S&T PPSh-41 その1

  • 2019.09.08 Sunday
  • 16:30

はい。今回はトイガン紹介。

今回はマイベストSMGである旧ソ連の誇るPPSh-41です。

 

PPSh-41は複数のメーカーから電動ガン化されていますが、今回紹介するのは以前UMPを紹介したARES社がリリースしていたものをOEMなのかコピーなのか分かりませんが、S&T社がリリースしているもの。HP時代に紹介したSNOWWOLF社のものはS&T社のものを更にダウングレードしたもので、ストックは樹脂製でバナナマガジンも標準で付属しているのに非常に安価…コストパフォーマンスがいい様に思えるんですが、実は内部はガッタガタだったりします。この辺は以前紹介したオキサバさんのyoutube動画を参考に。

 

 

段ボールの地剥き出しで商品のシールが貼られただけのシンプルな箱です。海外電動ガンに多いですが、取っ手がついているのは地味に嬉しかったりします。国内製品には殆どないので店頭購入だと取っ手があれば楽なのに…と思ったものです。まぁ、そんなのでコストに反映されるのは御免ですし、逆に海外電動ガンを店頭購入する事は無いんですけどね、私の場合。

 

初速表

 

海外製品なので箱に初速の計測値がラベリングされています。まぁ、割と当てにならない数値なんですけどね。

さて、電動ガンとしてのPPSh-41ですが、評価が分かれる銃です。

箱出しでもまあまあの初速で、集弾もそこそこ、何より装弾数が多いのでサバゲーで使える、なんて意見があれば、精度はないわ初速が安定しないわ機械的トラブルも多いわのクソ銃、という意見も。海外製電動ガンの調整なんかをやってくれるショップでも、PPSh-41の調整はトラブルが多いので受け付けていない…という店もあったりします。

 

まぁ、私の場合はサバゲーとかしないので精度云々はそんなに重視してませんし、何よりこの銃はバツグンにカッコイイんと思うのですよ。そんな訳で今までも実の所売ったり買ったりしていたんですが、今回のはもう手放したくないかな、と。

 

 

まぁ、とはいいつつも機械的トラブルの多さは気にはなっていましたので、今回は購入したモケイパドックさんにて「アンブレイカブルカスタム」を施してもらっています。何でもショック吸収のセクターギアなどの組み込みにより電動ガンの機械的トラブルを劇的に減らす…という事らしいです。但し、ARES系のPPSh-41にはピストン連動タイプの疑似ブローバックが搭載されているんですが、コレがあるとアンブレイカブルカスタムに対応できないとの事で、私のコレは疑似ブローバックはオミットされています。

 

あ、精度や初速に関してはイジってもらいませんでした。

 

パッケージのシール

 

PPSh-41の実銃の話をしておきますと、この銃は1941年にソ連が開発した短機関銃。当時比較的重いフィンランドとの冬戦争でソ連軍はスキーとスオミKP/-31等で武装したフィンランド軍に苦戦したんです。と、いうのも森林戦においては軽量で比較的コンパクトだったスオミが接近戦にて大変使い勝手が良く、その機動性に散々翻弄された訳です。

これを踏まえ開発されたのがこのPPSh-41で、堅牢でシンプル、故障に強く、装弾数が多いこの銃は鹵獲されたドイツなどでも非常に人気があったんだそうで、ドイツからは「バラライカ」、日本は「マンドリン」等と呼んでいたそうで。ドイツに至ってはPPSh-41を自軍で使用されている9mmパラベラム弾に対応させる改造までして運用しています。映画「戦争のはらわた」では主人公のドイツ兵・シュタイナーがずっと愛用していますね。

 

戦後も共産圏の国々にて使用されていて、朝鮮戦争やベトナム戦争でも使われました。北朝鮮の祖国解放戦争勝利記念館では北朝鮮がライセンス生産した本銃を持ったモニュメントがあったり、ハンガリーの労働者民兵の団旗に本銃が描かれたり、とソ連及び共産圏の象徴的な銃、と言えるのかもしれませんね。

 

さて、今回はここまで。銃本体の写真とかは次回とかで。

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