空調服

  • 2018.08.01 Wednesday
  • 21:50

台風が過ぎたと思ったらまた猛暑の再来。

私は外仕事なもんで大変にツライです。

そこで、遂に私もコイツを導入しました。

 

 

皆さんも、コンビニ等でファンのついているモコモコッとしたジャンバーみたいなのを着込んだ人が弁当とかジュース買っているのを見た事がある人もいる筈。このファンのついたジャンバー状の作業着が「空調服」という奴です。

 

最近ワイドショーなんかでは腰や首に下げる携帯用扇風機や、ヘッドホン型の小型クーラーなんかが紹介されていますが、歩く程度ならいざ知らず、何かしかの作業をするとなるとそういうのでは邪魔になってしまいます。重量があっても煩わしいですしね。業種によっては腰袋とかだけでも結構な重さですから。

 

仕組みは、脇腹部分に取り付けられたファンが外気をジャンバー内に取り込み、熱を持ったジャンバー内の空気を袖口や首の部分から排出することで循環させる、という仕組み。ですから上記した携帯型の扇風機などとは違って直接風を体に当てる、という用途ではないんですね。まぁ、ファンが回っている訳ですから風は来るんですが、服の中の空気を入れ替える事によって汗を素早く気化させ、体温を下げる、というもの。実際、空調服を使うと使わない状態より2度位温度が下がるんだそうです。

 

ちなみに服自体にも用途によって種類がありまして、標準的で一番リーズナブルなのがナイロン製のモノ。ナイロンのものだと火を扱う職種ではすぐに服自体に穴が開いてダメになってしまうので、そういう職種用として綿に加工を施したモノがあり、他にも若干コスト高ですが服の内側にチタン加工を施して外気温が中に伝わりにくくしたモノもあります。

 

価格は、バッテリーセットがモノにもよりますが大体1万円前後、ファンユニットがセットで5千円程度、服自体が4千から6千円位が相場です。ファンユニットは特殊な形状のものでない限りはどの大抵取り付け部の規格が統一されているのでどのメーカーのでも取り付けられる様です。バッテリーは空調服が出たての頃は半日程度しか持たなかったみたいですが、最近は小型かつ大容量のものが主流になっていて、私が買ったモノでもフル充電で8時間は余裕で持ってくれます。最近空調服に電動工具で有名なマキタが参入したんですが、マキタの製品はマキタの電動工具用バッテリーも使えるんだそうです。

 

私は近くの作業着屋でバッテリー、ファン、服2枚で計2万円で購入しました。個人商店で馴染みの店なので、大分値引きしてくれたんですよね。(笑)ただ、他にも何件か見て回ったんですがこの猛暑で品薄気味。小さいサイズは結構在庫あるんですが、私は図体がデカいので中々なかったです。

 

着てみた感じですが、ハッキリと涼しい…というのとは違うんですね。ただ、汗が効率よく気化してくれるので服とかにべったり張りつく様な感じがしません。空調服着てないとタオルで噴いても拭いても汗が噴き出て来るような印象ですぐタオルもぐっしょりしてしまいますが、空調服着ているとそういった事もなく、なにより体が楽ですね、やっぱり。

 

見た目はむしろ暑苦しそうですし、多少カッコよさげなのも発売されていますが、やっぱりどこか作業着の印象は残ってしまっています。何より空気で服の内部がもこもこと膨らんでしまうので、太って見えるのを嫌がったり暑い中でもオシャレでいたい女の人とかは敬遠してしまうかも知れませんが、非常に機能的かつ熱中症対策としては効果的かと思います。

 

もっとサイズの小さいモノとかを出して、夏休みに外で遊んだりする子供用とかも作ったらいいんじゃないかなぁ…と。中高生の運動部とかでも試合とか練習には使えないでしょうが、筋トレとかランニング時に使わせる、とか、他にも炎天下でのスポーツ観戦とかウォーキング、それこそ花火の場所取りとかにもあったら楽そうですよね。考えれば土木建築関係や農林系以外でも結構用途はあるんじゃないかなぁ、と。

 

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