土建屋探偵シリーズ17 建設小町純子の推理日誌 再開発事業に潜む殺意の連鎖 夜の現場に消えた死体と敏腕所長の隠された過去

自己満足ブログ
傷だらけの栄光 その8
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    第15話 「誰のために…必殺ラッシュ」

    ウルフ金串、力石徹に続いて、カーロス・リベラまで壊した疫病神…ボクシング界から半ば厄介者扱いなジョーは中々次の対戦相手が決まらない。そんな状態で段平はジョーには内密で葉子に相談を持ち掛けます。そして葉子が用意した"生贄"が東洋太平洋5位のタイ人ボクサー、ウスマン・ソムキッド。

     

    しかしジョーは対戦相手のソムキッドを用意したのは葉子だと感づいています。問い詰められたおっちゃんがしらばっくれる際に歌った歌は、三橋美智也さんの「古城」という曲。私の世代の漫画好きならおっちゃんが歌ったフレーズにピンときた人もいる筈。

     

    「行け!稲中卓球部」の3バカ+田辺が女子高生との合コンに参加した際、「ミスチル歌って」と言われて前野が歌ったのが三橋美智也さんの「古城」なのです。(笑)

    おかげで、Googleで「三橋美智也」てだ検索すると、関連する検索キーワードに「三橋美智也 ミスチル」なんてのが出てきます。

     

    公開スパーリングで2人のパートナーを相手に、打たれても全くひるまないタフネスぶりを見せつけるソムキッドだが、ジョーの関心はソムキッドにはない。廃人になったというカーロスの事が何より気がかりだった。ソムキッドのタフネスさを警戒し組んだ段平のトレーニングスケジュールに対し、西が引退した今、おっちゃんでは自分のスパーリングパートナーなど務まらないと告げるジョー。そして試合前日には帰ると言い残しジムを立ち去ってしまいます。

     

    訪れたのは西の新居。何も言わず金を貸して欲しいと西に告げるジョー。西は前日給料日だったので未開封の給料袋をそのままジョーに渡す。しかしカーロスがいるというロサンゼルスに行くには足りず、パスポートもない。

     

    窮したジョーは渋々葉子を頼ります。ロータス7で待ち合わせ場所の喫茶店に駆け付けた葉子。ジョーは明日までにパスポートを用意できるか葉子に聞きます。葉子は「恐らく出来る」と答えつつ、ロサンゼルスには行っても無駄だ、と。カーロスは1週間前に入院先の病院を抜け出して行方不明になっていた。

     

    西に金を返し、ジムに戻るジョー。

    そして迎えたソムキッド戦。タフネスさなどもろともせず1RでKO勝利したジョーは、カーロスを想い密かに涙を流す…。

     

    次の大舞台は「あしたのジョー2」でもかなり力が入っている東洋太平洋王者、金竜飛戦。それに向けての前座的なエピソードではありますが、アニメオリジナルのエピソードを盛り込んで手抜きの無い展開になっているのが本作の凄い所かと。

     

    しっかし…太郎やキノコがタバコ吹かしてたシーン…今やったら大問題だろうなぁ。

     

     

    第16話 「遠い照準か…世界への道」

    ジョーの活躍で丹下ジムには練習生希望の若者が多数訪れるも、今のジムで練習生を迎える余裕もない。ロードワークに出ていたジョーの前に一人の男が現れる…アニメオリジナルキャラクターの須賀清、登場です。

     

     

    須賀はフリーのルポライターですが、独自の情報網を駆使して情報屋まがいの事や強請り集りまでやる男。須賀はルポの題材としてジョーをデビュー当初から追いかけているのだという。曰く、ジョー本人より矢吹丈を知る男。そんな彼の

     

    「そうは見えないね」

     

    の台詞は、カーロス戦以降、ジョーが物を食べたがらなかったり頻繁に秤に乗るのと同じく伏線的な演出です。

    須賀は、白木ジムがカーロスの世界戦の映像を入手した事をジョーに告げる。

     

    更に須賀は白木ジムの葉子の元へ。テレビ関東がジョーの全試合放映権獲得に動いている事を告げ、300万でその話を潰す事を提示。葉子は300万は払うが、テレビ局ではなく"別件"を須賀に依頼します。

    ちなみに須賀の愛車ですが…

     

    ポンティアック ファイアーバードトランザム

     

    です。色もこの写真と同じ白。この年代のトランザムというと、バート・レイノルズ主演の「トランザム7000」でお馴染みの黒に金色の火の鳥、というイメージですが、敢えて白です。葉子のロータス7といい、このセンス、好きです。

     

    カーロス戦のビデオですが…葉子はジョーに「持ち帰って良い」等と言ってますが…丹下ジムにはビデオどころかテレビすらありません。時を同じく段平も白木ジムへ。次のジョーの対戦相手ターニー・アロンゾの資料を受け取ります。

    そんな2人はばったり駅で遭遇。珍しくジョーが段平を飲みに誘います。焼き鳥屋にて、おっちゃんが握りしめるターニーの資料を入れた封書を見て、またも葉子の差し金だと看破。何気に目ざといんですよね、ジョー。おっちゃんが迂闊…とも言えますが。ジョーは東洋太平洋王者ではなく、世界王者…ホセとの戦いを切望します。

     

    そして迎えたターニー戦。

    記者達がジョーの勝利を確信する中、須賀はジョーが苦戦すると予言。段平に1RKOを予告するジョーだが、冒頭でダウンを喫します。しかしターニーの顔がホセの顔に重なるや猛ラッシュ!!ロープダウンを奪い、2試合連続の1RKO勝ち。

     

    いや〜捨て話がないなぁ…「あしたのジョー2」は。だから見ると疲れる…精気を吸い取られる様です。

    | 零哭堂 | アニメ関連 | 21:40 | comments(0) | - |
    傷だらけの栄光 その7
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      第16話 「丹下ジムは…不滅です」

      家の軒には日の丸が掲げられ、空にはラジコン飛行機や凧が上がっている平和な正月。

      ジョーはカーロス戦のダメージで休養中。布団から目覚めるとリングには鏡餅が供えられています。おっちゃん特製の雑煮を食べ外に出ると子供達が。キノコの発案でジムにてカルタをやる事になりますが、百人一首やいろはかるたではなく花札に興じる子供達にジョーも面食らいます。

       

      西と紀ちゃんは映画デートですが、紀ちゃんはジョーの事を気にしています。紀ちゃんは彼の誕生日を西に尋ねますが、西曰く、ジョーは物心ついた時にはもう施設にいて、どこで生まれたのか、いつ生まれたかも知らない生まれついての1人っきり。だから誕生日なんてないし、その事は紀ちゃんも知っていた筈…そう答える西に、はぐらかす態度をとる紀ちゃん。

       

      千鳥足で細川たかしさんの「心のこり」と美空ひばりさんの「港町十三番地」がまぜこぜになった鼻歌を唄う上機嫌なおっちゃん。ジムに着くと白木ジム主催でカーロス戦の慰労会があり招待されているとジョーに次げるが、結局丹下ジムは不参加に。おっちゃん特製の雑煮を食べるジョー達。引退して原料の心配なしでたらふく食べられると言う西だが、そんな西にジョーはボクシングが出来なくなった寂しさを感じ取ります。

       

      そしてその夜、丹下ジムにてマンモス西の引退パーティが開かれます。

       

       

      盛り上がる宴会、段平に続き、西がスピーチをする段になるが、感極まって上手く言葉を繋げられない…そして西は、涙ながらにジョーに、1R…最後のスパーリングを申し込みます。

       

      それを快諾するジョー。最後のスパーリングで涙しながら西は言う

       

      「この、ジョーのおる限り丹下ジムは不滅や!!いや、ボクシングが、わいの青春やったという誇りは永遠に不滅や!!」

       

      泪橋にかかる月を背景に、キノコのリングアナウンスが響く…

       

      赤コーナー、泪橋ヘビー級チャンピオン…マンモス西ぃ〜!!

      青コーナー、泪橋バンタム級チャンピオン…矢吹丈ぉ〜!!

       

      …と、丹下ジムの面々とドヤ街の住人とのふれあいと、マンモス西の引退を描いたアニメオリジナルエピソードですね。一連のカーロスとのエピソードが原作者の梶原一騎的とするならば、こちらは作画担当のちはてつや的、と言えるかもしれません。身の上では孤独そのものなジョーではありますが、「あしたのジョー2」ではメインの物語の流れの中に、主要キャストではないドヤ街の連中とのジョーの関係、案外慕われ、好かれている様が描かれているのが印象的なんです。原作のはややストイックが過ぎるというか、好んで一人になりたがる印象が強いので、「2」でのジョーはより生きている感じがするんですよ。

       

      そして今回のメインである西の引退パーティですが、コレも原作にはないウルフ金串の一連のエピソードや、やはりオリジナルのホセとかつて戦った男のエピソードなんかと共通点がありますよね。どれも、敗れ去った者たちの新たな戦い…とでも言いましょうか。ジョーの様に真っ白な灰にはなれなかった…それでも懸命に日々を生きる人々への応援歌ではないか…そんな風に思えるのです。

       

      あ、ちなみにこのエピソード、葉子と紀ちゃんが直接対面するレアなエピソードだったりします。

      2人とも…互いを見る目つきがちょっと怖い。(笑)

       

       

      第14話 「どこにある…ジョーの青春」

      「あしたのジョー」においてもっとも有名と言ってもいいかも知れない名セリフが炸裂するエピソードですよ。

      段平の代わりに白木ジムにファイトマネーの残りを受け取りに来たジョー。小切手に書かれた金額が多い事に気がつきます。その理由を葉子は「私の気持ち」だと言うが、それに腹を立てるジョー。(私なら喜んで貰ってしまいますが/笑)

      一連の葉子とのやり取りの後のジョーの台詞がイイ!

       

      「何故あんたとは会うたびにまともに話し合い、別れる事ができねぇんだ。」

       

      この台詞、ジョー自身も方向性はともかくとして、葉子を強く意識している事が伺えますね。

      ジョー自身も別に好き好んで葉子と争いたい訳ではないが、葉子がジョーの言う所の男同士の世界に首を突っ込み過ぎるから黙ってはいられなくなってしまう…そんな所でしょうか。

       

      帰ろうとするジョーの元に、ブライトさん声(破乱万丈声とも)な秘書がテレックスが届いたと駆け付ける。カーロスの世界戦の結果は、1Rでカーロスがチャンピオンのホセ・メンドーサにKO負け。マネージャーのロバートは

       

      カーロスはチャンピオンに負けたのではなく、日本の無名のボクサー、ジョー・ヤブキに既に壊されていた。

       

      とコメントを発表。それに対しジョーはただ一言つぶやきます。

       

      「今度は…カーロスか…」

       

      ジョーはりんご片手にジムを出ると、そこにはジムに差し入れに来た紀ちゃんが。

      傘を差しっぱなしな彼女に、もうとっくに雨はやんでいると伝えるジョー。照れながら慌てて傘を畳む紀ちゃんが可愛いのです。(笑)

       

      そして連れ立って2人は玉姫公園に。

      学校への帰り道に公園のブランコに座っているジョーを見た、という紀ちゃん…出会った頃からジョーを見続けていた事が分かります。引退を勧める紀ちゃんに対し、自身のボクシングへの想いを語るジョー。

       

      2人は連れ立って夜の街へ。ディスコでは2人と同世代の若者が踊り狂い、街ではバイクで暴走している。街の喧騒から離れた波止場にて、超有名シーンですよ。

       

      「矢吹君は寂しくないの?同じ年頃の若者が、街に海に山に青春を謳歌しているというのに、矢吹君ときたら来る日も来る日も汗とワセリンと松ヤニの匂いが漂う薄暗いジムに閉じこもって…縄跳びをしたり、柔軟体操をしたり、シャドーボクシングをしたり、サンドバッグを叩いたり…。

      たまに明るい所へ出たら、そこは眩しいほどの照明に照らされたリングという檻の中。

      そこでは、まるで闘犬の様に血だらけになって殴り合うだけの生活…

      なのに、まだ体はどんどん大きく伸びようとしているのに、食べたい物も食べず、飲みたい物も飲まず…

      …みじめだわ、悲惨だわ…青春と呼ぶにはあまりにも暗すぎるわ!!」

       

      「紀ちゃん…さっき俺、ちょっと言葉が足りなかったかも知れねえな。俺は負い目や義理だけでボクシングやってる訳じゃねぇんだ。ボクシングって奴が好きだからやってきたんだ…紀ちゃん、こいつは本当だよ、本当なんだよ。」

       

      「そんなこと…そんなこと分かってるわ…でも…でもっ!!」

       

      「紀ちゃんの言う『青春を謳歌する』ってのとはちょっと違うかも知れねぇが…俺は俺なりに、今まで燃える様な充実感を何度も味わってきたよ。血だらけのリングの上でさ。ブスブスとそこらにある、見てくれだけの不完全燃焼とは訳が違う。ほんの瞬間にせよ、眩しい程に真っ赤に燃え上がるんだ。

      …そして、後には真っ白な灰だけが残る。

      燃えカスなんか残りゃしない。真っ白な灰だけだ。

      力石だって…あのカーロスだってきっと、きっとそうだったんだ!!」

       

      「私…とてもついていけそうにない。」

       

      ジョーの気持ちは痛いほど分かるんです。でなきゃ「あしたのジョー」という作品が大好きだ、なんて言いません。でも、でも心情的には紀ちゃん側に立たざるを得ないんです。逆にだからこそ、この「あしたのジョー」という作品、ひいては矢吹丈というキャラクターにどうしようもなく心揺さぶられてしまうのかな、と思うのです。

      | 零哭堂 | アニメ関連 | 19:13 | comments(0) | - |
      傷だらけの栄光番外編 動画ネタ
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        まぁ、ご存知の通り「あしたのジョー2」を見ている訳ですが、そんな中気になる動画を発見しました。

         

         

        ラジオ番組での発言の様です。

        力石を殺めてしまった事でショックを受けたジョーが、ふと訪れたゴーゴーバー…今風に言えばクラブみたいな所ですか?ここで葉子と出会うシーン…「あしたのジョー2」がヤクザの用心棒に身を落したウルフ金串を街で見かける場面から物語がスタートするので、見たアニメの「あしたのジョー」は最初の奴ですね。このシーンについて松本さんは「原作には多分ないんですよ」と力説されておられますが…

         

        …残念ながらあるんですわ、ちゃんと。

         

        出崎作品ですから、「2」ほど大胆な改変はありませんが「1」でもアニメ化に当たっての改変は少なくないんです。でもゴーゴーバーの下りそのものは原作にもちゃんと存在します。手元にあるのが文庫版ですが、6巻にあるのを確認しました。まぁ、葉子がジョーの事をいつもの「矢吹君」ではなく「ジョー」と呼ぶというのはありませんけどね。

         

        トークの流れでちゃんとオチをつけているのは流石だとは思うのですが、勘違いを正しいとして発言してしまっている訳です。誰にでも勘違いとかはある訳ですから、別に松本さんを非難する気は無いんです。でも、コレを松本さんの「素晴らしいトーク」として動画にしてしまうと言うのは如何なものかと。むしろ恥を広めている行為だと思うのです。

         

        お口直しに、コレ。

         

        「あしたのジョー2」のエンディング曲「果てしなき闇の彼方に」です。

        歌っているのは主題歌「傷だらけの栄光」と同じくおぼたけしさん。後半になると「midnight blues」を唄う荒木一郎さんのものに変わるんですが、おぼさんのものとかかなりアレンジが変わっているのが特徴。個人的にはムーディ過ぎないおぼさんVer.の方が好きかな。

         

        この「あしたのジョー2」は、当時としてもかなり大人の雰囲気を湛えた作風だったと思うのですが、その作品の印象は劇中で使われるBGMのイメージも大きかったんじゃないかと思うのです。かなり、カッコイイ曲が多いんですよ。

         

        そんな「あしたのジョー2」で使われているBGMの中で、私が一番好きなのがこの「白木葉子の為の練習曲」です。

         

        第10話のラスト、この曲に乗っての葉子のハーモニー3連発の演出には…ホント、痺れましたよ、ええ。

        | 零哭堂 | アニメ関連 | 22:35 | comments(0) | - |
        傷だらけの栄光 その6
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          はいはいはい、続けて「あしたのジョー2」です。

           

          第11話 「死闘の始まり…カーロスvsジョー」

          カーロスとの対決直前、ドヤ街の子供達と後楽園遊園地で遊ぶジョー。チラッと後楽園球場も。時代ですねぇ…。

          力石の幻影に苦しんでいた姿とはうって変わり、明るくはつらつとした表情を見せるジョーが何だか嬉しくなりますね。

           

          仕掛け人の葉子は祖父と対話。今でこそ大晦日には格闘技イベントが付き物みたいになってますが、当時…といっても「あしたのジョー2」がやっていた年では私はまだ2歳…その時の記憶なんかありゃしませんが、大晦日の夜は家族で紅白歌合戦でも見て過ごす…というのが一般的だった筈。確かにジョーとカーロスの除夜の鐘決戦と言うのは異例と言えたのかも。

          前売り券を捌き切って興行としては成功間違いなしの状況に持って行った孫娘の手腕を褒めつつ、今回の行動が誰の為でもない、ジョーの為だという事を看破した祖父・幹之助と、その事を頑なに認めない葉子。

           

          段平はジョーと子供達が遊んでいるゲームセンターから抜け出し、1人ワンカップをあおりますが、その手は震えている。カーロスの強さを知っている段平はジョーの事が心配で仕方ない。ついワンカップのビンを割ってしまい手から出血してしまう段平にそっとハンカチを差し出す西。

          一方、カーロスはホテルの自室で漫画を読んでリラックス。漫画を読んで大笑いしているカーロスの表情が何とも人懐っこくていい感じ。

           

          そんなこんなで正規の対決が始まる。その頃、林屋ではドヤ街の住人達が大挙押し寄せテレビでの試合観戦。みかんを500円分買ったオヤジがミョーに目立ってます。しっかし…原作だとジョーには割と孤独を好むような印象がありましたが、この「2」ではそこかしこでドヤ街の住人にジョーが愛されているのが伺える描写があって、それが何とも良いんです。

           

          あ、ちなみに試合会場でサチ達の前に座っていた人物が、監督の出崎氏に似ているんだそうです。出崎氏の風貌を知らなかったので私はどの人物の事なのか分かりませんでしたが。

           

          試合は1Rはお互い様子見。カーロスは2Rから本気を出すと踏んだが、ロープ際の攻防でカーロスはスパーリングで喰らっている筈のクロスカウンターを再び喰らいダウン。しかしこれはカーロスによる次への「布石」だった。

          続く3Rでは再びジョーがロープを背負う形に。ジョーは再びクロスカウンターを狙うが、カーロスはそれを交わし強烈なアッパーカットを決める。ジョーのロープを利用する作戦は通用しない…誰もがそう思ったが、ジョーは再びロープを背負いカーロスを誘う。誘いに乗ったカーロスに対し、今度はジョーがロープの反動を使って強烈なボディを決める。

           

          ロープ際の攻防はカウンター使いのジョーが一枚上手…しかしカーロスは3R終了間際、ジョーに「ロープを鋼鉄の棒に変える」と囁く。

           

          迎えた4R、カーロスの言葉を確かめる為にまたもロープを背負うジョー。カーロスはアッパーを放つと見せかけて腕にロープを引っ掛けて固定…弾力のない「鋼鉄の棒」に変えてジョーの反撃を封じ、強烈なアッパーカットでジョーをリング外に撃ち落とす…。

           

          …息もつかせぬ攻防が続き、目が離せない状態ですよ。試合内容は分かってる筈なのに、嫌が負うなしに目を画面にくぎ付けにされてしまいますね。

           

           

          第12話 「吹雪の夜…その果てしなき戦い」

          カーロス戦の続きと決着ですね。

          リングの外に撃ち落とされたジョーはなんとかカウント内にリング内に戻るが、リング外に落ちたダメージで既にグロッキー状態。そこを何とかしのぎ、ゴングに救われる。

           

          5R開始前のインターバルでジョーの身を案じる段平は、気絶状態のジョーをこのままにしておこうとするが、寸での所でジョーは目を覚まします。段平と言えば、

           

          「立てぇ〜立つんだジョオォォォォッ!!」

           

          という台詞を思い浮かべる人が多いと思うんですが、実はこの手の台詞、あんまり言わないんです。むしろ

           

          「ジョオォォォッ立つんじゃねぇ、殺されちまうぞぉ!!」

           

          みたいなニュアンスの台詞の方が多いんですよ、思いの外。これは「巨人の星」における星一徹のちゃぶ台返しと同じで、イメージからなのでしょう。意外に思われる人もいるかも知れませんが、段平は勝利よりジョーの安否を優先しているんです、大抵の場合。

           

          5R前、再びジョーはロープを背負う事をカーロスに告知。再びロープを鋼鉄の棒に変えるカーロスに対し、ジョーは下側2本のロープの上下の反動を利用してカウンターのアッパーカット!!たまらずカーロスはダウンします。

           

          そしてカーロスは世界戦の為に隠していた奥の手「見えないパンチ」を繰り出しジョーを追い詰めます。林屋のテレビの前で観戦している紀ちゃんも思わずジョーに声援を送ります。見えないパンチは強力だが、その反面打つ側のスタミナも尋常じゃなく消耗させる諸刃の剣。打つ度に疲弊していくカーロスに対し、ジョーは徐々に見えないパンチを捉えはじめ…

           

          正に熱戦、11Rでは2人は遂に相打ちに。

           

           

          「stand up!! Yabuki」

          「へっ…お前こそカウントアウトは喰らうなよ…」

           

          お互いカウント9で立ち上がり、試合は続行…最後まで死力を尽くす2人の野獣。

          そして迎えた試合終了のゴング。結果はドロー。

           

          試合を終えたカーロスが世界タイトル戦の為に成田空港に。タラップを昇るカーロスは尻もちをつく。これが今後への伏線ですね。

          一方でジョーは空港のレストランにてカーロスの世界タイトル奪取を願う…。

           

          …と、いう事で「あしたのジョー2」序盤のヤマ場、カーロス戦でした。

          いや〜視聴するのに体力がいる作品だなぁ…こりゃあ。

          | 零哭堂 | アニメ関連 | 20:57 | comments(0) | - |
          傷だらけの栄光 その5
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            はい、またまた「あしたのジョー2」です。

             

            第9話 「そして…野獣は甦った」

            カーロスとのスパーリングの最中、カーロスのパンチでジョーは力石との出会いのシーンを思い出す。

             

            「ブタに乗って大脱走、これがホントのトンズラってんだ!!」

             

            だが力石が豚の群れをクルクルと掻い潜ってジョーに近づき、パンチ一閃!!

            ジョーと力石の対決を決定づける有名なシーンですが、実写版ではカットされているんだそうで。

             

            「へへへ…少しずつだがよォ…ベネズエラの大将、俺ぁ、燃えてきたぜ!!」

             

            …長い暗闇から、遂にジョーが復活です。

            もう夜中に起き出してサンドバックを叩いたり、ロードワークに出かけたりする日々は終わったのです。

             

            「今夜よぉ、おっちゃん…俺ぁ久しぶりにぐっすりと眠れそうだぜ…」

            「そうかい…そいつぁ良かった…本当に…良かった…良かったなぁ、ジョオオオオッ…ううう」

             

            ジョーの復活に男泣きの段平…ホント、名シーンです。

            丹下拳闘倶楽部の看板を再度掲げ、丹下ジム再始動。出戻り娘ならぬ"出戻りオヤジ"とからかう子供達を追い掛け回す段平は、かつての丹下ジムの姿が戻った象徴でしょうね。一方、カーロスのマネージャであるロバートの元に、世界チャンピオンから挑戦者としてカーロスが指名されたという連絡が入る。

             

            そして迎えたカーロスの対タイガー尾崎戦。

            そういえば尾崎を演じているのって石丸博也さん…ジャッキー・チェンの吹き替えや兜甲児の人ですね。低い声での演技だったので最初気が付きませんでしたよ。

             

            リング上で1RKO宣言をするカーロス。しかし南郷や原島との試合で見せた醜態こそ彼の実力だと信じているリングアナや解説者、観客は呆れ顔で失笑気味。しかし段平は言う。このKO宣言は観客やタイガーではなく、ジョーに向けての宣言だ、と。

             

            「力石だよ…おっちゃん」

             

            カーロスの実力を肌で知るジョーは彼の1RKO宣言に、少年院での初対決が決まった際の力石の言葉を思い出していた。そう、かつて力石も自分との試合の際、1Rところか1分でのKO宣言をしたのだ。

             

            そして試合の結果は…正にあっという間、カーロスが17秒でKO勝利。

            ちなみに原作だと16秒だったんですが…何で1秒の差をつけたんですかね?

             

            試合後、勝利者インタビューにて南郷や原島との試合で見せた醜態は全て対戦を忌避される事を逃れる為の演技であった事、そしてカーロスの世界戦が決まった事が発表される。しかし、カーロスは

             

            「私ハマダ日本ニイタイ…日本ヲ立ツ前ニ、モウ1試合シタイ!!…ソノ相手ノ名前ハ…ジョー・ヤブキ!!」

             

            ジョーや段平…葉子までがその言葉に驚く。

            ロバートは2人の控室でホテルに戻るというカーロスを説得しようとするが、カーロスは彼をKO!!逃亡してしまう。

             

            ジョーが力石の呪いを吹っ切った…ある意味「あしたのジョー2」の真の始まりというべきエピソードですね。もうすぐ、カーロス戦です。

             

             

            第10話 「クリスマスイブ…その贈り物は」

            失踪したカーロス。白木ジムやロバートが血眼になって彼の行方を捜す中、子供達へのクリスマスプレゼントにするパチンコの景品を抱えたジョーは、ジムの対岸で子供達にプレゼントを配るサンタクロースを見かける。その正体は、なんとあのカーロスだった。

            ジョーはカーロスをジムの中に迎え入れ、こっそり白木ジムに連絡を入れようとする段平を制止。

             

            カーロスを公園に誘うジョー。降り出した雪に感動するカーロスと打って変わり、「雪にはいい思い出が無い」というジョー。詐欺行為で警察に追われ、段平にぶん殴られて鑑別所に送られたあの日も、雪でしたね。

             

            ジョーはカーロスが自分と決着をつける為にここに来たと察し、ここで決着をつけようと提案するがカーロスは乗ってこない。

             

            一方、段平の連絡で葉子とロバートは彼と合流。共にカーロス(とジョー)の捜索に向かう。ロバートの運転するベンツの車中で、段平はカーロスは今まで見て来たボクサーの中で一番ジョーに近い。そんな彼の存在がジョーの野生を呼び覚ました。葉子がカーロスを招聘していなかったら、ジョーは未だ血反吐を吐いてのたうちまわっていた…感謝する段平に対し、ただのビジネスでジョーとは関係ないとしながらも、

             

            「…ですが、何かのお役に立ったなら、とても…とても嬉しいですわ」

             

            と…静かに、嬉しそうな表情を見せます。

            一方、喫茶店、おでん屋の屋台を巡ったジョーとカーロス。カーロスは誓う。

             

            「ジョー、神ニ賭ケテチカウ。私ハオ前ト試合ヲスルマデ日本ヲタタナイ。ナゼナラ、私ニトッテオ前ハ初メテ出会ッタ本物ダト思ウカラダ。オ前ハ火薬ノ匂イガスル。小サイトキ、ベネズエラノ裏町ニ漂ッテイタヨウナトテモ危険ナ、ソシテスリリングナ匂イダ」

             

            ジョーは答える。

             

            「お前はよ…ナイフだぜ。ギラリといつもその奥の眼で光ってやがる」

             

            ここの演技、演出が堪らなくカッコいい!!

            そこへ、ロバート達のベンツが到着。彼等を発見したロバートは豪快なスピンターンを披露。ロバート、あんたボクシングのマネージャーやめたらラリードラになるといいぞ。(笑)

             

            取り乱すロバートに対し、カーロスは極めて冷静にジョーと試合がしたい事を切望。その言葉に遂にロバートも折れる。しかし世界戦を延期するとなると膨大な違約金を支払わねばならない。そこで葉子がジョーとカーロスの試合をプロモートする代わりに、その違約金を支払う事を提案する。

             

            「矢吹君とカーロス選手へのクリスマスプレゼントとして…」

             

            そして最後に

             

            葉子テーマを背景に、彼女の止め絵(ハーモニーって言うらしいですね)3連発。

            この魅せ方がカッコいいんですわ!!

             

            いやね、実の所原作の「あしたのジョー」を始めて読んだ…ガキだった頃の私には、白木葉子というキャラクターの魅力が分かりませんでした。男と男のぶつかり合うシーンに強く惹かれていた事もあり、そこに割って入り、状況をまるでジョーを掌で弄ぶような葉子の言動が好きではなかったのです。それこそ、作中でジョーが吐いていた台詞の様に、女だてらに男の世界に首を突っ込むな!!とすら思っていたのです。

             

            でも、後になって…自分がオッサンになってから改めて見直すとね…あの忌々しく思っていた白木葉子が凄くイイ女に見えるんですよ、ええ。特に力石の死後、彼女の行動は全てジョーの為のもの。しかも、西はおろか、紀ちゃんや段平のおっちゃんすら真の意味でジョーの生きざまに寄り添えなかった中、葉子ただ一人だけが、最後までジョーに寄り添い続ける道を選んだのではないか、と。

             

            このエピソード、ジョーとカーロスに焦点が行きがちですが、葉子の魅力も際立っていると思います、ええ!!

            | 零哭堂 | アニメ関連 | 00:49 | comments(0) | - |
            傷だらけの栄光 その4
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              はいはい、続けて「あしたのジョー2」です。

               

              第7話 「さまよえる…野獣のように」

              原作やアニメ「1」では、顔面を打っては嘔吐してしまう為に試合を干されたジョーがドサ回りの草拳闘に身を投じるエピソードが入るんですが、「2」ではカットされてます。ドサ回りのボクサー達のリーダー格で、自身もかつてはプロボクサーだったという設定の稲葉の手番もカットされてしまっています。個人的にはドサ回りに身を落したジョーの理解者であり、何かと面倒を見て新たな門出を彼なりのやり方で祝う…という印象的な役回りだったんですが…好きなキャラクターなのでちょっと残念です。

               

              そしてゴロマキ権藤再登場。

               

              権藤のモデルですが、一説には「グラップラー刃牙」等に登場する花山薫のモデルで、「素手喧嘩(ステゴロ)」で知られる伝説のヤクザ・花形敬がモデルとも言われていますが、はっきりと明言はされていません。ただ、このシーンでの権藤はいつものグリーンのスーツではなく白いスーツ(コート?)を着ており、いつものソフト帽と頬の傷も相まって"らしい"感じになってます。

               

              喫茶店にて、いつもジョーの試合を見ていたと語る権藤。連戦連敗の試合を

               

              「矢吹さんのファイト…どんな試合だろうと一級品です」

               

              と称えますが、これは世辞とかそういうのではなく、もがき苦しんでいる事を分かっていてそれに抗おうともがく姿に敬意を表しての言葉なのでしょう。窓の外ではパトカーがけたたましくサイレンの音を上げている…旅支度の権藤は、恐らく追われる身。

               

              一緒に行かないかとジョーを誘う権藤。だがジョーは少し思案した後、

               

              「俺は…まだ帰ってきたばかりさ…」

               

              と。ここでスマートに去るゴロマキ権藤…堪らなく渋いんです。男を知る男、です。

              そして丹下ジムに戻ると段平と西、そして乾物屋の林屋の面々が深刻な面持ち。西は試合で右拳を複雑骨折し、ボクシング引退を決めていた。涙ながらに西が引退してしまうのをなんとかしようとするジョーの姿…なんとも切ないのです。しかし、段平は西のみならず、ジョーも引退させてジムを畳むという。

               

              そんなジョーには白木ジムから招待状が届いていた。カーロス・リベラと先日闘った南郷の試合のチケット。

              試合会場を訪れると、葉子と遭遇。カーロスが強いのか問うジョーに、「強い」と断言する葉子。ただ、力石のようにか?という問いにははぐらかすような返事。

               

              始まったカーロスと南郷の試合。最初から南郷にいい様に振り回され、世界ランカーとは思えない醜態を晒すカーロスだったが、5R開始直後に放ったカーロスのパンチで南郷はKOされてしまう。試合でのカーロスの醜態から、ただのラッキーパンチ…誰もがそう思っていた中、ジョーだけは見抜いていた。パンチが顔面を捉えた直後、滑るように肘が同じ場所をえぐっていた事に。

               

              ジョーがカーロスを意識する様になるエピソードですが、改めて見ても、「あしたのジョー2」のスタートが力石戦後である事を踏まえても、カーロスのエピソードまでかなり物語のテンポが早い印象です。でも端折っている印象はないですし、むしろ原作へのフォロー的な演出もあったりして…いや、改めて凄い作品ですわ。

               

               

              第8話 「あいつが…燃える男カーロス」

              ジョーが白木ジムに忍び込んで、カーロスのスパーリングパートナーに名乗り出るエピソードですね。

               

              ジムを畳むと宣言した段平はジムの看板を下ろし、ジョーに手紙を残しドヤ街から姿を消します。よく段平に対し、セコンドやトレーナーとしては二流…と評する声があります。まぁ、私もあながち間違いではないとは思うんですが…この時のジョーの気持ちを最も理解していたのは間違いなくおっちゃんだと思うんです。何故なら彼もかつては日本タイトルまで獲得した強豪ボクサーであり、左目の怪我で志半ばで引退する事になった過去がある訳です。そしてトレーナーに転身しても選手や客に暴力を振るうなど問題行動から干されてしまった…それでもなお、ボクシングに関わる事に夢を見続けてドヤ街の"拳キチ"になった男です。自分がボクシングの世界に引き込んだジョーだからこそ、自分の様にボクシングに引きずられ続ける道から解放したい、縁を切ってやりたい…自分の様になって欲しくないという親心、情があったのだと思うのですよ。

               

               

              南郷戦に続き、原島戦でもカーロスは醜態を晒す…いや、演じます。そして今度は9R終了直前に再びヒジ打ちの高等反則を繰り出し、原島陣営に試合を棄権させます。閉店直前の電気屋に乗り込んで試合を見ていたジョーは、カーロスに会いに白木ジムへ。

               

              原作ですと、確かジムではなく白木邸に出向いて葉子に頼んでいた筈ですが、「2」では白木ジムのカーロスの公開スパーに潜り込む形に。個人的には劇場版とかであった「無色トウメイ」という言い回しが好きだったので、「2」でもやって欲しかったですね。

               

              始めはジョーを舐めていたカーロスが、ジョーのクロスカウンターを喰らって本気になるのは原作と共通ですが、「2」ではこのクロスを放った際もジョーは嘔吐。それどころか続くスパーでも顔面を打つ度に…もちろん、肌がくすんだような色に変化する演出も。

               

              ちなみにカーロスの声ですが、「劇場版2」では主題歌や挿入歌を唄ったジョー山中さん…この人実は自身も元プロボクサーだったりします。でも、個人的にはコッチの中尾隆聖さんのカーロスの方がイメージに合ってるかな?と。カーロスの人懐っこさみたいな部分が良い感じだと思います。

               

              嘔吐したジョーを見て止めに入ったロバートに対し

               

              「彼ヲミロ、マダファイティングポーズヲトッテルジャナイカ。ソレニ私ハイイノヲ一発モラッタ。コノママデハ終ワレナイ。」

               

              本気になったカーロスとの壮絶な打ちあい…最初はまだ嘔吐していたジョーだったが、次第に顔面を打っても戻さなくなり、身体の血色も良くなっていく…この力石の亡霊から解放される様が克明に、映像のみできっちり演出されているのがまぁ凄い。ホント、つくづく凄い作品ですわ。語彙力が無くなってしまうレベルで。

               

              いや〜見だすと止まらないです、「あしたのジョー2」

              | 零哭堂 | アニメ関連 | 01:10 | comments(0) | - |
              傷だらけの栄光 その3
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                はい、「あしたのジョー2」ですよ。

                 

                第5話 「幻の…あのテンプルを撃て!」

                物語はタイガー尾崎戦直後、ジムへの帰りのタクシーの中から始まります。

                 

                「俺はタイガーに負けたんじゃねぇ、おっちゃんに負けたんだ!臆病なセコンドに負けたんだ!テメェの味方に負けたんだよ!」

                 

                段平がタオルを投げ込んだ事に憤るジョーは1人タクシーを降り、雨の街を彷徨います。

                しかし深夜、酒屋を叩き起こして手に入れた1級の日本酒を持ってジムに戻ってきたジョーは、すぐタイガーとの再戦を組む様段平に頼みます。顔面が打てないボディ攻撃だけのボクサーはプロでは通用しない…ジョーを諭す段平だが、ジョーは聞き入れません。今度こそテンプルを打って見せる。力石の亡霊の話はその後だ、と。

                 

                紀ちゃんはジョーの自ら率先して自分を追い詰めている様なジョーを心配し、静かに立ち止まり休むべきだと。

                その言葉を聞いていない筈なのに何も言わない西は、他人の言葉でジョーは自分を変えないと半ば諦めている。

                一方、白木ジムを継いだ葉子はメキシコの地に降り立ち、ベネズエラでロバートと接触する。

                ドヤ街の子供達はジョー達がまた出て行ってしまうのではと心配し、ジョーの行動を見張る。

                ジョー潰しを目論む会長連は次の一手として段平とジョーにランキング1位の原島龍との試合を決めようとする。

                 

                その試合を独断で受けてしまったジョーに怒る段平は、自分のテンプルを打てとジョーを挑発。軽口で誤魔化すジョーだが、その全身にはびっしょりと冷や汗が。

                 

                その夜、ジョーは夜空に浮かぶ力石と会話します。なんて事は無い…ほんとになんて事もない会話を。

                 

                そして始まる原島戦。開始早々ジョーは原島の顔面に幾度となくパンチをヒットさせる。しかし原島は鼻血を出しながらも余裕顔。そして相手コーナーには笑みを浮かべるタイガー尾崎の姿が!!段平も「数を打っちゃいるが腰の入った本物は一発も打っちゃいない」と。

                 

                「悔しかったら打ってみろぃ!1発で奴が沈むようなものすげぇ奴を打ってみろい!」

                 

                顔面が打てないジョーをあざ笑うかのような原島の攻撃に対し、遂にジョーが腹を決めます!!この時、顔面への強打を繰り出した瞬間にジョーの表情…いや、目が変わるんです!!

                 

                原島はジョーの強打を顔面にモロに喰らってダウン。しかしジョーはニュートラルコーナーに下がらずその場に立ち尽くす…そして…

                 

                 

                嘔吐物をキラキラと表現する元祖が、この「あしたのジョー2」と言われていますね。何でも放送時間が食事時だった事を配慮したからとか何とか言われていますが、今ではバラエティ番組なんかでも使われる表現ですね。

                 

                今でこそネタみたいな扱いで笑われてますが、一連の物語展開と合わせても、決して笑い物には出来ない迫力があるんですよ、ええ。そして吐いた瞬間からジョーの全身がややくすんだような肌色に変わるんです!!パンチ出した時の目の変化といい、凄いんです…この演出というか、見せ方。

                 

                 

                第6話 「吠えろ…かませ犬」

                ジョーが試合中に嘔吐した原因は不明。身体に異常は見られないし、脳波にも問題がない。医学的には原因は全く不明…という医者の見解。ただ段平は、ジョーが吐いたのは人間の本能を精神力でねじ伏せてテンプルを打った…普通の人間にはとても出来ない芸当をやってのけた反動で、身体がパニックを起こしたのだ、と。

                 

                どうして…どうして矢吹君はボクシングなんか続けて何が楽しいのか…ジムを飛び出した紀ちゃんは

                 

                「さんざん闘ってズタズタにされて、それでも闘犬の世界が忘れられず、ただ他の犬の為に噛ませるだけの、かませ犬」

                 

                と今のジョーの姿を例え、涙を流します。

                一方のジョーは、血反吐を吐いたばかりなのに練習再開。サンドバックを叩きながら再び力石と言葉を交わします。

                 

                「こっからだ。力石、始めるぜ俺は」

                 

                そんなジョーの元にヘルメットなどの防具を装着した子供達がやってくる。ジョーが早くテンプルを打てる様に、自分達を練習に使ってくれと言い出した彼ら。愛されてますね、ジョー。ドヤ街にやってきた当初は、手の付けられない悪童だったのに。子供達に限らず、ドヤ街の住人皆がジョーの事を心配し、応援しているのが要所要所で描かれています。こんなん、ジョーじゃなくても泣いちまうわ。

                 

                ジョーは大高ジムを訪れ、独断で次の試合…南郷浩二戦を決めてしまう。その際に放った台詞がカッコイイ。

                 

                「残念ながら、まだ俺は潰れちゃいねぇ」

                 

                試合では、白木ジムが招聘したベネズエラ出身の世界ランキング6位のボクサ、カーロス・リベラが登場。試合前の激励は本来ランク上位の選手からなのに先にジョーを激励してしまう。「私、今まで上位者を間違えた事ありません」

                 

                ちなみにカーロスの声、バイキンマンやフリーザでお馴染みの中尾隆聖さんです。

                 

                試合は序盤から一方的にジョーが攻められる状況に。しかしジョーはこれは作戦だと言い放つ。少年院時代、力石と引き分けた試合と同じくクロスカウンター狙い。有言実行、4Rに遂にジョーのクロスが火を噴く!!しかしまたしても…

                 

                 

                 

                う〜ん…面白過ぎる…。

                特に、表情、目の変化であったり肌の色の変化だったりとしっかり見ていないと見逃してしまう様な部分まで演出されているのがスゴイです、ええ。やっぱり名作とされるだけの作品ですよ、「あしたのジョー2」という作品は。

                | 零哭堂 | アニメ関連 | 00:50 | comments(0) | - |
                傷だらけの栄光 その2
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                  はい、「あしたのジョー2」です。

                  いや〜、やっぱり名作ですよ。見終わった後に記事書こうとすると、書けなくなってるんですよ。物語に没入してしまって。ここ最近視聴しているアニメ作品はある程度作品を見ながら「あ、ココは記事に書こう」とか考える余裕があるんですが…「あしたのジョー」はその余裕を私に与えてくれません。

                   

                  第3話 「地獄からの使者…矢吹丈」

                  復帰戦である殿屋との試合に勝利したジョー。一方、復帰戦を見た葉子はジョーの戦いに説明できない違和感を覚え、祖父が畳むという白木ジムを継がせて欲しいと懇願します。

                   

                  そしてある試合のジョーの控室に、葉子が白木ジムを自分が継いだ事の挨拶に訪れます。これは確か原作には無かったシーン。この際に葉子が発した「必ず強い選手を育てる」という言葉…これは、以降カーロスを始めジョーに新たなライバルを当てる、という事なのですが、彼女の本心ではその"強い選手"とは他でもない、ジョー自身の事だったのではないかと。

                   

                  華々しく連勝を重ねるジョーだが、彼の復帰後の試合運びを「地獄からの使者」と例えた新聞記事を見た段平と西にはある疑念が。それは、ジョーのボディ攻めのスタイルは力石をテンプルへの一撃が原因で死に追いやった事で顔面を強打出来ないのではないか?というもの。特に実際にスパーリングをした西には実体験として顔面に強打がこなかった事を知っている訳で…。

                  その一方、ボクシング連盟の会長連は、手塩にかけて育てたボクサーがジョーに潰されていくのを苦々しく考えており、矢吹丈抹殺の計略を実行に移します。それは次々と強豪をぶつけてボクサーとして潰す事。1人目の刺客として選ばれたのが、日本バンタム級王者・タイガー尾崎。

                   

                  尾崎との試合が決まったジョーは、ロードワークの帰りのジムの土手の上で葉子と出会います。葉子はドライブの途中で偶然見かけた、と言いますが、こんな所をドライブなどする筈もなく、ジョーに会いに来たのは明白ですね。この一連のシーンも独自の展開です。ここで彼女が乗っていたのが

                   

                  ロータス7(時代的にケーターハムではなくロータスかと。というか、そうであって欲しい/笑)

                   

                  …かっけぇ!!スゲェセンスですよ、ええ!!

                  エンスージアストになりたいと思っていた私には、正に「憧れのクルマ」なのです、コレ。まぁ、私は運転が下手で、メカに強い訳でもない事に気づいてエンスーは諦めましたが。(苦笑)

                   

                  出崎監督はスポーツカー好きで、若い頃はヨタハチ、60歳過ぎてスープラに乗っていたらしいので、そういう部分からのチョイスなのかも。

                   

                  ともかく、葉子はジョーにタイガー尾崎に気を付けるよう忠告しますが、会長連の陰謀はチャンピオンへの道が開けてかえってありがたいとうそぶくジョー。しかし葉子はチャンピオン云々は"らしくない"と。力石と戦っていた頃とは違っている、と。

                   

                  それに対しジョーが言った台詞が、「だったらもう一度力石を連れてこい」という言葉。

                   

                  …葉子は、この言葉を実行に移すんですよね。

                   

                  ああ、忘れちゃいけないのがジムでのジョーと紀ちゃんのやり取り。紀ちゃんがジョーに惹かれているのは周知の事実ですが、ジョーの方は正直、眼中にない。いや、恐らくは紀ちゃんに限った事ではなく、ボクシング以外の全てに対して。「試合が終わったらどこかに遊びに行かない?」と誘う紀ちゃんですが、ジョーは「いいね」と答えるもあからさまな生返事。この返事を聞いた紀ちゃんの表情が…。

                   

                  本作で紀ちゃんを演じた森脇恵という方は元々は葉子役のオーディションで同点合格して紀ちゃんの役になった方。昔の美人女優さん的な声で、結構好きな声なんですが、声優としては本作のみみたいですね。

                   

                   

                  第4話 「その時、十点鐘は鳴った」

                  はい、そんな訳で日本バンタム級王者・タイガー尾崎との対決です。西が拳を痛めてしまい、スパーリングパートナーがいなくなってしまったジョーの元に、大東拳の会長が現れます。スパーの相手に自分のジムの練習生を使って欲しいとジムに招待しますが、完全に見え透いた罠。敢えて会長連の挑発に乗ります。そしてジムではタイガー尾崎や会長連がビデオカメラまで用意してジョーのスパーリングを盗み見ていた。コレに激怒したジョーは派手に乱闘をおっぱじめます。段平のおっちゃんも共闘。(笑)

                   

                  バンデージの中をチェックする為にタイガー尾崎が所属するジムの会長が控室にやってきた際、大東拳でのスパーリング(というか乱闘)でジョーの欠点が明らかになったと告げます。

                   

                  試合が始まってもジョーの動きに精彩がない。それもその筈、タイガーはボディのガードを固めている為、顔面に強打が打てないジョーはじり貧に。段平はタイガー陣営が明確に気付く訳です。ジョーが顔面を打てない事に気づかれている、と。自身の問題に気が付いていないジョーに対し、明らかにそれが何の事なのか分かっている段平と西。インターバルで段平にその事を告げられ、初めて自身の異変に気が付くジョー。それでも、その事を認めない。認められない。

                   

                  続くラウンド、ジョーが渾身の右ストレートをタイガーの顔面に放った…と思いきや、その拳はタイガーの顔面の直前で止まり、ボディへの攻撃に。ジョーの殺気に思わずガードを上げたタイガーは強烈なジョーのボディブローを喰らいダウン。しかし一見高等なフェイントに見えるジョーのパンチで、タイガーはジョーはボディしか打てない事を確信。以降徹底してボディをガード。数発ジョーのパンチが顔面にヒットしますが、それは腰の入っていない見せかけだけのもの。

                   

                  …そして、遂にタオルが投げられる…。

                   

                  さて、「あしたのジョー」の試合シーンですが…同じ出崎監督作品の「エースをねらえ」とかでもそうですが、漫画がそのまま動いているかのような作画なんですよね。動きそのものだけではなく、演出手法が漫画的と言いますか。止め絵を多用するのもそうですし、画面を分割して見せるやり方なんかも漫画的に思えます。動きの整合性より見せ方重視、ケレン味重視と言いますか…それがもうね、たまらなくカッコいい映像になっているんですわ、ええ。

                   

                  そんな訳で、本日はここまで。

                  3月4月と皆勤賞で毎日更新になってますが、いい加減しんどいのでペース落とすかもしれません。

                  | 零哭堂 | アニメ関連 | 18:31 | comments(0) | - |
                  傷だらけの栄光 その1
                  0

                    はい、「あしたのジョー2」です。

                    「あしたのジョー2」は原作を自己解釈により改変してしまう事で知られる出崎(ざきの字は環境依存文字につき以下もコッチで統一)監督作品ですが、その中でも評価が高い作品の一つがこの「あしたのジョー2」です。前もテレ玉の再放送とかで見ている作品なんですが、全部が全部キッチリ見れたわけではないので、今回ゆっくり見ようと思いおフランスVer.のDVDを購入しました。

                     

                    では、早速…

                    第1話 「そして、帰ってきた…」

                    「あしたのジョー」の第1作はカーロス戦の後にジョーが旅に出てしまって終了…これは原作にアニメが追い付いてしまったのが原因の1つですが、「あしたのジョー2」ではその続き…ではなく、力石戦後のジョーのリング復帰から物語がスタートになります。

                     

                    開始早々、出崎氏お得意の透過光の演出があり、「東京・秋」「力石徹が死んだのは、冬だった」というテロップ。その後ろでは街を当てもなく彷徨うジョーの姿が。そして続けてジョーと力石の死闘が回想シーンとして流れます。ここまでテロップ以外の説明等一切なし。まともな会話すらないのに状況を映像が雄弁に語っています。

                     

                    さて、物語はかつて死闘を演じたウルフ金串との再会から。といっても2人は会話とかはしていません。ジョーとの試合で顎を損傷し、それが元でボクシングから引退、ヤクザの用心棒に身を落しているウルフ。彼が痛めつけたヤクザがウルフに対抗する為に呼んだのがごろまき権藤…プロの喧嘩屋です。

                     

                    ウルフのパンチを貰い宙に舞う帽子、勢いで権藤は背を壁にもたれるも、落ちて来た自分の帽子を人差し指と中指の間でキャッチして見せる…この余裕っぷり!!

                     

                    そして権藤はウルフをボコボコにした所にジョーが割って入り、権藤と喧嘩に。ジョーは権藤を打ちのめす…というのは原作と同じですが、アニメでは早速改変されていて、騒動で駆け付けたと思われるパトカーのサイレンが聞こえるや、権藤がジョーを連れて逃げる、という一幕が追加されています。

                     

                    ごろまき権藤とウルフ金串は「あしたのジョー2」でかなり出番が増えたキャラクターですね。特に権藤は粋なカッコ良さが原作以上になっていて、かなり魅力的なキャラクターになっています。

                     

                    そうそう、「あしたのジョー」のアニメというと、♪サンドぉ〜バぁッグぅぅぅにぃ〜うぅかんでぇぇ〜きえぇるぅぅぅ〜の尾藤イサオ氏の主題歌の方が有名だと思うんですが、「2」の主題歌も良いんですよ、ええ!!

                     

                     

                    しっかし…最近の作品…という程新しくはない気がしますが、ともかく続けて3作見た後ですと、「あしたのジョー2」のタッチや演出が何とも心地よいですね。ガキの頃、よく再放送で見てた作品ってこういうタッチの作品が少なくなかった訳で、言わば原風景、と言えるのかもしれません…なんて書くと、ライブ視聴していた人に文句言われそうですけどね。(笑)

                     

                     

                    第2話 「男一匹花一輪…リングに賭けた」

                    冒頭でキノコがドヤ街の子供達の元に駆け付け、

                     

                    ライブで見ていた視聴者も、このテロップ通りの感想を持ったのかもしれません。

                     

                    ちなみにドヤ街の子供達のリーダー格・太郎は「ガンダム」のハヤト、サチはミライさんです。

                    中の人繋がりで書いておくと、ジョーを演じるのは元々はジャニーズ事務所から最初にデビューしたアイドルグループのメンバーで、後に俳優として「水戸黄門」の助さんを演じているあおい輝彦さん、段平のおっちゃんは「西部警察part1」の髭の谷刑事を演じた藤岡重慶さん。この2人は「1」や劇場版でも固定ですが、力石や葉子、カーロスや西、紀ちゃんなどの主要キャラでもコロコロ変更されていたりします。

                     

                    そして泪橋の下にある丹下拳闘倶楽部にて、ジョーとおっちゃん&西との再会。

                    このジム内の薄暗くて淀んだような空気感とか、昨今のアニメの作画とは一線を画すものですよね。どっちが優れてる…とか野暮な事は言いません。ただ「ぬるぬる動く」なんてよく言いますが、動きで見せるのではなく、アニメなのに静止画を多用して場面場面を切り取り、印象付けていくという演出は今のアニメの流れとは対極かも知れませんが、やっぱり凄い見せ方だと思うのです。

                     

                    あ、そういえばアニメ版に限った事ではないんですが…ジョーって意外と語彙力と言うんですか?言葉のセンスが良いんですよね。ウィットに富んでいる台詞を結構吐くというか、意外と詩的な表現をしていると言いますか…。基本、ジョーは口が悪く、暴言まがいの台詞をバンバン飛ばすんですが、その台詞が何ともセンスがいいと言いますか…お勉強のできる出来ないではなく、地の頭の良さを感じさせるものが少なくないんですよ。

                     

                    確か「あしたのジョー」の分析をした豊福きこう氏の文献だったかなぁ…ソースは思い出せないんだけども、何かでジョーはホセ戦の後…少年時代に太郎やサチ達に語ったドヤ街にでっかい遊園地を、立派な総合病院を、養老院や保育園、アパートやスーパーマーケット…そしてドヤ街の人々がみんな働ける規模のでっかい工場を建てる…という都市計画。この新しい夢、目標の為に生きて欲しい…という様な記事を読んだ記憶があるんです。荒唐無稽で壮大すぎる子供の描いた夢物語…そういう部分はありますが、ジョーのこの地の頭の良さ、人を引き付ける魅力があれば…実現できたのかもしれないなぁ…とも思うんですよ、ええ。

                    | 零哭堂 | アニメ関連 | 19:55 | comments(0) | - |
                    作戦B 完結編
                    0

                      はい、「ウィッチクラフトワークス」の完結編ですね。

                       

                      第11話 「多華宮君とウィークエンド(中編)」

                      第12話 「多華宮君とウィークエンド(後編)」

                      実質10話からの続きエピソードなので、今回はまとめて書きます。べっ別に手を抜いてるとかじゃないんだからねっ!!

                      冒頭の小町の過去エピソードは、彼女が何故ああまでかざねにゾッコンなのかを説明するのと同時に、遠回しにかざねと多華宮君の関連性を匂わせている訳ですが…いじめの煽り文句が「ジャンガリアンハムスター」ってのは…煽ってるのか?アレ。(笑)ゴールデンハムスターとかロボロフスキーハムスターじゃダメなんだろうか。

                       

                      まぁともかく、小町とかざねの関連性は置いておいて多華宮君と火々里さんの過去ですが…原作読んでいる人は知っている話ではありますし、wikiとかでも堂々と書かれているので今更ネタバレ云々はないので書きますが、火々里さんはかざねの実子ではない訳です。ただココで必要以上に話を広げなかったのは正解でしょうね。尺食われるだけでこのクライマックスにまったく影響しませんし。

                       

                      んで、見どころといえば摩訶ロンと摩訶ロンを真似た敵との一騎打ち。巨大なモノの肉弾戦ってのはやっぱり血沸き肉踊りますよね。ラストはサマーソルトキックでしたが、個人的にはもっと重たそうな技の方がカッコ良かったんじゃないかと。

                       

                      後、街を守る5人の女子高生の1人、あとりにようやく見せ場が。口汚い腹話術人形を介して会話する…というと、

                       

                      「逆転裁判2」のこのコンビを思い出しますね。

                       

                      ちなみにこのアトリというキャラクターですが、原作者の水薙竜氏が別ペンネームでマガジンで短期連載していた

                       

                      水薙竜唳 「キルウィザード」

                       

                      コレに出て来るアトリ&フェルローザというキャラクターがベースの様ですが、ただアフタヌーン四季賞の佳作になった別名義で描かれた「ウィッチクラフトワークス」が「キルウィザード」の前にあるので、それの設定とか含めるともう何が何やら…そして考えてもどうせ分からないので、そのうち零哭堂は考えるのをやめた。

                       

                      そして火々里さんとウィークエンドの対決。いつもは火々里さん、たんぽぽ達相手だとドーン!!って爆発させて終了…ばかりだったので、何気に本格的、かつ長尺な戦闘シーンはここにきて初かも。くるくる良く動くので気持ちいいアクションシーンになっています。敵であるウィークエンドも腕力や魔力に乏しい分、手間と策を惜しまない様は悪役としてかなり魅力的。ただ、精神攻撃…煽りや揺さぶり…戦略の一端という意味合いもあるんでしょうが、あまりにべらべらと喋り過ぎるのは難点。

                       

                      コレはウィークエンドの起こしたこの騒動の顛末にしても同様。ちょっとここにきて貫禄不足というか、小者臭がしてしまうのが残念だったかも。まぁコレは原作も同様ですし、決着の直後にかざねとクロノワールが派手にやりあっちゃうので猶更…いいキャラクターではあるんですが、物語的にはウィークエンドは中ボス程度ですからね、仕方ないね。

                       

                      あ、ついでに最終回でもたんぽぽはぶっ飛ばされてしまいます。摩訶ロンと白ウサに友情が芽生え、たんぽぽと霞が友人関係になるみたいな感じで終わった原作とは違い、容赦ないですね。

                      まぁ、扱いが酷ければ酷いほど、たんぽぽというキャラクターは可愛い気もしますが。しかしホント、たんぽぽのキャラクターに井澤さんの声はマッチしていて世間ではまり役と言われるだけの事はあるかと。たんぽぽは原作でも物語冒頭からほぼ出ずっぱりで、シリアスな展開になっても彼女がボスボロット的なコメディリリーフ役となっているので、アニメ、原作ファン双方から人気あるキャラクターですからね、中々美味しい仕事だったんじゃないかと。

                       

                      さて、こんな感じで「ウィッチクラフトワークス」視聴完了です。

                      原作付き作品で原作にほぼ忠実に、それでいて演出面で原作をフォローしている様な感じの作風で、原作には正直然程執着している訳でもない私に、もう一回ちゃんと読み直そうかな?と思わせる魅力があった作品です。何よりキャラクターの使い方が丁寧な印象ですね。捨てられたキャラがいないと言いますか…KMM団以上にかませ的であり、出番もなかった星組をちょこちょこ出していたりしたのなんかは良い例かと。

                       

                      「神様ドォルズ」はハナッから2期構成前提みたいな作り方、尺の使い方してましたが、「ウィッチクラフトワークス」は一応ウィークエンド戦という節目で切って単品でも成立出来る体をしてはいますが、同等のクオリティなら是非続きを見てみたい、と思わせる出来だったかと思います、ハイ。

                       

                      そんな訳で次ですが…新型コロナ対策として手洗いの重要性が増してきている訳ですが、皆さま、丁寧に手洗いをしていますか?

                       

                      感染防止の為に、金竜飛なみに手をよ〜く洗いましょう!!

                       

                      と、いう事で次はかの名作

                       

                      「あしたのジョー2」(こちらもおフランスVer.)

                       

                      です!!「シティーハンター」でも良かったんですが、ヒドイ傷があるディスクが多数だったので、試しにディスク研磨に出してみてるんです。ということで、お楽しみに!!

                      | 零哭堂 | アニメ関連 | 00:12 | comments(2) | - |
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