昭和の巨星、逝く

  • 2019.04.19 Friday
  • 19:59

モンキーパンチさん死去 肺炎のため 81歳「ルパン三世」原作者

 

アニメは70年代からスタートし、未だにTVスペシャルや新作映画、アニメが作られる、ある意味国民的アニメといえるかもしれない「ルパン三世」の生みの親、モンキーパンチさんが亡くなられたとの事。実はアニメ版は原作版とは結構違っていて、例えばアニメ版ではあまり有能に見えない気がする銭形のとっつあん、原作ではかなりのキレ者でルパンもかなわないレベル。しかもアニメではルパンの事をどこか認めている様な部分があり、馴れ合い的に協力する事もありましたが、原作の銭形警部はルパンをむしろ憎悪し逮捕の為に卑劣な手も厭わなかったり…実はモンキーパンチさん、アニメの銭形警部の扱いに不満を持っていたんだとか。

 

「ルパン三世」と言えば、少し前に小栗旬さん主演で実写化されて話題になりましたが、それ以前にも…

 

「ルパン三世 念力珍作戦」

 

こんなのが。(笑)

でもこの作品、原作はもちろんモンキーパンチさんですが、企画で赤塚不二夫さんの名前がクレジットされているんです。どういう経緯なんでしょ。

 

ともあれ、お悔やみ申し上げます。

 

更に…

 

漫画原作者の小池一夫さん逝く…

 

実はモンキーパンチさンとはかつて「漫画アクション」で「子連れ狼」と「ルパン三世」で人気を競い合っていたンだそうです。そンな2人が平成を跨いで令和が始まる直前に、ほぼ同時期に亡くなる…というのは何だか時代というものを感じてしまいます。

 

小池一夫さンは「子連れ狼」「実験人形ダミー・オスカー」「傷追い人」「クライングフリーマン」といった数多くの傑作劇画を世に送り出した事で知られますが、麻雀やゴルフもプロ級だったンです。麻雀では「夜王」の井上紀良さンが描いた「脱衣転生」という麻雀漫画で本人了承の元、ラスボスとして登場するンですッ。

 

こんな感じです。(よくオッケーだしたよね/笑)

 

ゴルフでは自身が創業した出版社からゴルフレッスン誌「ALBA」を刊行して自身も叶精作さんとのコンビで「新上ってなンボ!!太一よ泣くな」という漫画を連載していました。この漫画、すンごい面白いんですよ、ええ。ゴルフに多少興味あったりする人は是非読ンで欲しい作品ですッ。

 

他にも、「小池劇画村塾」にて今も一線級で活躍するクリエイターを多数育てた事でも知られますッ。

個人的には、最近の作品とかにも積極的にアンテナを伸ばしていたのが凄く印象的でしたッ。もう大御所と呼ばれる存在なのに、まだ先を見据えていると言いますか…生涯勉強、というのを地でいった人、という印象がありますッ。

 

先生の原作漫画、私の本棚には沢山並ンでいますッ。

素晴らしい作品の数々、ありがとうございましたッ。

 

この場を借りて、お悔やみ申し上げます。

コメント
設定の相違は、登場キャラが次元を筆頭にクールな人物に偏るのに懸念を抱いた納谷氏が発端だそうですね

ただ山寺氏に交代してからは割とキレ者な描写も増え優秀な面も顕著になっているようですが

原作のままだと色々緩かった時代でも放送が難しいという描写もありマイルドにされてる事に不満が出るのも分かりますが、今ほど親しまれてなかったろうなとも思います

惜しい方を亡くしました、ご冥福をお祈り申し上げます
  • デスニート
  • 2019/04/20 7:52 PM
「さン」「するンです」は、小池さん風ですよね(笑)。

立て続けに巨匠がふたり、ですからねぇ。
ルパンはガキのころから見てたんで、やっぱりショックですかね。
「不二子のネーミング」は、「名前考えるのは苦手だったんだが、富士山の絵が目に入って」ってのが、「まあ、キャラの名前なんて、そんなもんでいいのかも」って思いました(笑)。
そういえば、ツルモクで、猿に扮した田畑さんが正太を(ツッコミとして)殴って、「これがホントのモンキー・パンチ」なんてネタもありましたね(笑)。

小池さんはTwitterでフォローしてて、人の世を渡る方法みたいなことも呟いてくれてて・・・

謹んでお悔やみ申し上げます。
  • 百万式
  • 2019/04/21 6:42 PM
感想感謝です。

>今ほど親しまれてなかったろうな
「ルパン三世」の場合はアニメが最早基準になってる部分もあり、原作は読んだ事無い…という人も多いでしょうから原作基準のアニメというのは、ちょっと想像がつかないかもしれません。

>小池さん
劇画村塾の出身者とか、そうそうたる面子ですから重ね重ね凄い方だったんだと思います。

もう大御所として偉そうにふんぞり返っていたっていい筈なのに、各方面新しいモノにアンテナを張っていて、「まどかマギガ」等自身の作風とは真逆の新しい作品も謙虚にその凄さを認めて分析している等、ああいう老い方が出来れば素晴らしい…と思える方でした。

謹んで、お悔やみ申し上げます。
  • 零哭堂
  • 2019/04/21 8:30 PM
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