土建屋探偵シリーズ17 建設小町純子の推理日誌 再開発事業に潜む殺意の連鎖 夜の現場に消えた死体と敏腕所長の隠された過去

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オークレイ様は告らせたい
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    今日はコレ。

     

    栗山ミツキ「保安官エヴァンスの嘘 DEAD OR LOVE」 現在7巻まで発売中

     

    主題歌にマーチンこと鈴木雅之さんを起用した事でアニメ版も好評らしい「かぐや様は告らせたい」…最近では「同人版」なんてのまで商業誌として販売されている訳です。その人気にあやかった…という訳ではないんですが、「かぐや様は告らせたい」と似通った作風を持つ最近注目株な作品が、この「保安官エヴァンスの嘘」です。

     

    中身はこんな感じ。

     

    開拓時代のアメリカのとある町で犯罪者から恐れられる凄腕の保安官エルモア4・エヴァンス。金にも女にもなびかないいつでも沈着冷静な凄腕のガンマン…というのは表の顔で、このエヴァンス、本当は女性にモテたくて仕方がない…どうすれば女性にモテるのかばかり考えている困った男だった。年齢=彼女いない歴の非モテ保安官の明日はどっちだ。

     

    …という、西部劇というより、西部喜劇です。(笑)

    西部劇の世界観をベースにしてはいますが、そこはまぁ、本格西部劇と言う作風ではないので結構いい加減ではあります。でもキャラクターの名前が西部劇映画とかに関係するものが由来になっていたりするのが特徴です。

     

    主人公のエヴァンスは、モテ男だった父の教えを日々実践するも、徹底的に間が悪かったり勘違いしたりで上手く行く事はなく、凄腕の保安官という表の顔もあり、彼に憧れ好意を持っている女性は実は多いものの、そういったものには鈍感で気が付かなかったり、状況的にその好意を素直に受け入れられなかったり…というのが毎度のパターンです。

     

    そんな彼に付きまとう銃の腕でほぼ互角のライバル的賞金稼ぎ・フィービー・オークレイという女性がいるんですが、彼女も恋愛経験ゼロの生娘。犯罪者の検挙数や銃の腕でエヴァンスに対抗心を持ちつつも、内心では彼の事を憎からず思っており…という構図。そんな彼女ですが、彼への対抗心や自身のプライドから「エヴァンスの方から告白してくれば受けてやらなくもない」というスタンスで、エヴァンスとは結局の所両想いなのに、変なプライドが邪魔してお互い素直になれない…という、まんま「かぐや様は告らせたい」のパターンになっている訳です。

     

    ただ…決定的に違うのはオークレイの方は割とエヴァンスに対して一途な面があり、素直じゃないモーションをかけたりするのが大変「お可愛らしい」んですが、当のエヴァンスの方が…オークレイに対して好意は持っているものの、別に彼女ではなくてもドンと来い!なゲスな一面がある…という点。一見クールなガンマンで実際町の人にもそう見られているエヴァンスですが、モテたいという欲求のみに支配された男子中学生の様な行動原理のキャラクターになっているんですね。ただそのモテへの飽くなき執念は、結果的にではあるものの彼のガンマンとしての実力を開花させ、町の巡回を欠かさない等優秀な保安官としての一面に繋がっていた李する訳で…苔の一念岩をも通す…ただ通したのは別の岩、という感じでしょうか。実は努力の人で、ダンスが下手だったり下戸だったりと不器用な一面があるのも白銀会長ににているかもしれません。

     

    そんなエヴァンスは窮地…命的な意味でも、モテ的な意味でも、追い込まれる度に「モテモテだった父の教え」を思い出し、何とか危機を回避する…というのが毎度のフォーマットになる訳ですが、冷静を装い内心はドキドキ、ハラハラな彼に対し、広まっている彼の名声のおかげで相手が都合よく誤解してくれて毎回なんとか危機を脱する…という様は、案外往年のヤンキー漫画「カメレオン」とかに近いものがあるかもしれません。モテたいのに非モテなエヴァンスの偽物が現れ、非モテな本物と違って偽物は女の子を沢山侍らせてモテモテ…それに嫉妬した本物が偽物の屋敷に潜入して…というエピソードなど、秀逸です。

     

    まぁ、エヴァンスがこんなんですから、逆に一途なオークレイが際立って健気に可愛らしく見えてしまうのも本作の特徴かも。ただツンデレ…というのとはちょっと違う、プライドが邪魔して「エヴァンスの方からくれば…」という飽くまで受け身なスタンスなのもその健気な印象を高めてしまいますね。

     

    それと、「名無しのカート」…って、カートって名前じゃないんか〜い!!と突っ込まずにはいられない、エヴァンスの親父も登場し、モテっぷりを発揮していますが…エヴァンスが非モテでカートがモテる決定的な違いって何なんでしょう。まぁ、エヴァンスがモテないのは

     

    いつも裏目に出る節操のなさ

    間の悪さと気の多さ

    無駄な時に高く必要な時に低いプライド

     

    とか、割とあるんですが…カートも似たようなところがある訳で…まぁ、決定的なのは「余裕のなさ」なのかなぁ、と。

     

    そんな訳で、「かぐや様は告られたい」に似てるけどちゃんと違う「保安官エヴァンスの嘘」、アニメで「かぐや様」にハマった人とか、オススメですよ。

     

     

    | 零哭堂 | 漫画紹介 | 21:59 | comments(0) | - |









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