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「木根さんの1人でキネマ」 5巻
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    アサイ 「木根さんの人で1人でキネマ」 最新5巻

     

    映画好きの30代独身OLの木根さんの生活を描いた「木根さんの1人でキネマ」…本作を私は「孤独のグルメ」の映画バージョンだと感じているんですわ。思えば井之頭五郎も本作の木根さんも、基本的に趣味は一人で楽しみたい…というか、趣味を他人に邪魔されたくない、と考えるタイプですし、似ている部分は多い気がします。ただ「孤独のグルメ」には描かれていないオタク、マニアの悲しい習性が描かれているのがポイントかと。

     

    私が5巻で注目したのは、木根さんと故あって彼女とルームシェアしている佐藤さんが「卒業」という映画を見てブチ切れてしまい…というエピソード。と、いうのも佐藤さんはバツイチで、離婚理由は夫の不倫。勢いで離婚はしたけど行く所が無くて木根さんの所に転がり込んできた女性です。んで、件の「卒業」という映画は結婚式真っ最中のヒロインを主人公が奪い去る、というラストシーンが有名で、名作との誉れ高い作品。ただこの主人公、ヒロインの母親と肉体関係…つまりは不倫をしている訳で、そこが佐藤さんの逆鱗に触れてしまった訳ですね。

     

    「卒業」という作品を否定しない奴は許さない…「これが嫌いな私に共感しろ」という共感ヤクザ状態に陥った佐藤さんをなだめる…というか、矛先を他に向ける為木根さんは佐藤さんに自分がやっている映画ブログに「卒業」のレビューをゲスト寄稿させる事に。しかし書いている途中で正気に戻り、自分が書いているのが悪口だと気づいた佐藤さんですが、今度はそれに対し木根さんが激怒。ココからが痛快なんですわ。

    とある作品の感想を書くのに、「悪評を書いたらその作品が好きな人に悪いと思わないのか?」という意見に対し、

     

    「好きな人だぁ!?好きな人ってどこの誰よ?アンタのパパ?ママ?それとも神様?そいつアンタに何かしてくれたの?」

    「私は政治や宗教の話をしてるんじゃない。趣味よ!!なぜコミュニケーションの話に置き換え善悪の秤で裁こうとする!?」

     

    と絶叫し、それでも「作り手に悪いとは思わないのか?」という意見に対し

     

    「こちとら寿命削って映画見とるんじゃい!文句ぐらい言わせろ!!」

    「確かに汚い感情かもしれない。でも好きも嫌いも同じ自分の中に芽生えた自分だけの感情。だから沙籐にもそれを否定して欲しくないの!」

    「それに人間、自分の好きなものを嫌いと言われたらムカつくし、嫌いなものを好きと言われたらやっぱりムカつくのよ。どうせムカつくなら言いたいこと全部言った方が楽でしょ!!」

     

    言い放つ。そして、なおも「趣味は人とのコミュニケーション。好きなもので人と繋がり心を豊かにする」と抵抗する連中にはそれぞれの趣味に合わせてキョーレツなカウンターをお見舞いして粉砕ッ!!いやぁ、見事としか言いようがありません。

     

    以前も書きましたが、ビートたけし氏が「一億総批評家」等と茂木健一郎氏の「テレビはオワコン」という意見に反論してましたが、批判されたからといって「じゃあお前がやってみろ」というのは送り手として一番レベルの低い返しではないかと。そもそも、日本の場合はお客様は視聴者ではなくてスポンサーでしょ。視聴者からのしょーもないクレームもあるんでしょうが、そういうクレームを真に受けて「自社のイメージを損なう」と現場に口を挟むのはスポンサー。ついでにプロダクションからのゴリ押しとかも平気で通してヘッタクソなアイドルとか主演に起用したりするんだからして、視聴者の方は2割程度なんじゃないか?と。

     

    だから、こういう意見も出て来る訳でね。

     

    まぁ、ただ作品の感想とかを正直にブログやSNSで感想を書く事は悪い事ではない…というか、コレ出来なかったらココはネタ何もなくなってしまう訳でね、そしてそこに書かれたレビューや感想記事に共感、反論するのもいいとは思います。ただ、ある一線…「人は人」という一線を心で引いておかないと下手したら炎上してしまう訳でね。

     

    私も、基本自分の感想記事に関する共感や反論とかに関しては「そういう意見もあるかもね」程度で終わりです。それが感想やレビュー内容に対しての感想、例えば「違う、そこはそうじゃないんだ」という具体的な解釈や指摘なら私としても大いに参考にさせていただきますが、単なる感想に対しての「あの名作を貶めるとはけしからん」的な抗議だったらなおさら聞く耳持てません。個人の感想に抗議してそれを取り下げさせる、という行為ってのは大変傲慢な事だと私は思うので。いや勿論個人の感想という言葉を建前にすれば何を言っても構わない、というのは違う、というのも胆に銘じているつもりですが。

     

    ただ、ネットには議論みたいになってしまうケースは多々あります。そんな中で場合私が一番厄介に感じたのは何を返しても「自分の言っている事はそういう事じゃない」として同じ主張をただ繰り返し、面倒になった相手が降りると「論破してやった」と言い出す様な手合いです。

    ネット内では作品に対する感想の食い違いが、暴走して読み手の人格否定にまで発展しやすいから厄介です。

    読み手も書き手も「ふーん、あっそう」位で済ませるのが楽なのかも知れません。

     

     

     

     

    | 零哭堂 | 漫画 | 10:32 | comments(0) | - |









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