主人公の首の構造

  • 2019.03.10 Sunday
  • 21:31

いや〜、日曜出勤すると何だか曜日の感覚が狂ってしまって変な感じです。

と、、いう訳で今回はこの漫画。

 

いしとゆうら 「乙女のはらわた星の色」 現在1巻が発売中

 

私がガキの頃は少年誌でもジャンプ系は割とエロ路線に走っている作品は少なく…って、「電影少女」とかありましたが、どちらかというとマガジン系(特に月刊)の方がそういうのが多かった印象だったんです。でも「TO LOVEる」辺りからジャンプ系少年誌もややタガが外れた印象はあります。最近でもアニメ化までされている「ゆらぎ荘の幽奈さん」の人気投票結果発表の絵が、女性弁護士や女性大学教授から「セクハラを娯楽として描いている」等と指摘、批判されて論争になってますね。

 

…まぁ、それを批判、非難する気は更々ないんですが。

 

そもそも、エロ云々を規制したところで地下に潜るだけで根本的に解決なんぞしやしない訳でね、地下に潜った結果より先鋭化してしまう事だって考えられますわ。規制する事が性犯罪やらセクハラの根絶に繋がるか?というと私にはそうは思えませんし、「子供の教育上好ましくない」という理由で臭いモノに蓋をしてしまって性に関する教育を放棄してしまうのは違うんじゃないかと。

 

飽くまで個人的な意見ですが…性差別系の問題に関して過度な主張をしている人は、何と言いますか…問題意識云々以前に自身の主義主張に酔っている風に感じる時があるんです。イーブンであれ、と主張する本人の意見がそもそもイーブンではない、と言いますか…。

 

まぁ、それはともかく本題。

この「乙女のはらわた星の色」…何とも過激なタイトルではありますが、中身はこんな感じ。

 

20年前、ヴェーウェ人と名乗る異星人が地球に来訪する。彼等の目的は侵略的婚活。恋愛が文化の基盤になっているヴェーウェ人は地球にやってくる以前にも異種間による交雑を重ねてきている種族だった。ヴェーウェ人は地球の諸問題をその高い技術力で解決し、すっかり地球人にも溶け込みつつある。

「ヴェーウェ人との交雑により地球人という種が淘汰する侵略者で地球人の敵」という祖父の教えを受けた高校生・ゲンは地球人純血を守り地球人の保護政策を実現させるためにエリート校として知られる地球人とヴェーウェ人の共学校・森陵学園に入学するが…。

 

という、エロコメディです。ラブコメではありません。エロコメです。

主人公のゲンは祖父の教えを受け地球人純血を守ろうとしますが、入った学校がヴェーウェ人との共学校で、基本ヴェーウェ人に寄せた校風の為に、彼等の文化の中心である恋愛…つまりは異種交遊を奨励しており、日本最難関のエリート校でありながら、キャッキャウフフを通り越した関係がまかり通っている場所。昼飯すら一人でこっそりと食べる事を許されず、婚活パーティよろしく男女ペアで摂る事を強要されてしまうのです。

 

そんな状況でゲンが最初に出会ったヒロイン?のミリカ…ヴェーウェ人としては奥手、控えめな美少女。「ヴェーウェ人とは絶対に交わらない」と言いながらも、生来の生真面目さや思春期らしい性から優しく接してしまったゲンは早速お約束的に彼女に好意を寄せられます…が!!ミリカは実は交雑により恋愛感情が高ぶると発情して文字通り「燃えてしまう」体質。しかも滅法惚れっぽい…故にヴェーウェ人からも「地雷女」として忌避されていた少女。

 

そんな体質により「生まれてきたくなかった」とまで言う彼女に、生来の誠実な性格から捨て置けず…情が移ってしまったゲンは、燃え盛るミリカを抱き留め「俺と友達になってくれ」と…。

 

…まぁ、ココまでならただのいい話。でもこの作品の場合、コレがゲンにとっては地獄の入り口となる訳です。恋愛を文化の中心とするヴェーウェ人にとっては「恋愛上手」はステータス。落とした異性が堅物だったりした方が箔が付く…そうなると「ヴェーウェ人とは交わらない」と公言するゲンの様な男は攻略対象としてはかなり魅力的。そうでなくともミリカの件で女子からの好感度が高まっているからさあ大変!!となる訳です。

 

1巻の段階ではミリカの他、オタサーの姫みたいなキャラクターの猫耳少女タレラ、幼少期のゲンに命を救われてヤンデレ化したキュリプの3人がゲン争奪戦に名乗り出ていますが、果たしてゲンは貞操をヴェーウェ人から守り切る事が出来るのか!!

 

ちなみにこの作品、主人公のゲンの友人にミツヨシというキャラクターがいるんですが…まぁコイツのゲスっぷりが面白いんですわ、ええ。彼はヴェーウェ人にとってはスライム以下のクソザコ扱いな超のつくナンパ男で、ゲン曰く下半身に脳みそがついている男。欲望に忠実な彼の存在がまぁ、良い感じなんです。私の中で、ラブコメ、エロコメ的な男女関係を軸とした作品は、実は男同士の掛け合いが面白い作品ほど面白い…というのがあるんですが、本作はコレ、バッチリです。ゲンとの掛け合いに限らず、彼に対するミリカに辛辣な対応なんかも抜群に面白いんですわ、ええ。       

 

エロいシーン、サービスカット的なものは多いんですが、「TO LOVEる」とか「ゆらぎ荘」程は露骨じゃないレベルですし、コメディ作品としてもかなり面白い作品かと。今後の展開に期待大です。

 

余談ですが…1巻には番外編が2本収録されているんですが、コレの「どばどばぺろぺろ」ではゲンがクソビッチ3人衆の1人、ネンガロからこの技を喰らいます。

 

 

まぁ、ゲンが喰らったのは後頭部側ではなく顔面側からの「リバース式転蓮華」とでもいうべき技ですが。(笑)

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