仮想現実コスプレサバゲ

  • 2019.02.09 Saturday
  • 21:18

今回はこちら。

 

 

祐佑 「AR/MS!! エーアール/マルチプルサヴァイヴ!!」 現在1巻が発売中

 

任天堂の伸びる腕で戦うボクシングみたいなゲームや、「力が欲しいか!!力が欲しいのなら…くれてやる!!」な漫画とは無関係です。(笑)

 

拳も剣も、魔法も銃も何でもありで誰でも騎士やら侍、エルフや軍人、はてまた変身ヒーローや魔法少女にだってなれる拡張現実を用いた何でもありなサバイバルゲーム「AR/MS」…高校では全国大会なども行われ部活動としても認められている。高校に入学したばかりの向日葵は、憧れの魔法少女になりきる事を夢見てAR/MS部の門戸を叩くのだが…

 

という、今流行りのVRとかをもっと発展させて行われるサバゲー的な架空競技を描く作品です。キャラクターデザインというか、絵柄が何だか既視感があるなぁ…と思っていたら、作者は人気ゲーム「アイドルマスター」のコミカライズをやっていた人。私自身はそのコミカライズとかを読んだ訳ではないんですが、この作者の方はアニメ版でも絵コンテを担当していた人らしいのでキャラクターデザイン…特に女の子が「アイドルマスター」のそれにかなり似ている…コレが既視感を感じた原因ですね。

 

祐佑氏は他にも漫画を描いている様ですが、原作なしのオリジナルはこの「AR/MS!!」が初、との事。何でも自分が「こんなのあったらやってみたい」と思っている要素を詰め込んでいる作品らしく、ルールやシステム的なモノも含めて作者が楽しんで描いているのがコマからも読み取れる期待の作品なのですよ。やっぱり作者が嫌々描いている様なものより作者が自分で楽しんで描いている作品の方が雰囲気からして面白い傾向ってありますからね。

 

さて、主人公の向日葵は小さい頃に夢中になっていた魔法少女アニメ「ラブリー・ミリー」に憧れ、小学生の時に「AR/MS」の存在を知るが、元々人見知りで引っ込み思案な性格な為にAR/MSに飛び込む事が出来ないでいた。そんな彼女が出会ったのが、AR/MS経験者だという同級生の男子朝凪春一と空海貞純。2人に背中を押される形でAR/MS部に入る事になる訳ですが、この2人がかなりのクセモノ。

 

春一と貞純は、「趣味に給料を全部つぎ込んでいる様な大人」の巣窟だったショップをホームとしており、中学時代はAR/MSの部活が無かったため、大会等で名を遺したりはしていないもののクセのある大人達とのバトルで鍛えられいてる為相当な猛者であり、かつかなりクセが強いプレイヤー。そんな2人の奸計にハマって向日葵はトンデモナイAR/MSデビューを果たす羽目になる訳です。

 

まぁ…それにしても心躍るゲームですよね。現実のサバゲーなんかですと割と敷居が高い部分がある訳です。銃や装備、迷彩服なんかを用意…まぁ、銃や装備に関してはフィールドでレンタル、というのもありますが、そもそもが特殊な遊びではある訳で、周囲にそういった物に精通している友人とかがいないと割と踏み込みにくい部分ってある訳です。それにサバゲーの場合「紳士のスポーツ」なんて言われる事も実はあって、被弾は基本的に自己申告。当然、通称"ゾンビ行為"なんて言われて忌み嫌われますが、被弾しているのにヒットコールしないでゲームを続行する人物ってのはいるんだそうです。勝ちにこだわってそういう行為に走り…それが人間関係をギクシャクさせる…なんて事も実際あるらしいんですが、このAR/MSでは完全に機械が被弾やダメージ判定をするのでよりフェアで平等な戦いになる訳です。

 

そしてそもそもサバゲーではコスプレ等でキャラクターになり切る事は出来なくはないんでしょうが、銃器による撃ち合いはともかく、剣で戦ったり魔法を使ったりは当然出来ない訳です。装備の問題もある訳で、BB弾飛び交う中で露出度の高い恰好や顔丸出し…なんて出来ません。まぁ、当たり前ではありますし、剣で戦う…まではいかないにしろ、飾りのライトセイバーだけでほぼ丸腰、フリーズコールだけで戦うサバゲーマーは実在するみたいですが。(笑)

 

そんなジャンル問わないスタイルでサバゲーみたいなゲームをやれる…コレ、魅力的ですよ。自分がどんな装備でどんな戦い方をしたいか…とか、考えるだけで楽しい訳です。それを、部活動という青春真っ只中の物語として展開する訳ですから、そりゃ面白そうな訳ですよ、ええ。あるゲーム世界の中で自分のアバター使って…という類の作品は、例えば「ソードアートオンライン」とかですか?あった訳ですが、飽くまで現実世界の本人がなりたいキャラクターになり切って実際に戦う…というスタイルの作品って、案外今までなかったんじゃないかな、と。

 

1巻の段階では、主だったキャラクター紹介とゲームのルールやシステム、世界観的な説明が殆どでしたが、今後AR/MSのゲームそのものがもっと濃く描かれる事になるでしょうし、現状でも中々に濃いキャラクター達ではありますが、更にトンデモナイキャラクターの登場とかも期待できる訳で、ホント、次が楽しみな作品だと思います。

 

「これからコンバット」とか「サバゲっぱなし」を読んでいてサバゲーに興味がある、ないしやっている人。

ヘヴィファイトを扱ったレアな漫画「少女騎士×ナイトテイル」の打ち切りにガッカリした事がある人。

コスプレとかに興味がある、違う自分になりたいという願望が強い人。

「あさひなぐ」とかの青春部活漫画やバトル漫画全般が好きな人。

全身タイツ的なボディライン丸出しなピッチピチの服を着た女の子にリビドーを覚える人。

筋肉こそが最強の武器、筋肉は決して裏切らない、と思っている人。

 

こんな人には特におすすめの作品ですよ。

 

あ〜ただこの作品、某「本、ファッション、家電から食品まで揃う王手通販サイト」のレビューで、ちゃんと読んでからレビューを書いたというのなら漫画のみならず文章とかを読み解く能力の欠如を疑ってしまうレベルの「自称・正論」な…多くの人の目に触れるネット上ではなく、広告の裏こそが相応しい大変素晴らしいレビューが書かれてしまっています。根本的に本を読み理解する能力が欠如した…もしくはチラ見程度で思い込みでレビュー記事書く様な輩に、国の行く末や人生を心配されるようになっちゃあオシマイだよ、ホントに。(苦笑)

 

…HP時代にも書いた気がするんだけど、書籍や映像ソフト等で星1つのレビュー記事連発する人物は、こういう通販サイトのレビュー欄を自己主張と鬱憤晴らしの場だと勘違いしてる奴ばっかりで、そういう連中の記事は根本的にレビューとしての意味をなしていないと思うんですが…どうなんですかね?。放置していたらその内「ヤフー知〇袋」と「Amaz〇nのレビュー欄」はバカの巣窟…なんて言われる日が来てしまうかも知れませんね。

 

…あ、伏字になってないや。まぁ、いいか。(笑)

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
<< February 2019 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM