土建屋探偵シリーズ17 建設小町純子の推理日誌 再開発事業に潜む殺意の連鎖 夜の現場に消えた死体と敏腕所長の隠された過去

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し〜んぱ〜いないさ〜
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    ヘルメットがきつくなってきたので散髪しようと行きつけの格安カットに言ったんですが、10時ちょい過ぎでもう7、8人位待っている人が。仕方ないので他の用事を先に済ませて1時間半後に再度行ったら、10人以上に増えてやんの。

     

    …今日は散髪するな、という事なんだなと諦めましたわ。

     

    そんな訳で今回はコレ。

     

    馬場康誌 「ライドンキング」 2巻

     

    「異世界おじさん」と並ぶ、個人的に今一番アツいと思う異世界転生マンガ「ライドンキング」の最新巻です。

    前巻のラストで、魔狼の女王達と方々の村から拉致されてきた子供らを山賊から助けた我らがプルチノフ大統領。隷属の首輪を山賊たちに着け、街まで行き官憲に出頭し自らの罪を告白せよ、と命令します。今まで山賊たちが魔狼や子供達にしてきた所業を考えれば極刑に値する筈ですが、首輪をつけた段階でどこかの3人チーム制格ゲーのライバルキャラクターみたいに「そのまま死ね」等とは言わず、

     

     

    こんな理屈であくまで法に委ねる訳です。

    この巻で大統領、村を再興したり、アンデッドのダンジョンを攻略してそこの主であるリッチーを倒したり…と相変わらずの活躍っぷりなんですが、その活躍っぷりよりむしろ大統領自身の信条と言いますか、人となりみたいなものがより濃く描かれています。

     

    しっかし大統領…フィクションのキャラクターではありますが、為政者、指導者としてはホントに適格…理想的な人物かも知れません。今回、とある理由から大統領は獣王ヤムドゥアから望みの加護を与えると言われますが、

     

    無双の膂力か万軍を滅す魔法力

    …「そんなものは不要だ。力で得られるものなどすべて手にしてきた。今さらその手段が増えたところでなんになろうか。」

    不老の身体でこの世の終わりまで見届けてみるか

    …「御免被る。殺めてきた人々を思えばこの身だけ長らえようとは思わぬ」

    金貨の湧く壺でもよいぞ

    …要らぬ。金貨の価値など所詮他人の決めたもの。それがゴミになるのを何度も見てきたからな

    ならば何を欲する。その凶悪な面相を変えてやってもよいぞ

    …面相など他人にどう思われても構わんが…

     

    と、獣王の提案を全て蹴り、結局大統領が欲したのはほんのささやかなもの。

    神様の類から得た強過ぎる加護にて「俺つえー」を繰り返す凡百の異世界転生主人公にはないこの潔さ…流石大統領と言わざるを得ませんね。他人の力で研鑽や努力無く安易に得られた力…そんなものは本質的な「自身の力」とはなり得ない…そんな事を大統領は行動で示していると言えましょう。独裁者的な一面もある様ですが、それでもプルジア国民が彼を強く尊敬し支持するのも分かるというものです。

     

    トドメに

     

     

    このシーン…ホント、カッコイイんですよ、大統領。

    こんな人が惚れた彼の亡き妻・ルチアさんってのもホントにイイ女だったんだろうなぁ…。

     

    「ゴロセウム」の番外編が本作のベースにあった訳ですし、1巻の段階ではややギャグというか、コメディ的な面も多かったんですが、2巻になってからはかなりシリアスな展開が多くなっている印象です。肉体派大統領が異世界転生…というのはネタとしては秀逸ではあるんですが、正直「出オチ」的な面が強いですから、細かい笑える要素を入れつつも、基本はシリアスな展開…という方が作品自体が飽きられにくい…長続きするかな、と。

     

    そして今回もう一つぶっこんで来たのがコレ。

     

    基本役立たずなポーションジャンキーだと思われていたベル…何やら秘密がある様で。

    何でも、「あのオリジナル魔法のガキ」で、魔導院から追われている身。かつ帽子にミニチュア化したバリスタの様なものを所持…ポーションジャンキーから物語のキーになりそうなキャラクターになってしまいました。

     

    3巻では子供達を…村を守るべく奮闘する大統領御一行と、タクタロスを首輪で従属させた女騎士が率いる領主の騎士団の対決の他に、ベル(とついでにサキ)の正体に関しても言及されるでしょうから、ますます目が離せません。

     

    出オチで終わらせない、と物語が動き始めた「ライドンキング」今後も注目です。

    | 零哭堂 | 新巻レビュー | 20:30 | comments(0) | - |









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