ICS SIG551 その1
- 2019.09.23 Monday
- 20:38
はい、そういう事で今回はコレ。
ICSエアソフト SIG551
永世中立国スイスが誇る傑作アサルトライフルSIG550のカービンモデルです。
SIG550はアニメにもなった銃を擬人化した漫画「うぽって!!」でもその優秀さがクローズアップされている銃で、極めて優秀な精度や高い信頼性から551や552といった派生型も含め各国の特殊部隊で数多く採用実績がある銃です。スイスの山ばかりの国土から、例えアサルトライフルと言えど尾根ごしに狙撃できなければ意味をなさない、とされ、5.56弾を使用するアサルトライフルの中では屈指の命中精度を誇ります。ただその分高額で、日本の89式より高額で、更に今日日樹脂を多用した最新アサルトライフルと比較すると重かったり、と欠点もありますが、聞いた話だとアメリカの特殊部隊員に好きな銃を装備していけと言うと大抵の隊員がSIG550系列の銃を選ぶとか何とか。
ちなみにスイスでは昔、予備役兵…兵役を終えた人に貸し出して自宅で管理する事が出来たんだそうで。今は防犯上の理由で郵便局などで管理しているみたいですが、永世中立国で国民皆兵国家たるスイスらしい話かと思います。
あ、551とは無関係な余談ですが、日本人がスイスと聞いて真っ先に思い出すであろう「アルプスの少女ハイジ」ですが、このアルムおんじ…最近では家庭教師のCMでもお馴染みですが、実は若い頃は各国を渡り歩いた傭兵で、その頃喧嘩で人を殴り殺して軍を脱走したという過去があります。劇中で過去について語りたがらなかったり、他人を拒絶するような態度をとっているのもこれが理由なんだとか。まぁ、飽くまで原作での設定でアニメ本編で言及されている訳ではないんですけどね。
右側
実はこのSIG551ですが、原形の550共々かつては東京マルイの電動ガンのラインナップに入っていました。電子制御による3点バーストが可能な意欲作ではあったんですが、その点バーストの制御システムが色々とトラブルの原因になったりで今ではカタログ落ち…絶版モデルとなっています。ちなみに551は「551SWAT」という名称でアメリカの特殊部隊SWATが用いていた銃をモデルにしたもの。中古なら今でもオークションやガンショップでたまに見かけはしますが、買うなら素直に現在も流通している「552SEALS」にしておいた方が良いかも。
長さは…M4と同じくらいですかね。
セレクターはアンビだし、構えた感じもしっくりくる…レールもてんこ盛りと大変良い銃だと思うんですが、聞く所によるとサバゲーで550系使っている人はあんまりいないんだそうで。私の知り合いのサバゲーやってる人に聞いても、
「SIG?ハンドガンしか知らない」
というあんまりな返事。良い銃だと思うんだけどなぁ。
確かに映画や漫画、アニメなんかではあんまり見ない気もしますが。
左側
東京マルイの552とは違い、フレームが金属製なので非常に剛性があります。オール樹脂の東京マルイは構えるとあちこちギシギシ鳴ったものですが、ICSのコレはそういう事は全くありません。刻印等も入っていて再現率はかなり良いかと。
SIG550系の銃は東京マルイやISC以外にも、JGやG&Gといったメーカーが発売していますが、外装はISCが一番いい気がします。まぁ、個人的見解ではありますが。
あ、実はコレ、中古なんですよ。
あるネットショップにて、「細かい傷はあるが美品で箱や取説あり、マガジンは多弾2つにノーマルマガジン、オプションのマウントレールとフォアグリップつき。中古なので内部は再調整して販売」という触れ込みで売りに出ていて…思わず飛びついてしまったんです。ISCのSIG、ずっと欲しかったモデルだったんですよ、ええ。まぁ、ホントは550が欲しかったんですが。(笑)
んで、家に届いて見てみると…使用感は殆どなく、小傷というのもマウントレールに塗装ハゲやフロントの樹脂パーツが何かに擦れたようなテカった跡が数本入っていただけ。こんなのウェザリングマスターとつや消しトップコートでナンボでも目立たなく出来るので、もう殆ど新品と変わりませんでした。いや〜衝動買いして良かったですよ、ええ。
ストック畳んだ状態
ストックは折り畳み式なので畳むとこんなにコンパクトになります。
そういえばSIG550って自衛隊の89式にも何となく似てる気がします。フロント周りの形状は結構違いますけどね。握った感じとかも含めて…って、89式も実銃ではなく東京マルイの電動ガン基準ですが。(笑)
さて、今回はこの辺で。
次回は細部を見て行きましょう。