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暑い夜はホラーゲームでも
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    今回ご紹介するのはコレ。

     

     

    PS1ソフト 「クロックタワー2(セカンド)」(写真はベスト盤)

     

    今は無きHumanという会社が発売していたホラーゲームで、コレはシリーズ2作目。

    ただシリーズと言っても「1」と「2」は主人公も共通で繋がった時間軸ですが、日本を舞台にしていた番外編「ゴーストヘッド」は二重人格の主人公の人格を切り替えて進める、という新機軸はあるものの基本システムは「1」「2」を踏襲していたんですが、何故かカプコンから発売された「3」はハンマー男や硫酸男、という風にバリエーションが増えたのは良いんですが、各エピソードのラストでは主人公が特殊な力を得て怪人と対決…という今までの作風からは大きく違ったものになってしまっていて賛否両論。シザーマンも出てきますが、この「3」ではシザーマンとシザーウーマンという兄妹になっており、いかにもな姿だった「1」「2」のシザーマンとは違って何だか大道芸人みたいな派手な衣装の若い兄ちゃん姉ちゃんなので迫力がね…。イベントCGの監督に「仁義なき戦い」とか「バトル・ロワイヤル」で知られる映画監督の深作欣ニさんを起用していたり、怪人の中でも硫酸男の胸糞悪さとか、見どころはあったんですが。

     

    さて、本題の「2」についてです。システム的に言えば、パソコンの操作の様にカーソルを動かしてクリックし、キャラクターを移動させたり物を調べたりして進めていきます。時間経過や特定のポイントでシザーマンが登場し、彼の追撃を振り切ってて鋳物から脱出…というのが基本的なゲームの目的になります。

     

    主人公のジェニファー…といっても本作はエピソードによっては別のキャラクターを操作することになるんですが、いずれにしても「3」とは違って基本的にシザーマンへの反撃手段はありません。シザーマンからの追撃を逃れるには、追撃中にカーソルが点滅するポイントをクリック…例えば段ボールの中とか椅子の下、といった物陰に隠れたり、棒とかで逆襲して怯んだ隙に逃げる、と。それで逃げ切れなくてシザーマンに組み付かれたら、カーソルが点滅するのでボタンを連打すると、胆力は減るものの緊急回避できるんですが、このシステムの名前は「Renda Sezuniha Irarenaiシステム」なんだそうで。(笑)

     

    このね、シザーマンの登場が結構怖いのよ。何せいつ現れるか分からないし、ワープでもしてるのか追撃を振り切ったと思った直後、たまたま開けたタンスの中から現れる、等…正に神出鬼没!!また、彼が現れた or 彼に発見されたのをプレイヤーに知らせる彼のテーマ曲みたいなのがあるんですが、これがまた危機感を煽るような旋律でね、怖さが引き立つんですよ。

     

    しかもシザーマンが現れるイベントの中には、例えば暖炉の中を調べたらいきなり引きずり込まれて即死…なんていう性質も悪けり心臓にも悪いイベントがてんこ盛りです。攻略本に、「このゲームで一度もシザーマンに殺されずにクリアできた人がいたら、実際に殺人鬼に終われたりしても生き延びられる」的な事が書いてあったんだけど…無理だわ、絶対。(笑)

     

    神出鬼没なシザーマンさん

    ローポリなせいでいびつな造形とか、足を引きずっているかの様な歩き方がかえって不気味さを高めてます。

     

    考えてみればかなりシンプルな鬼ごっこ&脱出ゲームなんだけども、シナリオやら演出の妙で実に怖い、スリリングなゲームになっているんですね。学生時代、仲間内で泊まり込みで遊ぼうとした際にこのゲームやると、結構盛り上がったんですよね。割と女の子もキャッキャ言いながら見てましたよ、ええ。

     

    ただこのゲーム、シナリオとかシステムではなくギミックが意地悪というか、不親切だったり。本作はマルチエンディングなんですが、ベストエンディングを迎えるには1章であるアイテムを入手していなくてはならず、入手出来ていないと問答無用でバッドエンドで救済措置がなかったり、ラストのバロウズ城がやや長い上に即死トラップばかりでやっているうちに作業感を感じてしまいがち、等の欠点もありますが、かなり良くできたゲームかと思います。

     

    このゲーム、誰かがプレイしているのを見ていても割と楽しいゲームでして、現在でもyoutubeなんかで実況プレイとかがありますね。「ゲームセンターCX」でも有野課長が挑戦していたり。

     

    今のゲームに比べりゃポリゴンは粗いし動きはギクシャクしているし…でビジュアル的には厳しい感はありますが、ゲームシステムやシナリオ、何より神出鬼没なシザーマンの追撃の怖さは、今でも十分通用するんじゃないかな、と。

     

    ちなみにこの作品、イタリアのホラー映画「フェノミナ」からインスパイアされた作品らしく、主人公の名前もこの映画からとっているんだそうで。

     

    | 零哭堂 | ゲーム | 21:55 | comments(0) | - |









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