土建屋探偵シリーズ17 建設小町純子の推理日誌 再開発事業に潜む殺意の連鎖 夜の現場に消えた死体と敏腕所長の隠された過去

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フラグクラッシャー
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    本日はコレ。

     

    「ディープ・ブルー」(写真はDVD版パッケージ)

     

    平和なビーチを襲う巨大人食い鮫の恐怖を描いた「ジョーズ」のヒット以降、ゾンビ映画程ではないにしろピンからキリまでいろいろ手を変え品を変えて登場する鮫映画。特に悪名高い配給会社のアルバトロスが引っ張ってくる奴に至っては、何とも凄いアイデアではあるものの出来の方はお察し…というレベルのシロモノが殆ど。まぁ、人気作となった「シャークネード」シリーズなんかもあるにはあるんですが。ただ、全般的に言えば鮫映画はゾンビ映画程ではないにしろ、地雷の多いジャンルと言えるんじゃないかと。

     

    そんな鮫映画の中でも「ジョーズ」に匹敵…は流石に言い過ぎですが、中々の出来栄えと言えるのがこの「ディープ・ブルー」です。Amazonとかで検索すると同一タイトルの作品がありますが、そちらはイルカとかクジラとかが出て来るドキュメンタリーです。

     

    中身は、太平洋の上にある海洋医学研究所でアルツハイマー病の新薬研究の為に鮫を使った実験が行われていた。しかしこの施設から逃げ出した鮫が人を襲う事故が発生。事態を重く見た出資者のラッセルは研究の差し止めと研究所の閉鎖を宣告するが、研究者のスーザンは研究成果をラッセルに見せ、研究が完成段階に近い事を告げる。その実験成果を披露する場で麻酔が聞いている筈の鮫が暴れ出し所員のジムの右手を食いちぎる。鮫の専門家であるカーターは鮫を殺そうとするがスーザンに制止され、鮫は水槽内に逃亡。ジムを搬送する為に呼んだ救助ヘリは嵐によりワイヤーでの収容を失敗、ジムを担架ごと鮫のいる水槽に落としてしまう。鮫は海中のジムを使いヘリを墜落させ、水槽のガラスをたたき割る。カーターはスーザンを問い詰め、研究の完成を焦った彼女等によって鮫は遺伝子操作により脳を肥大化され、人間並みの高度な知能を得ている事を聞き出す。研究所は彼らの狩場と化したのだった。

     

    …という、海中パニック映画です。

    この作品、割と頻繁にテレビ放送がかかっていたので見た事がある人も多い筈…なんですが、今の若い子は「金曜ロードショー」を始め、週の3日位は夜の9時台から映画が放送されてい事を知らないんですよね。今でも、若い人気女優とかジャニタレありきの他愛ないドラマとか、芸人をひな壇に並べて内輪ネタばかり話しているバラエティ流すより、映画を色々放送した方がよっぽど視聴率取れる気がするんだけどね、個人的には。

     

    それはともかくこの作品、一応鮫の専門家であるカーターが主人公的ポジションで、ヒロイン的位置づけなのが研究員のスーザンなんでしょうが、カーターはそれなりに主人公っぽい活躍を見せるんですが、スーザンの方は…もう見ている側をイライラさせる言動を繰り返すんです。研究を成功させれば多くのアルツハイマー患者を救える、という大義名分の元、事件の根源である鮫の遺伝子操作をし、人を傷つけた危険な鮫を逃がし、逃亡中も何度もカーターの邪魔をする訳です。多分、視聴者の多くは

     

    「この女、さっさと鮫に喰われちまえばいいのに」

     

    位には思った筈です。(笑)

    会社とかガッコにもいるよね。大義名分振りかざすんだけど周りが見えてなかったり判断基準がずれているせいで、その大義名分が自分の功名心を誤魔化しているだけにしか見えない厄介な人物。もう、ホンットに鬱陶しいんですわ、この女。

     

    対して作中で最も光り輝いていたキャラクターというのが、実はカーターではないってのが本作最大のキモ。この作品を見た人は異口同音にこう言うんです。

     

    「あの黒人のコックカッコイイ!!」

     

    ってね。

    彼…シャーマンは施設の専属料理人で、カーター達とは別行動…ペットのオウムと鮫からの逃避行を続けるんですが、彼、一見「あ、死亡フラグ踏んだ」と思わせる様な事をやりつつ、そのフラグを悉くへし折っていくんです。何と言いますか…諦めている様で諦めていない、ネガティブなようで実はポジティブなキャラクターが堪らなく魅力的なんですよ。皮肉やジョークを言いながらも歩を止めない姿は、「ダイハード」シリーズのジョン・マクレーンを彷彿とさせるキャラクターです。

     

    実はこのシャーマンを演じた人、本業はヒップホップミュージシャンなんだそうで。ある意味主役を食っちゃったキャラクター…本作「ディープ・ブルー」の7割は彼の魅力、と言っても過言ではないんじゃないかと。

     

    …で、実は"続編"と称して「DEEP BLUE SEA 2」が近々DVD等がリリースされるんだそうですが…実は続編でも何でもなく、設定を若干変えてキャストも入れ替えた、むしろリメイク的な作品らしいです。しかも「ディープ・ブルー」は劇場公開作品でしたがコッチはテレビ映画…要は「シャークネード」なんかと同じ。故にCGとかもチープ、といい評価を聞きません。見ていないんでどうこう言えませんけど、あんまり見たいとは思えないなぁ…。

     

    少なくとも、コックのいない「ディープ・ブルー」なんて…ねぇ?

    | 零哭堂 | ドラマ・映画 | 21:51 | comments(0) | - |









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