奴が血を流すなら…殺せる筈だ。

  • 2019.03.21 Thursday
  • 21:34

先日、「午後のロードショー」でコレやってましたね。

 

アーノルド・シュワルツェネッガー主演 「プレデター」

 

いや〜、見たかったなぁ…。

いや…何度も何度も見ている映画なんだけど、何だか定期的に見たくなる映画ってあるんですよ。私の場合、「コマンドー」「マッドマックス2」「トレマーズ」辺りかなぁ…とにかく、凄く好きな映画です、はい。

 

中身は今更説明するまでもないと思いますが、政府要人の救出の為に南米のバル・ベルデに派遣されたダッヂ・フェイファー少佐率いる特殊部隊が、ジャングルでゲリラ掃討後に謎の生命体と遭遇する…という、SFアクション映画です。

 

M16やM60、ミニガンで武装した特殊部隊を翻弄し、次々と殺していく化物…プレデターは光学迷彩で身を隠し、熱感知により獲物を探し、凄まじい威力のプラズマキャノンで武装する知的生命体で、ハンターが獲物として狩ったトナカイの首を壁飾りにする様に、殺した相手を木に逆さづりにして皮をはぎ、頭蓋骨をコレクションする…つまりは異星人による人間狩りと、獲物として選ばれてしまった特殊部隊員の死闘が描かれる訳ですが、ココで面白いのはやっぱりハンターであるプレデターの特異性です。言葉こそ通じないモノの高い知性を持ち、狡猾ですらあるプレデターですが、彼らは殺戮者ですが虐殺そのものを喜びとしている風ではなく、強い獲物との戦いこそが喜び…みたいなところがある訳です。まぁコレは1作目でははっきりと描かれている訳ではなく、武器を持った隊員と一緒にいた捕虜の女ゲリラは殺さずにスルーしたりとそれっぽい行動は見受けられたものの、ハッキリとそういうハンターとしての性質を描かれたのは「2」になってからが大きいかな、と。

 

ただ、クライマックスでは唯一生き残った少佐が罠を仕掛け、周囲に火を放ってプレデターをおびき寄せた際には武装を解いて素顔を晒し、最後は肉弾戦で決着をつけようとするなど、サイヤ人じゃないですが「戦闘民族」…強い奴と戦って勝つ事が至上の喜びであり、強いと認めた相手には対等な形で決着をつけようとするなど、中々に地球人が好みそうなメンタリティを持っている…というのはキッチリ描かれてるんですけどね。そのクセ素顔を晒すと虫の足みたいに折りたたまれている鋭い牙を持つなんとも醜悪な面構え…というのもギャップがあって良いんです。

 

そしてこの「プレデター」…化物の装備がまた面白い。今じゃ盛んにフィクション…漫画やアニメなんかでも登場する、自身を透明に見せかける「光学迷彩」や、獲物…つまりは少佐たちを狙う際にプレデターの視点、サーモグラフィみたいな画像に切り替わるなど、演出面でも斬新でカッコ良かったんですよね。プラズマキャノンの三角形みたいな並びのレーザーサイトも使い方がスリリングでした。

 

ホント…この映画はプレデターあってこそだと思うんですよ。

そのキャラクターが認められたからこそ、続編が作られたり別作品のエイリアンと戦わされたりしている訳ですからね。

 

あ、ちなみに本作で髭剃り持ってた隊員…「コマンドー」でクックを演じていたビル・デュークさんです。それとミニガンを撃ちまくっていた隊員を演じていたジェシー・ベンチュラさんは新日本のリングに立ってシングルマッチで猪木と戦った事もある元プロレスラーで、シュワちゃんと同様州知事にもなっています。そして眼鏡の通信兵役のシェーン・ブラックさんは現在では脚本家として知られており、人気映画「リーサルウェポン」や「アイアンマン3」を手掛けています。

 

更に、舞台となった架空の国家、「バル・ベルデ」は、「コマンドー」の敵役・アリアス元大統領がかつて独裁政権を敷いていた国として名前が登場する他、「ダイハード2」等でも名前が出て来る…ある意味クロスオーバー的な存在だったりします。

 

いやぁ、映画ってほんっとうに良いものですね。さよなら、さよなら、さよなら。

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