東京マルイ トンプソンM1A1 その2
- 2019.05.04 Saturday
- 00:38
はい、今回は東京マルイのトンプソンその2、という事で、細部を見ていきましょう。
ちなみに…
スリングのアップ
取り付けているスリングは、KM企画のトンプソン対応スリング。実銃トンプソンで使われているスリングの縫製とかその他忠実に再現しているんだそうです。ただ取り付け方がスリングに同封されているイラストだと分かり難いかと。
長い方をフォア側、短い方をストック側に通すんですが、そのままではスイベルに通らないので、スリングのクリップを一度スイベルに引っ掛けて、そこから板バネを開いて通す様にすると通ります。写真の取り付け方だと、正直スリングが短すぎて使い難いので私は後ろの短い方のクリップを直接スイベルにかけてます。「その1」の写真を参考に。
本体部右側
チャージングハンドルはコッキング可能ですが、このトンプソンは他の多くの東京マルイ電動ガンとは違ってHOP調整のダイヤル等は中に入ってません。アッパーが金属なので、戻すと金属音がしてカッコ良いんですが、金属とはいっても亜鉛合金なので調子に乗って何度も繰り返すと多分破損します。(苦笑)
グリップは縦に長い感じで人によっては握り難いと感じるかも。
ロアは樹脂製で仕上げも「いつもの東京マルイ」です。特にトリガー上にある板バネ…コレ位は金属で再現はして欲しかったところかと。
右側レシーバートップ
右側には東京マルイの刻印。要りませんね、ええ。(苦笑)レシーバー上の三角形はリアサイトのガードです。
こうしてみると、金属のアッパーと樹脂製のロアーの差がハッキリ分かってしまいます。
実銃ですが、このトンプソンM1A1はWW2時に生産効率を高めるために各部を簡略化したモデル。原型はWW1後に開発されたM1919という銃で、最初に「サブマシンガン」の名を冠した銃です。最初に量産されたモデルM1921が所謂「禁酒法時代」のギャングが使っているイメージのアレです。"シカゴタイプライター"の異名もコレから。M1A1とは違って
・バレルに放熱フィンがある
・カッツコンペンセイターと呼ばれるラッパ状のハイダーがついている場合がある
・チャージングハンドルがレシーバー上部でハンドルの形状も丸っこい
・フォアグリップに握り手がある
・グレネードランチャー用の奴みたいなサイトがついている
・箱型マガジンではなくドラムマガジン
・リアサイトのガードが四角い
・発射方式がプリッシュロック式と呼ばれるもの(M1A1はシンプルブローバック式に変更)
…と、思いつくだけでもこんなにあります。
個人的な話ではあるんですが、ワタクシ、マフィアの大物として有名なアル・カポネと誕生日が一緒。ギャングがよく使っていた銃、という事でトンプソンはミョーに愛着と言うか、親近感があるんです。(笑)
左側トリガー周辺
このトンプソンの使い難さを象徴する部位です。(笑)
先ず、セーフティとセレクターが別になっている上に、操作も180度回転させる方式。まぁ、おかげでセーフティ解除してすぐフルオート…というのが出来るっちゃあ出来るんですが、あまりそういうケースはないんじゃないかと。デメリットの方が多いですね。
それからトリガーの上に「へ」の字型になってるのがマガジンキャッチ。グリップ側にあるチェッカリングされた部分を上に押し上げるとマガジンが外せます。挿入時もこれ押し上げないと差し込みにくかったりしますし、使い勝手は悪いです。
…まぁ、古い銃だしね、しょうがないね。
左側レシーバートップ
コチラにはSUB MACHINE GUN MILITARY MOD CALIBER .45M1A1と個体番号の刻印が。他にも各所に軍の検印マークとかが刻印されていて東京マルイ製にしては凝っているというか、頑張っているんです。
…なんでコレが売れないかなぁ…世の中にはM4とかタクティコー好きばかりじゃないと思うんだけども。
と、いう事で外装編はその3に続きます。