ビルバインは人気なのか不人気なのか問題

  • 2024.01.21 Sunday
  • 00:26

今回はコイツ。

 

JAPAN3, ビルバイン 聖戦士ダンバイン | ダンバイン, 聖戦, 古いマンガ

超カッコイイ1/48プラモのボックスアート

 

ご存知、「聖戦士ダンバイン」の後半主役メカ・ビルバインです。

まぁ…色々言われてしまっている主役メカです。スポンサーの横槍で世界観に全く合っていない玩具チックなデザインを与えられた悲劇の主役メカ、みたいな事まで言われる事もありますが、どうなんですかね?ホントの所って。

 

私も一時期、そういうイメージもあってかネガティブなイメージを持ってたんですが…よくよく考えてみれば「聖戦士ダンバイン」が放送されていた1983年は、当然インターネットもなければスマホもない。当然SNSなんてシロモノもない訳で、今の様に自分の生の声を誰かに伝えたり、誰かの生の声を聞いたりは簡単には出来ず、それこそアニメ誌とかの情報が今よりも重かった筈。アニメ誌等の一部の声の大きい投稿者の言葉や、スタッフインタビュー等の言葉が独り歩きして、虚像の総意となった可能性もあるんじゃないかと。

今でもネット上では当時のアニメファンからは否定的な声が多かった、自分も子供の頃「これはない」と感じた、なんて語られる事は多いのも事実。でもその一方で、いや普通にカッコ良いと思ったし好きだったと語る当時の視聴者の声も同じくらいあるんです。

 

…ホントの所って、結局分からないんですよ。具体的な数字でもあれば話は別ですが、誰かの過去語りなんて主観まみれ。その人の中での正解でしかないですからね。

 

まぁ、放送当時「ダンバイン」は玩具の売り上げが低迷しており、メインスポンサーだったクローバーからの要望で遊べる玩具として強度を考慮したデザインである事や、背中に大砲&鳥に変形という、元々のオーラバトラーのコンセプトからは逸脱した、言わば玩具屋の都合で半ば現場に押しつけられたデザインである事は間違いない様で、そのデザインがバイストン・ウェルという世界観では浮いているというのも事実だと思います。監督の富野氏も「最初から言ってくれればもっと世界観に合ったビルバインを出せた」と語っており、オーラバトラーのデザインを担当していた出渕氏もクローバー側からのデザインを手直しした物を富野氏に提出した、なんて逸話も。

 

余談ですが、半ば現場にビルバインという鬼子を押しつけたクローバーですが、あえなく倒産。メインスポンサーはバンダイが引き継ぎますが、実はビルバインの玩具を販売したのはバンダイではなくトミー(現タカラトミー)で、同時期にトミーは私も大好きな「メカ生体ゾイド」の展開もスタートしていたりします。

 

さてさて、ビルバインですが…「ダンバイン」好きだぜ、という人に程ネガティブに見られているといいますか、そんな印象はあります。出淵氏もこれが本当のビルバインだと言わんばかりにヴェルビンをデザインしていたりしますし。ただその一方、ねとらぼで行われたオーラバトラー人気投票では鬼子である筈のビルバインが1位になっていたり…いよいよもって、ホントに人気あるんだかないんだか分からない事に。

 

尤も、近年における評価に関しては「スパロボ」等の影響は大きいんだと思います。鬼畜かつ劣悪なバランスでお馴染みのウインキー時代でも、地形適応のせいで宇宙では若干不利になるものの、圧倒的な回避能力とハイパーオーラ斬りの爆発力を併せ持つ強ユニットとして君臨していました。それ以降も参戦頻度はやや減って、バランス調整でややパワーダウンはしているものの、それでも十分一線級として使えるユニットです。実際、「スパロボ」やって「ダンバイン」に興味持った、という人は少なくないんじゃないかと。

 

極論を言ってしまえば、好き好きだよな…というのが結論です。身も蓋もないんですが。

 

ちなみに私の場合、ビルバインとの出会いはアニメでもスパロボでもなく、「プラモ狂四郎」だったりします。

忘れもしない…小学校低学年の時の子ども会の遠足でサマーランドに行きましてね、その日、サマーランドでは「キン肉マン」のスタンプラリーがやっていて、私は1日で3回迷子になると言うマヌケな記録を打ち立ててしまったのです。そんな私は3回目の迷子の後の2時間程度だったかな?親の監視の元で休憩所みたいな所に缶詰めにされたんですが、そこに置いてあったのが「プラモ狂四郎」のコミックス。描かれていたのは南郷率いる薩摩模型同人会へのリベンジマッチ…この時のプラモシミュレーションで四郎が駆ったのがビルバインだったんですよ。当時はそれが「聖戦士ダンバイン」というアニメのメカだと言う事すら知りませんでしたが。

 

…美少女フィギュアとかを素っ裸状態に改造してしまう事を指す「魔改造」の語源って、実は「プラモ狂四郎」からなんですよ。(笑)

 

その後、「スパロボEX」にてビルバインに再会を果たし、俄然「聖戦士ダンバイン」という作品が気になった私は、テレビ埼玉で再放送されたのを機に全話視聴。当時はビルバインよりダンバインの方が世界観へのマッチングも含め、デザイン的に好きだったんですが…ビルバイン初登場エピソード「ビルバイン出現」を見た時には痺れましたね!!

 

そもそも、ビルバインよりダンバイン派だったのも世界観とのマッチングの差だった訳ですが、この交代劇を見せつけられたらもう…カッコ良ければいいじゃん!!となってしまいましたよ、ええ。

そもそも世界観とのマッチングというのなら、イデオンやザブングルもかなりビミョーと言わざるを得ない訳で。尤もザブングルはより世界観にマッチしたギャリアに交代しますが、「ダンバイン」の場合は作品外の事情で逆に世界観からずれている方に交代した、という違いはありますけれども。

 

でもまぁ、バイストン・ウェルでは持てはやされて入るものの結局は異分子である聖戦士…その代表ともいえるショウが、オーラバトラーとしては異端なビルバインに乗る…という構図は主人公らしいんじゃないかな、と。

 

ああ、これも余談ですが…いつの間にかビルバインにはサコミズと一緒にバイストン・ウェルに召喚された"桜花"のジェットエンジンが使われている…なんて設定が追加されているんだとかで、「リーンの翼」と「聖戦士ダンバイン」を繋げてサーガ化する目論見があったのかも。

 

…ショウ達が召喚される10年ほど前にバイストン・ウェルに迷い込んできた自衛隊の技術空曹。迷い込んだナの国の辺境の村で農作業に便利な"機械"を作った事で村民に受け入れられ、それなりに平穏に生活していた彼の元に王女からの使いが。王城を訪れた彼は美しい王女からオーラバトラーという地上の技術を用いた兵器でバイストン・ウェル支配を目論む男の話を聞かされ、城にて保存されていた旧軍の特攻兵器"桜花"を見せられる。実は彼の祖父が桜花の開発に関わっており、妙な因縁を感じていると、美しい王女から「これとそなたの技術で野望を食い止めうる力を作れ」と命じられ…なんて妄想が広がりますなぁ。

私がオイルダラーであったなら…!!

  • 2023.12.15 Friday
  • 19:41

新作「グレンダイザーU」にファンが一喜一憂するワケ マジンガーの「かませ犬」扱いに賛否?

 

オイルダラーによりリメイクと相成ったという「グレンダイザー」ですが、色々と情報が提示されてきていますね。

各キャラクタービジュアルや担当声優、主要スタッフ等々…色々出ていますが一番の話題と言えば、やはり記事にある通りマジンガーZが登場する事かと。

 

実はゲームとか以外、アニメ作品中ではグレンダイザーとマジンガーの共演は初…まぁ、OVAの「ゲッター」だったか「マジンカイザー」だったかのオマケ映像的な奴でダイナミックロボ全員集合的な奴で一緒に映っていた気もしますが、物語がちゃんとある形ではそれこそ「スパロボ」とかでしかなかったかと。

ただ、危惧されている通りマジンガーの「かませ犬」扱いはほぼ確定な様で、強く、勇ましく、カッコイイマジンガーの活躍を期待できるかは現段階ではビミョーかと。と言いますか、マジンガーZのかませ犬扱い多過ぎるだろ、と。アニメ本編から始まり、「マジンガーZ対暗黒代将軍」、OVAの「マジンカイザー」に至ってはあしゅら男爵の手に落ちるという失態まで。今回もグレンダイザーの引き立て役にされてしまうのは流石に…という気がしなくはないんです、私も。

まぁ、「グレートマジンガー」の様に強化されて復活、主役を食う活躍…みたいな事も期待できますが、そうなるとグレンダイザーの立場は無くなってしまう訳でね。

 

そして気になるのがガッタイガー?とラーガ?の存在。

ガッタイガーは東映まんがまつりで公開された作品で「グレンダイザー」の原型とでも言うべき「宇宙円盤大戦争」の主役メカで、ラーガとは桜多吾作版「グレンダイザー」のラストに出て来る地球版グレンダイザー的な存在。

「宇宙円盤大戦争」のキャラクターが登場したり、アニメ版ではヒロイン…にしてはマリアとかゲストヒロインに食われて目立ってませんが牧場ひかるが巫女、という設定が付加されたりと、「宇宙円盤大戦争」と「桜多版グレンダイザー」のネタを拾おうとしているのが丸わかりな形になってます。

 

ただ…コアなネタを拾ってファンサービスするのは結構なんですが、正直、私は「よそ見してくれるなや」という風にも思えるのですよ。

というのも、ファンの期待通りの…「ラーメン屋に入ったらちゃんとおいしいラーメンが出て来た」なんて評価を受けた「CITY HUNTER 新宿プライベートアイズ」に「キャッツアイ」の来生三姉妹を出演させたことに対し、私は結構な不満を感じたからなのです。「新宿プライベートアイズ」はオリジナルキャストを貫き、ご時世的なモッコリ描写そこ抑制気味ではありましたが、当時の懐かしい「CITY HUNTER」を貫いた…でも、来生三姉妹の登場のせいで、海坊主(と美樹さん)がちょっと割を食った感があったんですよ。来生三姉妹を出さなければ、もっと海坊主と美樹さんの活躍を増やせたのでは?と。だって、劇場に足を運んだり映像ソフト買ったりする人は「CITY HUNTER」が見たいのであって「キャッツアイ」が見たい訳ではないと思うのですよ。

 

「宇宙円盤大戦争」や「桜多版グレンダイザー」のネタが"蛇足"に終わらなければいいですね、と。

 

というか、正直制作会社やスタッフが明かされた時点で正直…音楽の田中公平さんしか期待できない感が凄くてですね…。(苦笑)

ガイナックス系のスタジオでキャラクターデザインが貞本氏という構図で、「桜多版グレンダイザー」のネタ拾うとなると…「旧劇エヴァ」みたいな形になっちまうのでは?と。(苦笑)

 

まぁでも…「ゲッター」の実写版とかもそうですが、コンスタントに新作が作られている訳ではないものの、定期的にこうしてリメイクとかそういう形で話題になるダイナミックプロ作品は何だかんだ言って強いよなぁ…と思うのです。

「水星の魔女」をたまたま2話だけみて思った7つの事

  • 2023.09.20 Wednesday
  • 23:00

あ〜、出張先でテレビつけてたら「水星の魔女」がやってたんで、2話ばっかり見てみた訳ですが…あ〜、コレ、学園モノだったのね、と。

 

「ダブルオー」辺りまでは作品自体にはさして興味持てずとも、「ガンダム」でお約束ともいえるガンダムオタク達の反応とかは気になっていた訳ですが、「鉄血」「AGE」辺りではそれすらも気にならなくなってしまったワタクシ…「水星の魔女」に関しては内容含め食指が全く反応しなくなってしまった訳で、今回見たのも"やってるから見てみよう"ではなく、"テレビつけたらやってた"というだけだったり。

 

以下、2話だけですが見て感じた率直な「個人の感想」をば。

 

1.主題歌が…まぁ、YOASOBIな訳ですが…ボーカロイドみたいな歌声とボーカロイド曲の様な旋律がどうも…私の様なオッサンにはなじまないと言いますか…いや、オッサンでもYOASOBIが好きだと言う人を否定する訳ではないんですが。

 

2.学園モノのロボアニメ、という事で「コードギアス」辺りと比較されそうですが、何度も試験に落ちる主人公の姿を見て何となく思ったのは「トップをねらえ」の冒頭のエピソードみたいだな、と。百合っぽい雰囲気を漂わせているのもそれに拍車をかけている様な。

 

3.百合っぽい雰囲気があるのに、オラオラ系とかクール系なイケメンが主人公に執着していて乙女ゲーチックでもある気が。

 

4.戦闘シーンが決闘に終始してしまっていて、大規模な艦隊同士の戦闘というか、戦争とか、そういうのはもう「ガンダム」でもやらないんだなぁ…時代なのかねぇ…と。

 

5.新時代の新世代に向けた作品な割に、主人公を毛嫌いしていたキャラクターが気に入らない筈の主人公が実は自分の境遇と似通っていて、そんな主人公が理不尽な目に遭っている様を目の当たりにして怒り、助けた事がキッカケで仲間に…というのはあまりにベタというか、王道…こういうのは時代云々乗り越えて廃れないもんなのかもなぁ…と。

 

6.戦闘シーンに関しては最近のアニメらしく良く動く…良く動くんだけど、戦闘時代が少なかったのに単調に感じてしまうというか…。小奇麗すぎて外連味に欠けると言いますか…ぶっちゃけてしまうと、面白くはない。

 

7.ビットみたいな奴が放つレーザーで敵を拘束…というのはメインの戦闘が決闘だという事を踏まえれば、面白いアイデアだし面白い演出が出来るかもなぁ…と。私が見たエピソードではお披露目程度の見せ方でしたが。

 

…こんなもんかなぁ…。

この際だから何がしかの方法で全話見るか?と聞かれたら、別にいいや、だなぁ…と。

主題歌は魔力が失われるから日本語なんだそうな

  • 2023.09.06 Wednesday
  • 21:56

フィリピンで制作された実写版「超電磁マシーン ボルテスV」の実写ドラマ版「ボルテスV:レガシー」ですが、プロモーション映像とか以外に実際の戦闘シーンとかがyoutubeとかにアップされてますが…スゲェなコレ。凄くカッコいいじゃないか!!(笑)

 

合体シーンの比較動画

 

今となっては生まれの国である日本でだって、知っている人は知っている…それこそ「スパロボ」とかが好きな人には知られている、という程度の知名度な「超電磁マシーン ボルテスV」…実際、同僚にフィリピン人とのハーフの若い子がいるんですが、フィリピンには何が有名?的な雑談を仲間としていた時に、私が

 

「フィリピンと言えば『ボルテスV』だろ!!」

 

と話題に出しましたが、完全に日本育ちとの事でフィリピン人ハーフと言えども流石に「ボルテスV」の事は知らなかったんですよね。

でも、日本から輸出されてとんでもない人気を誇った事や、独裁政権が倒れたのは「ボルテスV」の放送禁止にしたせいだという与太話がある事、安倍氏がフィリピン訪問の際、夫人が訪問した施設で歓迎のしるしとして謳われたのが「ボルテスV」のエンディング曲だった、なんてロボットアニメ雑学を披露し、

 

「最近、実写ドラマになるとかで話題なんだよな。俺も見てみたいよ。」

 

なんて教えた所、その場でスマホ使って検索してホントだ、スゲェ、なんて言ったました。

…まぁ、私がオタクなんじゃないかと訝しんでもいましたが。(職場じゃ隠してるので/笑)

 

戦闘シーンとかもかなり良い感じですし、ネット配信でもいいから日本でも視聴できるようになるといいですね。映像ソフト化とかしたら買っちゃうかも。

 

ちなみに、「ボルテスV:レガシー」に対して日本人が賞賛している…というのがフィリピンの人達にも伝わっているとの事で、日本人の反応にも感激してもらっている様子。些細な事例かも知れませんが、こういう草の根レベルの文化交流っていいよなぁ…と。

 

しかし…「ボルテスV:レガシー」版のボルテスのデザイン…「マジンガーZ infinity」版のマジンガーに近い感じですね。「パシフィックリム」っぽくもありますが、超合金とかになったら、カッコ良さそうだよなぁ…とも。

ロボ余談

  • 2023.08.15 Tuesday
  • 23:56

盆に限らず、長期休暇の時にはどうしても食っちゃ寝して過ごしてしまいがちなので、いざ仕事に復帰した際に辛くならないよう、体力維持と言う事で毎日小一時間散歩しているんですが…今日は参りましたわね。

日中は暑いので夕食後に行っていたんですが、いつもの周回コース(基本何もない田んぼ道です)の1/3位でいきなり土砂降りに。たまたま周回コースにある唯一の店舗(コンビニ)が近かったので慌てて駆け込んで、傘買ったついでにトイレを借りたんですが…トイレ行っている間に雨止みやがんの。(苦笑)

 

無駄に濡れて、無駄に傘買っただけになってしまいましたわ。

 

さて本題。

ご存知の通り、ワタクシはそれなりの数のロボットアニメを視聴している訳ですが、個人的に許せないとかそういうのではないんですが、必要性というか、実用性を感じないのが狙撃タイプのロボです。ガンキャノンとかの支援機なら気にならないんですがね。

 

理由は単純で、20mやそれ以上のデカい人型ロボットに狙撃って…なんかミスマッチな気がするんですよね。

特に酷いのが「08小隊」に登場したジムスナイパー。アレ…普通のジム(陸戦型とか先行量産型だの言われるアレ)そのもので狙撃用のカスタムとかはされておらず、バカでかいロングレンジビームライフルを装備したアレ。劇中でもそうでしたが、只でさえデカいロングレンジビームライフルは外付けのジェネレーターから供給する、と。まぁ、「コロニーの落ちた地で」でロングレンジビームライフルを出す為に外部供給がなくとも数発なら発射可能…なんて後付け設定されたみたいですが、本来の使用方法だと機動性皆無な訳です。いくら狙撃用とはいえMSの特性を殺してしまう運用方法に思えちゃうんですよ。

 

いや、それだったらガンタンクでよかろう?と。まぁ、「08小隊」劇中ではノリスに全滅させられちゃってますがそれは飽くまで結果論。そもそも大型ビーム砲を積んだ自走砲で良くないか?と。劇中ではジャングルに潜んでいたので、そこまでの移動は車輛よりMSの方が有利…というのも、ジャングルなら足を取られたりしかねない沼地とかもあるだろうし、2足歩行は接地圧が高い云々で多脚メカに苦戦…なんてのも散々使われているネタな訳でね。そうでなくとも別に自走砲に限らず、分解して運搬、現地で組立てて運用する方法だってある筈。

 

本来あるべき特性を失ってまで、2足歩行ロボに狙撃させる意味がどうも納得できないんですよ。

このジムスナイパーに限らず、「マクロスF」のミシェル機とか…バルキリーで狙撃?って思ってしまうんです。頭が固いと言われればそれまでですが、どうも好きになれないと言いますか…。

いやね、ATとかの5〜6mクラスのロボならそれなりに有用だとは思います。狙撃ロボとしては割と有名なM9クルツ機(確か設定では8m位だったかと)辺りが限界かな、と。それか、ザンネックの様な超長距離狙撃とか。

 

まぁ…でもカッコイイ、とかロマン…というのは分かりますよ?

そもそも現実的云々を言い出したらロボットアニメ自体がナンセンス…って結論になってしまう訳でね。

 

そんな私が好きな狙撃ロボはコイツ。

 

ジェノバm9 に対する画像結果

機械獣ジェノバM9

 

東映テレビ版に登場した敵なので、近年のスパロボでは殆ど出てきませんがウインキー時代のスパロボでは常連だった機械獣ですね。割と序盤から出て来るのに射程が長く、機械獣のクセにMSとかにも結構当てて来る地味に嫌らしい敵ユニットでしたっけ。

アニメでは機械獣なのにプライドが高く自分のポリシーに反する命令は聞かなかったり、長距離からの狙撃でマジンガーを苦戦させるも超合金Zを撃ち抜けず弾切れを起こして自害する…というキャラクター性が強い機械獣だったそうで。

OVAの「マジンカイザー」にも出ていたらしいんですが、記憶にないレベル。その他大勢の雑魚扱いだった様で。

 

ジェノバM9は上記した"私か納得できない狙撃ロボ"の範疇ではあるんですが、彼の場合は「ゴルゴ13」を彷彿とさせるような狙撃手としてのキャラクターのおかげで納得出来てしまうんです。

「ゲッター」のすすめ〜やっぱり「シン」より「真」だね

  • 2023.05.03 Wednesday
  • 23:58

なんか、今更「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」が話題になっているので何かと思えば…

 

原因コレかよ。(笑)

 

「推しの子」って作品は「かぐや様は告られたい」の作者と「クズの本懐」の作者がタッグを組んだ漫画作品。最近アニメ化したとの事で、「ネオゲッター」の主題歌「STORM」になる前の曲はアニメの主題歌。YOASOBIが歌って話題になっているんだそうですが、ワタクシ、「推しの子」は原作もアニメも触れてませんし、YOASOBIと言われても、いきものがかり辺りから所謂JPOPはサッパリなのでよく分かりません。もうオッサンだからね、仕方ないね。

 

というか、「推しの子」のヒロイン?と思しきアイドル?の娘の目…なんか佐藤元さんの"ぷっつんかみーゆ"みたいだなぁ…と。(笑)

 

あ、YOASOBIとかをよく聞く様な若い子は知らないかも知れませんが、佐藤元さんは昔、今は亡きコミックボンボンで「SDガンダム」のギャグ漫画を描いていた人。元々はアニメーターの人で、「プリキュア」シリーズやちょっと前に流行った「おそ松さん」なんかで原画を担当していたりします。漫画家としての氏を知ってるって人は、多分40代以上だろうなぁ…。

 

ちなみに…「完璧で究極のゲッター」なんてフレーズ、石川版寄りなゲッター者にとっては不穏以外の何物でもなかったりしますし、ネオゲッターって完璧で究極どころか動力源としてゲッター線が使われていない割と半端な立ち位置ではあるんですが、それはゲッター者以外にはどうでも良い事なので割愛。(笑)

 

少し前に「ゲッター」の実写版を企画中で、資金集めのクラウドファンディングをしている…なんてのを記事にしましたが、現時点で既にアニメだけでも東映版「無印」と「G」、「世界最後の日」「ネオゲッター」「新ゲッター」「アーク」となっていて、しかも東映版のテレビアニメ以外は世界観からしてバラバラというのが現在の「ゲッター」…軸となる物が無い反面、むしろどれから触れても大丈夫。かつOVA版に関しては話数も少なく物語自体もいい意味で単純なのでとっつき易いシリーズになってます。このネタ動画見て気になった人は是非、元ネタの「ネオゲッター」も見て欲しいなぁ…と。

 

あ〜但し…「世界最後の日」は今でこそ東映版に成り代わってスパロボでは主軸扱いなんだけども、結構厄介な作品なのよね。

テレビアニメ版にしろ石川先生の漫画にしろ、むしろ「ゲッター」に触れていればいる程違和感というか、混乱してしまう作風なんですわ。それでいて熱さと勢いでごり押ししてくるので見た後はスッキリして諸々がどうでも良くなってしまうという…罪な作品なのです。(笑)

 

そんな「世界最後の日」…私はもうね、大好き。(笑)

何と言っても主題歌…「HEATS」じゃなく「今がその時だ」がマストですわ。

 

 

あ、でも…実写化は一先ず置いておいて、アニメの企画、制作に携わる方々にお願いしたいのは、「ゲッター」には既に「真」があって「新」もあるんだから今度は「シン」だ!!なんて考えだけは決して持たない様お願いしたい、という事です。(苦笑)

ちょっ待てよ

  • 2023.02.04 Saturday
  • 23:51

コレ、見てみました。

 

REDLINE スタンダード・エディション 【DVD】

「RED LINE」

 

「次元大介の墓標」を皮切りに3本「ルパン三世」のスピンオフ映画を手掛けた小池健氏の長編アニメ映画初監督作品で、それらの作品と同じようなビジュアルデザインになっているのが特徴。アメコミ調…と評されているみたいですが、なんか違う気がする印象。まぁ、私はアメコミに詳しい訳ではありませんが。

ちなみにスーパーカーが多数登場して非合法レースをする同名の洋画がありますが、こちらとは何の関係もありません。

 

中身は、タイヤのついたクルマが時代遅れになった銀河系を舞台に、それでも5年に1度開催されるライバルへの攻撃、妨害なんでもあり、勝つ為に武装搭載すら認められる…正に何でもアリで銀河最速を決めるカーレース「レッドライン」

巨大なリーゼントのシャイボーイ、JPは非武装の愛車で走る事に拘り、ついたニックネームが「銀河一優しい男」…彼は相棒のフリスビーが八百長の為に爆弾を仕掛けている事を知りつつも、走る事をやめなかった。

八百長で負けを強いられイエローラインで敗退したJPだが、レッドラインの開催国が最悪の超独裁国家ロボワールドと決定。出場辞退者が出た為リザーバーとしてJPにレッドラインへの出場権が舞い込んで…

 

…という話。銀河規模のトンデモレースが描かれます。

んで、主役のJPを演じたのが…何とキムタク。いや、コレが案外悪くない。いやね、声優嫌いな宮崎駿氏がタレントを声優として起用する…というのは有名な話なんですが、仮に有名だったり人気だったり実力派だったりしたとしても、ドラマとかでの演技とアニメのアテレコに必要な演技では求められる技術が違うかと。何と言いますか…宮崎作品なんかでも明らかに不慣れなタレントとかが声を当てている場合、妙にくぐもったようなセリフ回しになって演技云々以前に聞き取り難い…みたいな印象があって、コレ…実は私がジブリ作品を敬遠する遠因だったりします。小池氏は本作で一緒に仕事をした石井克人氏から「宮崎駿みたいな人」という評価をされた…なんて聞きましたが、芸能人起用したがるのまで宮崎駿氏にならなくてもいいのにな、と思いました、ええ。キムタクが主役、と知った時点で。

 

でもまぁ、思いの他悪くなかったです。というより、主人公でありながらJP…台詞が少ないから気にならなかったのかも。「怒りのデスロード」でもマックス役にEXAILの人が当てられた事で危惧したけど台詞少なかったから気にならなかった、というのと似ているかも。ヒロイン・ソノシーは蒼井優さんですが…こちらは普通に違和感なかった印象。むしろ上手い。フリスビー役の浅野忠信さんは台詞が多めだったこともあって、やや台詞にくぐもった感を強く感じましたが。

 

さて、本作はSFレースアニメという形になってはいますが…例えば「新世紀GPXサイバーフォーミュラー」とかの様に、超技術とかはあるにしてもちゃんとレースやってる…という作風には残念ながらなっていません。コーナーで競り合う、とかそういう要素は皆無なのでそういうのを求めるなら大人しく「頭文字D」とかにした方が良いかと。ミサイルだの機銃、アンカー飛ばした後にニトロの様な加速装置でドーン!!という作りなので、レースアニメとしては全く面白くないです、ええ。(苦笑)

 

ただ、お祭りであるレッドラインを成し遂げようとするレーサー達や民衆が、何としても祭りを潰そうとする独裁国家に負けずに本懐を果す、という構図や、フリスビーが八百長に手を染めるに至った経緯と、それでも走り続けたJPの関係…ひびが入った友情とそれの復活、というドラマや、ヒロインであるソノシーとJPの関係等々、短いながらも色々と詰め込まれているので飽きさせないで最後まで引っ張ってくれるのは高評価。大乱戦も最後は怪獣大決戦みたいになってましたし、正にエンターテイメント!!という作りになってます。

 

それと、JPとソノシー以外にもレースに参加する理由という奴が曲がりなりにも描かれていて、中には本作以前に小池氏が手掛けた作品の主人公とかも出ています。4年連続王者のマシンヘッドとソノシーの関係とか、色々匂わせる要素もあり、拘って作っているのが伺える作品になっています。

 

惜しむらくは、レースシーンの大味さ…クルマ好き、カーレース好きとしてはもう少しレースしてる感のある描写が欲しかったな、という点と、演出などがやや派手過ぎて画面としてとっ散らかって集中し難い印象がある、というのは個人的に残念。

 

まぁでも、面白かったです、ハイ。

俺達ゃ走る!

  • 2022.07.13 Wednesday
  • 21:08

久々に見たんですよ、コレ。

 

Zabungle Graffiti DVD

「ザブングルグラフィティ」

 

「ドキュメント太陽の牙ダグラム」と同時上映された「戦闘メカ ザブングル」の劇場版です。この手の劇場版アニメはテレビアニメの総集編的な作りである場合が殆どですが、本作は「グラフィティ(=落書き)」のタイトル通り総集編やダイジェストというよりは「名場面集」という様な形になっています。1年間放送したアニメを「ガンダム」の様に3部作にするならともかく、たった1時間半で…というのがそもそも酷な話。それを居直って楽屋オチ的なネタを入れたのが本作なのです。

 

よって、テレビシリーズの「戦闘メカ  ザブングル」という作品を見た事があって、大雑把な展開を覚えている人にとっては懐かしさをくすぐる作品になっていますが、知らない人にはあまりに展開が継ぎ接ぎ過ぎて???になってしまうスタイルとなっています。

ちなみに同時上映の「ドキュメント太陽の牙ダグラム」の方も変わり種で、主人公であるクリンや仲間達の活躍等をほぼほぼうっちゃって、まるでドキュメンタリー作品の様にデロイア独立運動を描いています。「ダグラム」に至っては75話ですから、一点集中型で絞らないとまとめきれなかったのでしょうね。

 

さてさて「ザブングルグラフィティ」ですが…明るい作風の「ザブングル」において、アーサー様の死とエルチが視力を失ってしまう結末に引っ掛かりを感じていて、それを解消する別の結末が与えられている事でも知られていますが、他にも地味な改変があって…例えば、元々はソルトの連絡員で中盤以降登場の登場する筈のビリンが冒頭からアイアンギアにいたり、ティンプがジロンの事を"兄ちゃん"ではなく"ドマンジュウ"と呼んでいたりします。

 

まぁ…そんな訳で「ザブングルグラフィティ」は「戦闘メカ ザブングル」という作品が好きな人にはオススメ出来ますが、そうでない人にはちょっとオススメし難い作品になってしまっています。そもそも、「ザブングル」そのものがノリと勢いの楽しさが強かった作風ですから、シリアスで重たい物語が好み…という人には不向きな作品。何より今となっては時代の違いもありますからね、若い人に手放しでは中々お勧めしがたいかも知れません。尤も実の所「ザブングル」はジロン達のコミカルな活躍とは裏腹に、根っこの物語は案外シリアスで重たい物だったりするんですけどね。

 

そんな若い世代には「ザブングル」の血を受け継いだ作品として「オーバーマンキングゲイナー」が親和性が高くてオススメですかね。「Vガンダム」終了後、アニメ監督として復帰した富野氏の作風ってどこか往年の作品に通じる…リメイクなんていうと大げさですが、テーマや演出、キャラクター配置なんかが似通っていたりするケースがありましてね、例えば「ブレンパワード」は生体メカっぽいロボが登場し、家族の愛憎が描かれていて…オーガニック的な何かをオーラ力に当て嵌めると「聖戦士ダンバイン」に近い印象かありますし、オルファンの意思という良く分からんものに散々振り回されて勝手に争いを続ける様はある意味「伝説巨神イデオン」にも似ているかも知れません。

 

そういう旧作との親和性を特に強いのが「ザブングル」と「キングゲイナー」だと思います。

管理社会からの解放というテーマもそうですが、ドーム型の居住地に住む人々、シルエットマシンとウォーカーマシンの類似性、文化というキーワードを重要視している点…そしてその明るい作風など、非常に類似性が高いんですよ。ある意味、「ザブングル」に平成の世に合わせたアップデートを施したのが「キングゲイナー」なのではないかと。

 

というか、私なぞ「キングゲイナー」を見てある妄想をしてしまいましたからね。

ジロン達がイノセントから解放されずに終わった世界なのではないか?…と。

 

あ、そうそう…「ザブングルグラフィティ」のED曲「Get it !!」がカッコイイんだ、コレが。

 

俺達が地獄だ その3

  • 2022.06.26 Sunday
  • 21:41

はい、「マジンカイザーSKL」、見終わりましたよ。

 

「マジンカイザーSKL」 3巻

 

ガランとの戦いで真上が暴走した挙句敗北、何時もとは違う意味で「俺達が地獄」になってしまったカイザーコンビはガランへのリベンジマッチに。一方、八稜郭ではウイングルを駆る由木が援軍として駆け付け奮戦するも、重力炉の暴走が始まり八稜郭を包囲していたガラン軍は全滅。

 

そしてガラン城ではヒミコの前にあのキバが現れ、"アレ"とやらを持ち出す為にヒミコを殺害。命を絶たれた際の感応波はアイラの他ガランにも伝わり、そこで生まれた一瞬の隙をつかれてカイザーに敗北。カイザーを道連れに自爆するもカイザーは健在。

 

そこにアイアンカイザーを駆るキバが登場し最終対決。そしてウイングクロスしたカイザーは真の力を発揮。

由木の分析からメルトダウンを始めた重力炉を止めるには対消滅しかない…彼女の「死んで来い」と同義の言葉を受け、海動と真上はアイアンカイザーを捕らえ重力炉の心臓部に突撃、アイアンカイザーを叩きつけ、そこに必殺のインフェルノブラスター!!

 

…と、非常に目まぐるしく動くエピソードですね。

ただ人造人間たる奇械島の人々…エルプスユンデや奇械島の正体とか、そういった謎の部分は説明がされる事もなく半ば放置状態。そういう物語性とかフラグの回収とかそういうものは全部うっちゃってひたすらロボットプロレスに終始して終わった…そんな印象。

一応、OVA内で放置された設定とかに関してはコミカライズ…といっても描いているのは本編の前日譚と後日譚だったりするんですが、漫画「マジンカイザーSKLヴァーサス」とかを読むと補完できる模様。ただまぁ…発行部数が少なかったのか今ではプレミア付いてるんですけどね、この漫画。(苦笑)

 

さて、全3話見た感想ですが…ストーリーを楽しむ為のアニメじゃないな、というのをまず感じましたね。設定面ではカイザー含め謎が多い作品ではあるんですが、そういうものの説明は一切合切…それこそ清々しいレベルで放置しています。まぁ、全3話ではそういったものを描き切れる筈もないので仕方ないのかな?という気もしますが、ストーリー性を求める人にはキツイ作品になってますね。

 

ただ、キョーレツなキャラクターが派手なロボットプロレスを展開する…その一点に集約した見せ方は個人的には嫌いではないです。予算の都合か確かに2巻でのカイザーの戦闘シーンはバンクが多用されていた印象はありますが、カイザーやウイングル、アイアンカイザーのアクションは短い尺ながらきっちり見せ場を作ったのは良いと思います。

 

物語の構図は冒頭で顔見せと主人公の圧倒的な強さを見せ、続けてそんな主人公が窮地に陥り、最後にパワーアップした主人公が最終決戦…というものですが、主人公に土をつける大物っぽい存在…本作で言う所のガランがラスボス格ではなく、冒頭で倒した主人公に強い執着を持っている輩が最終決戦の相手、というのは80年代のOVAにありがちな展開だよな、と。(「ダンガイオー」とか)そういう作品群へのリスペクト的な意図があったのかも知れません。

 

しかし…兎にも角にも尺不足だよなぁ…と。倍の全6話位あれば、ロボットプロレスだけでなく世界観の構築やフラグ回収的な物語としての面白さも付与できたんじゃないかな、と思うのです。そういう意味で言えば、惜しい作品ですね、ホント。

 

個人的には厨二全開なカイザーのデザインは好きですし、レディロボも嫌いではないのでウイングルのデザインとかも好きです。つーか、アレ「マジンガーエンジェル」のミネルバそっくりなんですよね。個人的には「マジンガーエンジェル」もアニメ化したら面白いかなぁ…と思って期待していたんですが。

敵メカのデザインもたった3話のOVAとしては中々カッコ良く、良く出来ている作品かと。

 

まぁ、何も考えずにスカッと楽しめる作品としては優秀だと思います。

その分、理屈で作品に向かう人には絶対的に不向きな作風になってしまっていますけどね。

万人にオススメは出来ませんが、個人的にはかなり楽しめました。

 

…また「スパロボ」に参戦しないかなぁ…。

個人的には濃い口のOVAゲッターチームとの共演が見てみたいんですが。

俺達が地獄だ その2

  • 2022.06.19 Sunday
  • 22:40

はい、2話を見てみましたよ。

 

「マジンカイザーSKL」 2巻

 

キバと決着をついた海動と真上。由木と合流を果すも奇械島の3つの重力炉の臨界まで残された時間は少ない。キバの根城に向かった3人はキバ軍団の残党に襲われるも返り討ちに。いささか頼りなく見える由木ですが、流石にちゃんと訓練を受けた軍人。襲い掛かって来た輩を素手でねじ伏せるだけの体術はこなせる模様。

 

…つーか、由木の声って早見沙織さんだったんですねぇ…「UX」とか「BX」プレイ済みなんですが気づきませんでしたわ。(苦笑)

カルパッチョの様な美少女美少女したビジュアルのおっとりめな声質…って印象が強かったもので。もうオタクとは言えませんな、これじゃあ。まぁ、オタクと呼ばれる事にプライドがある訳でもありませんけども。

 

キバの根城にある重力炉を停止した一行だが、ここでまた別行動に。アイラに重力炉を止める様八稜郭に向かう由木に対し、海動と真上はガランの居城に直接乗り込む事に。パイルダーで城に突入し、海動は単身ガランの元に。前回はカイザーのロボットアクションがメインでしたが、今回は生身でのアクションが見どころ。刀と投げナイフで大暴れする海動は遂にガランの元に。

 

しかし武人を自称し、武将の様な恰好をしているだけあってガランは生身でも強い!!

一方、ガランの軍勢に攻撃を受ける八稜郭はダイアナンAの様なレディロボと巫女達が張るバリアにて防戦。各レディロボの髪型が色々バリエーションがあって、しかも中々派手に動いてくれるのが楽しいですね。ビームソードとハンドガンをメインに、時には打撃技等も駆使し奮戦するも、状況は不利。そんな八稜郭を援護しようと、由木は撃沈された母艦に向かいウイングルを起動…っても、まだ今回はシルエットしか提示されませんが。

 

この戦闘シーンでもガランとの対比としてキバのチンピラっぷりが強調されている気も。生身での戦闘は中断され、今度はロボ対決となる訳ですが、その際にガランが発した「運命」という言葉に直情径行タイプの海動とは違い、沈着冷静な筈の真上が激昂。怒りに身を任せますがそのスキを突かれガランに敗北。カイザーは谷底へ、という形でラストエピソードに。

 

あ〜、ガランの側近的立場にいるヒミコという女…アイラとの関係やら、ガランやヒミコが知った真上の正体とか、色々打ち出してはいますが…詰め込み過ぎというか、尺が足りていないというか…急展開&説明不足なので物語としての出来は少々物足りないレベルなのですが…正直この作風だと関係ないかもな、とも。海動と真上…そしてSKLが大暴れすれば大満足という作りですからね。

 

まぁ、そういう意味で言えばシンプルで良いかも知れません。むしろ、マトモな物語にしようと工夫しているのが逆効果にも感じてしまう気が。シンプルなロボットプロレス作品として出来が良い反面、物語として捉えると不満点が多い…というか説明不足かと。

 

さて、ラストに主題歌について。主題歌の「The ETERNAL SOLDIERS」はロボットアニメでもここまで露骨なのは珍しい気もするヘビメタ調の曲ですが、作品のイメージによく合っているかと。ただ、エンディング曲の「Juggernaut」はビジュアル系の曲調になってますね。ロボットアニメの主題歌としては珍しいかも知れません。

 

次でラスト…ちゃんと畳めているのか?コレ。

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