さて、今回は「首吊り殺人事件」です。
いきなりではありますが、この「学園七不思議殺人事件」が桜木るい子先輩な様に、このエピソードといえばこの人。
そう、我らが?森宇多子さん。
母親に将来の不安を煽られてハジメが一大決心し…という、今後も何度となく使われるパターンで名門予備校・四ノ倉学園に入学する訳ですが、2人が訪れたその時、この人自殺未遂やらかしてます。そしてその後も犠牲者が出る度に、今回の事件の直前に自殺した深町という生徒の呪いだと吹聴し、深町の霊を憑依して一連の事件の犯人は自分の呪いだと言い出す等、「金田一少年の事件簿」でも有数のいっちゃってる系なキャラクターです。
言動からしてもう怪しさ全開なんですが、トドメに彼女には彼女が犯人では?と読者をミスリードさせようとする仕掛けが隠されているんだよ!!
…まぁ、彼女の名前がアナグラムでコモリウタ…つまりは今回のキーワードである「地獄の子守歌」になっている、という有名?なネタですが。彼女、要するに「八ツ墓村」の"農茶の尼"みたいなポジションな訳ですが、オカルトめいていて「金田一少年」より「MMR」に出た方がしっくり来る様なステキな女の子です。その時は是非、「森宇多子(仮名)」として出演希望です。(笑)
…まぁ、あからさま過ぎかつ怪し過ぎなので、読者の考える犯人候補からはいの一番で外されちゃうと思いますが。
後、今後のエピソードにも出て来るハジメ達の幼馴染・千家君が初登場。宇多子さんのインパクトがある上に、このエピソードは怪しい人物がかなり多めなので影が薄いですが。
さて、今回の中身ですが…今回の真犯人は犯人強度がかなり高いキャラクターです。何せハジメを完全に術中にはめて一端は完全にミスリードさせてますが、コレはかなりレアかと。犯人強度は「秘宝島」の男の娘・佐伯航一郎に匹敵するレベルなんじゃないかな?
ただ、読者的には…特にサスペンスモノのドラマとか映画、ミステリー小説なんかが好きな人の場合トリックは分からずとも何となく話の筋で犯人自体は分かってしまうかも。その分トリックはかなり難しい部類。キーとなる朝顔と昼顔、そして遺書はよっぽど注意深く読んでないと気づけないでしょうね。
私?この手のミステリーとかサスペンス、犯人より物語を追っちゃうんだよなぁ…だから犯人を物語の展開とかから予想して当てる…という事はあっても、トリック込みで当てたのって遠野先輩の奴だけだったりします。(苦笑)
でも好きなんですよ?こういうサスペンスとかミステリー。拘りとかがある訳でゃ無いんですけどね。
あ、この記事で犯人強度とは「キン肉マン」における「超人強度」みたいなものだと思っていただければ。
正直「金田一少年」をただレポートしていくだけじゃ面白くないので、今後はこの犯人強度を独断と偏見で数値で書いていこうかと。既存記事にも随時追記していく予定です。
今回の犯人
浅野遥子…犯人強度 110万パワー
禁断の恋に落ち、その恋人の自殺が実は他殺だった事を知って復讐鬼と化す。
予備校講師だけあってかなりの頭脳派。一度はハジメを完全に術中にはめてミスリードさせた強敵。