままでいい気すらしますわ。
アッシュ
露骨キャラ、その3。
灰狼の章メンバーでしたが、その時は正直イマイチでした…が!!弓を捨てて斧持たせ、ドラゴンナイトにしたらかなり強いキャラクターに。戦闘では役に立たない固有スキルもドラゴンナイトになってしまえば宝箱回収とかに便利です。
イングリット
今回のペガサス枠。
かなり高い成長率で、特に素早さと技が伸びましたね、ええ。キャラ性能&設定的にもペガサスナイトにすべし!!なキャラクターだったので、ペガサスナイトからファルコンナイトに。但し、力が伸びずに敵にトドメを刺しきれないパターンが多かったです、ハイ。
「風花雪月」は飛兵ならドラゴン系の方が強い気がします。
アネット
ドジっ子努力家。魔導士系は育成楽ですが、彼女はイマイチ肝心の魔力の伸びが悪い印象。アタッカーというよりはむしろサポート向けかな?と。魅力上げて彼女を踊り子にしても良かったかも。
ベンツ
…彼女の外伝、なんでカスパルが必要なんだ?
リブロ―とリザーブ両方覚える完璧ヒーラー。しかもおっとりお姉さん…満点でしょ、この人。(笑)
但し、ハンネマン先生程じゃないですが素早さが全然伸びませんでしたわ。
ユーリス
彼も結構露骨キャラ。
盗賊系から灰狼の章の通りトリックスターに。まぁ、回復はオマケ程度ですが。ドローミの鎖環が便利過ぎます。
剣士系としては力が伸びませんでしたが、その分速さが伸びまくったので安定した回避タンクに。
バル兄
脳筋借金王。
拳闘系で育ててバトルモンクにしましたが、魔力がからっきしなのでウォーマスターの方が使い勝手良いかも。
キャラクター的には結構好きです、彼。成長率とかは正直ビミョーな気がしますが。
コンスタンツェ
二重人格者。
魔力の伸びがかなり良いんですが、その分他が全然伸びません。非常に事故率が高いユニットに。ダークペガサスにしたら速さもそこそこ育ちましたが、極力反撃貰いたくない…というか、反撃されたくない。射程の長いサンダーストームが命綱…でもダークペガサスだと2発しかない…。いっそ、グレモリィにしてローレンツの杖でも持たせた方が…?
ハビ
溜息で魔物を呼ぶ女。
灰狼の章ではかなり使い勝手の悪いユニットでしたが、彼女も成長は良くないですね。彼女の場合、オマケに支援相手も少ないという残念っぷり。魔法ユニットなのに魔力の伸びもビミョー。(苦笑)
そんな訳で…素の魅力が低めでしんどかったんですが、ちょっとでも役に立てるよう踊り子に起用しましたが、これが思いの他成功。伸びにくい素早さや力もそこそこ伸び、襲われても返り討ちか耐えるだけのステータスまで漕ぎつけました。
何でそこまでして…と思うかもしれませんが、ビジュアルと気だるそうな喋り方が好きなので頑なに1軍で起用し続けてます。
とりあえず、こんな感じに。
クリアしたら黒鷲は…どうするかなぁ…。
]]>SFC版では色々縛りプレイも楽しみましたが、今回はとりあえずどんな風に変わっているのか確認しながら拘ったプレイはしておりません。
現在「中世篇」で魔王山から帰還したオルステッドが王殺しの嫌疑をかけられ追放、彼を逃す為に捕まったウラヌスが獄死。再び魔王山を目指す…という所まで到達。
初期の各篇の印象…一部大分前に書いてますが、やり直しプレイしているので今回総まとめと言う事で書いておこうかな、と。
順番はプレイした順です。
「西部編」
SFC時代から一番好きなんですよ、「西部編」…音楽が良いんですよ、4曲とも。
サンダウンが大塚さんで、マッドが古川さんってのはイメージ通りのナイスキャスティングではないかと。
いや、ゲームとしての出来は「現代篇」と並んでボリュームが無いし、SFC版では罠用のアイテムの位置さえ覚えてしまえば一番クリアが楽なシナリオでしたが、今回は鐘の時間制限が割とキツイ印象。
罠を仕掛ける人を選ぶのも重要になっていて、アイテムの位置を知った上でやり直しても雑魚が4人残って最終決戦でした。多分、SFC版みたいにアイテム集め終わったら罠を配るのではなく、出来次第どんどん仕掛けさせないと雑魚全滅出来ないんじゃないかと。
「アニーのシミーズ」がご時世的にマズイのか「アニーの日記」になってますね。
それと、SFC版だと「ダブルショット」2回で決着がつくマッドとの対決が割と苦戦する様になりましたね。というか、リメイク版はボス戦でも「イナズマ撃ち」と「TXジターバグ」があるマッドの方が総じて強い印象。サンダウンには「最終編」に…というか、「ハリケンショット」に期待。若干弱体化とも言われてるみたいですが。
「現代篇」
最初にHPが低い森部のじぃさんと戦ってその奥義を取っておくのが基本…というのはSFC版と同じですが、地味に「気合ため」が便利に。但し、相変わらず森部のじぃさんの奥義以外はイマイチな性能。いや、「大激怒岩盤割り」は発動時間が短縮されて結構強力な技になりましたね。
リメイク版では属性が重要になって連続技が当たり難くなっているので「通打」の強力なデバフは有効なんじゃないかと。
「近未来篇」
「ローキック」呼ばわりでシナリオやキャラクター人気と反比例する圧倒的弱キャラ主人公だったアキラですが…結構強くなりましたね。サイキック技の発動時間が早めになっていて、デバフ効果だけでなく威力も上がってかなり使い勝手良くなりました。ただ、それでも単体に大ダメージ出せる技が無いのが難点かも。
こっちも「アニーのシミーズ」と同様パンツ系のアイテムの名前が変更されてますね。
シナリオは相変わらずの熱さ!!OVA版竜馬の声がついた無法松はカッコ良さも激増ですわ。
ただ、「ハロゲンレーザー」使用時に赤羽根さんの声で「神か悪魔か…」なんて叫ぶのでマジンガーZっぽいですが、古代文明のロボで超能力が必要…って、むしろ「勇者ライディーン」だよなぁ…。
しかし「近未来篇」の悪役が中尾さんに玄田さん、トドメに千葉繁さんって…豪華過ぎないか?(笑)
「功夫編」
シナリオ的には一番沁みますね、やっぱり。老師のキャラクターが良いんですよ、ええ。心じゃよ。「老狐の舞」は弱体化したけども。
相変わらず、修行は1人の弟子に集中してつけた方が効率的…というか、他の2人はSFC版と同様死んでしまいます。
水島さんの声がついた事だしサモを後継者にしようかと思ってたんですが、違いがどんなもんかを探る為に恐らくはリメイク版でも一番使い勝手良さげなレイを選択してます。
…こうして見ると…というか、聞くと…石丸さんの声、老けたなぁ…と。老師の演技しているからでもあるとは思いますが。
まぁ、仕方ないんですが。出張中、東映版「マジンガーZ」の再放送を何度か見たんですが…甲児君の声、「スパロボ」のそれとは違ってましたもの、ええ。「スパロボ」のはジャッキーの方に近いですね。
「原始篇」
SFC版の時から思ってたんですが…ポゴ達に会ってから再度攫われたべるなら、生贄になっても1人でおーでぃーおー倒せるだろ。「る〜る〜」覚えてるんだから。(笑)
「ハリケンショット」みたいな技を比較的低レベルで覚える癖に、範囲回復とか専用装備持ちって…「最終篇」連れていけたら最強キャラだったんじゃないか?べる…。
言葉がないのでジェスチャーだけで意思疎通、後は「匂いを嗅ぐ」という特殊行動というのはSFCと共通。
全体的にコミカルなシナリオで内容もボーイミーツガールな王道ではありますが、個人的には一番好きではなかったりします。
「SF篇」
取り合えず、カーク(井上さん)の「nice to meet you」がやたら流暢で笑ってしまいました。(笑)
シナリオ的にはSFC版を踏襲していますが、ベヒーモスに遭遇…というか、近くにいるシーンなんかに独自の曲?が当てられていて、ベヒーモスから逃げる構図が「クロックタワー」みたいになりましたね。
メインテーマもおどろおどろしくアレンジされていてイイ感じかと。
「幕末篇」
SFC版では恐らくおぼろ丸は1番人気あった主人公だったかと。ちなみにSFC版キャラデザは「名探偵コナン」の人ね。
鐘が鳴る度に変わる合言葉は、鐘が鳴る毎におぼろ丸が独り言で確認してくれるのは自分で覚えておくしかなかったSFCよりユーザーフレンドリーととるか、ぬるくなったととるか…。おかげで100人斬りとか0人斬りは達成し易くなったんじゃないかと。
ちなみに、81人斬りだったかな?そんなもんでした。
キャラクター性能的にはおぼろ丸は結構弱体化している印象。というか、SFC版から正しい形に調整された、という感じかと。
おカメの方と箱入り娘の鬱陶しさが相変わらずでなにより。
こんな感じ。
「最終篇」では勿論サンダウンを選ぶ予定です。
]]>
専用マウントレイル
東京マルイは次世代MP5開発に当たって、専用のマウントレイルを新規でオプションとしてリリースしています。
当然、既存の純正MP5(&G3)用マウントは使用不可です。
…こういう所が好きじゃないんだよなぁ…東京マルイ。
シンプルな形状だった既存の物より見た目は結構ゴツくなってしまっていますが、アルミ製なのかそんなに重さはない様です。
元々次世代MP5自体が小柄ながら重めなので気にならないだけかもしれませんが。
ちなみにコレ…すんごい取り付けがやり難いです。
マウントレイル付属の説明書には、4つの爪を外して本体取り付けヶ所にセットし、そこから向きを合わせた爪パーツを入れるなんて書かれてるんですが…コレが本当に正規の取付手順なのか疑いたくなるレベルでした。勘弁してよ…もう。(苦笑)
マウントの高さ
マウントレイルの高さはこんな感じ。
取付した状態でも何も載せていなければアイアンサイトが使える高さですが、ドットサイト載せるとなると若干中途半端かも。
リトラクタブルストックの場合、頬付け位置が低くなるのでAR15系ストックとは違い然程高さが欲しい訳ではないので、私の場合、ドットサイトをローマウントにしてライザーマウントでかさ上げ…という形をとってます。
アイアンサイト
アイアンサイトはH&Kお馴染みのドラム式。回転はスムーズでクリック感もあるので割と使い易いんじゃないかと。個人的にはこのタイプのアイアンサイト苦手なんですが。(苦笑)
写真にもある付属の治具を使って調整も可能になっています。
次世代…とは言いつつも、正直他の機種…と言っても撃った事があるのはM4SOCOMとSCAR-L、G36だけですが、MP5は小柄な割に重いのでそう感じるのかもしれませんがリコイルは大人しい印象。まぁ、サブマシンガンで使用弾薬がライフル弾ではなくピストル弾って事でリアリティがある…という事かも知れませんが、BOLTのアレに比べると正直物足りない印象。
でもまぁ、サバゲーユースならリコイルが少ない方が照準のぶれも減るって事ですから、精度重視と考えれば悪くはないかと。
いや〜、総評ですが…完成度高いです。抜群です。
欠点らしい欠点は重い事、純正マウントが取り付けにくい事、反動が優しい事くらいなもので、しかも重さは実銃再現のリアリティの上ではむしろ良く出来ているという事ですし、反動に関してもゲームユースで考えればむしろプラスかも?というものなので、ほぼ本体所以の欠点は無いんじゃないかと。
このSD6の後に固定ストックのA4がリリースされた所を見ると、今度はSD5とかスタンダードにあるRASなんかは出しそう。問題は、クルツとかを出せるのか?という点かと思いますが…流石に難しいかもなぁ…。ストックインタイプ並の大きさの純正リポを出して、フォアグリップに差し込むとかならイケるかも。
そして気になるのは…次に次世代化するのは何?という事だと思うんですが…スタンダードのラインナップから拾うなら、M16辺りかなぁ…と。基本はM4系列から流用出来るでしょうし、サバゲーでもナム戦装備とか根強い人気ありますしね。
そんな訳で、新年1発目のネタは次世代MP5SD6でした。
]]>
コッキングハンドル
SD6はハンドガードの形状からノーマルMP5よりも角度が立っており、サイティングに邪魔になる位になります。
コッキングハンドルはフルストローク可能で、セーフティノッチにも入れる事が可能。
このノッチ、WW2でのドイツのサブマシンガンであるMP40の血を感じる部分かと。
ハンドルは途中までは抵抗なく動き、中間位からバネの反発を感じる引き心地。バネの反発と言っても重さを感じる程ではなく動きもスムーズです。
ちなみに、次世代MP5では新機能としてオートストップからの復帰にはコッキングハンドルを引く必要があります。
ある意味、電動ガンでありながらガスブローバックガンの操作を楽しめる…という、より操作にリアリティが生まれる機能ではありますが、スタンダードな電動ガンしか弄った事が無い、という人は面食らうかも。
そんな人や、反動だけ楽しみたい人向けに2秒以内に3回引くとオートストップが解除される…という、痒い所に手が届く作りに。
H&KのG3やMP5と言えば、映画なんかでも良く見るセーフティノッチに入ったコッキングハンドルを手で叩いて解除する「HKスラップ」…殆どのMP5電動ガンは非推奨ですが、東京マルイはHKスラップしても大丈夫、と言い切ってます。
次世代MP5の開発スタッフの中に、MP5が大好きで色々と拘っている人がいるんだろうなぁ…。
そうでなきゃこの完成度にはならんでしょ、と。
エジェクションポート
コッキングハンドルを引くとエジェクションポートが開き、HOP調整ダイヤルが現れる…というのも標準的な電動ガンと共通。
MP5はコッキングハンドルをセーフティノッチにかけられるので、調整し易いかと。
但し、9mm弾仕様でポートが大きくない上にちょっと奥まった位置にダイヤルがあるので、指の太い人は操作し難いかも。
ダイヤル自体は軽く、調整範囲も広そうな感じです。
ロアレシーバー
ロアレシーバーは樹脂ですが、コレは実銃と同様ですね。
今回、スタンダート電動ガンの様なABS?ではなく、海外メーカーかよく使うナイロン系の樹脂を使っている様で軋み等はありません。非常にカッチリしております。東京マルイ製品の嫌いなポイントとしてグリップなどの軋みを1番に挙げるワタクシにはかなり高ポイントなのです。
グリップはかなり細身ですが、これでも実銃よりは若干ですが太いらしいです。
セレクターはクリック感があり、操作感が良いです。しかも今回貫通型セレクターなので、ありがちなアンビセレクターが左右で角度がずれるような事もないんだとか。
3点バーストのピクトグラムがイイ感じです。
マガジン
付属するのはノーマルマガジン。
東京マルイの純正ノーマルマガジンはスタンダード次世代問わず、他メーカーの同等品に比べて装弾数が控えめですが、このMP5用マガジンも72発と若干心もとない感じ。まぁ、だったら多弾マガジン使えって事なのでしょうが、どうも多弾マガジンのジャラジャラ音が好きになれないんですよねぇ…。私の場合、サバゲーでもそんなにバカスカ撃ちまくらないのでノーマルマグで良いかな、と。
ちなみに次世代M4マガジンと同じく30発リアルカウントに切り替える事が可能。
挿入口
次世代MP5は勿論スタンダード版の欠点だったマグウェルの割れは起きない様にされています。
金属パーツですしね、ココ。
抜き差しした感じは若干固めな印象。マガジンキャッチを押してもマガジンは自重で落下しませんでした。(笑)
抜き差しの硬さは使っててこなれてくれば多少はマシになるんじゃないかと。
そんな訳で、次回がラストの予定です。
]]>今回はハンドガードを更に見ていきます。
サプレッサーを取り外すとこんな感じに。
先端の黒い金具はインナーバレルの固定とサプレッサー内の消音材が下がってこないようにする為のパーツでしょうか。この金具は14mm逆ネジで固定されていて、付属のカプラーキャップを取り付ける事で、本体付属の物とは別の14mm逆ネジ仕様のサプレッサーやトレーサーなんかを取り付け可能。
トレーサーとかは別段カプラーキャップを取り付けなくとも取り付けが出来ない訳ではなさそうですが、見た目がスッキリしますしインテグラルサプレッサーのネジ山も保護できるので取り付けた方が良いかと。この辺の配慮は流石、といった所ですかね。
固定金具の下に小さなレバーがあり、これを押す事で円筒形のハンドガード部を引き抜く事が可能になります。
バッテリー交換にいちいちサプレッサーを外すのが面倒…という人には、一応サプレッサーを外さなくともハンドガードが取り外せるようにはなっています。やり方は、写真のハンドガード中央にある穴を爪楊枝状のものを使って押し込む…という方法。このやり方だと爪楊枝状の何かが必要になるので帰って面倒な気がしますね、個人的には。
一応、穴に入る細さなら先端が尖っている必要はないので、細い六角レンチなどでも出来ます。
バッテリー収納
こんな感じにハンドガードまで取り外すと、インナーバレル下にバッテリーのコネクタがあります。
写真だとディーンズタイプですが、ノーマルでは東京マルイ純正リポバッテリーのMR30コネクタからタミヤミニへの変換アダプタが取り付けられていて、ニッケル水素バッテリーでのドライブも可能。
…タミヤコネクタよりMR30の方が通電効率がいい…というのなら、別にディーンズだって良かった筈で、ディーンズだったら海外製電動ガン…特に電子トリガーを標準で搭載している機種なんかによく使われているのでMR30よりは馴染みがあるし、対応バッテリーも豊富だと思うんですが…何でMR30にしたんだ?まさか自社のバッテリーを売りたいからではあるまいな?と。
昔の携帯電話じゃねぇんだから、今時そういうの流行らねぇと思うんですがね。
ちなみに私の奴はMR30からディーンズに変換するアダプタが何故かS&Tからリリースされていたので、それを使ってます。
タミヤミニコネクタのバッテリー、もう持ってないんですよねぇ…。
バッテリースペースはそこそこ広いです。樹脂製のカバーも付属するので、東京マルイのバッテリーを使う人はかなり便利なんじゃないかと。
サプレッサー内部
サプレッサーには消音材のスポンジがちゃんと入っているので消音効果はあるんじゃないかと。
言い回しがビミョーなのは、ノーマルの次世代MP5の発射音を聞いた事が無いのと、次世代ですから発射音より結局はブローバックの音が大きいので、他の消音カスタム電動ガンの様な静粛性は期待できないよな、という点から。ブローバック機構をキャンセルしてしまえば消音効果は上がるでしょうが、そこまでやるか?と思うのと、せっかくの次世代なのにブローバックキャンセルするのは本末転倒な気がするからです。
…まぁ、本気でサバゲーなシューティング競技やってて性能に特化させる為…という考え方もあるとは思いますが。
と、言う事でまだ続きますよ。
]]>
ハンドガード
普通のMP5とSD、最大の違いであるフロント周り。MP5は様々なメーカーの電動ガンないしガスガンを過去数本所持しておりましたが、その中にSDは無かったんですよね。そんな訳で、正確なのかそうでないか、どこが他商品と違っているかは正直判別できませぬ。(苦笑)
ただ言える事は…相当カッコ良く仕上がっている、と言う事だけですわ。(笑)
円筒形のハンドガードは実銃と同じく硬質ゴムになっており、蛇腹状なのも相まってホールド感抜群。実にいい握り心地です。
スタンダード版だと握った時に少し軋む…って、コレは東京マルイの初期ラインナップ電動ガンでは言わば「仕様」とでも言うべき残念ポイントですが、今回の次世代SD6は硬質ゴムなのでしっかり握るとキシキシ鳴るなんて事はありません。
また、恐らくスタンダード版はベネリM3なんかと同様の樹脂にラバーコーティングという仕様になっていると思いますが、コレは経年劣化でベタつく様になってしまうのが難点ですが…コレはどうなんですかね?
「サバゲっぱなしS」によると、ラバーの経年劣化によるべたつきは無水エタノールで拭いてやるといいらしいです。コレはボールペンとかのラバーグリップなんかでも使えるんだとか。べたつくようなったらやってみましょうかね。
サプレッサー
インテグラルサプレッサーは本体に正ネジで固定。
アルミ製で非常に質感が良く、雰囲気があります。
サプレッサーに施されたサンド処理はかなり粗く、触ると紙やすりの様。実はコレ、実銃でも結構仕上げがマチマチとの事で、東京マルイでも1本ずつ手作業で仕上げているとか何とか。
ちなみにバッテリーを繋ぐ際はこのサプレッサーを外す必要があります。一応外さなくても出来るらしいですが、ある理由からちょっと面倒になってるのでサプレッサー外しちゃった方が楽かと。
リトラクタブルストック
この次世代SD6で一番衝撃的だったのがこのリトラクタブルストック。
MP5に限らずAR15系のテレスコストックも同様ですが…伸ばした状態ではどうしても少なからずガタツキが出るのが言わば当たり前、という認識だったんですが、この次世代MP5のリトラクタブルストック…全くガタツキが無いんです!!ちょっとコレ、感動モノですよ、ええ!!
展開もスムーズで、レバー押し込んだ時と伸びきった時に鳴る金属音がまぁ…テンション上がります、ええ。
伸縮も何の抵抗もなく…まるで日本刀を鞘から抜く様なスムーズさ。コレは凄い!!
正直、リポ対応とか電子トリガー搭載とかよりも強く、次世代MP5に対しての東京マルイの本気度を感じましたね、コレで。
バットプレート
今回は標準仕様のSD6という事で、バットプレート部が大型のFタイプにはなっておりません。
バットプレートは滑り止めはありますが樹脂製なので、装備や服装によっては滑るかも知れません。
…ただ、このガタの無さは感動モノですよ、ホントに。
構えた感じですが、サプレッサーがある分ノーマルより前に長くなっていますが元々MP5が小型ですから、取り回しに難儀する事は少ないんじゃないかと。
一つ難点として挙げるとするならば、この見かけに反してノーマルで3kg越えの重量でしょうか?実銃とほぼ同等の重さ…との事ですが、サバゲーで一日中持っていると体力や腕力がない人はキツイと感じるかも知れません。スタンダードのMP5は女性にもオススメ的な評価が多かったんですが、次世代はこの重さ故あまりオススメとはいかないかも知れません。
でもまぁ…現状欠点と呼べるようなネタってとこしかないんですよ。
とんでもない完成度ですぜ、コイツぁ。
…という事で、まだ続きます。
]]>新年一発目は予告通り、東京マルイの次世代MP5SD6ですよ。
右側
実銃についての説明は…物凄く有名な銃なので今更書く必要もない気もしますが、H&K社のG3の機構を短機関銃にダウンサイジングしたのがMP5で、G3と同じくローラーロッキングディレイドブローバック方式を採用。クローズドボルト所以の高い命中精度は100m以下の近距離ならフルサイズのライフルと比較しても遜色ない、等と評されている名銃。故に特殊部隊や法執行機関から絶大な信頼を寄せられております。
そのキッカケとなったのが1977年のルフトハンザ航空181便ハイジャック事件。このテロを人質の被害を出さず短時間で解決に導いた事でMP5の有用性は広く知られるようになったわけですが、その作戦を指揮した西ドイツ(当時)のGSG-9隊長であるウェグナー大佐が作戦後の記者会見で持っていたのが、MP5SDと呼ばれる内装式サプレッサーを装備したタイプなのです。
左側
SD6は固定ストックバージョンのSD5と同じく、MP5のバリエーションとして東京マルイの電動ガンとしては比較的古株。故に、全体的に樹脂感が強く3点バーストが再現されていなかったりはするものの、MP5バリエーションは小型かつ軽量なのでサバゲー等の入門用…言わば最初の1丁としてオススメされる事が多く、根強い人気がある銃です。
まぁ、実際のところはロアレシーバーがモナカ構造なのでマガジンを抜き差ししている内に挿入口の前方部分がぱっくり開いてしまう持病持ちで、ドットサイトなども別売りのマウントが必要。ノーマルマガジンで50発、多段マガジンでも200発と装弾数がやや心もとなかったりするのですが。
それでもラインナップの中では比較的安価であり、マガジンは挿入口にしろサードパーティから装弾数が多いタイプや対策品がリリースされていますし、小型軽量のメリットもあり使い易さという点ではかなり上位かと思います。
次世代MP5はスタンダードに見られた欠点をほぼ解消している上、外観も非常に拘って作っているのが一目でわかる完成度の高さです。元々MP5は好きな銃だったというのもありますが、リサイクルショップに陳列されているのを見て一目惚れしてしまいましたわ。コレでリコイルあり、精度抜群、電子トリガーで3点バースト可、リポ対応…本気を感じましたね、ええ。
…何より、この本気っぷりが今更ながらのMP5でってのが嬉しいポイントかも知れませんわ、私としては。
ストック展開
ストックを伸ばすとこんな感じ。
特殊部隊、対テロ部隊、法執行機関ご用達な銃…と言う事で、MP5と同じくMP5SDシリーズも結構映画やドラマ、漫画で見かける銃だったりします。面白いのが現在中年サバゲーマーが所持するエアガンが実銃になるという能力を持って異世界召喚される…という「異世界召喚おじさんの銃無双ライフ」を連載中の森尾正博氏が描いていたサバゲー漫画「これからコンバット」では主人公の小西ゆいの愛銃としてSD5が登場しております。
リトラクタブルストックは根元のレバーを操作するとちょっとだけ飛び出てきて、後は引っ張れば伸びるというMP5ではおなじみのタイプ。縮めるか伸ばすかの2択ですが、展開した状態で長さ的にも丁度良い感じです。
ちなみにレイルマウントとドットサイトは当然ですが、後付けのオプション。マウントはマルイ純正の次世代MP5用で、ドットサイトは同じみVectorOpticsのマーベリック。MP5が比較的古い銃と言う事で、敢えてシンプルな形状のGEN.1をチョイスしています。
説明書の封筒
この次世代MP5、取説が実銃のものに似せて作られている…なんて話をどこかで聞きましたが、だとしたら凝ってるよなぁ…と。
まぁ、ホンモノのMP5の取説がどんなものなのか見た事ないからホントかどうかはわからんのですけどね。(笑)
しかしホントコレ…良いよ。
]]>振り返れば、今年はロクな一年ではなかったです、ハイ。
身内に不幸があった、とか体調を崩した…って、症名付きで腰痛持ちにはなってしまいましたが、そういうのではなく…まぁ仕事面がハズレでしたわ。担当現場に来て好き勝手言って帰った上司の言葉に頭にきて、イライラが抑えきれずその晩は全く眠れなかった…なんて事もありましたわ。
そんな訳で、ストレス発散でやっと入ったボーナスを元手に結構な散財を。
先ずはこちら。
東京マルイ 電動ハンドガン グロック18C
グロックカービンにして所持していたグロック…サバゲーの際にはハンドガンとして使ってた奴ですが、コレに集光サイトを搭載!!
…だけではないのです。電動ハンドガンはガスブローバックの様な撃ち味は皆無ですが、季節に関係なく安定した性能を発揮できる便利なハンドガンですが、最大の欠点としてトリガーのラグがあります。
ハンドガンのボディに電動ガンの機能を詰め込んでいるが故、トルクのあるモーターが使えずバッテリーも容量が少ないものになってしまう事が原因…バッテリーに関してはリポ化である程度は補えますが、そうなるとスイッチ焼けやメカへの負担など、気になる部分も出て来る訳です。そこで、電子トリガーを搭載しました!!
というのも、不知火商店から電動ハンドガン&電動コンパクト対応の小型ETU「陽炎F12型」というのが出ていて前から気になってたんですよね。プリコッキングも可能で細かい調整も行えるスグレモノなのです。当然、カービンとして使う時もイイ感じになるので一石二鳥ですね。
更に…
東京マルイ 電動コンパクトサブマシンガン MAC10
コイツは以前所持していて手放してしまったんですが、再度購入。
コチラにもグロックと同じく「陽炎12型」を搭載して、サバゲーに持ち込むときはドット等載せずに素のまま使おうと思ってます。
ちなみにストックに巻いているのはカモフラテープ。MAC10のワイヤストックはその形状もそうですが、肩付けした時に滑って安定しないのです。前の奴にはブチルゴム巻いてましたが、ラックに立てかけておくと重さに負けて変形してしまうので今回はカモテープ使用。最初はおしゃれかと思って革紐巻き付けてたんですが、ストック畳むとアイアンサイト使えなくなる弊害があったので、ワイヤーストックのUのカーブ部分は残して両サイドに巻き付けてます。
トドメに…
東京マルイ 次世代電動ガン MP5SD6
…流石にコレは中古です、ハイ。(苦笑)
METAL BUILDグレートマジンガーを買った店に置いてあって、ついつい買っちまいました。
来年1発目はコイツのレビューで行こうかと。
さてさて、嫌な事は忘れると言う事で今回立て続けに東京マルイ製品ですが…今年ラストは東京マルイについて思う所を。
まぁ、エアガン趣味やサバゲーやって人にとっては欠かせないといいますか、絶対的な信頼を持たれている企業だとは思います。
海外製電動ガンの品質が格段に上がって来たとはいえ、東京マルイ製品の絶対的な信頼性、動作の安定性、精度の良さにはまだほど遠い…というのが現状だと思います。そりゃ海外製なら東京マルイのスタンダード電動ガン買う金があれば、フルメタルでウッドストックの奴か買えたりもしますが、いざ撃って使うとなると…となるケースが大抵かと。
ただ、個人的にはあんまり好きではなかったんです。
一時期のM4バリエーション偏重なラインナップには辟易していましたし、次世代の凄さ…電動ガンなのにしっかりリコイルがあって、それでいて精度も良くて外観の完成度も高い…いや、凄いですよ、ええ。更には進化してオートストップやらマガジンのリアルカウント切り替え、更にMP5ではリポ対応や待望の電子トリガー搭載…凄いです、ホント。
更にはMK-46やらAA12等の電動ショットガン、最近ではガスブロショットガンのサイガや10禁とは言えSAAをリリースしたり、と一時期のM4偏重がウソみたいな展開…かなり見直していたんです、ええ。
でも…純正リポをリリースしたと思ったら、コネクタがMR30…何で電動ガンではより一般的なディーンズにせずMR30にしたのか…何か技術的な問題があった、というのなら、何で次世代MP5は最初からタミヤミニコネクタへの変換アダプタつけて大丈夫なの?と。
他にも、次世代とスタンダードのマガジン非対応問題。
AKはオートストップが効かなくなるもスタンダードマガジン使用可能、G36は共用…でも、M4系とMP5系は併用不可…コレも凄く不親切に感じます。
私の様なへそ曲がりには、純正リポバッテリーなりマガジンを売る為にわざわざそうした風に思えてしまうんですよ、どうしても。
そうなると、パッケージにさも誇らしげに…でかでかと世界ナンバー1シールを貼ってますが、技術的な部分度外視した消費者…買う側としては、なんかセコイなぁ…と思ってしまう所があるんですよ、東京マルイに対しては。
他にも大昔の話ですが、マルシン工業が電動でUZIをリリースした直後にUZIを発売してマルシン工業製電動ガンの目を紡いだ…というのは競争原理とかを考えればまぁ、いいとして…問題なのはそんな東京マルイのUZIは、構造が特殊かつ繊細過ぎるのが災いして分解不可、ショップでの修理やカスタムは基本断られてしまう等の理由からユーザーから敬遠されてカタログ落ち…現在では絶版モデルになっている事を考えると、もやもやしたものを感じずにはいられないのです。
そんな訳で、製品の完成度や、一時期と比べ冒険心あるラインナップとかにはケチつけようがない東京マルイではあるんですが…ビミョーな所で感じるセコさ…技術的な理由あって、なのかも知れませんが、その印象のせいで、どこかで思ってしまうんですよね、
…「モビルフォースガンガル」の頃から根っこは変わってないんじゃないか?と。
そんな事を書きつつも、入手した次世代MPSDの凄さに驚嘆してしまっている訳ですがね。(苦笑)
それでは皆様、良いお年を。
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…というか、テレビはオワコン、なんて言っておいて「年末見るテレビがない」とはこれ如何に。
逆にそれはテレビ見る気満々だってことじゃないのか?
まぁ、K-popはどの楽曲も同じに聞こえてしまうし、セカオワだYOASOBIだのを聞ける程若くもない私は紅白やレコード大賞なんか見ないでネットやってるか漫画か積みDVD見てるかだと思いますが。
あ、「孤独のグルメスペシャル」だけは見たいと思ってますが。
私は仕事の都合、朝食を車中で取る事が多いのですが、そんな時は外仕事なので天気予報を見たいとカーナビをテレビにする訳です。すると最早情報番組ではなくバラエティかワイドショーだろ…という有様の朝の番組がやってる訳ですよ。客引きパンダ的に美人モデルをお天気お姉さんに起用してコーデがどうたらとかやってみたりして、どーでもいいK-popとかジャニタレとかの情報とか流され、自局のドラマの主演とか呼んで番宣してるのを見ると…まぁ、しょーもないなぁ…とは思います。その中でも評判悪いのが「めざましテレビ」ですが、個人的には最近は「Zip!」の方がヒドイ気がします。
テレビがつまらないから見ないのではなくて、見ると不愉快になるから見ないんだと気づいた、的な投稿がSNSに挙がって話題になったりもしたそうですが…こうやって年末にテレビの話題が出るあたり、結構見てる人いるんじゃないか?という気にすらなりますね、ええ。
でもまぁ、テレビ見てても不快になるだけ…というのは分からなくはないです。いつだったか…料理研究家の人が料理の時短テクニックを紹介している番組で、例の如しでCM明けの繰り返しがあった訳です。料理の時短テク紹介する前にCM明けの無駄な繰り返しを短縮した方がいいんじゃねぇか?と思ったりしましたよ、ええ。
でも…テレビがこの有様でも手放しでネットを賞賛は出来ないんですよね、最近の私は。
少し前に私人逮捕系youtuberや海外の迷惑youtuberが逮捕されたりした訳で、それは再生回数=カネの構図が続く限りは所謂バズる為に手段を選ばないこういう連中はず〜っと手を変え品を変え、現れてはやらかし続けると思います。金だけに限らず承認欲求を満たしたい、というしょーもない理由でキ〇ガイめいた行動する奴も出てますがね。
第一、youtubeがテレビに出してもらえなくなったタレントの受け皿になっている時点で、媒体が変わっただけでテレビと大差なくなっちゃってると思うんですよ。故に、テレビがダメでyoutubeの方が優れているとは必ずしも言い切れないのではないかと。というか、そもそも境界線がビミョーになり始めている気すらしますわ。
それ以前にもっとヒドイと思うのがネットニュースの記事。
つい先日文春砲を喰らった誰かさんが自身が出演しているワイドショー(その番組コンセプトに関しての部分からのツッコミは却下な、メンドクセェから)に切り取り禁止なんて書かれたフリップを出していたのを見ましたが、じゃあワイドショー番組なんか出なきゃよかろう…と思ってたらホントに降板しましたね。
そういう切り取り記事云々以前に…あるテレビ番組でタレントの誰かがこんな発言をした、的な記事の垂れ流しがまぁ多い!!しかも、昭和の東スポ的な見出し詐欺みたいな記事だったりもしてなお質が悪い。コレ…意味や意義があると思って書いてるんだったら…いや、その感覚は私には未来永劫理解できませんわ、きっと。
と、言いますか…そもそも「まいじつ」みたいなクソ以下の匂いがぷんぷんする炎上商法的な害悪記事垂れ流しWEBメディアもある位な訳でね。
テレビよりネットの方が優れている…
…大差ないわな、コレでは。(苦笑)
というか、クソなワイドショーがネタにするのは週刊誌記事で、ネットで害悪記事まき散らすのは週刊誌のWEBメディア…
人のゴシップで喜んでる連中と、それを商売にしている連中が諸悪の根源なんだろうね。
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福田普一 「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」 現在12巻まで発売中
ウチでほぼ毎巻記事書いている「2.5次元の誘惑」にかなり似通った作品…と言う事で興味あったんですが、少し前…半日ほど避難していた漫画喫茶にて読んでみたのでその感想をば。
先ず断りを入れておきますと…私は記事内で〇〇と××はこんな所が似ている、なんて事を書きますが、だからと言ってそれをパクリだなんだと騒ぎ立てる事に関してはむしろ否定派です。パクっていたとしても結果自分が見たり読んだりして面白いと感じたかが重要で、パクったのか否かというのは基本どうでも良いと考えています。飽くまで出来たもので評価したい、というスタンスです。でもまぁ…先行していた、パクられた疑惑がある作品が気に入っている、好きだったりした場合は、当然パクリ疑惑のある作品に対しては多少穿った見方をしてしまいます。つまりはマイナスのイメージからその作品にぶつかる事にはなる訳ですが、自分で読んだ結果、面白いと思ったらそれはそれで良い、と。逆につまらなかったらパクリ云々以前にクソミソでもあるんですが。(笑)
まぁ、そういうスタンスなので今回もどっちがどっちのパクリ…とかはどうでも良い事、という前提で、こんな部分が似てて、どこが違っているのかというのを書いていこうかと。
さて、本編の内容はと言いますと…
ひな人形の顔師を祖父に持つ高校生・五条新菜は過去のトラウマから極端に自己評価が低く、友人と呼べる者もいない。ある夜、自宅の作業場にあったミシンが壊れてしまったので学校の被服実習室のミシンでひな人形の衣装を制作していた所、クラスメイトのギャル・喜多川海夢と遭遇。新菜の裁縫の技術に驚嘆した海夢から、自身のコスプレ衣装の製作を依頼されて…
というモノ。
本作はアニメ化もしていますしかなりの人気作、ヒット作なので中身を知っている人も多いでしょう。
と、言う事で本作と「2.5次元の誘惑」の類似点と相違点をまとめると…
類似点
・アニメや漫画のコスプレを題材としている
・コスプレのみならずその撮影技術的なものも扱っている
・新菜も奥村と同様特殊な家庭環境にある
・基本、嫌な奴、悪い人間が登場しない(現状では)
・テーマの根底として「好きなものを否定しない」というものがある
・オタクが過ぎて言動がおかしい人物がいる
「2.5次元」の場合、奥村のトラウマの元凶が親…というか、母親ではあるものの、基本的に回想以外では両親の描写はないのに対し、「着せ替え人形」では新菜は両親と死別してはいるが、保護者の祖父との仲は良好で世話焼きな従妹とも良好な関係が描かれています。更に言えば、「2.5次元」のリリサは家族の描写が希薄なのに対し、「着せ替え人形」では親が単身赴任で基本不在という設定ながら、ちゃんと登場しています。
また、どちらもオタク趣味に嫌悪感を見せる様な存在がおらず、誰かの好きを否定する様なキャラクターはほぼゼロ。そういうオタク趣味やコスプレに対するネガティブな描写は基本回想シーンだったり改心したりと、基本的にギスギスした展開を避けた作風になっている印象。ただ、大雑把には似ている2作品ですが、中身を掘り下げると大分違っているのですよ。
相違点として先ず挙げられるのは、「2.5次元」がROM製作というのが目的でイベント参加がメインなのに対し、「着せ替え人形」はスタジオなどでの撮影がメイン。そして奥村は基本的に衣装製作には関わらず撮影とメンタルケア担当なのに対し、新菜はカメラ以外でもがっつり衣装製作からメイク、小物作りを担当。奥村不在でもリリサはコスプレ活動が出来るが、海夢は新菜不在でコスプレ活動はほぼ無理…という構図。
その違いもあってか「2.5次元」ではコスプレを題材とした"熱血部活モノ"的な展開やノリが多く、複数の女性が奥村に関わり、好意を持つ事により奥村の心情にも変化が…というさや当て的なラブコメ要素もあるのに対し、「着せ替え人形」の方は基本的にライバル不在で新菜と海夢の関係も、告白してないだけ、みたいな構図になっております。
コスプレが題材ながらもスポ根的というか、少年漫画的な熱い展開が好きなら「2.5次元」、キュンキュンしたラブコメ要素…というか、少女漫画的な恋愛要素を求めるなら「着せ替え人形」の方をオススメ…という感じですかね、私の感想といたしましては。
ただ、「2.5次元」の方もリリサと美香莉の関係など、コメ要素薄目なラブコメ展開は豊富ですし、サブヒロインなアリアやまり姉も魅力的。主人公以外でもノノアとトラジの関係とかもある訳で、一方「着せ替え人形」の方もトラウマ持ちの新菜を主人公として、クラスのアイドル的な存在と仲良くなっていく展開は男性読者の感情移入しやすくなっており、少女漫画然としていながらも男でも読み易い作品になっております。
また、コスプレという観点からすると「2.5次元」よりも「着せ替え人形」の方がより実践的な描写が多くなっています。「2.5次元」ではリリサの技術や拘りが凄い、で終わっちゃってる衣装製作が「着せ替え人形」ではこうなりがちなものにの対処法みたいな描写があります。メイクや体形の補正グッズなどの紹介もあるので、実際コスプレしていたりしたいと思っている人にも面白い作品なんじゃないかと。この辺は女性作者ならでは、なのかも知れませんね。
でも、一番面白いのは両方読んでその違いとかを読み取っていく事かも知れませんな。
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「METAL BUILD グレートマジンガー」
映画「マジンガーZ infinity」版のグレートマジンガーを超合金ブランドの一つで主にプレバンにて限定販売される「METAL BUILD」にてリリースされたモノ。まぁ、超合金ブランドとはいえそのラインナップの大半はガンダムなんですけどね、このシリーズ。
そんな中、「フルメタルパニック」と「エヴァ」と並ぶ非ガンダムなラインナップで、かつ唯一のスーパーロボットなのが「マジンガーZ infinity」からのコレとマジンガーZですね。まぁ、最近は「DRGON SCALE」と題して生物的表現を取り入れたスピンオフブランドで「真ゲッター」とかがラインナップされてますが。
コレ…開封品で輸送箱なし、パッケージ損傷アリでしたが付属品完品の美品…にも関わらず、ヤフオク等で出品されている価格よりも大分…この値段で良いの?レベルで安かったので慌てて購入した次第。作品自体は現状未試聴です。
柳瀬氏によりリファインされたこのデザインよりは昔ながらのツルっとしたデザインの方が好みではあるんですが、このグレートに関してはちょっとやってみたかった事があったのですよ。
というのは…
コレです。(笑)
現状では「スパロボ」で知ったネタではあるんですが、「マジンガーZ infinity」には量産型マジンガー的なイチナナ式というのが登場して、手持ちのマシンガンを武器に戦った…と。そして鉄也共々軍属となっていて、サンダーブレーク等の強力な武装には制限が掛かっていて、使用には承認が必要。
強力な武装に使用制限があるのなら、それを補う使い勝手の良い武装が追加されていても良いのではないか?軍属となり、マジンガーブレード等の格闘武器は既に豊富なのだし、イチナナ式との連携なども考慮すると手持ち火器…銃を持ちせたらカッコ良いのではないか、と。実はグレートマジンガーはロボットアニメの主役機で初めて剣を使ったロボ、と言われている訳で、それが発展して新作では銃も持った…なんてのは面白いよな、と。
そして、METAL BUILD版グレートには面白いモノがあったんです。
それが、グレートブーメラン用の持ち手パーツ。コレをレビューサイトで見た時に思ったんですよ。
「アレ?これ、銃の持ち手にも出来るんじゃねぇか?」
と。そうして、実際やってみたのがこの写真なのです。
グレートブーメラン用の持ち手に銃
銃は古くは「GIジョー」とかの12インチフィギュア用の1/6サイズが丁度良い感じ。この通り、シンデレラフィットって奴ですか?ピッタリなのです。
12インチフィギュアとは30cm程度…人間で言うと1/6サイズになります。このグレートマジンガーは20cm程度と12インチフィギュアより大分小さいんですが、手が人間のフィギュアに比べて大きいので1/6サイズが丁度良くなります。このサイズの銃フィギュアはディテールが細かく再現されているものも多いので、METAL BUILDの細かいディテールに負けて銃だけ浮いて見えるなんて事もないかと。
尤も、ライフルやショットガンの曲銃床は無理でしょうし、MAC10やデザートイーグルの様にグリップの形状や角度が特徴的だとか、極端にグリップが太い等の特殊な銃も多分無理かと。でも、AR15系ならこんな感じでピッタリで、ハンドガンのガバメントもピッタリ持つ事が可能でした。比較的持ち手パーツは柔らかいので過度な負担がかかったりもしないかと。
グレートマジンガーに銃を持たせるなんて邪道だ!!とかいう人もいるとは思いますが、個人的には中々カッコ良いのではないかと思うのです。
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「ジョジョの奇妙な冒険」第四部より 川尻早人
幽波紋…スタンドという斬新な能力により、ただの殴り合いではなくルールや条件が伴う能力を駆使した緊張感あふれる頭脳戦を展開したのが「ジョジョの奇妙な冒険」の第三部…後年つけられたサブタイトルで言えば「スターダストクルセイダーズ」な訳です。仇敵・ディオが滞在しているというエジプトに向かう承太郎一行と、ディオの命で彼等の抹殺を目論む刺客達との緊張感あるバトルからシリーズでも随一の人気を誇っております。
そして承太郎達の旅路が完結した後に開始した第四部…「ダイヤモンドは砕けない」は旅モノだった第三部とは打って変わり、杜王町という地方都市を舞台にした街モノというスタイルになりました。
第四部が第三部と大きく違う所は、中盤までは明確な"敵"の存在しなかった点でしょうか。第三部ではエジプトまでの旅路で何度も刺客の襲撃に遭う…という命がけの戦いが続きましたが、第四部では状況的にやむなくだったりで仗助達を積極的に狙ってくる事もなく、バトルモノという観点で言えばスケールダウンしている風に感じる展開が続きます。互いに引かれあう…というだけあってか杜王町には様々なスタンド使いがいたり現れたりしますが、殺人などの重犯罪を行っていたのはラスボスである吉良吉影含め数人しかおらず、トニオや辻彩の様に基本無害なスタンド使いも多くなっています。それでいて仗助以上に主人公的なキャラクターの康一をはじめ、相棒的な億泰、前々作主人公のジョセフや前作主人公の承太郎、実はキーキャラだった岸部露伴といった仲間側の戦力が非常に充実していたりします。それ故、バトルの緊張感が薄れた、だの敵のスタンド使いが総じて強くない、的な批判も受けたんだとか。
そんな批判を受けたうえで登場させたのが、第四部のラスボスである吉良吉影。
歪んだ性的嗜好から手のキレイな女性を何人も殺め、その手としばらく生活するというサイコパスながら、自身は注目を浴びる事を嫌い、静かに、平穏に生きる事を望む…という非常に狡猾なキャラクター。
自身の秘密を知った重ちーを殺害した事で、その犯人捜しに躍起になる仗助らに追い詰められ重傷を負うも、たまたま遭遇した自分に背格好が近い川尻浩作を殺害、辻彩の能力で成り代わる…この川尻浩作の息子こそが、川尻早人です。
吉良が浩作に成り代わる前は妻・しのぶとの関係は冷め切っており、その子供である早人は「自分は愛し合う両親から生まれたのか?」という疑心暗鬼に陥っていた様で、両親の部屋を盗撮、盗聴していたという…少々歪んだ小学生…そう、"小学生"なのです。
吉良が浩作に成り代わってからは夫婦関係は修復…家族間は円満になったものの父親の変貌に強い違和感を感じていた早人は、両親を盗撮していた事で吉良の殺人の瞬間を目撃してしまう。そこで彼は「殺人鬼が父親になりかわった」事を確信、母を守る事を決意します。しかし行動を不審に感じていたのは吉良の方も同じ。問い詰められ窮地に陥った早人は「殺人の証拠を隠している」と逆に吉良を脅迫、母と自身に手を出すなと告げるも逆上した吉良により殺されてしまいます。
早人を殺めた事で深く絶望した事が引き金となり、吉良は"バイツァ・ダスト"なる新たな能力を得る…これは簡単に説明すると、「時間を爆破して不都合を『無かった事』に出来る」というトンデモ能力。時間が巻き戻り生き返った早人は、この時点で吉良の正体を暴こうとする物を爆死させ時間を巻き戻す爆弾とされてしまった。勝利を確信した吉良は吉良は彼に停戦という名の隷属を提案…。
早人は繰り返される時間の中で、偶然出会った仗助達が自分から吉良の情報を聞き出そうとして爆死する運命である事を知り、一度でも吉良について自分に聞いた者は巻き戻された後に吉良について聞かなくとも爆死する事、吉良の正体を探るものが爆死した後に吉良がバイツァ・ダストを解除したら爆死した者は死が確定してしまう事を知る。即ち、吉良が死ぬか、仗助達が爆死する前にバイツァ・ダストを解除させるしかない…。早人は祈ります。
「どうかぼくに人殺しをさせてください」
しかし猫草を使っての吉良殺害を果せなかった早人…そんな早人が時間を繰り返し自分の行動を邪魔し続けていた事を確信した吉良は、仗助達が爆死した後にバイツァ・ダストを解除すると宣言、勝ち誇る吉良だったが…
…ここで逆転劇が。
刑事ドラマなんかでよくありますよね?ラストで刑事が犯人と対峙し、犯行が犯人のものである事を証明していくも具体的な証拠は何もない。そこに犯人が気づき「自分が〇〇を使った証拠はあるのか」的な事を言って勝ち誇るも、実はそれが犯人しか知りえないワードで、「私は犯行に使われたのが〇〇なんて一言も言っていないし、マスコミなどにも伏せられている情報だ。それを知っているのは我々か犯人だけだ」…と、いう奴です。
コレに似た作戦を早人は実行するのです。何度も繰り返した時間の中から情報を集め、トライ&エラーを繰り返し、どうすれば吉良を止められるか、母親を守れるのか…幼いながらも必死にもがき、この状況に持ち込み…運命に勝ったのです。
そしてようやく仗助達と吉良の直接対決にまでこぎつけた後も、早人はクレイジーダイヤモンドの能力があるとはいえ、自らの命を省みない勇気を見せ、億泰に
「おめーのそのブッ飛んでる根性…プッツンしてるぜぇ〜川尻早人 まじに小学生かよ…小僧〜!!」
と言わしめる程。
そう、ジョースターの血統でもなければスタンドや波紋といった能力を持たない…どこにでもいる様な小学生が、極めて用心深く狡猾な殺人鬼の正体を暴いたのです。事件解決後、父親のとなった鞄を抱きしめる小さな背中に、仗助達も何も声をかけることが出来なかった…吉良を止めはしたが、達成感や高揚感などありはしない哀しい勝利…愛する夫に殺人鬼に成り代わっていた事など知る由もない母と共に、決して帰らないパパを共に待つ早人の姿が堪らなく切ない。
でもこれだけは言いたい。吉良を止めたのは早人の「勇気」だ、と。
川尻早人は言ってみれば脇役…しかし第四部のクライマックスでは間違いなく仗助よりも主役然とした活躍を見せるので「主人公列伝」カテゴリにしています。荒木先生言う所の「人間賛歌」というテーマがシリーズでも非常に色濃く出ているのが、彼なんじゃないかと思うのです。
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オイルダラーによりリメイクと相成ったという「グレンダイザー」ですが、色々と情報が提示されてきていますね。
各キャラクタービジュアルや担当声優、主要スタッフ等々…色々出ていますが一番の話題と言えば、やはり記事にある通りマジンガーZが登場する事かと。
実はゲームとか以外、アニメ作品中ではグレンダイザーとマジンガーの共演は初…まぁ、OVAの「ゲッター」だったか「マジンカイザー」だったかのオマケ映像的な奴でダイナミックロボ全員集合的な奴で一緒に映っていた気もしますが、物語がちゃんとある形ではそれこそ「スパロボ」とかでしかなかったかと。
ただ、危惧されている通りマジンガーの「かませ犬」扱いはほぼ確定な様で、強く、勇ましく、カッコイイマジンガーの活躍を期待できるかは現段階ではビミョーかと。と言いますか、マジンガーZのかませ犬扱い多過ぎるだろ、と。アニメ本編から始まり、「マジンガーZ対暗黒代将軍」、OVAの「マジンカイザー」に至ってはあしゅら男爵の手に落ちるという失態まで。今回もグレンダイザーの引き立て役にされてしまうのは流石に…という気がしなくはないんです、私も。
まぁ、「グレートマジンガー」の様に強化されて復活、主役を食う活躍…みたいな事も期待できますが、そうなるとグレンダイザーの立場は無くなってしまう訳でね。
そして気になるのがガッタイガー?とラーガ?の存在。
ガッタイガーは東映まんがまつりで公開された作品で「グレンダイザー」の原型とでも言うべき「宇宙円盤大戦争」の主役メカで、ラーガとは桜多吾作版「グレンダイザー」のラストに出て来る地球版グレンダイザー的な存在。
「宇宙円盤大戦争」のキャラクターが登場したり、アニメ版ではヒロイン…にしてはマリアとかゲストヒロインに食われて目立ってませんが牧場ひかるが巫女、という設定が付加されたりと、「宇宙円盤大戦争」と「桜多版グレンダイザー」のネタを拾おうとしているのが丸わかりな形になってます。
ただ…コアなネタを拾ってファンサービスするのは結構なんですが、正直、私は「よそ見してくれるなや」という風にも思えるのですよ。
というのも、ファンの期待通りの…「ラーメン屋に入ったらちゃんとおいしいラーメンが出て来た」なんて評価を受けた「CITY HUNTER 新宿プライベートアイズ」に「キャッツアイ」の来生三姉妹を出演させたことに対し、私は結構な不満を感じたからなのです。「新宿プライベートアイズ」はオリジナルキャストを貫き、ご時世的なモッコリ描写そこ抑制気味ではありましたが、当時の懐かしい「CITY HUNTER」を貫いた…でも、来生三姉妹の登場のせいで、海坊主(と美樹さん)がちょっと割を食った感があったんですよ。来生三姉妹を出さなければ、もっと海坊主と美樹さんの活躍を増やせたのでは?と。だって、劇場に足を運んだり映像ソフト買ったりする人は「CITY HUNTER」が見たいのであって「キャッツアイ」が見たい訳ではないと思うのですよ。
「宇宙円盤大戦争」や「桜多版グレンダイザー」のネタが"蛇足"に終わらなければいいですね、と。
というか、正直制作会社やスタッフが明かされた時点で正直…音楽の田中公平さんしか期待できない感が凄くてですね…。(苦笑)
ガイナックス系のスタジオでキャラクターデザインが貞本氏という構図で、「桜多版グレンダイザー」のネタ拾うとなると…「旧劇エヴァ」みたいな形になっちまうのでは?と。(苦笑)
まぁでも…「ゲッター」の実写版とかもそうですが、コンスタントに新作が作られている訳ではないものの、定期的にこうしてリメイクとかそういう形で話題になるダイナミックプロ作品は何だかんだ言って強いよなぁ…と思うのです。
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…個人的には、どん兵衛のCMはアンミカさんでもなければ吉岡里帆さんでもなく、山城新伍さんと川谷拓三さんなんですけどね。(笑)
正直、アンミカさんという人に関してはよく知らなくて…早朝の通販番組で関西弁でえげつない値引き要求をしていた人…という認識しかありません。まぁ、そういう台本なんでしょうけどね。(笑)
なんでも、CM自体の出来に加えてアンミカさんがかつて反日的な発言…「日本は世界の恥」的な事を言った事から、そんな奴をCMに起用するな!!と言われているとか何とか。不買運動をします、的なコメントもSNSでは上がってるんだそうですが…ホントかよ、と思わずにはいられませんし、こんなくだらない事で大騒ぎするのは、騒いでいる人達が大嫌いな国の人の言動とそっくりだぜ、と思わなくはないのです、私としては。
つーか、近年の日清食品のカップ麺のCMってアンミカさんの起用云々以前に最近訳ワカラン奴ばっかりな気がするんですよね。
カップヌードル然り、UFO然り、カレーめし然り…訳ワカラン芸人出したり、良く分からんバーチャルアイドルとコラボしたり、意味ワカランアニメ使ったり、アオハルとか意味不明なフレーズ使ったり…アレ、制作に携わっている人達は「このCM面白いでしょ?」とか思って作ってるんですかね?
…なんでテレビなんてろくに見てないのにそう感じるんだろ…と思ったら、そうか、長い事出張してて、宿泊先でテレビ流してる事多かったからか。(苦笑)
「どん兵衛好きだったけどもう買うの止めます」的な事をSNSで書いている人もいるそうですが、マリ―・アントアネットではないですが…
どん兵衛のCMが嫌なら「赤いきつね」を食べればいいじゃない
という事でしかないですわ。というか、元々「どん兵衛」より「赤いきつね」シリーズの方が好きなんです、ワタクシ。
和風カップ麺を出したのは日清の方が先ですが、どんぶりスタイルと最大のウリであるあのお揚げを乗せたうどんはマルちゃんが元祖なのです。赤いきつねは甘くてジュワッとしたお揚げも美味しいんですが、玉子が良い味出してると思うんですよね。そして天ぷらは後乗せサクサクのどん兵衛より、緑のたぬきの先乗せべっちゃり派なのです。
あ〜、でも一番好きなのは鴨だしそばかなぁ…。
ちなみに、赤いきつねと緑のたぬきのCMには私が生まれた年からず〜っと武田鉄矢さんを起用し続けていて、「同じ俳優を起用したテレビCMを最も長い期間放送している商品」としてギネス認定も受けていたりします。
それ故か武田さんの「刑事物語」シリーズ最終作「刑事物語5 やまびこの唄」では命を狙われる美人姉妹の隣室の押し入れの中で張り込みをしている片山刑事の傍らに、交互に積まれた赤いきつねと緑のたぬきがあるんですよ。
あ、ちなみに美人姉妹を演じたのは賀来千香子さんと鈴木保奈美さん。どちらも本作が映画デビュー作だったりします。
赤いきつねの味とかに触れていない?
いや、定番中の定番ですから、あの美味しさは書かなくともみんな知ってるでしょ?
]]>私の住む町には当時大きな書店がなく、せいぜい自転車を20分は飛ばしてようやくたどり着く駅のロータリーにある、今ではもう存在しない書店か、さもなくば比較的近所ではあるが品揃えがかなり残念な書店しかなかったんです。当時、高校受験(といっても私は高校にはいかなかったのですが)の対策として、当時通っていた塾から過去の受験の問題集を買えと言われ、当時近郊で最も栄えていた大宮の書店まで繰り出した事があったのです。
同級生はよく電車に乗って大宮に繰り出して遊んでいて、よく怖いお兄さんにカツアゲとかされていたのですが、基本出不精な私はそんな事は面倒だとあまりつるんで出かけたりはしなかったのですね。たたその時は折角大宮まで1人で繰り出したのだから、目的の過去問だけではなく面白そうな小説か漫画でも買って帰ろう…となったのです。
当時、友人から「フォーチューン・クエスト」を借りて読んだ事があり、ファンタジー系のライトノベルなんか面白そうだ…とその手コーナーで物色して見つけた本があったのです。確か…その時点でそこまでしかリリースされていなかったのか、ともかくその書店に置いてあったのが3巻までだったかと。中身は、オークだのミノタウロスだのといった魔物が勢力争いをしている世界で、戦闘力的に決して高くないにも関わらず、高い知性と戦闘技術を持つ英雄の様なオークが、人間的な感情を得て魔物達が争いを続ける世界に対し半ば絶望しつつ戦いの中命を落とし、彼の親友のミノタウロス…こちらは生粋の魔物脳ながら、親友に芽生えた感情を理解できず、それが何なのか思い悩む…というのが1巻。2巻からは英雄のオークの弟…確かダキーニとかいう名前でしたが、兄と違って完全な魔物脳かつダメな弟…彼の活躍を描きつつ、支配階級にあるガーゴイルの1人が落伍した後に謎の力を得る…とかそんな感じの展開でした。
…まぁ、かなりうろ覚えですしネットで記憶にあるワードで検索しても全然タイトルとか作者とかが分からない作品なんですが、それなりに面白かった事を覚えているんです。
なんでそんな思い出話を…と言いますと、当時読んだそのライトノベルに何となく近いんじゃないかなぁ…と思うゲームについて知ったからだったり。そのタイトルは…
「ラストハルマゲドン」
人類が自らの愚かさから滅びた地球を舞台に、生き残っていた魔物達と突如地球に現れたエイリアンの抗争を描いたRPGです。かなりぶっとんだ設定と言えばそうですが、昨今ではこういったキワモノは少なからずあります。でも問題はこのゲームがリリースされたのが1988年だという点。
…とんでもないでしょ、コレ。
発売日に学校や仕事サボって量販店とかに並ぶ不届き者が多数出た事がニュースにもなった「ドラクエ3」と同じ年…方や日本のRPGを形作り、人気を牽引したタイトルが大ヒットした裏で、モンスターとエイリアンを戦わせるというキワモノも良い所なRPGが生まれていた…という事が先ず凄いと思うのです。あ、そういえば「ドラクエ3」のテレビCMコピーって
「触れたら最後、日本全土がハルマゲドン」
だったんですが、その裏で「ラストハルマゲドン」が生まれていた、という事に。(笑)
しかもこのゲーム、こんなキワモノな設定のクセに物語自体は壮大かつ重厚…という高い評価だったりするのがまたとんでもない。
しかも魔物が主役…というのを出オチ的な形だけのものにせず、進化する毎に姿形が変化していったり、時間の概念があって昼のみとか、夜のみ…果てはサルバンの破砕日(月末)という活動枠に合わせて魔物がチーム分けされていたり、店とかの要素がなく魔物が自分で武器や防具を作らなくてはならなかったり…と、ユニークなシステムも多く、ゲームとしての評価も非常に高いんだとか。
元々はPC88用としてリリース…フロッピーソフトとしてリリースされ、PC98やMSX2、towns、PCエンジンCD-ROM2やファミコンにも移植されております。音楽を担当したのは「超兄貴」等で知られる葉山宏治さん。我々の界隈ではバラン・ドバンやガンレオンのテーマを作曲した人、と言えば分かるかと。ちなみに本作がデビュー作なんだとか。
んで、「ラストハルマゲドン」…PCエンジン版の戦闘曲が非常にカッコ良いんです。
何だかYMOっぽい曲調な気もしますが、実はこのアレンジ…葉山さんの手によるものではないらしく、編曲した人物がどこの誰なのか謎のままなんだそうで。ミステリアスですねぇ…。
この「ラストハルマゲドン」…PCエンジン版がWiiのバーチャルコンソールにはあったらしいんですが、私ゃWii持ってなかったしなぁ…残念。開発元が解散しているので権利関係がどうなっているのか不明なので無理っぽそうなんですが、昨今の凄いグラフィックで作ったら凄そうだと思うんだよなぁ…と。
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前回、前々回の補足で…
バットプレート
肩つけすめバットプレートは金属製。一応肩に当てた時にホールドする様に湾曲していますが、金属製で滑り止め等は考慮されていないので非常に滑ります。たまにこのウインチェスターにスコープ載せて狙撃銃としてサバゲーで使っている人もいるそうですが、そういう人はゴムの滑り止めを貼ったりしているみたいです。
まぁ…コレは実銃でもそうなんでしょうから仕方ないでしょうね。
レバーに何か巻いている事について
先日も書いてますが、このKTWのウインチェスターはレバー操作がコッキングを兼ねている都合で重いというか、動きが渋めなのが難点。操作には相応の力が必要ですが、レバーは金属製でそこそこエッジも立っている仕上げ…そんなレバーを指の背で押すのは正直痛いんです。(苦笑)
グローブとか使えばいいんですが、ちょっと試射とかするのにいちいちグローブ出すのも面倒な話ですし、なんか合わない気もするんですよ、この銃にグローブって。
この問題を解消しようと考えたのが、コレ。
5mm幅の皮ひもをレバーに巻き付ける事でレバー操作時に指が痛く無くなります。
巻き始め部分を押さえつけるように巻いて行って、最後の1巻きに尻尾の部分を差し込むだけで意外とほどけません。見た目でもワンポイントのおしゃれになってカッコいいんじゃないかと。
さて、本題。
バレルとチューブ
スラッと長いバレルがウインチェスターライフルのスマートさを際立たせているかと。
バレルの下にはチューブがあり、ここに前方からカセット式のマガジンを挿し込みます。
マズル部分
アウターバレルはオクタゴンになっていて非常にカッコ良いのですよ。
銃口下のマイナス溝がある蓋を回すとマガジンを抜くことが出来ます。
そのマガジンが…
こんな感じ。
非常に長く、細いので携帯には不便です。コレに対応できる様なマガジンポーチなんかありませんし、コレをサバゲーに持ち込むにはモールに挿すとか色々と創意工夫が必要かと。
マガジンが最初から2本付属するのは嬉しいポイントですね。
そんな訳でKTWのウインチェスターライフルでした。
エアコッキングながらかなり高額な一品ですが、値段相応の価値を見出せるかは個人の裁量というか、感覚次第な正に"スキモノ"の銃かと思います。
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レシーバー
ウインチェスターライフルの特徴でもある装填口はダミー。マルシンのガスガンは実際にココからBB弾を入れる機構なので、よりモデルガンよりと言えるかも。金属部の仕上げも非常にキレイです。以前のカービンモデルやランダルとは違い、最近のロットは黒染めされていてライフルもそれに準じた仕上げとなっています。
レバーを引いた状態
レバーを引くとこんな感じに。
よく言われている事ですが、エアコッキングの宿命でレバー操作は重め。スピンコックをしたい人は、一度レバーを引いた状態にしてから銃を回した方がやり易いです。実際私もそうやって回してましたし。
まぁ…何度も言いますがスピンコックはメーカー非推奨ですが。
コッキングの重さですが、エアコキだから…だけではなく内部のすり合わせの問題もあるかも。
全体的に動きは渋めです。国内生産モデルではないので仕方ないですね。
当たりがつけば違ってくるかも。
ギミック
レバーを引くと、連動して出すとカバーが開くギミックがあります。
説明書にも明記されていますが、閉じる時は手動。面白いギミックですが、機関部が露出してしまうので埃とかが入ってしまう事を考えるとサバゲーとかで使うには痛し痒しかな、とも。
ランダルやカービンにはレシーバー側面に丸環がついていますがライフルにはありません。コレはサドルリングといって、馬の鞍に引っ掛ける為の物らしく、馬上での使用を考慮した短縮モデルであるカービンには必需品でもライフルには不要、という事なのでしょう。サバゲーユースならスリングスイベルみたいに使えるので便利な気もしますが、ここは再現性を重視、という事で。
次は…バレル周りとマガジンかな?
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ストック
非常にいい色合いの木製ストックです。
前も書いた通り、アメリカンウォールナット製なんだとか。樹脂製と比較すると重くなりそうなイメージですが、意外と軽量です。
頬付けした際に感じるほのかな温かみは樹脂とは違う感じ。やっぱり木製ストックは良いなぁ…「銃は鉄と木で出来ていてこそ」なんて語る人の気持ちが分かる気もします。
レバーはカービンモデルと同じ通常タイプ。KTWさんところでランダルにつけられている大型ループタイプレバーも買えると思うので、スピンコックしたい人は交感しても良いかも。以前、カービンモデルに組んだ事がありますが交換は簡単でしたよ。
あ、スピンコックはメーカー非推奨です。確実に銃が痛みます。
ストックは比較的長く、頬付け位置が下がっているので最近の直銃床の銃に慣れている人ほど違和感を感じるかも。
フォアハンド
フォアハンドも当然木製。
木が薄めに加工されているのか、若干軋む様な感じがします。色合いもストックとピッタリ合っており、触り心地もすべすべ。
以前、AKのフォアハンドの再ニス塗布をやった事がありますが、どうしてもガサガサした仕上げになってしまったんですがコレの仕上げは流石、といった出来に。
バレル上部
ランダルはサイト無し、カービンモデルはリアサイトがタンジェントタイプになっていましたが、ライフルモデルはシンプルな凹型のリアサイトに。ハンマーを起こしていない状態だとハンマーに隠れてしまってサイティングが出来なかったりします。
その分、サイトラインがバレルに非常に近い為パララックスも少ない…と言う事はHOPの調整をきっちりやればかなり命中精度は良さそう。KTW製の弾道は非常に素直、という定評がありますしね。
HOP調整はイモネジ式なので、ドラム式やスライド式が主流な電動ガンに慣れているとやり難いかと。私もあんまり得意ではないです。カービンモデルは調整用イモネジを非常に巧妙に隠していて感心したんですが、ライフルモデルはそういった工夫が無いのがちょっと残念。
さて、次回はレバー周りをやっていきましょうかね。
]]>会社のストレスチェックがヤバい点数だったからね、仕方ないね。
KTW ウインチェスターM1873
…の、ライフルですよ、ライフル!!
カービンでもランダルでもなく、ライフルなのです!!
日本一小さいが販売価格10万越えもザラな高級なエアガンをリリースしているKTWというメーカー…この会社はイサカM37シリーズとかウインチェスターM1873シリーズ等、比較的お手頃な価格体のものもリリースされているんですが、実は無許可でコピー品…言わば海賊版を販売していた韓国の会社に「真似してくれてありがとう」と提携を持ち掛けた事により通称ドンサンモデルと呼ばれるKTWの古いモデルの廉価シリーズが生まれた…という経緯が。
そんなドンサンモデルの中でも最高級クラスの逸品がこのM1873ライフルなのです。
なんと販売価格、6万越え!!我ながら無茶な買い物をしてしまいましたわ、ええ。
コレは…サバゲーには持ち込めませんわ。いや、マガジン携帯の不便さやエアコッキングである事を考慮しなければ命中精度とかは非常に良い銃なんですけどね、流石に勿体ない、というか、傷とかつけたくない!!(苦笑)
まぁ、持ち込んでる人もいる…というか、もっと高額なモデルで参加している剛の者もいますけどね。(笑)
と、言いますか…実は昔、カービンモデルやランダルは所持していた事があるんですよ。カービンモデルに木製ストック&フォアハンドにつけたり、ランダルでスピンコックの真似事を練習したりした事があるんです。どちらもあれはあれで好きだったんです。でも、結局どこかで満足しきれずに手放してしまいました。私がホントに好きなのは、このスラッと伸びた銃身でスマートさがより際立つライフルモデルだったんですよねぇ…。
右側
通常のカービン等に比べて高額なのは、このライフルモデルには最初からアメリカンウォールナット製のストックとフォアハンドが奢られているから。発射システムは流石にやや古臭い印象もありますが、仕上げも非常に良好でとにかくカッコイイのです。
それに発射機構が古い、というのも裏を返せばその都度改良、改善を重ね今に至る…という事でもあるのではないかと、多分。(笑)
ウインチェスターのレバーアクションライフルは、元々は洋服などを販売する会社を経営していたオリバー・ウインチェスターがレバーアクションのヘンリーライフルの製造権を取得し、全米で販売開始したのが始まり。フォアハンドの追加や側面に装填口を設ける等、ヘンリーライフルで不評だった部分を改良して作られたのが、M1866以降続くウインチェスターライフル、という訳です。
左側
M1866は機関部が真鍮製だった為に"イエローボーイ"という愛称がつけられましたが、その改良版であるM1873では強力な44-40弾を使用可能に。この44-40弾は西部劇ではお馴染み、コルトSAAと共用出来る為、ライフルと拳銃両方使うには便利この上ない…と言う事で開拓時代のアメリカで大ヒット…"西部を征服した銃"と呼ばれる事に。
但し、レバーアクションライフルは軍隊で採用されている訳でもなく、ボルトアクションが主流になるとすぐに廃れてしまいます。
というのも
機構が複雑で高価
レバーを操作する際に機関部を大きく露出する為埃等が入り易い
M1873まではライフル
ながら拳銃弾しか使えなかった
レバーを下側に操作する都合、伏せ撃ちが困難で塹壕戦に不向き
という欠点があった為だとか。
何で拳銃弾しか使えなかったの?と言いますと、ウインチェスターライフルは装填した弾丸が銃身下の筒状の弾倉に数珠繋ぎで装填される訳ですが、その際先端が尖ったライフル弾だと、射撃時や操作時の衝撃で後ろの弾頭が前の弾の雷管を叩いてしまい暴発してしまう恐れがあるので使えない…だったらカートリッジの後端中央に雷管を持つセンターファイア型ではなく、後端外周部に雷管を持つリムファイア型にすれば…となりますが、リムファイア型はそもそもライフル弾の様な高エネルギーには耐えられませんし、仮に耐えうるとしても均等に火薬を詰めるのが難しい為不発が起こり易いという欠点がある訳です。
つまりは、レバーアクションは時代の仇花的な存在と言えるかと。
そう、そうなんですよ。
だからカッコイイんですよ、レバーアクションライフルは。
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バールのようなものを所持していたという強盗3人を撃退した店員さんの勇敢さに敬意を表します。
…が!!
報道で盛んに「さすまた」を強調しておりますが、店員の方は手に持ったさすまたをさすまたとして使っていた風には見えないんですよ。さすまたというのは先端がU字になっている長柄武器で、相手を倒すのではなく相手の身動きを取れなくして捕縛する為の道具。
但し、例えば胴体に先端のU字を引掛けて押さえつけようとしても、相手は全体重をかけて押し返せるのに対してさすまたを持つ側は腕の力のみで支える訳です。割と簡単に押し返されてしまいますし、相手側が体格や腕力が上ならU字の部分なりその付け根を持たれて逆に奪われる…なんて事もある訳です。
これはワタクシ、さすまたではないですがガキの頃、トンボを使って遊んでいた時の実体験しましたよ。
さすまたって、基本的には複数人で1人を押さえつける為のものかと思うのですよね。時代劇なんかでさすまたを持った岡っ引きが数人で盗賊を捕らえたりするシーンがあると思う…って、最近の子は時代劇とか見る機会もないでしょうけど、とにかく1対1や、相手の方が数的優位の時に役に立つ道具とは言えないんです。そりゃ何も持ってない丸腰よりはマシだとも思いますが。
ですから、店員さんが強盗犯を撃退する動画とか見ても店員さんはさすまたをさすまたとしては使っておらず、振り回したり叩いたりして使っていたのもそういう理由からかと。そもそもさすまたに恐れをなして…ではなく、この店員さんの気迫が強盗犯を撤退に追い込んだのと思います。
マスコミは今回の件で盛んに防犯意識が高く事前にさすまたを準備して訓練していた、という点をやたら持ち上げている気がしますが、さすまたも間違った使い方をすれば逆効果かと。強盗に押し入られても勇敢に立ち向かえるこの店員さんの様な人だけではない訳ですしね。そういう事もちゃんと考慮して説明や解説すべきだと思うんだよなぁ…。
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「このゲームはとても美しいので、ゲームをしない人でもインストールする価値が云々…」
というコピーがついている奴が上がるんですが…コレ、出て来る度につくづく思ってしまうんですよ。
いや、いくら美しかろうとプレイしないゲームをインストールするなんて容量勿体ないだろ、
とかそういう事ではなくてですね…
つくづく「弓使い」に向かないカッコしてるなぁ…という事なのです。
いや、私は弓道経験者とかではないし、弓より銃派なので、ゲームバランスからか弓は射程内の特定のマスを攻撃できるのに銃は前後左右にしか攻撃できないSRPGとかに軽く怒りを感じているレベルだったりするんですが、それは置いておき、です。
よく、弓道は巨乳の子は不利、なんて話はありますよね。弦が豊かな胸に引っ掛かってしまいがちで、どうしても射の姿勢が崩れてしまいがちになるとかなんとか。でも弓道は胸部や肩の筋肉をよく使うのでバストアップ効果がある、という話もあったりして、何と言いますか…。
そもそも弓道で女性がつける胸当ては弓を射る際に胸を怪我したりしない様に…というもので、和弓が女性が使うように作られておらず洋弓の様な進化をしていないのが理由。そんな訳で、弓道部が舞台、とかヒロインが弓道部、なんて漫画なんかでは必ず胸当て使ってますが、ファンタジーを舞台にした作品だとそういった配慮をしている作品もありますが、この広告の様に胸部の露出が多い恰好のアーチャーとかが出て来る訳です。
この人なんか、凄く危険だと思う訳です。
まぁね、上の人はともかくとして、ファンタジーなんだから使っているのは和弓ではなく洋弓…そういった配慮がされた作りになっているのでは?という考えもあるとは思うんですが、アマゾネスってのがおりますよね。男顔負けの屈強な戦闘力を持つ女性のみの部族…みたいな形でファンタジー作品での登場も多いアレです。んで、神話上の存在かと思われたが実在した、とも言われるアマゾネス…弓を射るのに邪魔だから右の乳房を切り落としていた、なんて伝承というか伝説がね、あったりする訳です。
考えてみればファンタジー作品の多くは現代よりは科学や技術力は劣る文明世界が多く…って、「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」的な言い訳で現代で言う科学技術類を一切合切魔法という事にしてしまう方法もあるとは思いますが、現在のアーチェリー等で使用される洋弓がファンタジー世界の弓に使い勝手諸々で劣るとは考えにくい気がするんですよ。
そうなるともうね、射手側がカバーしているって事になる訳で、ファンタジー世界の露出度の高い射手はどんな窮地でも自傷しないように訓練を徹底している人達って事になるんだろうなぁ…と。
そうなると、弓を縦ではなく横に構えて撃つ描写とかもある訳ですが、実はコレ…女性射手ならば理にかなっているのかもなぁ…威力は落ちそうだけども。
…こういう下らないというか、どうでもいい事を考えるのが好きなんです、私は。
]]>事ある毎にカッコつけ、チャンドラーの探偵小説の台詞を引用する…なりきりハードボイルド探偵かと思いきや、実はかなり頭が切れる上にプロとしての矜持を持つ"名探偵"…その仕事ぶりは右京さんですら認めるレベル…という盛り過ぎなまでのキャラクター。そんな彼が登場する過去2本のエピソードは夕方の再放送で頻繁にかかるというのが、人気の裏付けでしょうね。
…まぁ、今回の新作エピソードは重ね重ね彼のそんな魅力がイマイチ発揮されていない残念なエピソードに感じましたが、調べてみると過去の2本とは脚本担当が違うんだとか。
まぁコレは私の感想なのでね、面白かったという人にケチつける訳ではないんですけれども。
さて、最近注目している探偵漫画と言えば、コレなのです。
椹木伸一&ガス山タンク 「ペンと手錠(ワッパ)と事実婚」 2巻
そんな訳で、1巻では無口無表情な筆談JK・ツグミとワーカーホリック気味な中年刑事・切鮫の出会いとそのキャラクター…主に、無口で無表情なクセにマイペースで強引なツグミの押しかけ妻っぷりに、生真面目常識人な切鮫が振り回されつつ事件を解決、という様が描かれていた訳ですが、今回は更にツグミにスポットが。
何と彼女、あんなに絵がヘタなのに美術高校に通っている事が発覚!!
美術高なら受験に当たって絵とかの審査とかがあって彼女のその…下手な絵でははねられる、と思いきや、デッサンとかろくに分からないのにマジックペン1本持って受験にあらわれた彼女の、そのあまりに堂々とした様が面白いので入れよう…という事で合格したとか。
…そんなんでいいのか?(笑)
そして勿論事件発生。ツグミが慕っていた女性教諭が教室で変死体で発見される事態に。いつもの様に無表情で淡々と状況を考察するツグミだが、そんな彼女に切鮫は違和感を。慕っていた恩師の死を目の当たりにしながら涙を流す事もなく、むしろ彼女の死を背負い込み、犯人を捕まえようと気を張り詰めている…そんな彼女に切鮫はその事が心配だと伝え、更に
これからは俺の事も頼ってくれ…だってほら
俺たちは いいコンビなんだろう?
いや、いいシーンですよね、コレ。
普段は無理やり結婚を迫られている困惑もあって厄介に思っている相手であっても、その心情を思いはかった言葉を伝える…そしてその言葉は普段見せる子供扱いしたモノではなく、1人の信頼できる相手としての言葉…ウン、カッコイイ大人ですよ、切鮫。
そんな訳で、事件を重ねる毎にお互いバディとしての信頼関係を深めていく…というのがバディモノミステリの王道ではありますが、本作はミステリラブコメ、という事で、2巻は日常パートの描写がより豊富になっております。切鮫の食生活があまりに独身男性あるある過ぎるからと2人でお買い物して中華丼作って食べたり、つぐみが新婚旅行をせがんだその譲歩としてデートし…ようとしたらツグミが拉致され事件に巻き込まれたり、切鮫の実家に2人で出かけて家族に挨拶したり…したついでに事件に巻き込まれそうになってたりもしますが、ともあれ2人の関係性を事件…要は"探偵と助手"の関係以外の部分でも出していますね。
…まぁ、中華丼の時以外は結局事件が絡む訳ですが、そこはミステリだからね、しょうがないね。
金田一やコナン君が行く先々で人死にが出るのと一緒ですからね、ええ。
ともあれ、切鮫実家でのツグミの受け入れられっぷりはね、面白過ぎます。
さて、切鮫とツグミについて色々と描かれてきてはいますが、それでも切鮫はツグミの事を何も知らないまま。
彼女が切鮫に好意を寄せた本当の理由は?
過去に何か接点があったのか?
黒でぐちゃぐちゃに塗りつぶされたスケッチブックは本当に学校の課題だったのか?
犯行計画の手紙を犯人に送った男が「人質(ツグミ)を殺せ」という注文をした理由は?
なぜ、ツグミは頑なに筆談なのか?
まだまだ何も作中で語られないまま…ホント、どうなるのか楽しみな作品ですね。
「ペンと手錠と事実婚」…ミステリ、推理モノが苦手だという人でも読める、良い作品だと思います。もう少し話数が溜まったら、アニメとかドラマでやっても面白い作品なんじゃないかと。
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こんな感じになりましたよ
キャリングハンドル後部のスイベル部分に取り付けるストックアダプタと、レイルで固定できるストックを装着してみました。
ちなみにストックアダプタは目黒区にあるガンショップ「Burst-head」さんのオリジナルパーツで、WELL PROマイクロミニガン専用に3Dプリンタにて作成した物。他社から同様のアダプタがリリースされているんですが、そちらはスイベルの穴にピンを差し込んでの固定だったので若干強度的な不安を感じたので、若干値段は高いんですが包み込むようにガッチリ固定できるBurst-headさんのものをチョイスした次第。
…せっかく買ったんだけど取り付けたら強度不足ですぐ壊れた…なんて話はエアガン業界には良くある話なのでね、剛性は大事なんです、やっぱり。
ストックの方は機械式プリコッキングでお馴染みのC.A.T製。
テレスコタイプのストックとはいきませんが折り畳み可能。実はこんなナリですが内部にバッテリーも仕込めたりします。このマイクロミニガンでは要らない機能ではありますが、意外と需要がある気がしますね、コレ。
L字型のストックをチョイスしたのはグリップが曲銃床のような形状なので干渉しないもの…という事でコレに。
ストックを畳むとこんな感じ
…まぁ、お腹の機関部が太いマイクロガンですからキッチリ畳まれる形にはならないんですが、それでも十分コンパクト。大き目のリュックサックなら入るレベルになります。
ただこのストック位置ですと頬付け位置がキャリングハンドルとほぼ同じ高さになってしまうので、ドットサイトもハイマウントに変更。こういう時、ハイマウントとローマウント両方ついて来るVector Opticsのマーベリックのコスパの良さが光りますね。
ただ、パララックスはP90の上部レイルにハイマウントしたのと同じくらい大きくなってしまうのは残念。
まぁ、マイクロガンは精密射撃する銃ではないので影響は少ないでしょう。
ストック&アダプタをアップで
3Dプリンタによる出力成型したパーツって、積層痕っていうんですか?どうしても表面がギザギザしたものが多かったりする訳ですが、Burst-headさんのコレは3Dプリンタにて製作…とあった気がしますが表面はきれいな状態です。
固定もボルト3本とビス2本でガッチリ固定されるので、そう簡単に割れたりはしないんじゃないかと。
ストックは折り畳む方法がストック自体を上に引っ張って畳むという形なので咄嗟に畳んだりはし難いかと。まぁそういうシチュエーションはあんまりないとは思いますけどね。
と、いいますか…利便性の向上を目的に組みましたが、形状が思いの他カッコ良くなったのが嬉しい誤算。
実銃基準だと変な形に見えてしまいますが、SF映画のプロップガン的な面白い形状になったと思います。ええ。
いや、ホントこの組み合わせ…大正解かと。
]]>年々月日が経つのが早くなっている様に思える今日この頃。
今年は先週までは例年より気温がかなり高かったので、なおさらもうすぐ師走というのが体感しずらいと言いますか…。
さて、今月はクリスマスまであとちょっと…という事でこんなものが発売するんだとか。
「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」サンタ型とスノーマン型のアドバルーンがソフビフィギュア化!1/144のガンプラと並べて楽しめる!
バーニィがリボーコロニーへの核攻撃を止める為に新型ガンダムに決死の戦いを挑むバーニィ…彼とアルがガンダムに勝つ為に仕掛けたトラップに用いた奴。確かにシーン再現が捗るアイテムかも知れませんし、特にサイズはやや大きくなってしまいますがエフェクトパーツがあるROBOT魂とは相性が良さそう。
…ただ、税込み1650円ってちょっと高くないか?初期リリースのHGUCとドッコイという強気な価格設定が気になります。
いや、ソフビ製だからそんなもんなのか?
というか、シーズン的にその辺の雑貨屋、それこそ100均とかでも似たようなのがあるかも…となってしまいがちなのが問題かもなぁ。流石にコレには今問題になっている転売屋とかも手を出さないんじゃないかと。
…まぁ、ガンダムベース限定販売、というのがそういうのが湧きそうな一因な気もしますけれど、流石にバンダイがコレを一般販売はする筈がない訳で。
今年も明日からラリージャパンが始まります。
これまた今年も最終日の19日にテレビ朝日が特番を組むみたいですが…「ラリーファンにも、ラリー初心者にもハマれる要素のある特番」ってのは結構なんですが、去年のは個人的に酷いな、と思いましたわ、ええ。初心者向けに特化していると言いますか、「ラリーってこんな競技なんだよ」という説明が9割で、実際去年のラリージャパン特番…バラエティ番組のノリに終始してスペシャルステージのシーンはほんの少ししか放送しないというクソ構成。何がモータースポーツ応援宣言だよバカヤロウ、と。
今年も多分同じ構成だと思うので、わざわざは見ないだろうな、と。
まぁ、確かにテレビ朝日は割とモータースポーツイベントには熱心ではあったんですよ、昔は。モータースポーツの中継と言えば中島悟さんがフル参戦し、ホンダパワーが席巻して故アイルトン・セナとかが人気となり一大ブームとなった80年代後半から90年代頭
のフジテレビの中継が知られますが、実は三菱が本格的に参戦していたパリ・ダカールラリーとか、グループC時代のル・マン24時間耐久なんかはテレビ朝日が中継してたんですよ。まぁ流石にパリダカは期間中ダイジェストでレース結果をやるだけでしたが。
でも、個人的には2000年代…セバスチャン・ローブ無敵時代にテレビ東京で昼間やってたダイジェスト放送が好きだったんだよなぁ…ブーム時に年末深夜にやってたF1の年間ダイジェストも好きだったので、ああいうシンプルな構成が好きだったんだなぁ…と。
バラエティ番組チックな要素、要らんのよね。
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その流れからはある意味外れているというか、積極的ではなかった為に逆に日本の漫画やアニメが"そういった流れ"に不満しかない人に支持されるという現象も起きているとかで、更にそれに反発して
「日本の漫画アニメはポリコレに配慮していないからケシカラン」
的な事を騒ぎだしている人もいるとかいないとか。
多様性を認め、偏見や差別を無くす為に政治的、社会的に公平かつ中立な表現を用いることがポリコレ…目指すところが偏見や差別をなくす、という事なのであれば、「日本の漫画アニメがポリコレに特に配慮せず物語を作る」というのも多様性の一つであり、それを無下にケチつける事は偏見による差別だという事にはならないのか?と。
…そこで、記事のタイトルですよ。
紹介するのはこのキャラクター。
漫画「RED」より レッド
村枝賢一さんというと、「仮面ライダーSPIRITS」というイメージが強いかもしれませんが私的にはコッチ。
アメリカの西部開拓時代を舞台とした復讐劇で、彼はインディアン戦争で虐殺により全滅した部族の生き残り。旅芸人として生計を立てていたが、ある町で部族の仲間を虐殺したブルー小隊の1人を見つけ壮絶な復讐の旅を開始する…という物語。その最大の特徴が、復讐劇の道連れがネイティヴアメリカン…劇中の表記ではインディアンであるレッドを筆頭に、日本人(アジア人)、娼婦…後半ではインディアンの少年と訳アリの少女、言葉を発せられない黒人と同性愛者の黒人…という、当時…いや、一部では現在も被差別者である、という点かと。
"ホワイトリバーの惨劇"を巡る回想シーンなど、女子供すら売り飛ばす為に切り刻む…という胸糞悪くなる様な描写がありますし、冒頭では白人が当たり前の様に行う黄色人種…要はアジア人に対する差別的言動というのも描かれています。その他、特殊な身の上、立場故いじめに遭うスカーレットだったり、当時のアメリカでは当たり前だった奴隷についても少し触れられていたり…と、壮絶な復讐劇やハードなアクションシーンの裏で、虐げられるものの苦しみや悲しみ、そして怒りを描いている作品なのです。その筆頭が、作中で最もキツイ悲劇を過去に持つ主人公、レッド…という訳で。
そう、「RED」という作品にはポリコレバカ共が主張する
「多様性を認めろ」
「弱者の権利を認めろ」
「差別主義反対」
というモノを強引かつ直接的な主張無しに、文句ないエンターティメントという形で描写している作品なのですよ。
いや、別に「RED」が特異なのではありませんね。故・白土三平氏の「カムイ伝」も被差別部落民が主人公で、封建的身分制度からの脱却しようとする人々を描いています。そしてどちらの作品も説得力を増す為に脚色はありますが史実をきちんと取り入れている作風でもあります。エンターテイメントの矜持を保ちつつ、それに逸脱しない形で主張しているこれらの作品に比べると…言っちゃあなんですが昨今のポリコレで改変された作品群ってのは「臭い物に蓋」をしているだけ、もしくは「送り手の自己満足」でしかないのではないか?とすら。
さて…レッドですが、彼…当初は旅芸人としての小道具でもあったバカでかい斧と鉈の様なナイフのみで戦います。そう、西部開拓時代を描く西部劇なのに、銃を使わないのです。その代わり、仲間となる伊衛郎やアンジーがガンアクションを見せる構図になっていて、特に伊衛郎の狭間筒と呼ばれる2m越えの火縄銃を用いての神業的な狙撃は見せ場も非常に多かったりします。
中盤以降ではグレイから渡されたS&W M03A7"HATE SONG"….45-70ライフル弾を発射するオートマチックリボルバーで、時代的には大分オーパーツ的な架空銃ではありますが、コレがね…カッコいいんですよ。非力な者が撃てば肩が外れる程の凄まじい反動で、排熱をあまり考慮していないのか連発すると熱でグリップに皮膚が固着してしまったり…という、どう考えても欠陥銃なのですが、これを使った最初の銃撃戦で、反動でボロボロに傷つきながらヘイトソングを連射するシーンは迫力抜群で、レッドの叫びと銃声が重なる様は正に"憎しみの歌"です。クライマックスではグレイの同僚である巡回牧師が色々な一芸持つヘイトソングを使っていたりと銃好きにはたまらなく面白い演出も。
…実はトイガン化されないかなぁ…と思っていたりしますが、「RED」自体がそんなに有名とは言えない作品だから、無理か。(笑)
そして、レッドの仇敵であるブルー小隊の面々もね、クセモノぞろいで良いのです。
キチ〇イ男の娘のグリーンウェル等、かなり時代を先取りしたキャラクターかと思いますし、ブルーの徹頭徹尾イカれちゃってるキャラクターも見事…それでいて、オーウェンやゴールドスミスなど、人としての弱さを持つ悪人になり切れないキャラクターもいて、ホントに魅力的なのです。
というか、群像劇であり復讐劇、敵方が個性的…という点で、やはり個人的に大好きな「無限の住人」に似た匂いがするんですよね、「RED」という作品は。結び方もちょっと似ている気がし。
余談ですが、本作のキャラクターにはモデルがいる事がコミックスで明かされているんですが、主人公のレッドのモデルはなんと、元SMAPの香取慎吾さんなんだそうで。
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昔…youtubeか何かで見た記憶があるんですが、猟師をしている祖父の元に動物愛護団体の名刺を持った人がしつこく抗議にきて、それがあまりにもしつこいので動物愛護団体が来たタイミングで近所にクマが出た、と知人に一芝居打ってもらった。するとその動物愛護団体の人がクマと遭遇しても無事帰れるでしょうか?と祖父に聞いてきたので、祖父が
「クマにその名刺を見せればいい。動物愛護団体だと分かればクマも襲ってこないだろう?もし襲われても愛する動物の糧になれるんだから名誉な事だろう。それとも何か?護衛の為にクマが出てきたら撃ち殺せとでもいいたいのか?」
と返した…なんてのが。
何でも、役所にクマを殺した事に対して泣きながらクレームを入れる人もいたとの事ですが…何だろ、時間や労力の使い方を間違えている気がします。
極論を言えば、こういうクレームを入れる人ってのは夏場どんなに痒くなろうとも、安眠を妨害されようとも蚊を叩いたり蚊取りマットや蚊取り線香を使わないのかね?ヴィーガンの人とかにも思うんですが、ヴィーガンになった理由が動物が可哀想という理屈なら、じゃあ植物は可哀想じゃないの?植物だって動き回ったりはしないけど生きてるでしょ?と。
それとも何か?日本の捕鯨を叩いていた連中の「鯨は頭が良い生き物だから牛や豚とは違う」的な謎理論持ち出すのかね?
可哀想だからクマを殺すなというのなら、クマに襲われて怪我したり命を落とした人は可哀想じゃないの?クマに畑を荒らされて多くの収入を失った人は可哀想じゃないの?
まぁ、親が死んだ時も泣かなかったのに、ペットが死んだときは泣いた…なんて話も聞きますよ。実際私だって、愛猫のちーこさんが出張中に死んじゃった時は、遺骨を納めたペット用の墓地にお墓参りに行った時泣きましたが、親が死んだときに自分が泣くかなんて…正直その時にならなきゃ分かりませんわ。勿論、泣いてやりたいとは思っていますが。
でも、自分が人間である以上、人の都合を差し置いて都合よく物事を語るってのは…間違えてませんか?と。
主張が立派なのは認めますが、その主張で他人に迷惑や被害をもたらしたり、実際に被害に遭っている人達を妨害するのは違うだろ、と。それとも何か?環境活動家が転じて環境テロリストみたいになっちゃってる某グレタみたいになりたいのかね?
クマ被害のクレームに関するyoutube動画にも、コメント欄に「クマが飢えてないなら人を襲わないんだから餌をやればいい」みたいな妄言を書き込んでいる輩がおりましたが、誰がその費用を負担するの?誰が餌を運ぶの?人間が与える餌に味を占めて余計人里に下りて来る可能性はないの?もしそうなったら結局殺すしかなくなるんじゃないの?
そんな妄言を書き込んでいる暇があるなら、クマ被害防止と動物愛護双方の観点からクマのエサ代を集める基金でも設立すりゃあいいんじゃねぇかな?と。今はクラウドファンディングとか色々方法はある訳ですし。
これは、秋田県などクマによる被害が起きている自治体にクマを殺すなというクレームを入れている連中も同じです。麻酔銃で眠らせて森に返せ、とか…麻酔銃を使う資格(鉄砲所持許可持ちかつ獣医師)からしてハードルが高いし、そもそも麻酔銃なんて有効射程はエアガン並かそれ以下で、刺さったからと言ってすぐに効果が出る麻酔薬なんて存在しないし、薬の量だって少なすぎれば効果がないし、多過ぎれば死んでしまったりもする訳です。シロウトが思い付きで口にする程簡単な事ではないんですよ。
そんな事を無責任に言い出してしまう、「名探偵コナン」の見過ぎなんじゃねぇかな…と思わざるを得ない人達も、無駄なクレームを入れている時間と労力があるならさ…例えばクマを森に返す為の麻酔銃や麻酔薬、そしてその射手を雇ったり育成したりする為の基金を設立したり、寄付を募ったりすれば良いのでは?
例え即効性はなくとも、ギャアギャア文句垂れ流すだけよりは建設的でしょ。
少なくとも、実際に被害が起きている所に身勝手なクレーム入れるよりはよっぽど有意義だと思いますわ。
TBSの安住アナではないですが、ホント…一度全員クマに襲われる必要があるのではないかと。
そうでなければ実際に被害に遭っている方々の気持ちや痛みは分からないのかも知れません。
]]>ようやく「ライアン&絆編」と「厳&亜麻芽編」を突破して「解決編」クリアしました。
大ネタとしては時系列の破綻という奴があった訳ですが、悲劇と「事件はまだ終わっていない」を繰り返し体験させては来るものの、ラストの大団円に向かっては基本一直線なスジだった前作に比べるとやや混乱しがち…というか、それが狙いでもあったのでしょうが、物語を俯瞰で見ないとややっこしいシナリオだった様に感じました。まぁ、理解不能だったり完全に電波だったりする訳ではないのでこの手の作風に慣れている人には何てことないのかも知れませんが。
ただその分かり難い部分を踏まえても、各ルートをこなして次のルートに行った時に「あ、そういう事なのか!」という気づきを連鎖させていく構成は見事かと。それが事件の根源に関わる部分だったり、人物に対しての付箋だったり…この辺はホント、上手いです。むしろ気づかされる事で「やられたっ!」ってなってしまうレベル。
犯人も…意外な結末でしたね。
前作の場合は犯人が誰なのか全くわからない状態で、各編をプレイする度にアイツが怪しい、いやアイツが…となる作りでしたが、今回はテアラァという存在が犯人として君臨しており、テアラァが誰なのか?というよりどうやってテアラァを捕まえるかに終始していて、最後になって実は…という作りになっているのも秀逸というかなんというか。テアラァや法螺鳥、NAIXとかニルヴァーナ構想とかも、ミステリ的な意味では全部疑似餌だったという。
前作では苦痛以外の何物でもなかったソルニウムパートも理不尽さが大分軽減されている印象。といっても私ゃハナっから警戒して難易度が一番低い「ストーリー」でやってたんですが、そのおかげか詰まるケースもほぼ無し。前作の様にボスやピュータに「急いで!!」とか言われる事もほぼありませんでした。テアラァのソルニウムパートはパズル要素強くて面倒ではありましたが。
あ、ネエネのソルニウムパートはかなり面白かったです。なんか、「クロックタワー」シリーズみたいで。(笑)
ゾンビ風な動き&カラーリングになった法螺鳥も気色悪さが出てましたし、アレだけでなんか…脱出ゲームみたいなの作ったら面白いんじゃないかと思った程。まぁ、根本は「クロックタワー」なんですけどね、それだと。
しかし…ネエネのキャラクターはかなり好きです。いいキャラクターだと思います。
彼女の正体に関しては、彼女のソルニウムパートの際になんとなく察せていて、絆のソルニウムパートに出て来たあの人と同一人物…というのも良そうで来てしまいましたが、「ライアン&絆編」でみずきと同じスクーターに乗ってきたのはあからさま過ぎて笑ってしまいましたわ。(笑)
もし次があるとすれば…ネエネが主役格になるのかもね。
…でも、みずきにしろネエネにしろ、近接戦闘用の打突武器が鉄パイプ状である必要ってあるの?(笑)
後、みずきの専用エヴォルバーがレミントンデリンジャーを模した2連装だったので、別の弾種を連続で撃って窮地を脱出…なんてシーンがあるとカッコ良かったんじゃないかな?と。
龍木は…最後までビミョーなキャラクターだったなぁ…という印象。
その分、前作主人公の伊達が頑張ってましたね。しかし、伊達の顔に関しては前作を知っているとどうしても違和感が。まぁ、ファルコ顔でコッチに出演してしまうと前作のネタバレになってしまうので仕方ないのかもしれませんが。
…あ、伊達と言えばエピローグでのデレデレな甘えっぷりがなんとも…瞳さんも嬉しそうなのがまた…。(笑)
前作やった身としては…最高な演出ではありますが、伊達が養父で瞳は恩師、トドメにイリスかは親友というみずきとしてはちょっといたたまれないんだろうなぁ…とも。(笑)
瞳さんと言えば、今回はグランドフィナーレの歌&ダンスシーンでちゃんと右腕を動かせてませんでしたね。多分前作のグランドフィナーレ時に沢山ツッコミが入ったのでしょう。(笑)
むしろ…私は今回もすっとぼけて絆っちが立ち上がって普通に踊り出すと思ってましたわ。(笑)
あ〜でも面白かったです、ハイ。
…まだ終わってないっぽいんだけどね。
最後に野暮ですがツッコミを一つ。
廃工場に放置状態にされていたPsync装置のプロトタイプ…犀人が動かすと爆発する仕組みを云々…なんて放置してある事のフォローをしてましたが、それ以前に試作機は左の眼球を摘出しないとダメだった筈。そこ、今回スルーしちゃってるのが残念。前作では結構重要な意味合いがあった特徴な訳ですし、何がしかフォローがあってしかるべきだったんじゃないかな、と。
…まぁ、変に改良した、とかにしてしまうと、だったら犀人が何か仕掛けてても解体して移動なり廃棄だって出来ただろ…なんて言われてしまいそうですけどね。
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阪神38年ぶり日本一でファン歓喜 道頓堀に37人飛び込み 大阪府警1300人態勢で警備 ケガ人なし
プロ野球にはキョーミないですし、阪神がどうのこうのも個人的にはどーでもいい話ではあるんですが…よくあんな汚い川に飛び込むよな、と。
いやね、今から20年ほど前に大阪と京都の境目あたりに半年ほど住んでいた事がありましてね、その時に道頓堀にも1度だけ行った事がある…というか、なにかのついでで通った、という程度ではあるんですが、その時に思ったのが、
「汚ねぇ川だなぁ…よくこんな所に飛び込むよな」
という事だったんですよ。
近年はヘドロやゴミを攫ったりして水質は大分改善したとも聞くので私が見た時よりはマシなのかも知れませんが、阪神とオリックスでの日本シリーズが決まった時に、人が泳げるような水質じゃないから飛び込むな、なんてアナウンスがされていたと思うのですがねぇ…。「渋谷のハロウィンに来るな」の件でも、殆どいなかったとはいいつつ、のこのこコスプレして騒ぎに行った輩はいて、テレビのインタビューとかに答えている姿が映ってましたっけ。
例年よりは少なかったし外国人が多かったという話も聞きますが、何だ?道頓堀ダイブにしろ渋谷ハロウィンにしろ…こいつ等は子供の頃に「人の嫌がる事をやれ」という教えを「ゴミ片付けだとか掃除だとか、人がやりたくないと思っている様な事を自分から率先してやれ」という形ではなく「ゴミのポイ捨てとか痴漢、ナンパなどの迷惑行為は自分から率先してやれ」という風に受け取っちゃって実践しちゃってるのか?
歌舞伎町"ホスト"刺される 20代女性が絶叫「人生なめんな」…騒動の一部始終
…誰にも同情できない騒動ですね。対応した警察や救急の方々には同情しますが。
というか、推しのホストにちやほやされるために後先考えず1800万も使ったこの女性の方こそ、人生なめてるんじゃないか?と言わざるを得ませんな。自業自得で刃物振り回すとか…いやはや…。
まぁ…男の方も、ホストなら相手の収入考えて搾り取ろうとするから刺されるんだ、としか思えませんが。
つーか、ホストとかキャバ嬢に入れあげる感覚がもう、私にはワカラン。
店にいる時だけはちやほやしてもらう為だけにウン万円払う気にはならないし、そもそも…こういったら怒られてしまうかもしれませんが、異性に私は期待していないのですよね、何も。
いや、昨今の若い男は"草食系"なんて言われていて、女性に対して肉欲的な部分含めてがっついてない…むしろ一歩引き気味のタイプが多い、なんてある訳ですが、別に大人しくなったって訳ではないし、肉欲的なものも薄い訳ではないと思うのですよ。
ただそういった欲求以上に、女性に対するめんどくささが上回っちゃってるから積極的な行動をしないのではないかと。
まぁ…婚活女子の一部にみられるような、どこからその自信が湧いて来るの?と聞きたくなる様な我が身を省みない高望みとかを聞くと、気持ちはわからなくはないと言いますか…。
「カエルは悪くないからな」サイゼリア異物混入に女子学生が正論
実際に食中毒が出てしまった吉田屋の駅弁とは違って、サイゼリアのカエル混入の件は幸いにも実害は起きてない訳でしょ?
それなのにわざわざ実店舗まで言ってインタビューとか…良くやるよな、と。
私がガキの頃、家族と入ったステーキチェーンで付け合わせのほうれん草のソテーに芋虫が入ってたけど、文句は言ったけどそれでおしまい、だったけどな。
ご存知だとは思いますが、サイゼリアって知名度の割に広告支出が極めて少ない会社。「低価格でおいしい料理を提供」というポリシーの元、無駄な広告は一切打たない…広告に金使うのならその分お客様に安く提供する、という企業な訳です。
そんな訳でサイゼリアは他のファミレス等外食チェーンとは違ってテレビCMも一切放送していない。つまり、テレビ局にカネを落としていない有名企業な訳です。今回の、実害が出ている訳でもない3件程度の異物混入で必要以上に大騒ぎ…ひいてはわざわざ該当店舗の前にまで押し掛ける。
…穿った見方をしてしまいますよね、私でなくとも。
まぁ、そんなマスゴミコミにインタビューを受けた女性が手痛いカウンターパンチを浴びせた、というのがこの「カエルは悪くない」なのだろうなぁ…と。事ある毎にある事ない事騒ぎ立てるマスゴミコミよりも、低価格で美味しい料理を提供してくれるサイゼリアの方が信頼に値する、という事なのではないかと。
こんな事書いている私ですが、サイゼリアはあんまり行きません。パスタより蕎麦派なので。(笑)
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大武政夫 「J⇔M ジェイエム」 現在1巻が発売中
アニメ化もした隠れた傑作「ヒナまつり」の大武政夫さんの新作。大武さんの作品と言えば少し前に「女子高生除霊師アカネ」を紹介してますが、本作と並行して連載…という形。昔は結構あちこちの作品で同時連載している漫画家さんはおりましたが、最近あんまり見かけない気がしますね。手書きではなくデジタルでの作画が一般的になりましたし、月刊誌でも隔週連載なんて形をとっている作品もあり、web漫画も増えていて環境的には同時連載の敷居は低くなっている気もしなくはないんですが、逆に「作者急病の為」ではなく「作者取材の為」なんて形で連載作品の休載率は高くなっている気がします。それだけ漫画を生み出す事は簡単ではない、という事なのでしょうね。読むだけの側はこういう部分を軽視してしまいがちでもあるんですが。
さて、本作「J⇔M」の中身はこんな感じ。
裏社会でもアンタッチャブルとして恐れられる孤高の殺し屋"J(ジェイ)"と、学校ではいじめに遭い、家でも教育ママの過度な干渉により居場所がない小学生・恵…。二人はとあるキッカケで体が入れ替わってしまい…
…という、ボディスワップモノ。古くは「転校生」とか、最近では「君の名は。」のヒットとかありましたね。ギャグマンガの題材としてもよく用いられるパターンではありますが、歳が近い男女の中身が入れ替わり…というものが多い気がします。まぁ、欧米のドラマとか映画ではオッサン同士、なんてパターンもありますが、本作の場合親子ほどの年の差がある入れ替わりになっているのが特徴。そういう意味では一番イメージとして近いのは少し前には舘ひろしさんとガッキーでやっていた「パパとムスメの七日間」が一番近いのかも。まぁ、あちらのようなハートフルさは現状皆無ですけどね。(笑)
本作の特徴ですが、以前紹介した「女子高生除霊師アカネ」よりも強く「ヒナまつり」の雰囲気を受け継いでいる点でしょうか。
殺し屋のJは顔に傷を持つ中年男。壮絶な過去を持つ彼が葉巻とブランデー?を嗜む部屋の棚には、大量の洋書が並べられている…という絵に描いたようなハードボイルドなキャラクターですが、実はそのハードボイルドっぽさは彼の願望からきているもので、棚の洋書は読めやしないし酒もハイボールの方が好き…そんな男。この作品での新田ポジションです。
一方、小学生の恵ですが…家ではヒステリックで毒親気味な母、学校では男子のいじめっ子に目をつけられ居場所がない少女…とはいうものの、実の所中々に狡猾。Jの体になってからは母親に喚かれたりいじめっ子にからかわれたりする事が無く、毎日部屋でお菓子片手にダラダラと過ごせる居心地のいい状況…元の姿に戻るメリットがない為、なんとか元の体に戻りたいJには否定的…というか、実力行使に出たJを返り討ちにしたり、弱みに付け込んで色々とこき使う有様。本作でのヒナポジションですね。
なんとか元に戻りたいJだが、恵は非協力的…というか、元に戻りたくないといい、実力行使に出ようともJは小学生女子の体で恵は屈強な殺し屋の体…技術云々の差があろうとも筋力や体力の差は圧倒的な訳で、簡単に返り討ちにされてしまう。結果、恵はストレスフリーな状況を謳歌し、Jは慣れない体と環境、その状況で舞い込む依頼をこなしていく…。
ビジュアル的には逆ですが、大人の男が小娘に振り回される構図はかなり「ヒナまつり」のイメージに近いかと。
そう言う意味で言えば、「ヒナまつり」ロストで気分が落ち込んでいたファンにとってはうってつけの作品と言えるのかもしれません。勿論、「J⇔M」は「ヒナまつり」のデッドコピーとか焼き直しではなくちゃんと独自性もある作風。そして同時期連載の「女子高生霊媒師アカネ」は両作品とは違った方向性の面白さがある作品になっていますから「ヒナまつり」が好きな人は是非、2作品ともチェックとてみてはいかがかと。
まぁ、どちらもまだ1巻しかリリースされていないので、試しに読んでみるにはうってつけの状況かと。
個人的には今後の展開に大変期待しております。
]]>現在、6年前の事件を追う序章的な「龍木編」から分岐する「爆発編」と「米治・祥磨編」をクリア、「みずき編」の途中まで至っております。
先ずは「龍木編」&「爆発編」ですが…前回の記事にも書きましたが、優秀を自称している割にプレイしていて感じる無能っぷり…いや、無能ってのとは違うかな、やる事成す事後手後手でから回っている…というのはまるで「0083」のアルビオン隊の様です。(苦笑)
前作では伊達とアイボゥの絆が物語全体を通してキッチリ描かれていて、それが「解決編」での勝利の鍵にもなった訳ですが…龍木とタマの関係はイマイチそういう部分が薄い印象。何と言いますか…現状では自覚&悪気なく自分勝手な亭主に付き従う世話女房といった感じで、ドSな性格云々という性格設定でそういう発言を繰り返す割に、龍木との関係性としてはむしろM側に見えてしまうと言いますか…。
でもまぁ、実は傍若無人で支配的と思われるSの方が、実はMの方に強くSを支配している関係性…というのも「ナナとカオル」とすで描かれてますが。
「爆発編」で伊達がオイシイ所をかっさらう活躍を見せましたが、はてさて。
そして「みずき編」では現状なんかフラッと出て来るだけな龍木に活躍の場はあるのか、と。
「米治・祥磨編」は…前作の「応太編」の意趣返し的な印象が。
まゆみさんと米治のソルニウムパートがどちらもある意味、親の子に対する愛を追体験していく様なスタイルになっていますが、その趣は大きく違っていますね。愛情が伝わらぬまま裏切られ報われなかったまゆみと、愛情が原因でドツボにハマって落ちていく米治…。
前作の「応太編」は親が子に与える無償の愛と、その愛を自覚なく裏切り続けて来た子供…という関係を見せつけられた訳ですが、この「米治・祥磨編」では親の行動(というか、この場合職業)が知らず知らずのうちに子供を深く傷つけていた…という形であり、その原因である父親を嫌おう、憎もうとしても最後は嫌いきれない、憎み切れないでいる葛藤が強く描かれています。
今では小学生とかにも絶大な人気を誇る出川哲朗さんですが、昔は週刊誌の「抱かれたくない男」なんて下世話な企画で殿堂入りしたりと嫌われタレントだった訳ですが、当時の出川さんに子供がいたら…と考えると、祥磨君の様な状況になっていたかも。いや、実際現実にも…例えば人気ドラマで憎まれ役演じていた人だったり、一発屋的に出て来たけど後が続かず鳴かず飛ばずな芸人とか…そういう人の家族の中には周囲からの中傷で家族関係に亀裂が入った人とかもいるのかもしれませんね。
でも、最後は祥磨君が笑えるようになった事で…米治さんは報われた、と思いたいですね。
しかし…なんであんな四角いんだ?
「みずき編」は現状途中なのでまた感想は今度…という事にしますが、みずきに関して衝撃的な事実が発覚しました。なんか、どこぞのロボットアニメシリーズを思わせる後付け臭はする訳ですが、作中でも言及された前作での「生むんじゃなかった」発言の真意は?実の子ではないとしても代理母出産で生んではいる…そしてその縁で養子にした、とか事なんですかね?
プレイして早々に、事件の内容も相まって前作でも???になった「イリス編」の様なオカルト展開が続いて…正直投げちゃおっかなぁ…とまで思ったんですが、ガマンして続けたら…ああ、こりゃちゃんと続編だわ、と。
いやいや…面白くなってきました。
でも、マーブルのママと冷蔵庫ネタが出来なくなっちゃったのは残念。祥磨君ちであったけどね、ネタとしては。
しかし猛馬さん…あんたキモイよやっぱ面白いよ。
機械で声がイリスになっちゃった時の妄想とか…サイコーですわ。(笑)
]]>「〇〇になりたい」という人は、いざ〇〇になってしまったらもう次の展望がない。ゴール地点が"〇〇になる"というという事だから、そこからどうしたいのかが描き切れずに結局その地位や立場を守る行動に終始しがち。それに対し、「〇〇になって××やりたい」という人にとっては"〇〇になる"というのは"××をする"為の「手段」の一つな訳で、〇〇になっても××の為に邁進する…。
…アンタは明らかに前者だよな、「聞く力」が自分の武器だと言っていた割に国民の意見や要望が自身への文句や悪口にしか聞こえていない"増税メガネ"さんよォ。
…まぁ、それはともかくとして今回はコレ。
うの花みゆき 「雪と墨」 現在3巻まで発売中
購入したコミックに挟まっていた広告でタイトルを知って、面白そうだと思って購入して見た作品。
まぁ、探す時にまるっきり同じタイトルのタイムトラベラーを題材にした作品や、雪と墨がひっくり返ったタイトルのBLっぽい小説とかがあって、一瞬だけ???となってしまいましたが。
ちなみにタイトルになっている「雪と墨」というのは"二つの物事が正反対である事"を意味することわざから来ていると思われます。
故郷の村人50人を殺害した罪で処刑される寸前の男・ネネオ。市中を引き回しにされている彼を救ったのは名家の令嬢・フレイヤ。家督争いで家を追われ単身極寒の僻地へと向かう彼女は、自身のボディガード兼従者として彼を買ったのだという。
生まれも育ちも正反対の自分を買い取った事を訝しむネネオだったが、すぐに彼女が周囲の人間から蔑まれている事に気が付く。そう、自分と同じように…。
…という、生まれも育ちも違う2人のラブストーリー…というのとはちょっと違うか。
タイトルの「雪と墨」というのは名家のお嬢様と罪人という全くかけ離れた2人が、実はお互い他者から蔑まれる…後ろ指指される様な状況下で互い理解し合い交じり合う…という意味にも見えますが、私はちょっと違うのでは?と思ったり。
同郷の50人を殺害したというネネオ…ネタバレですが、彼が50人もの村人を殺めた理由は自分が不在の時に村に伝染病が蔓延し、駆け付けた時には既に手遅れだった事に起因します。彼の故郷の村は雪深い山奥のとんでもない僻地にあり、助けを呼んだものの雪深い状況では村の人間でもなければ辿り着く事すら困難な地で、村ごと見捨てられてしまっていた。唯一村に駆け付けたネネオにも何も出来ず、助かる見込みのない伝染病から顔なじみを開放する為に殺めた…というのが真相。彼は村の人々の亡骸を焼き、埋葬した後に後を追おうと考えていた為に捕まった際も一切の申し開きをせず、処刑を受け入れた、と。
一方、フレイアの方は家督争いに敗れた…とはいうものの、実際のところはちょっと違う。莫大な富を築いたギブソン家だったが、フレイアの両親は中々子宝に恵まれずにいた。その為父親は子孫を耐えさせない為に愛人を何人か作っており、その愛人に産ませた子も面倒を見て教育にも力を入れていたがその後実子であるフレイアが生まれた、と。当然後継者に選ばれたのは実子の彼女だったが、彼女は会社の運営に失敗し業績を悪化させてしまう。結果、部下から反感を持たれるようになったところで大きな決断を迫られた際に気を失って倒れてしまう。結局、その場を上手くとりなした腹違いの姉があれよあれよと実権を掌握、部下も鞍替えして去っていき、最終的には居場所を失い家を追われた、と。
いや、共に生活してお互いの境遇を深く知るにつれ、お互いをかけがえのないものとして大切に想い惹かれ合う様になって行く…というのは確かにストーリー的にはそうですし、その点ではラブストーリーではあるんです。ただ、その過程が純愛という名のおためごかしではなく、互いの傷のなめ合いから端を発しているという点でやはり特殊な部類に当たるのではないかと。
ネネオとフレイアの対比も、立場とか生まれ育ちとかそういう意味ではなく、ネネオは裁かれ蔑まれる立場となる事を自ら選んだのに対し、フレイアの方は自分では何もできないまま蔑まれる立場に落ちた…この違いなのではないかと。そんな経緯は違えど似た境遇に落ちた2人が傷をなめ合い、互いが互いを支え合っていく…という、そんな物語故、ラブストーリー的な…"尊い"とか"キュン"って奴ですか?そういう甘ったるい感じの描写もそうは感じなさせない作品になっている気がします。むしろ、読後感は塩辛いと言いますか…。
言ってみれば、一般的なラブストーリー…ラブコメも含めてですが、それらがJ-POP的なのに対し、本作は何と言いますか何となく…演歌的、昭和歌謡曲的なんですよ。フォークソングとかともまた違うんです。
あ、色々書いてますが、面白い作品である事は間違いないです、ハイ。
特に元フレイヤの婚約者であるハルバート。彼はかなりの変わり者と言わざるを得ないキャラクターではありますが、中々美味しいというか、魅力的なキャラクターかと思います。
ともあれ、3巻が気になるところで終わっているので続きが楽しみですね。
]]>ええ、棺桶の錠や市松、スコッチ刑事を演じた沖雅也さんですね。
「AI:ソルニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ」
はい、プレイ開始しております。
今回はみずきと新キャラクターの龍木を操って、とある番組収録中に発見された縦に真っ二つにされた死体の左半身…その右半身が発見されたのは6年前…しかも切断には通常の刃物やレーザーが使われた形跡がなく、しかも腐敗等も認められずついさっきまで生きていた様な状態…という、通称ハーフボディ殺人事件と呼ばれる事になる事件に立ち向かう…というモノ。
冒頭でみずきを少し操作しますが、現状では新キャラクターの龍木を操って6年前の右半身発見時の捜査状況を彼の回想的な形で巡っている段階です。この時点でバンバン人死んじゃってるんですけどね。
この時点で…何と言いますか、W主人公の片割である新キャラクター・龍木がね、正直イマイチな印象。
前作主人公の伊達が、古いアメ車っぽい車を乗り回していたのに対し龍木はロールスロイスのファントムっぽいリムジンを相棒のタマに運転させている…という形で、言及は今のところなかったと思いますが元々はイイトコのボンボンで両親の残したと思しき遺産もある様子。伊達がカツカツとまではいかないものの特別裕福な訳ではない…というのは彼自身のキャラクター造形や設定を含めてハードボイルド感をか持ち出してはいた訳です。まぁ実際はエロ本大好き兄ちゃんでしたが。
でも龍木はハナからボンボン臭が漂っていて、なんか鼻につくんですよ。
心身に重大な疾患があり入院が必要…なのに謎の使命感で捜査続行するのはいいとして、結局大事な所では変な動画とか見ておかしくなったりと、結果論とは言え悪手ばかりで犠牲者は増え続け…それなのに降格を言い渡された際は「僕が一番ガンダムを上手く使えるんだ」的な事を言い出したり…どんだけ自信過剰なんだ?と思いましたよ、ええ。
一応、優秀な成績で飛び級したとかなんとかあった気がしましたが、シナリオの都合ではありますが彼を操作していても全然その"優秀さ"とやらが伝わってこないので、正直…なんだコイツ?ですわ。初っ端からして泥酔した姿でご対面…でしたし。
キャラクター面と言えば、イリスと応太、それに瞳さんはともかく、おっぱい受付嬢やマーメイドの娘…後、え〜と、名前忘れましたが鑑識の人も続投。特にマーメイドの娘…亜麻芽は結構重要なキャラクターに昇格してますね。その分、イリスと応太の存在感は薄目。イリスは前作でもメインヒロインという立場の筈なのに、関係が薄い編だとかなり影が薄かった印象ですが…今回は現状モブに毛が生えたレベルかと。応太に至っては…出さなくても良かったのでは?というレベル。一応、実家の食堂を再開させて親孝行している風なのは安心しましたが。おっぱい受付嬢に関しては熱海エンドもありますね。(笑)
それと、前作で感動の再開となった筈なのに瞳さんほったらかしなのは男としてどうなんだ?伊達!!と…言いますか、多分前作プレイした人はみんなツッコむでしょうね、
何でその顔?と。まぁ、主人公ではなくなって出番が減ってもその少ない出番できっちり伊達らしさはみせてくれてはいますが。
トドメにタクシーの運ちゃんまで続投だったのはビックリ。
でも…やっぱり猛馬だよなぁ…前作でもかなりの活躍を見せたとはいえ、まさか冒頭から出番があるとは思わなんだ。
しかしなんだ…ホワイトな暴力団って、ナルホド君が
「その肩書はムジュンしています!」
って言い出しそうだよな、と。(笑)
さて、ストーリーに関してですが…ちょっとオカルト臭がきついです。(苦笑)
時雨との会話なんか、ずっと頭の中で「なんだコイツ」というフレーズが出っぱなしでしたわ。正直、今の段階だとシナリオが何だか良く分からないまま…というのが本音。但し、ソルニウムパートはかなり不親切さが緩和されていて、かつ難易度調整も可能になったので遊びやすさに関しては前作よりよほどストレスフリーになってますね。しかし欠点としてロード時間が遅くて動作も重い印象があり、そのせいでテンポが阻害されている印象も。前作にもありましたが「God of war」とかにあったアクションシーンでいきなり操作を要求される奴…何というシステムだか分かりませんが、アレも要らないかと。前作でも感じましたが、どうせ半ノベルゲーみたいなもんなんだから、そんなつまらん所でゲーム性アピールせんでもよかろうに…と。
それだったらおまけでソルニウムパートを生かしたちょっとしたパズルゲームみたいなのつけた方が良かったんじゃないか?と。
まぁとにかく、前作ほどの没入感は現状無いですが、続けてみます。
しかし…タマがイリスと初対面した際に「殴りたい」的な発言をしてましたが、私的にはそれにちょっと同意。(苦笑)
何だろ…凄く苦手なタイプのキャラクターなんだよなぁ…。前作の逸話として、そのビジュアルで瞳さんからヒロインの座を奪い取ったらしいんですが、瞳さんヒロインの方が望ましかったなぁ…と。いや、完全に趣味嗜好の問題ですけどね。
]]>久真やすひさ 「ダンジョンの幼なじみ」 現在3巻まで発売中
オークと戦って囚われの身となった女騎士…所謂「くっころ」状態かと思いきや、そのあまりにも不摂生丸出しな体形に呆れたオークは彼女のぐうたらな生活とだらしない身体を叩き直す事を決意して…という、ファンタジーダイエット漫画という新境地で集英社系のwebコミックで連載されていた「オークが女騎士を育成してみた」…残念ながら打ち切りの様な終わらせ方だった作品なのですが、この「オークが女騎士を育成してみた」の作者がPNを変えてリリースしたのが今回紹介する「ダンジョンの幼なじみ」という作品。
難攻不落で知られる地下ダンジョンの最下層で待ち受ける黒竜王リューカ・オブシディアン。その黒竜王に挑まんとする若き剣士ダンヴァン…と思いきや、実は2人は大の仲良しな幼馴染…というのがその内容。
2人の出会いは10年前、家族で旅行中だったリューカが嵐に巻き込まれて遭難。怪我をして1人途方に暮れていた彼女を見つけ、助けたのがヴァン。それ以来、リューカがダンジョンのボスになった後もヴァンは彼女に会うために強くなった…と。
…うん、タイトル通りですね。(笑)
まぁ、魔王と勇者(ではないんだけどね、ヴァン君は)のラブコメなんて、今ととなっては履いて捨てる程ある訳でして、そこに新鮮味はありません。
本作の斬新さ…というか、ユニークな点はリューカとヴァン君をまるで"推しカブ"的に見守る4バカの存在。
ミノタウロスのミノさん、コボルトのウルくん、オークのオッくん、ハーピーのハッピーさんの4人組。一応ダンジョンではリューカに次ぐ強さを誇る幹部的なキャラクターなのですが、初々しくももどかしいリューカとヴァン君を見守りつつ応援する…という彼等の視点が読者に重なるのが面白いのです。
リューカはともかくヴァン君の方は普通の少年。そこそこ強そうなパーティにこっそり紛れてダンジョンに潜入しては、モンスターや罠をこそこそ回避して下層へ潜るものの、最下層手前ではどうしても4バカと対決しなくてはならない。2人の関係を知っている4バカながら、役目として絶対にここでは戦わなくてはならない…実力差は明白で4バカはヴァン君をボコボコにするものの、最終的にはやられたふりをして彼をリューカの元へ通してくれる。それが分かっているヴァン君は密かに悔し涙を流し…なんて事を続けているうちに、ヴァン君は圧倒的な実力を身に着けてしまった、と。言わば、ヴァン君の師匠的な存在とも言える訳で、そりゃあ見守っちゃうよね、彼らの立場からしても。
こんな感じで、一見ただの魔王&勇者ラブコメ作品かと思いきや、そうなった経緯やらがやたら丁寧に構築されているのがポイント。更に、ダンジョン上層でモンスターを手伝うヴァン君とか、他のダンジョンから"推し敵"が来訪して対決したり、ヴァン君が実力でリューカの母親に認めさせたり、新人サキュバスが誤解からミノさんに惚れられている…と思ったら自分が惚れちゃってたなんて別のラブコメ展開、最強の大勇者がダンジョンに現れたと思ったら第三の幼なじみだった、といった豊富なイベントを見せてくれるのですよ。
そんな中でちょっと目を引いたのが、「なろう」系作品とかでよくある「パーティ追放」ネタ。
ダンジョンにやってきた冒険者パーティ「山犬の牙」がダンジョン内でパーティのうちの1人・エクスを追放宣言。リーダーのザイルはエクスに対し無能なお荷物は不要、認めて欲しかったら彼等パーティがまだ到達した事が無い階層で手に入る黒魔鉱石を取ってこい、と。
実はコレ、自分達がむしろエクスの足を引っ張っている事を自覚しており、無自覚な本人を追放する事で自身の力を知って高みに行くべきだ…と考えての事。そんなザイルとエクスの関係が幼馴染だと知ったヴァン君は…という展開。このエピソード、シリアス展開を徹底的に避けるストレスフリーな作風を象徴しているかと。
ギスギスした環境に置かれている時ほど、読むと何だか癒される…そんな作品です。
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