私はしていない。

  • 2024.03.10 Sunday
  • 20:31

コレが4月から実写ドラマ化するそうで。

 

ACMA:GAME(1) (週刊少年マガジンコミックス)

メープ×恵広史 「ACMA:GAME」 全22巻

 

8年前、両親の他界で瓦解しかけたグループ企業を立て直し、父が遺した会社とその社員を「家族」として愛する高校生・織田照朝が、ゲームの勝者の要求を強制的に敗者に受け入れさせる"アクマゲーム"を発動する悪魔の鍵を持つ者からアクマゲームを挑まれる。これを辛くも撃退した照朝だったが、それはアクマゲームで政界を牛耳る謎の組織「グングニル」との戦いの幕開けだった…

 

…という、デスゲーム漫画っぽいタイトルですが、そうでもない作品。

連載時には結構人気があった作品な気がしましたが、行われるアクマゲームが単純そうに見えて割と分かり難かったり、それでいてルールの隙間を突くような展開も多々あるので割と読解力というか、理解力があった方が面白い…という作風な為に好きな人には刺さりまくる…でも小難しいからと忌避され易くもある作風…トドメに連載していたのが少年誌だった事も相まって、コミックスの売上が伸び悩み打ち切りになった、なんて言われている作品。

 

ただまぁ…今更成年誌ならいざ知らず、青年誌と少年誌の差なんて微々たるものでしょうし、作品としてもラストが割と駆け足だった事を除けば一つの作品として満足出来る形に収まっている作品だと思います。少なくとも私は終わらせ方含め好きですしね。

 

この作品に惹かれた理由は…ヒロインの強さでしょうか。

照朝には幼馴染がおり、しかも織田グループと並ぶ財閥・宝条院グループ総裁の一人娘である宝条院彩香…かなり強気かつ唯我独尊的性格で、彼女が照朝の事を「将来の夫」と称して憚らない事が、パーフェクト高校生でモテモテであって然るべき…というか、好意を寄せる女子生徒とかが多いのにも関わらず誰からも直接的な告白等をされない原因にもなっている…そんな存在。

そんな彼女に対し、照朝は度々地雷を踏む様な言動を取ってしまう為彼女に激怒される事が多々あり、そのせいで彼女を恐れている節も…でも本当の彼女は苦難の幼少期の頃から照朝の事を献身的に支え続けていた…という、そんなヒロイン。

 

そう、現在本作の原作担当が連載中の

 

BRAVE BELL(2) (週刊少年マガジンコミックス)

このヒロインにもそういう要素は受け継がれている気がします。

 

そしてもう1人、照朝がアクマゲームに巻き込まれるキッカケを作った彼…

 

ギャンブル漫画「アクマゲーム」が意外と面白いので考察レビューを書いた【ネタバレ感想まとめ】 : バズマン。 さん

マルコ

 

主人公として最初に立ちはだかった敵…という事でその尊大な態度とは裏腹に、正直小物臭すら漂わせていた彼。案の定照朝に敗れ、絆され…というパターンだった訳ですが…彼がね、ゲーム「逆転検事2」の…

 

逆転検事2 弓彦 に対する画像結果

一柳弓彦

 

彼にね、なんか似てる気がするんですよ、ええ。

父親大好きな面とか、お馬鹿感があって庇護欲を擽る感じとか、それでいて成長して決める時にビシッと決める姿とか…。

というか、「成歩堂セレクション」「王泥岐セレクション」ついでに「大逆転裁判1&2」とか出したんなら、次は「逆転検事1&2」も出してくれるよね、カプコンさん。

 

…え?ドラマ化の件?

"日テレ"で"ドラマ化"…しかも早くも主人公設定で原作改変してるんでしょ?

期待しない方がいいと思うんだよなぁ〜原作ファンは特に。十中八九、期待した形にはならないと思うので。

まぁ、見ませんが

  • 2024.01.22 Monday
  • 22:57

映像化不可能と言われた岩明均の「七夕の国」がディズニープラスでドラマ化!細田佳央太がナン丸役に

 

数年前、ハリウッドに映像化の権利を持ってかれたものの映画とかは作られずじまいだった「寄生獣」…漫画好きを自認している様な人なら知っている隠れた傑作として高い評価を得ながらも長らく映像化されなかったこの作品が、相次いでアニメ、実写映画化…というのが話題になった訳で、漫画界でも「ネオ寄生獣」とか色々やってましたが、「七夕の国」がフィーチャーされる事はありませんでした。

 

まぁ、そんな事を言いつつ私は「寄生獣」のアニメも実写映画も見てはおらんのですがね。

原作漫画の大ファンですが、別に映像化したからと言ってそれらに期待する事はないのです、私の場合。映像化というのはある意味二次創作みたいな所がある訳で、原作に必ずしも忠実なものになるとは限らない。映像化スタッフや監督のやりたい事、見せたいものと、原作ファンが見たい映像が解釈違いや送り手側の我のせいでかけ離れたものになるケースは少なくない訳です。勿論、大胆に原作を脚色しながらも傑作となった映像作品も沢山ありますけどね。「あしたのジョー2」とか。

 

ただ、「寄生獣」の映像化には…ハナから期待してませんでしたわ。

特に実写映画版…山崎貴が監督と聞いて、あ、コレ多分見る価値ねぇな、と。そしてたまたま何かでPVみたいな奴を見て、ミギーがやたら感情豊かに語っているのを見てそれは確信に変わりましたわ。「やっぱり何にも分かっちゃいねぇ!!」と。(苦笑)

いや、そんなだから今やってるゴジラ映画が何故か国内外問わず大絶賛になってるのにはビックリしましたね。

 

今回の「七夕の国」は映画ではなく配信ドラマ…でも、ディズニープラス独占配信という時点で見る気が削がれます。

でもまぁ…原作ファンとしては、これがキッカケで「七夕の国」の原作の方にも注目が集まればいいかな、と。

ドラマとか映画公開に合わせてコミックスの発売日をずらしたりするの本当に止めて欲しい

  • 2023.04.16 Sunday
  • 21:11

実写版「ゲッターロボ」2025年に公開決定!パイロット映像制作のためのクラウドファンディングが実施

 

ナンデ!?ジッシャナンデ!?

 

漫画やアニメ作品の実写化は鬼門だ…というか、実写化というのは少なくとも期待値的にはどうしても低くなりがちですわね、ファンからしてみれば。

 

確かに、昨今放送される作品…例えば地上波で放送されているドラマには原作が漫画、という作品は少なくないですし、実際私自身も「アニメより実写ドラマ向きかも」なんて評した作品もあります。あるんですよ、ええ。

でも、ロボットアニメやらファンタジー系要素のある作品は…少なくとも日本で制作って時点で私はあんまり期待できないんだよなぁ…と。そもそも東映版と石川賢漫画版…どっちをやるの?と。

 

…メカとかはCGとかでそれなりにカッコ良く出来たとしても、ある種の狂気を帯びた石川キャラを演じられる俳優さんが果たしているのか?という気はしますし、いくら初の実写化とはいえ今更ゲッターチーム招集ネタを繰り返されても…ねぇ?という感じはしてしまうので、ここは東映版路線の方がまだマシなものになる気が。

 

…でもそうなるとね、ゲッターチームの3人はEXILEとジャニーズで、ミチルさんは秋元アイドル…なんて勘弁してくださいな事になりかねないのが心配。「ゲッター」は大好きだけど、結局私が見たい!って思える「ゲッター」ってのは私の頭の中にしかないんですよ。勿論それは作品としての構想とかそんな大それたものではなく、理想としての意味ですけどね。

 

少なくとも、実写化では期待値がどうしたって低くなるし、正直きな臭さしか感じないです、ハイ。

現代を舞台にした恋愛モノとか職業モノ、青春モノとかグルメモノだったら「孤独のグルメ」とか成功例はありますが、ファンタジー的な要素がある作品は…でしょ?「るろうに剣心」など実写化にも成功例はあるにはありますが…「デビルマン」とか「キャシャーン」とか…伝説級の酷い奴がゴロゴロしてる訳でね。

 

「ゲッター」の実写映画化…百歩譲って海外製作ならまぁ…という感じかも。先日フランスで制作された「シティーハンター」は日本のファンにも好評の様ですし、次は「キャッツアイ」やるなんて話も聞きます。フィリピンではスパロボでもお馴染みの「超電磁マシーンボルテスV」が実写…それもテレビドラマ化という話もありますしね。(個人的にはコッチは見てみたいです)

 

…まぁ、海外製作でもダメな奴はゴロゴロしてはいますけども。ジャッキー版「シティーハンター」とか「ドラゴンホールエボリューション」とかな。(苦笑)

 

そんな訳で、アニメで良いだろ…と思ったのは私だけではない筈。まぁ、「アーク」がつい最近アニメ化されましたし、そういう意味ではアニメとしてやれるネタがない、という事かも知れませんが。む

 

 

小芝風花、圧巻のマシンガントークに拍手喝采!「波よ聞いてくれ」会見はボケとツッコミの応酬

 

もうすぐ始まる訳ですが…ミナレさん役に小芝さん…は、ちょっと可愛すぎる気がします。(笑)

髪を染めた程度では残念ながら、にじみ出るガラの悪さとすれたような感じが圧倒的に足りていないかと。少なくとも、原作のミナレさんは可愛い女性ではないんだよなぁ…むしろヒロイン(笑)の瑞穂役なら…といった感じが。

 

コレは飽くまで私がビジュアルイメージから感じた印象でしかないですけどね。

まぁ…ドラマが良い出来でこんな話は杞憂でした、で終わればいいですね。私も「いい配役でドラマ化したらウケそう」と書いた記憶もありますし、仮に原作とは別物状態でも人気が出て原作に触れる人とか出てくれば、なんて思いますし。

 

…んなこと言っても私は見ないけどな。"原作のファン"なので。(笑)

 

 

ここからは余談。

最近、アイデンティティの田嶋さんという方が野沢雅子さんのモノマネをして人気になっていますが、この方、野沢さんに挨拶に行った際に「公認は出来ない」という事を言われたんだそうですね。でも、野沢さんも高齢…ファンの中には「ドラゴンボール」の悟空の後任に!!なんて声はある訳です。

 

…この後任の件もあるので、うかつに公認は出来ないんだろうなぁ…と。

公認しない事に心が狭い、的な印象を受ける人もいるかと思いますが、ここで思い出すのが「ルパン三世」のルパン…山田康雄さん没後に今の今まで後任として声を当てているのが、ルパンの声マネをネタにしていたモノマネ芸人の栗田貫一さんだ、という事。

 

モノマネをしつつ演技をする…という難しい仕事をこなしているクリカンさんではありますが、山田さんの後任役としてはルパンのみ…いや、ナレーションか何かもやってるみたいですが、他の…例えば映画の吹き替えとかで音源が残っている分以外とか、昔担当していたキャラクターがゲームなどで出た際の新規収録分とかはクリカンさんではなく声優さんが担当している…という点に注目するべきかと。

 

いや、クリカンさんがダメと言っているんじゃないんです。

現状、クリカンさんが山田さん演じている風にルパンを続けている…という形を強いているのは「ルパン三世」をまだまだ続けたい人達が、生前、自分が死んだらアニメの「ルパン三世」の新作を作るのはやめて欲しい、と語っていた山田さんへの、未だ「ルパン」を続けている事に対する免罪符なのではないかと。作品を続けるにあたっての言い訳と言っても良いかも知れません。あなたの演技を真似た形でルパンを作るので赦して欲しい、と。

 

物語のキャラクターは作品の時間の流れでしか年を取りませんが、それを演じている人達は違う。声優さんの年齢的な限界というのは絶対にある訳で、それは仕方がない事。本来、ファンが何を言おうが演じている人が出来なくなって、それでも作品を継続したいのなら後任を立てるしかない…それでファンが文句を言おうが作品を継続させるなら仕方ない事な訳ですし、文句があるならそれでファンとして一線引けばいいかと。「私は〇〇さんが演じていた某のファンだから、そうじゃなくなくなったから見ない」で良いと思うんですわ。実際、そういう風にして距離を置いた作品が私には結構ありますし。

 

ただ、山田さんの場合はクリンと・イーストウッド氏の吹き替え(公認)を始め、映画や海外ドラマなどの吹き替えが多く、キャリアの割にアニメ作品の仕事は少ない人だからルパンの後任をクリカンさんにする事が出来たのではないか想像できる一方、野沢雅子さんはそうはいかない。

 

野沢さんは「ドラゴンボール」の悟空達以外にも主役、準主役格のキャラクターを演じてきた方。いくら田嶋さんが「ドラゴンボール」への愛を語ろうとも、それで野沢さんの全ての仕事への愛着とはあり得ない訳です。でも公認してしまったら…万が一というレベルの確率ではありますが、今の業界だと面白がって…例えば「ガンバの冒険」とか「釣りキチ三平」、「ド根性ガエル」とかやれって…なりかねない気がしませんか?それでなくとも劇場版で既存のキャスト無視して芸人とかアイドルねじ込んで来たりしている訳ですし。

 

そもそも…パッと出の芸人に自分達の仕事の聖域に踏み込んで欲しくないというのもあるのではないかと。仮に、野沢さんが演じた役の後任に全て田嶋さんに…となったら、その分自分の後に続いている後輩たちが少なくない仕事を失ってしまう訳です。

声優という職業…憧れる人は多いんですが食っていけるのはほんの一握り…という厳しい業界な訳です。「ガルパン」のみほ役でお馴染みの渕上さんが、同役を射止める直前まで引退して故郷に帰ろうと考えていた、という有名な話もある位。声優としては押しも押されぬ大御所であり、後輩達からも非常に慕われているという野沢さんですから愁いを残す様な身の引き方は避けたい、というのは少なからずあるのではないかと。

 

そんな訳で、巷にあるアイデンティティ田嶋さんの悟空後任説に関して、私は"ないのでは?"と思います、ハイ。

本人の意向無視して…というのはあるかも知れませんがね。

ネタ感想にマジレス

  • 2023.01.14 Saturday
  • 22:03

コレ…

 

ご存知、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」です。

 

日本でも大ヒットとなり、4DXなどで何度も見に行った…という人も多い作品。私も大好きな作品ですよ、ええ。

「マッドマックス2」の荒廃した世界観をそのままに、ラストのカーアクションシーンだけを2時間やってみました…という映像はクルマ好き、カーアクション好きとしてはたまらなかったですし、いちいち説明こそしてくれませんが、映像そのものからマックス達が生きているのがどんな状況なのか、イモータンジョーはどのように人々を支配しているのか、といった設定を想像、解釈できる作りになっているのも凄いと思うのです。

 

そんな「怒りのデス・ロード」を駄作だと言い切る記事が、ネット上には結構あるのです。

自分が惚れた女をブスだと罵られれば腹も立ちますが…って、こんな物言いするとうるさく突っ込まれてしまいそうではあるんですが、とにかく自分が好きなものを否定されるというのは良い気はしませんわな。ただ、そこはね、人は人、という奴で、作品に当たっては自分がどう感じたか、どう思ったかこそが重要であり、他人の感想や考察は一見の価値はあるかも知れませんが大して重要なものではありません。

 

…ただ、その感想、意見、考察に違和感や明らかな間違いを感じてしまったら…話は別かな?と。

 

さて、そんな「怒りのデス・ロード」に関する批判的な意見の有名な奴ですが…有名なのにこんなのがあります。

 

映画「マッドマックス怒りのデス・ロード」が駄作な理由

 

とにかく「怒りのデス・ロード」に犬が出ていない事について怒り狂っており、本作のファンは「マッドマックス」"シリーズ"って書いてますが…シリーズとしての最重要項目が犬だとして、犬が出てないからシリーズ作品としては駄作で15点、絶賛している奴は「マッドマックス」素人とまで。

 

口ぶりがさぁ…「イケメン美少女ばっかりださないで渋いオッサンだせ!!渋いオッサンを活躍させてこそだろ!!」なんて喚くどこぞのロボットアニメのカビが生えかけたファンみたいだな、と。(苦笑)

 

…でもさぁ、シリーズ第1作には犬、出てこないんだよなぁ…。まぁ、一瞬何かのシーンで出てはいるのかもしれないけど、オーストラリアンキャトルドッグではないと思うし、そもそも出ていても覚えていない位なんだから出ていたとしても大して重要な役割ではない、という事でしょ。それに、そもそも「前作で死んだ」って…マックスの相棒の犬が新たのは「2」…前作に当たるのは「サンダードーム」であり、「サンダードーム」で既に犬に変わってサルが相棒として登場してるしなぁ。

 

…というか、この記事書いた奴…「2」しか見た事ないんじゃないか?それでよく人に素人とか言えるな、と。

そんなに犬が好きなら「マッドマックス」じゃなくて「マリリンに逢いたい」とか「南極物語」でも見ればいいんじゃないか?(苦笑)

 

それと、最後の方に登場する「鉄馬の女たち」…バイクに跨って荒野を生き抜くカッコイイババァ達ですが、美人局的な罠にかかった奴を殺して生活していた様な連中なんだから、フェリオサの身内だからといって許されるのはおかしい。「罪深い者が改心してもハッピーエンドにしてはならない」という捏造した北米映画の掟を持ち出して批判してるんですが…

 

…じゃあ、自分の小型ジャイロを囮に近づいてきた奴から物資を巻き上げていた「2」のジャイロ・キャプテンは最後死んだんでしたっけ?

 

いやはや…ネタで書いた記事だとは思うんですが、それにしたって駄作なのはこの記事の方でしょ、と。

 

まぁ、かく言う私も「怒りのデス・ロード」に不満が無い訳ではありませんわ。先ず、今までのシリーズに比べて銃器がバンバン出て来てしまうのは違和感があったし、事実上主人公はフェリオサの方で、マックスは少々影が薄い…というか、コレそのものよりも5人の隷従を余儀なくされていた女がフェリオサという女戦士により解放された…という構図を一部の連中から「女性が男の隷属、管理社会から解放された象徴」みたいなご都合主義的解釈をされてしまっているのが、自分が好きな作品を主義主張に使われている様で嫌です。

 

そして一番の不満が、素の姿でV8インターセプターが全然活躍してないって事ですよ。

「マッドマックス」って言ったら犬じゃなくてV8インターセプターでしょ!!

 

…まぁ、V8インターセプターを活躍させなかったから駄作確定、なんて言いませんけどね、私は。

明けましておめでとうございます

  • 2023.01.01 Sunday
  • 02:17

はい、明けました。

皆さまおめでとうございます。

 

今年は曜日の配列が悪かったのもあってか、例年よりは短めの年末年始休暇…かつまだ出張が残っているという状況なので、派手にあっちこっち行かずにのんびりと過ごしている訳です。

 

…まぁ、例年通りと言えばそれまでなんですが。(笑)

 

んで、大みそかは紅白でもボクシングでもなく、コレでした。

 

ドラマ「孤独のグルメ2022大晦日スペシャル 年忘れ、食の格闘技。カニの使いはあらたいへん。」の一場面(C)テレビ東京

「孤独のグルメ2022大晦日スペシャル 年忘れ、食の格闘技。カニの使いはあらたいへん。」

 

朝からやってた一気見スペシャルは所用で見られなかったんですが、午後の一昨年の「2021大晦日スペシャル」を経て、珍しくちゃんとテレビの前で待ち構えて試聴しましたとも。やっぱり面白いですわ、「孤独のグルメ」…原作漫画も嫌いではないんですが、この作品に限っては外れ店がなくひたすらおじさんが美味しそうなものを美味しそうに食べてるだけ…ってのがね、なんか好きなんですよ。

 

2022年では、シーズン10で譲り受ける事になったナンバーが563のミニ・クーパーSを相棒に北海道を旅するロードムービーで、相棒の小さな屋根には巨大なカニのオブジェが。

 

あ、クルマ好きの端くれとして一言。五郎さんの相棒はミニ・クーパーで間違いないです。クーパーSのエンブレムが「2021」の劇中で写ってましたから。まぁ、一部外装とか変えている可能性もない事は無いですが。

でもあの車…「CITYHUNTER」でもリョウの愛車として活躍してましたが、何でもかんでもあの形の車をミニ・クーパーと呼んでしまうとうるさいエンスージアストからクレームが来るので気をつけましょう。(笑)

 

ともあれ、やっぱりミニって言ったら

 

Mini One (R50) – Frontansicht, 12. Juni 2011, Düsseldorf.jpg

コレじゃなくて

 

Morris Mini-Minor 1967.jpg

コッチですよ、ええ。

 

3ナンバーのミニなんて…ねぇ!?

いや、BMWミニに乗ってる人とか好きな人には申し訳ないですが、私はどうも好きになれないのです。

 

あ、SNSなんかでは「孤独のグルメ」のファンが背の高いゴローさんには無理がある、なんて言っている人もいるみたいですが、私はスーツを着こなすスマートで長身の松重さんとミニの組み合わせって抜群に合ってると思うんですよね。そもそも考えて欲しいんですが…ミニってイギリスの車…日本人より体格がいい英国紳士とかも乗っていた訳でね、背が高いから似合わない、無理があるなんてことはないんですわ。カラーリングが赤とかだったらビミョーだったけど、落ち着いた黒に白ラインのミニと松重さん、凄く絵になってたと思うのです。

 

それと「2022」はSNSを小道具としてうまく使ってましたね。

屋根にデカいカニを積んだミニ、というのはやっぱり奇異ですから、行く先々で注目を集め…初手から車からスマホで勝手に写真撮られまくったり(如何なものかとは思いますが/苦笑)、休憩時にも写真撮っていいか尋ねられたり…挙句、エンコしたカップルに声をかけた際、余計な厄介事を頼まれると同時にココでも写真を撮られ、と何度も写真を撮られる様が。

 

そして、小樽までの道を迷っていた所に現れたバイクの集団が、何故か五郎さんが小樽に行く事を知っていて大通りまで案内してくれる…というシーン、ここではビビった五郎さんが何かされた時の為に動画撮ろうとしたけどガラケーで無理だった、なんてシーンもありましたが、ここで五郎さんも「何で小樽に行く事を知ってるんだろう?」と疑問に。

 

んで、クライマックスで小樽の旅館に到着するや、沿道には写真撮る人達でごった返しして向かい入れられる…と。

そこで実はSNSで「カニミニ」の目撃情報が挙げられ、エンコしたカップルを助けた事で幸運のカニミニ等とバズっていた…コレ、何でもかんでもSNSになった時代を上手く生かした脚本だよなぁ…と感心してしまいましたわ。

 

今回も五郎さんが食べた料理はどれも美味しそうでしたし、何よりその食いっぷりが良かったです。

個人的にはラストの鳥麵が美味そうだったなぁ…と。

 

「孤独のグルメ」がこういうクルマを使ったロードムービーをやっている頃、MXでは「トラック野郎」やってましたね。こっちも見たかったんですが、うちの電波環境だとMXちゃんと拾ってくれないんですよね。

 

そんな訳で「孤独のグルメ2022大晦日スペシャル」…面白かったです。

カーアクションの最高峰

  • 2022.11.15 Tuesday
  • 22:24

今回は久々に映画ネタ。

 

バニシングIN60 [レンタル落ち]

「バニシング in 60"」

 

この写真はDVDのパッケージですが、ココにも書かれている通り本作はニコラス・ケイジ純情派主演の「60セカンド」のリメイク元。しかしというかなんというか…ご多分に漏れず「バニシング in 60"」のファンにとっては正直、「60セカンド」はガッカリだった気がします。何せ、クエンティン・タランティーノ氏も往年のカーアクション映画のリスペクト要素満載な「デス・プルーフ」の劇中にてリメイク版よりオリジナル版を支持する、みたいな事を言っている位。

 

主人公のペイスは元レーサーで現在は交通事故や車両盗難を扱う保険会社の調査員。しかし裏ではどんな車でも60秒以内で盗む自動車専門の窃盗団を率いている。そんな彼が某国のディーラーから大量の希少車や高級車ばかりを手配を依頼される。スムーズかつ鮮やかに仕事をこなすペイスだったが、73年式の黄色いマスタング"エレノア"だけは何故かてこずっていた。そんなある時、仲間の裏切りで警察の待ち伏せにあったペイスはエレノアを駆り、ロサンゼルスで派手なカーチェイスを展開する事に…

 

というのがあらすじ。

本作「バニシング in 60"」はカーマニア界隈には有名なカリスマ的作品。何せ制作から脚本、監督から主演まで務めたハリッキー氏はスタントマン出身で、劇中のカーアクションも氏が担当。約100分の尺に対しカーチェイスシーンが40分近く取られており、そのロングカーチェイスの記録は未だ破られていません。そもそもが作品自体のドラマ性とかが簡素というか薄口で、徹頭徹尾クルマと、そのアクションをカッコ良く見せる事に注視した"尖った作風"なのです。

 

その一方、リメイク版は物語に犯罪組織の影があったりとドラマ性に関してはオリジナルより面白味があると言えるのかも知れませんが、オリジナルあってのリメイクとして考えてしまうと…

 

違う、そうじゃない に対する画像結果

 

と言わざるを得ないのです。

カーアクションモノのリメイクと言いますと、「ミニミニ大作戦」もリメイク版はファッショナブルな部分がむしろ鼻につく出来でしたが、どうもカーアクション映画はリメイクすると、ドラマ性とかスタイリッシュさといったどうでもいい部分前面に出し過ぎて肝心要のカーチェイスの魅力が薄れてしまう気がしますね。そもそもカーアクション映画はドラマ的にはどうでもいいカーアクションがメインとなっている作りであり、それが何よりも魅力なのだからして…それを逆転してドラマ性だのに走ってしまっては本末転倒、という事なのではないかと。

 

でも、「エレノア マスタング」で画像検索すると「60セカンド」版ばっかりが出るんだよなぁ…。エレノアって言ったら黄色い2代目マスタングマッハ1なのよ。

 

HERO CAR⚡ al Twitter: "#ジョニーライトニング #GONEIN60SECONDS #フォードマスタングマッハ1  をパシャリ📸しました😀本日もハリウッドオンホイール第5弾で #バニシングin60 に登場通称エレノアこと #マスタング です😁ミニカーは73 年マッハ1となっていますが劇中車は73 ...

コレですよ、コレ

 

あ、気づいた人もいると思いますが、「刑事貴族」で舘ひろしさん演じる牧刑事の愛車も、コレと同じ2代目マスタングマッハ1です。側面がボコボコになっていたのが印象的で、ワイルドな舘さんの雰囲気にもマッチしてましたね。

 

更に余談…

 

「Wreckfest」でもエレノア仕様のクルマを作れるんです!!(笑)

 

DLCに「WILD KING」という最初から世紀末仕様なクルマがあるんですが、コレ、モデルが2代目マスタングマッハ1なのです。コイツをちょちよいとパーツ&カラーリング交換でこの通り!!

DLCにはもう1台、似た様なクルマ「REBELRAT」というクルマがあるんですが、こちらは恐らくフォードファルコンXBクーペという「マッドマックス」のインターセプターのベースになった奴だと思います、ハイ。

 

やっぱりマスタングマッハ1は良いなぁ…。

雑記ー竹田

  • 2022.08.25 Thursday
  • 20:52

相変わらず「LIVE A LIVE」を休止して「Gジェネジェネシス」をやっている…といっても現在厄介な案件に巻き込まれているのでそんなに進んでる訳ではないんですが…しかし、世代的にバーニィのビデオレターネタはどうしても涙腺緩んでしまうな、うん。何せ、アルと同じくらいの年頃に「ポケットの中の戦争」を見た世代だからして。

 

そんな感じで久々に若干「ガンダム脳」気味になっている訳ですが、最近夕方、テレ東で「サイレントヴォイス」というドラマの再放送がやっていて、タイトルだけで"ガラスのロープを目隠しで渡った"り、"優しい瞳(め)をした誰かに逢いたがった"りするのかと思いましたよ、ええ。(笑)

 

最近のテレ東は「釣りバカ日誌」とか「駐在刑事」、「警視庁ゼロ係」、「記憶捜査」とかを再放送していますが、今回の「サイレントヴォイス」…ちょろっと見ただけですが、行動心理学で取り調べ相手のクセを見抜いて真実を…というスタイルが、何だか「逆転裁判4」の「みぬく」を連想させますね。まぁ、ワタクシ的には「逆転裁判4」は好きではないんだけれども。

 

ドラマとしては面白いと思いますが、元々はBSで放送していたドラマなんですねぇ…。

ただ、取り調べ相手の見せるリアクションにいちいち「なだめ行動」とか「マイクロジェスチャー」ってテロップを入れるのは正直蛇足かと思いますが。漫画的というか、ゲーム的な分かり易さを重視する演出だとは思うのですが、アレは普通に反応している部位をアップに映すだけで良いと思います。何度も繰り返されるとクドく感じますし…何というか、バラエティ番組とかでも良くある何でもかんでもテロップ入れる悪癖がドラマにまで浸透しているかのようで私的には不快に思えてしまいます。

 

それはそうと…主人公の楯岡絵麻を演じてるのが栗山千明さんだったんですねぇ…調べるまで分かりませんでしたわ、ホント。

いや、栗山さんが出演したドラマや映画いうと「キルビル」のゴーゴー夕張位しか見てない…あ、「鴨川ホルモー」でもヒロイン役だったっけか?まぁ、そんな訳で強い関心があるという訳ではなかったんだけども、栗山さんだとは思わなかったなぁ…。

 

栗山さんと言えば、「ガンダムUC」の主題歌歌ってるそうですが、自身もガンダムファンを公言しているんだそうで、何でも会話が無かった11歳年上の兄と一緒にレーザーディスクで「ガンダム」を見て、「ガンダム」の話なら兄と会話が出来ると感じた事がキッカケなんだとか。兄や弟の影響でガンプラとか作ってたという女性、結構話としては聞きますからね。

 

…そんな栗山さんでしたら、もしかしたら自身が主役を務めるドラマのタイトルを聞いて、"星が降りしきるペントハウスで空のオルゴール1人聞きたくなった"りしたかも知れませんね。

敢えて映画カテゴリに

  • 2022.07.21 Thursday
  • 22:48

終の退魔師 エンダーガイスター コミック 1-5巻セット

四方山貴史 「終の退魔師」 5巻

 

さて、ず〜4っとweb媒体でしか読めなかった「終の退魔師」も5巻が発売された訳ですが、相変わらず映画的なエッセンスを上手い事漫画に取り込んでいて面白いのです。本作の主人公・アキラは大の映画好き、という設定がある上、敵側にも映画のネタを入れて来るキャラクターが多いので、「金曜ロードショー」等の夜9時からはテレビで放送される映画を見て育った世代には本筋以外からも楽しめる作品になっているんです。

 

んで、今回ネタにされた映画の一つがコレ

 

バタリアン [DVD]

「バタリアン」

 

対峙している敵が、両手足を切り落とされ胸に杭を2本打ち込まれている有様なのに平然と笑って軽口を叩いている様に呆れたアキラがついこぼした台詞が

 

「どーなってんだよ。バタリアンかよ全く…」

 

という台詞。

この台詞、「バタリアン」という作品を見た事がある…好きだという人には思わず「にちゃあ」っとなってしまうものなのですよ。

 

「バタリアン」という作品は原題が「THE RETURN OF LIVING DEAD」…ゾンビ映画な訳ですが、恐らく本作に登場するゾンビは数多存在するゾンビ映画の中でもトップクラスの厄介さを誇る存在なのです。

 

軍が血迷って開発した「トライオキシン245」は、死体を蘇らせてゾンビ化する厄介な化学物質で、それが入ったドラム缶が何故か主人公が働く医療会社の倉庫にあって、主人公と同僚のせいで中のガスが漏れ出てしまう。しかも倉庫のすぐ隣は墓地…。

主人公と同僚は何とか事態を治めようとするが…というのが映画の流れ。

 

んで、トライオキシン245によってゾンビ化した存在…便宜上バタリアンと呼称しますが、「終の退魔師」の該当シーンと同様、手足を切断された状態でも平然と言葉を喋ります。というか、トライオキシン245ははく製や解剖標本までゾンビ化してしまうトンデモナイシロモノなのです。ある意味、アキラに「バタリアンかよ」と言わしめた敵より滅茶苦茶。(笑)

 

「バタリアン」はロメロの「Night of the Living Dead」の続編を思わせるようなタイトルで、同映画が実は事実で軍がもみ消した、的な扱いになっている等パロディ要素が強め…ゾンビ映画なのに笑えるんです。グロ描写耐性は必要になりますが、ホラー映画が苦手という人でも割と見たら笑ってしまう1本だと思います。

 

そんな作風を受けたのか、「バタリアン」は好き勝手な邦題をつけたのに留まらずに登場するバタリアンに勝手に名前を付けてしまう始末。テレビCM等でも「脳みそくれぇ〜」というキャッチーなフレーズが話題になったりもして、まぁイロモノっぽく思われがちかも知れません。

 

でも、ラストのオチのとんでもなさというか、徒労さというか…アレは映画本編じっくり見たからこそ猶更とんでもなさを痛感できる構成ですし、主人公の同僚であるフランクが最後に取った行動など…ある意味ギャグではあるんですが意外としんみりさられたりと、多様な魅力を持っている作品なのですよ、「バタリアン」という映画は。こんな映画が一部の地方ではあの「コマンドー」と同時上映だったというのだから、いい時代だったんだなぁ…と。

 

あ、「バタリアン」は実はシリーズ化しているんですが、正直「リターンズ」以外はオススメ出来ないシロモノです。

「リターンズ」はコメディ要素薄目でゾンビと人間の恋愛をシリアスに描いていて、シリーズとしては異色なんですが面白い作品になっています。ただ、その他のはイマイチです。

 

そういや…「4」は現在戦火にあるウクライナで撮影されたんだっけ。まぁ、面白くなかったけども。

バート・ガンマーの生き様

  • 2022.05.29 Sunday
  • 21:02

今回はコレ。

 

トレマーズ 地獄島 [DVD]

「トレマーズ 地獄島」

 

先日、フレッド・ウォードさんの訃報を記事にした時に、そういえば買うだけ買って積みっぱなしだった「トレマーズ」シリーズ最新作「地獄島」の事を思い出したのです。

 

私は「トレマーズ」シリーズが大好きなのですが、中々この「地獄島」は見る踏ん切りがつかなかったんです。何故なら、情報として本作のラストでバートが死んでしまう…という衝撃的な事実を知ってしまっていて、そしてそれが…恐らくはユニバーサルは今後シリーズの新作を作る気が無い、という事を示している、という事を何となく理解してしまっていたからなのです。

 

まぁ、正直映画でもなんでもシリーズモノというのは回を重ねればダレていきます。シリーズ化した映画の多くは「1作目が一番面白い」と評され続け、2作目以降は駄作のレッテルを張られる傾向は強い訳です。2作目の評価の方が1作目より上、というのはそれこそ「ターミネーター」とか「Xメン」とか数少ない"例外"かと。

そんな中、「トレマーズ」シリーズは勿論「1」が一番面白い…それは間違いないんだけれども、「2」以降の作品も"ちゃんと楽しめる"レベルは維持してくれていた作品として、お気に入りだったのです。それが終わってしまうというのだから、そりゃショックですよ、ホントに。

 

…さて、本題に入りましょう。

本作冒頭で、大富豪のビルという男が富豪仲間を集めてハンティングに興じています。しかしその標的は事もあろうにあの"グラボイズ"…ビルは刺激を求め、私有地である島に遺伝子操作をして攻撃性を増したグラボイズを解き放っていた。隣の島の研究者・ジャスとジミーはビルの島から異常な振動を探知。調査の為にビルの島に忍び込むとそこには巨大化したグラボイズの死体が。しかもそこにシュリーカーが現れ犠牲者まで出てしまう。

ビルに抗議するジャスだが聞く耳を持たない彼はハンティングの続行を表明し、外部への通信手段を断ってしまう。事を重く見たジャスはジミーに「バート・ガンマーを連れて来る」事を指示。

 

…という流れ。

遺伝子操作して狂暴化したグラボイズ…というのは「ジュラシックパーク」みたいですね。「ブラッドライン」以降の作品はあまりモンスターであるグラボイズをあまり見せてくれない作風…って言っても正直、1作目だって予算の都合でグラボイズを直接的に映すシーンは少ないんですが、1作目にはあった少ない予算で何とかやりくりして迫力ある描写を…というのはあまり感じないのが残念。

 

その分、パロディ要素って訳でもないのでしょうが、無人島で1人暮らしていたバートの姿はまるで「老人と海」ですし、冒頭部で多用されていたシュリーカーの視点を演出するサーモグラフィーなんかは「プレデター」っぽさがあります。更には中盤以降ではやたら「ランボー」という台詞が出ますし、今回やたらそういう描写が多い印象なのです。正直、「トレマーズ」っぽさが薄い印象。

 

そしてバートの描写に関しても、ジェシーが実は「ブラッドライン」以降、バートの相棒となるトラヴィス…彼はかつてバートが交際していた女性の息子でバートの実の息子でしたが、実は彼の母親。すなわちバートの元交際相手。この辺は「2」のアールとケイトの関係を思い出しますが…正直、特に盛り上がった訳でもなく終わってしまった様な…いや、コレはラストでバートが死んでしまうからなのですが、コレは今回トラヴィスがマジックマッシュルームの密輸でメキシコの監獄にいる、という形で不在な事も影響しているのかも。「ブラッドライン」以降引っ張って来たネタなのに…イマイチ盛り上がりません。

 

バートの活躍にしても、大麻畑で銃で遊んで育ったと自称する女性と、ビルの元にいた凄腕の女弓使いのアンナが目立っていたせいでイマイチ。というのも、今回バートは銃を使ってないんですよね。火炎放射器とマチェットで戦うのでバートらしさが薄いというかなんというか…。何より、ビルのキャラクターが立ちまくってしまっているのもバートが影が薄くなってしまった元凶かと。

 

まぁ、文句ばっかり書いている気がしますが…ちゃんと作られている映画なのは間違いないですし、本作も"ちゃんと楽しめる"レベルではあります。「実写版デビルマン」や最近悪しき意味で話題の「大怪獣のあとしまつ」、アサイラムの映画に比べれば全然楽しめる映画かと思います。いや、比べる相手が酷過ぎるだけか。(苦笑)

 

でも、バートの口から劇中にバルとアールの名前が出た事はシリーズのファンとして何だか嬉しかったし、偏屈で変人なんだけども、結局は人を庇って死んでしまうという死に様は彼らしさに溢れている気がしました。そして生き残った面々が彼の墓標に戦いで使った武器や愛用のサングラスやキャップを供えるシーンは否が応なしにバートというキャラクターの死と、シリーズの終わりを感じてしまいましたし、エンディングで流れる今までのシリーズでのバートの活躍シーンにグッと来てしまったのは、間違いないんですよ、ホントに。

 

…劇場版「あぶない刑事」の例もあるのでエンディングの終わりの終わりまで見たけど…私の望みが叶う事はありませんでした。

バート、今までありがとう。

タイトルには異議あり

  • 2022.01.09 Sunday
  • 17:44

数年前から、ず〜っとタイトルが分からない、思い出せない映画があったんです。

 

その映画は私が小学の低学年だったと思うんですが、その頃テレビのロードショーでやっていた作品。それ1本で2時間程度の作品という訳ではなく、数本のショートホラーがオムニバス形式で3本程、という構成の映画でした。その映画の中の1エピソードの…森の中の湖…と言っても程広くはなく、むしろ池とか沼といった風情のキャンプ場の様な所に、確か黄色いカマロで音楽をガンガン流しながらやって来た若い男女2組のカップル。

 

そんな4人の若者がホラー映画のお約束的にイチャイチャしながら、湖の真ん中に浮かぶ浮き台まで泳いでいく。すると、モズクの塊の様な物体が4人に静かに近寄ってくる。何だか嫌な予感を覚えた人には他の3人に注意を促すも聞き入れられず、相変わらずいちゃつき続ける。調子に乗った1人が浮き台から近くを漂っていたモズクの様なモノに触ってみると、モズクの様な物体はその女の腕に張り付き、皮膚を溶かしながら湖の中…というより自らの中に引きずり込んでしまう。

 

恐怖した女の彼氏は泳いで浮き台から逃げようとするも、浮き台の床板の隙間から出て来たモズクに足を取られ、床板をぶち抜いて取り込まれてしまう。残ったカップルは恐怖に打ち震えながらモズクが浮き台から離れるのを待つが、モズクは2人がそこにいる事を知っているのか浮き台の傍を漂い続け離れようとしない。床板の隙間に気を付けながら立ったままで過ごす2人。湖は夕闇につつまれていく。

 

2人は寒さをしのぐために抱き合って夜を過ごす。目を覚ました男は眠ったままの女を浮き台の床に寝かせ、その体を愛撫するがすぐに女が目を覚ます。跳ね起きた彼女の頬には床板からしみ出たモズクが張り付いていた。モズクに引きずりこまれる女を見て、もう駄目だ、助からない…とモズクが女を喰っている隙をついて男は湖に飛び込み、岸に向かって全力で泳ぐ。それに気づいたモズクは静かに彼を追う。

 

何とか迫るモズクから逃げ切り岸にたどり着いた男は安心し、水際でモズクへ悪態を吐く。その時モズクが岸に押し寄せる津波の様に男に襲い掛かり…。

 

誰もいなくなった湖では、カマロから流れる音楽だけが鳴り響いていた。

 

…というモノなのですが、これ…ずーっと作品のタイトルが分からなくて、時間がある時に引っ掛かりそうな検索ワードで調べていたんですよ。

 

そして今日、ようやく分かったんです、作品のタイトル。

 

クリープショー2/怨霊 HDリマスター版 [Blu-ray]

「クリープショー2 怨霊」

 

この映画の「殺人いかだ」というタイトルのエピソードの様です。

実はこのエピソード、原作はかのスティーブン・キングなんだそうな。

 

ラストでの…安心しきった男が罵詈雑言をモズクに浴びせた直後、まさかの結末がホント怖かったですし、そもそも…この記事でも便宜上モズクとしてますが、この物体…いや、生物なのか?この正体が全く説明されないのも何とも恐ろしくて、海外にはこういう人を喰う不気味な物体が現実に存在するのではないか…等と幼かった私にはある意味トラウマ的に残った作品だったのです。

 

検索して分かったんですが、結構私と同様にこの「殺人いかだ」に幼少期恐怖した人がいた様なのですよ。

いやね、コレも私が小学生時代…「ザ・フライ」がテレビのロードショーで放送された翌日、もうクラス中…といっても女の子はあまり見てなかったみたいですが、少なくともクラスの大半の男子は見ていて、この話題で持ち切りだったりしたんですよ。他にもこの手の洋画で成人女性のヌードシーンとかが多い映画だったりが放送された翌日なんかは悶々とした男子がにやにや笑いながらその手の話に花を咲かせたり、ジャッキー・チェン映画の後は、ボッ!ボッ!とか自分で言いながらパンチやキックを繰り出したりしたもんなのです。「ロボコップ」の翌日はみんな動きがロボコップになってたりね。

 

でも今は、メジャーどころしか地上波でやらないですからねぇ…唯一テレビ東京の「午後のロードショー」がそういう需要を満たしてくれるラインナップですが、大人になっちゃった大抵の当時の小学生には録画とかしなきゃ見られない時間帯…でもああいうのって、よくよく考えれば何度もテレビ放送してる作品だとしても、ライブで見る事に意義があるようなね、部分がね、ウン。

 

…ほらアレだ。「ラピュタ」やるとtwitterとかで「バルス」の時になんかトレンドとかになったりするんでしょ?ああいう感覚ですよ、ええ。

 

先日記事書いた「木根さんの1人でキネマ」でも言及されてるんだけども、今の40代位の映画作品の原体験って映画館ではなくテレビのロードショーって所がね、あるんですよね。最近じゃあネット配信とかでいつでも見られたりする環境なんだけども、そういうのじゃないんだよなぁ…と。

 

テレビのロードショーって、ある意味我々の世代の文化だったんだなぁ…と。

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