土建屋探偵シリーズ17 建設小町純子の推理日誌 再開発事業に潜む殺意の連鎖 夜の現場に消えた死体と敏腕所長の隠された過去

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会社を辞めたい人向けのビジネス
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    今日、何気に車中でテレビの音声を聞いていたところ、勤め先の会社を辞めたい人に代わって、会社にその辺の話をしてくれる「退職代行サービス」というのがあるんだそうな。これを取り上げたニュースではこの退職代行サービスについて世代別…といっても40〜60位の世代と20代とかだけだった気がしますが、どう思うかの街頭アンケートみたいなのをしていて、年配の世代ほど「自分で話をして退職するのが礼儀」とかそんな意見で否定気味だったのに対し、若い世代は割と好意的、肯定的なものが多かったそうで。

     

    …まぁ、テレビ局のアンケートとか街頭インタビューなんて信用できるのか?という気も個人的にするんですが、実際3回も会社を辞めている私の個人的意見を言わせてもらいますと…

     

    何某かの目的がある…例えば親の仕事を継ぐ、とか他にやりたい事がある、とかならともかく、人間関係や業務そのもの…要は、会社自体にウンザリして辞めたい…いや、辞めると決心した人間は、ハッキリ言って会社の人間とは基本的に「話すのも鬱陶しい」んですよ、ええ。なまじ会社そのものに対してや、現在の会社での自分の状況に関して不満を溢したりもしないもんです。それを改善するから残ってくれないか的な引き留め工作がもう無鬱陶しい。むしろ会社を立てて自分を一方的に悪く言ってでも辞めたいんです。

     

    もうとにかくね、一秒でも早く、何でもいいからその会社と関係を断ち切りたいんです。

     

    私の場合、最初の会社がまぁ、合わなかった。

    会社というより、そこで働いている連中と合わなかった。

     

    私は新入社員でも格付け的には一番下で、年齢も一番下。大卒、院卒とは給料からして違う。でも業務自体はおんなじ新入社員ですからそんなには違わないし、やる事も変わらない。そんな中、指示された仕事の大半が中途半端な大卒の同期に事あるごとに「自分の方が給料がいい」アピールをされる。コレで既に鬱陶しいですよね。

     

    更に…建築に興味がない人にはピンとこないかも知れませんが…モルタルってのがあるんです。セメントと、砂と、水を混ぜて作る、左官なんかで使う奴です。モルタルの材料にプラスで砂利が入るとコンクリートになるんですが、このモルタルを練って、一輪車で運ぶ仕事をその大卒風吹かせる同僚(以下、大クソと呼称)とやらされる訳です。

     

    んで、どちらかがモルタルを作り、どちらかが一輪車で運ぶ、と分担する訳ですが、私は育ちの関係で、モルタルはセメントと砂を先ずは良くかき混ぜないと良い物が出来ない事を経験上知っていました。というか、小学生の頃からモルタル位は練った経験がありました。そんな訳で私の作ったモルタルを持っていく大クソはモルタルに関して文句言われません。でも、役割を交代した私はその大クソがテキトーに練ったモルタルを運ぶ訳ですから、モルタルの出来に関して文句言われる訳ですよ。

     

    他にも、私が仕事前に現場の部屋の鍵を片っ端から開けている最中、その大クソは「そんなんは給料安い奴がやる仕事や」とでも言いたげにソファーでくつろいでいたりする訳です。私は、こんな奴とずっと同じ会社で働くのなんざ御免だ、と退職届を出しましたが、最初は先輩や上司に言いくるめられてしまいます。その日以来、通勤に使っていたカバンには常に退職願を入れっぱなしにしていました。勿論いつでも出せる様に、です。

     

    その後、他の現場に移ってそこでいきなり上司がほぼ不在状態で打ち合わせとかもする羽目になり、そうなったらはっきり言って何して良いんだか分る筈もなく、ちょっとした事で上司に「辞めちまえ」と罵声を浴びせられます。まぁ、元々その上司に対しては、他の部署にイキナリ貸し出されたり、自分は使えないクセにあるソフトを使う事を強制されたり…まぁ人間性も含めて、ハッキリ言って不信感しかなかったんですが、「辞めちまえ」と言われた後は、もう私も完全に開き直りましたね。「じゃあ辞めます」とその場で即答してカバンの中の退職届を渡しました。責任云々問われると思ったのか、その上司は受け取りませんでしたが。

     

    そして「後で私物取りに来ますんで。お世話になりました。」と言って事務所を出てしばらくしたら、その上司から電話が来て「話をしよう」と。

     

    この時点で私は完全に開き直っていましたから、その上司が何を言っても響きません。というか、聞く耳なんか持ちやしません。色々言っていましたが最終的に「明日から何日か休んでいい」という事になって、ああそうですか、と私は家に帰ったんですが。その翌日その上司から電話があり、明日会社に行って部長と面談しろ、というお達し。「明日から休んでいいんじゃねぇのかバカ野郎」って話ですが。

     

    とはいえ、どうせ退職願出しに行くんだからいいか、ととりあえず指示された時間に会社に行ったところ、忙しいのか何なのか、何時まで経っても部長から呼ばれず…2時間以上経ってからようやく呼ばれました。朝のうち言ったのに昼飯前位でしたからね、ええ。

     

    もう長い時間ボケーっと待たされた時点でコチラは話なんかちゃんと聞く気なくなってましたから、部長がしゃべった事なんてロクに覚えてませんわ。何だか「頑張りが足りない」とか「色んな本を読むべきだ」とか「せめて今の仕事を終えるまで残るのが社会人としての責任」だとか言っていた気はしますが、とりあえず次の働き口とかも決まってないんならとりあえず残っていろ、みたいな事を言われましたわ。

     

    で、意地でもとっとと辞めてやる、と思って翌日伝手とか総動員で次の働き口を確保し、その更に翌日には「働き口は確保しましたんで辞めさせてもらいます」と部長に連絡、上司に退職届出すついでに私物も引き上げます、と。

     

    …まぁ、退職届出した時にも「一身上の都合で退職させていただきます」とだけ書いた中身見ながら色々言ってましたよ。今まで世話になった人の事を書け、みたいな事も言ってましたが、そりゃアンタが上役の連中に新入社員を辞めさせたって評価をされるのが嫌なだけなんだろ…と思いましたが言いはしませんでした。今同じケースに陥ったならへーきで言ってしまうかも知れませんが。(笑)

     

    ハッキリ言って、この時で言えば会社に行って長々と待たされた挙句、部長のどうでもいい話を聞かされたのとかって完全に無駄な訳です。私のケースはともかくとしても、パワハラまがいな発言をする上司がいたり、もう精神的にどうにかなってしまいそうな同僚や先輩…といった存在が会社を辞めると決めるにおいての根本的な理由だったりする場合、決心が強固なら会社の説得工作みたいなモンはホントに無駄ですし、その引き留め工作が既に苦痛…というケースだってある筈。本人にとっては切った相手にいつまでもウダウダやられるより、もう次に向かって行動した方が有意義なのは明らかですから、私は「退職代行サービス」は時代のニーズ…というより日本の体質的に合致した商売なのではないか…と思うのです。

     

    まぁ、日本と言う国の体質からして「若い奴らが安いカネでこき使う事に能書き垂れて文句言うようになっちゃったから、外国から安いカネでも文句言わない奴らを雇える法律を作ろう」という法案通すのに政府が一生懸命ですから、「退職代行サービス」なんてのが出て来るんじゃないか?と思いますわな。

     

    なにが「働き方改革」だバカ野郎。

    日本経済の上の連中は正直に言えばいいんだよ。「欲しいのは労働者ではなく奴隷なんだ」って。

     

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