土建屋探偵シリーズ17 建設小町純子の推理日誌 再開発事業に潜む殺意の連鎖 夜の現場に消えた死体と敏腕所長の隠された過去

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乱発されるチートな俺つえーの是非
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    最近、ライトノベルや漫画、アニメにもされて人気ジャンルになっていると言えなくもない「異世界転生」モノ。基本的にその多くが主人公が転生時に何らかの能力なりアイテムによる多大な恩恵を神様とかそういった存在により授けられていたり、ゲーム的な言い方をすれば極端なパラメーター振りをしてそれにより大活躍…というパターンのものが多く、時として批判的な意見に繋がっていますね。

     

    よくこの手のジャンルの作品に対し侮蔑的に「なろう系」等と言う人がいますが、この「なろう」とは「小説家になろう」という小説投稿サイトの事を指し、そこでアップされている作品の多くが異世界転生モノである事から使われている訳です。この「小説家になろう」からは、例えば「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を」「Re:ゼロから始まる異世界生活」といった昨今アニメ化されて人気だった作品なんかもあります。

     

    ただ、たま〜に「異世界転生」モノでもなければ「小説家になろう」からの作品でもない…例えば「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか?」等の作品に対してまで、「所詮は『なろう』だ」的に侮蔑する書き込みをしているのを見かけてしまう所を鑑みると、「なろう系」という言葉は用途を守っての使用が推奨です。まぁ、「ダンまち」も小説投稿サイトの投稿作品が元ではあるんですが。

     

    まぁ、努力とか苦労とかなしに手に入れたチート能力を持った主人公が、本来その世界では出来ない、困難とされる事をドーンとこなしちゃったり、凄い強い敵を簡単に倒しちゃったりで俺スゲー、で美女、美少女が寄ってきてウハウハ…というパターンはいい加減食傷気味、という意見は分からなくもないですし、そもそも手を変え品を変えてはいるものの、やってる事が殆どどれも一緒…と言う風に見えてしまうのではあんまり先が続かない、一時のブームで終わるジャンルなんじやないかとも思ってしまいますが、されとも作品の魅力と言う奴はそういう部分だけではない訳でね。ジャンルではなく中身で見ていく事が大事かな、と。

     

    そんな訳で、本日ご紹介はコレ。

     

    殆ど死んでいる 「異世界おじさん」

     

    トラックに轢かれて17年間意識不明だった男が病室で目を覚ましたが、彼が昏睡状態だった間に彼の処遇が原因で一家離散、唯一自分に会いに来た姉の息子…つまりは甥のたかふみは、「自分は異世界に転移していた」というおじさんの言葉を頭がおかしくなったと判断し、自立支援施設に斡旋しようとするが、そこでおじさんの能力を見せられて…という、異世界転生「後」を題材としたユニークな作品です。

     

    何せこのおじさんの境遇が切ない。

    異世界の住人は誰もかれもが容姿が整っていて、美形ではない彼はオークに間違われて迫害されてしまうし、人助けすれば助けた相手から罵倒され、よかれと思ってした親切も逆に非難され攻撃されてしまう。美女、美少女に惚れられて街の人々からは慕われ感謝される…なんて事は全然なく、むしろ人間不信になり17年間ソロプレイで乗り切るも、ようやく帰れた元の世界では自分が原因で一家離散、自分の言う事は誰も信じてくれないし、いつの間にやらSEGAがゲーム機ハードから撤退…。

     

    たかふみだって、異世界で得た能力を見世物にして金にしようとおじさんを引き取る事にした訳でね、どこまでもハードモードです。まぁ、たかふみに関しては何だかんだ面倒見ているし仲もいいので他の…会いに来もしない連中より全然信頼できるのでしょうが。

     

    この作品が面白いのが、所々で出て来るSEGAネタ。どうやらおじさんが転生してしまったのはセガサターンとソニーのプレイステーションがほぼ同時期に発売して話題となった次世代ハード戦争の数年後。ちょうど私がゲームに一番ハマっていた時期なので世代的にはツボで面白いのですわ。ゲームに限らずとも、17年間が空白というギャップを面白い形で使われており、例えば、おじさん曰く「しつこく自分を追い掛け回して悪態を吐くエルフの女の子」というのは今では完全なテンプレ的ツンデレキャラクターな訳ですが、おじさんが転生した17年前ではそんな「ツンデレ」という概念が完全に確立していない状態…故に、照れ隠し的に悪態を吐くエルフが実は自分に好意を持っているという事に気が付けない…そんな異世界での思い出を映像(おじさんの能力)で見せられるたかふみはおじさんにつっこむにつっこめない…という。

     

    まぁ、異世界転生モノという括りで言えばかなり邪道と言うか、面白い作風になっています。

    異世界転生モノで主人公がホイホイと活躍していく様を見て、

     

    「いくらチートな能力を手に入れても、実際はそうホイホイ上手くいくもんでもないよな」

     

    と思ってしまう人、そしてかつてのSEGAユーザーには特にオススメの一本です。

     

     

    | 零哭堂 | 漫画 | 21:28 | comments(2) | - |
    明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

    異世界おじさん、以前から気になってたんですが、なかなか本屋になく・・・アマで買うほどのものでもないか、と思い・・・
    今日、普段はあまり行かない駅前に行く用事があり、昔から品揃えのいい本屋があるのを思い出し、行ってみたらありました。
    異世界もの、じつはこれが初めてなんですが、着眼点がいいですよね。
    こち亀といいともが終わってたことに、「終わるものなのか!?」と驚き、たかふみが「こち亀は一年前まで、いいともは三年前までやってた」といったところ、おじさんが「結構、やってたな!」みたいなこといってたやりとりに、笑いました(笑)。
    エヴァのアスカは知ってる→「理解、あさっ!」にも(笑)。
    そういえば、ツンデレ・エルフは今後、現実世界に現れないんですかね? そのうえで、おじさんとはもちろん、たかふみのことが好きっぽい女の子とのやりとりも見てみたいです(笑)。
    | 百万式 | 2019/01/02 9:06 PM |
    明けましておめでとうございます。
    今年もどうぞよろしくお願いいたします。

    異世界モノは数作コミカライズされたものを読んでますが…正直当たり外れが大きい印象です。チート能力で俺つえーというのが基本ラインになっているせいなのか、作者の趣味が前面に出過ぎてしまうと醒めてしまいますね、私は。

    そういった中でも「異世界おじさん」はかなり特殊なタイプなので、むしろ異世界転生モノが趣味に合わないと感じている人の方が合うかもしれません。
    | 零哭堂 | 2019/01/03 10:16 PM |









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