土建屋探偵シリーズ17 建設小町純子の推理日誌 再開発事業に潜む殺意の連鎖 夜の現場に消えた死体と敏腕所長の隠された過去

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お父さんはフェストゥムとどう違うの?
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    「蒼穹のファフナー」という作品…劇場版「HEAVEN AND EARTH」の続編「EXODUS」に続き、来年から劇場版作品として最新シリーズ「THE BEYOND」始まるらしいんですが、最近このシリーズのヒロイン的位置づけのキャラクターである遠見真矢の声を担当していた松本まりかさんの名前をネットでよく見るので、なんでだろ…と思っていたら、テレビ朝日のドラマ「ホリディラブ」の演技が話題になっていて一躍時の人、みたいになっていたんですねぇ…。

     

    声優としてはナレーションとかが多く、アニメ等で名前を見るのは稀だった…と言い切れる程近年のアニメを見てはいないんですが、この方は元々俳優業をメインにしている方で、専業声優ではないんですね。大御所声優となった人がよく「昔は声優なんて職業は無く、俳優志望の若手が食い詰めてバイト的にアニメ等の声の仕事をしていた」というパターンの人なのかも。

     

    ただ…ワタクシ、結構「蒼穹のファフナー」という作品…といっても「EXODUS」を途中まで見て、なんか違う、と離れてしまったので「HEAVEN AND EARTH」までの話しかできないんですが、遠見真矢というキャラクターはかなり好きなキャラクターだったりするんです。一部のファンからの受けが非常に悪く、男にとって都合の良い女、的な批判をされる事もある彼女…でも私は主人公の一騎に想いを寄せつつも親友の件などがあって一歩踏み出せないビミョーな関係とか、割と…いやかなり好きなんですわ、ええ。鼻にかかったちょっとくぐもったような松本さんの声も、何とも彼女にマッチしていて実質彼女が主役だった無印18話なぞ、もうゾクゾクしっぱなしでしたよ。

     

    さて、そんな松本まりかさんですが、こんなドラマにも出ているんです。

     

    オダギリジョー主演 「リバースエッジ 大川端探偵社」

     

    テレ東の深夜枠でやっていた30分ドラマで、ひじかた憂峰&たなか亜希夫コンビの同名漫画を原作とした作品です。監督は「モテキ」の大根仁さんで、ひじかた氏の原作のドラマ化は「湯けむりスナイパー」に続いて2作目になります。

     

    登場するのは9話「命もらいます」で、あるオタク青年がある遊園地の園内アナウンスの声に惚れてしまい、声の持ち主に会いたい、と大川端探偵社に依頼する…というモノ。ちなみに松本さんの役どころはその園内アナウンスの声の主。ネタバレしたら面白くないので詳しくは書けませんが、彼女の出演シーンでのある言葉は、俳優を志していて声優はある意味副業、という彼女のスタンスを考慮すると、何とも複雑な気持ちにさせられるんです。特に、彼女が声を当てた遠見真矢のファンと致しましては。(苦笑)

     

    このドラマ、元々原作漫画のファンだったんですが、主人公・村木を演じるオダギリジョーさんがあまりにも漫画を読んでの脳内イメージにピッタリだったので思わず見てしまった作品なのです。若いのに何だかくたびれている様な、枯れたような感じが正にはまり役だと思います。ドラマとしても基本1話完結式で見やすいタイプの作風ですし、原作を結構脚色はしているんですが、原作のイメージ自体はかなり大事にしている作風なのが好感が持てる隠れた名作だと思います。

     

    個人的ベストエピソードは3話の「ある結婚」。コレ…何だか泣けるんです。

    30分枠ですが、余韻の心地よい作品ですよ。

    | 零哭堂 | ドラマ・映画 | 21:33 | comments(4) | - |
    刑事モノはテレ朝系がいい
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      昨日、ジャニタレの中島健人さんと「湯けむりスナイパー」以降コミカルな役にも定評がある遠藤憲一さんがコンビを組むドラマ「ドロ刑 警視庁捜査3課」が始まりました。コレ、知っている人は知っているかと思いますが

       

      福田秀 古谷謙一 「ドロ刑」現在2巻まで発売中

       

      この漫画が原作です。この作品のドラマ化が決まった時点で、

       

      「アレ?話のストックがそんなに溜まってないのにどうするんだろ?まぁ基本1話完結型の刑事ドラマなら原作にないエピソードとかやり易そうだし大丈夫なのかね。」

       

      等と思っていたら…いやいやいや、ここまで原作崩してくるとは思いませんでしたよ。

      まぁ、ドラマの方は見ようと思ってみた訳ではなく、風呂が沸くのを待っているのにテレビつけていたらたまたまやっていて、煙鴉の正体を班目が匂いで看破して高橋克己さん演じる泥棒が行動開始…という所までしか見てないんですが。

       

      …というか、面白かったら最後まで見ようかとも思ってたんですが…ダメでしたね、私には。

       

      原作の方では班目は割と熱血系の新米刑事で、煙鴉の方ももっと飄々としたキャラクターです。それで、煙鴉は班目を気に入って色々とアドバイスをする訳ですが、班目の方はそのアドバイスで泥棒を逮捕するものの隙あらば煙鴉をも逮捕してやろうと思っていて、それを煙鴉がひらりと躱す…という、銭形のとっつぁんに協力するルパン、的な構図だったんですが…何だろ、ドラマと原作が共通する部分って名前なんかの基本設定と、班目が匂いで煙鴉を看破、とかそんなモンだけだった様な…最後までドラマ見てないんで私が切った後に何があったのかは分からないんですけどね。

       

      しっかし…なんで班目のキャラクター設定をあんな感じにしちゃったんですかね?

      私がこのドラマを最後まで見る事より風呂に入る事を選んだ理由の9割がコレが原因。あれじゃあこのドラマ見ても

       

      「中島健人クン、チョーカッコイイーッ!!」

       

      という感想しか持たないであろう人達以外への求心力があるのか甚だ疑問。もし脚本や演出が班目を「今時の若者」として描いた、というのなら、現実に頑張っている若者達に失礼な話ではないか…そんな風にさえ思える程、ただひたすらに不快なキャラクターに仕上がってしまってます。脚本や演出は今までにない刑事ドラマ、という奴を目指してああいった改変をしたのかも知れませんが、だとしたら

       

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      よく頭のおかしいライターやクリエイター気取りのバカが「誰もやらなかった事に挑戦する」とほざくが
      大抵それは「先人が思いついたけどあえてやらなかった」ことだ。
      王道が何故面白いか理解できない人間に面白い話は作れないぞ!

       

      という4次元殺法コンビの名言を捧げたいと思います。(笑)

      ちなみにネットで拾った話なので真偽は分かりかねますが、中村さん自身は原作を読んで原作の班目よりの演技をしたらしいんですが、監督に「もっと可愛く」とダメ出しを喰らったんだとか。この話が本当なら、このキャラクターの改変は監督が主犯、という事になりますな。

       

      「太陽にほえろ」や「西部警察」の時代から刑事ドラマと言えば日テレとテレ朝…だったんですが、「刑事貴族」辺りで刑事ドラマの系譜が単発としてはともかく、シリーズとしては途切れている印象の日テレ。

      一方「西部警察」以降もコンスタントに単発モノ含めて刑事ドラマを続けているテレ朝は、その分ノウハウも蓄積されているのか堅調と言うか、悪い言い方をしてしまえば「マンネリ」な訳ですが…私などはその手堅いドラマとしての面白さの方に強く惹かれるんですね。

      ドラマのスジで凝るのならまだしも、キャラクター設定とかで奇をてらった形にされる事へのキャパシティは割と少ないみたいです、ええ。

       

      人気ジャニタレ主演のドラマですから、数字的にはそれなりの結果を最終的には維持するのかも知れませんし、、遠藤憲一さんは実力、人気とも高い俳優さんですからこれからの巻き返しがあるのかも知れませんが…私はもう見ません。原作漫画に拘りがある訳ではない作品なんですが…途中までしか見てないのにヒドイ、という感想しか持てなかったので。

      | 零哭堂 | ドラマ・映画 | 21:15 | comments(0) | - |
      思い出の刑事ドラマ
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        今日は、個人的に好きだった刑事ドラマについて、そのOPやED映像を絡めてご紹介。

         

        「はぐれ刑事純情派」

         

        「相棒」以前のテレ朝刑事ドラマといえばやっぱりコレですね。

        「刑事にも人情がある 犯人にも事情がある」というキャッチコピーそのものの作風で、アクション性を排除し、犯罪を犯した側の事情や理由に重きをおいている為に人間の弱さや脆さを軸とした事件が多く、現実味が強いのも特徴です。

        藤田まことさん演じる安浦刑事は刑事としての理想像と言ってもよく、元国家公安委員長が渋谷で違法な職質を受けた際に関係者に説教した際に安浦刑事の名前を挙げた、という有名な逸話もありますね。

        個人的には安浦刑事の上司の刑事課長のお約束な迷台詞「署長のおっしゃる通りで」がお気に入りです。

         

        「さすらい刑事旅情編」

         

        「はぐれ刑事純情派」と交互に放送されていた名作刑事ドラマで、鉄道関連の事件をメインで暑かった作品。主人公の香取刑事を演じた三浦洋一さんを始め、上司役の宇津井健さん、先輩刑事役の蟹江恵三さんと主要キャストが軒並み鬼籍に入られているのが無念な作品です。刑事ドラマでありながら、当時JRの人気車両がよく登場していた為鉄道マニアにも人気がある作品です。

         

        「刑事貴族」

         

        「刑事貴族」は「あぶない刑事」の後釜的な作品で、最近あんまり無い派手な銃撃戦とかが描かれていた作品。舘ひろしさん、郷ひろみさん主演の「1」がありますが、私が好きなのは水谷豊さん演じる本城刑事がメインになる「2」「3」の方。実は「相棒」の初代バディである水谷さんと寺脇康文さんが共演していて、この共演がきっかけで寺脇さんは「相棒」の右京さん役に水谷さんを推挙したんだとか。本城刑事の「あ〜お恥ずかしったらありゃしない」という台詞、真似した事がある人もいるんじゃないかと。ちなみに動画はエンディング。本城刑事が追いかけるクルマはバンデンプラ・プリンセスという英国車。つづりはplusですがsは発音しないのが通。セレブがロールスロイスのセカンドカーとして所有していた事が多いクルマでして、海外のホテルのボーイはベンツよりこのクルマを優先する事もあったんだそうな。

         

         

        「私鉄沿線97分署」

         

        多摩西部で空調もないプレハブの仮庁舎・97分署の面々の活躍を描いた作品で、派手な爆発やカーチェイス、銃撃戦で知られる大人気刑事ドラマ「西部警察」の後釜です。派手さがウリだった「西部警察」とは打って変わり、人情味とコミカルな演出が魅力の作品になっています。銃とか撃ちまくりの破天荒さはなく、割と現実の警察に即した演出なので、後の「踊る大走査線」なんかの系譜に当たる作品と言えるんじゃないかと。本作に「西部警察」から続投で渡哲也さんが出演しているのは人気作品だった「西部警察」終了による視聴者離れを防ぐためだったんだとか。

         

         

        「特捜最前線」

         

        …この動画は本編のとは勿論違うんですが、良くできてます。(笑)確かにこの作品、東映の特撮番組出演者が多いんですよね。

        英会話学校のCMでパロディとして使われていましたが、「特捜最前線」は地味な印象ながらも人間ドラマを軸とした重厚な作品です。何故か張り込みのイメージが特に強い作品だったりします。エンディングテーマの「私だけの十字架」も印象的なんですが、コレ、実は使われてるのは2番の歌詞なんですよね。

         

        「勇者警察ジェイデッカー」

         

        アニメです。勇者シリーズです。(笑)

        超人工AI搭載の刑事ロボで構成される特殊刑事課「ブレイブポリス」と、その隊長となった少年・友永勇太の活躍を描いた作品で、モチーフは怪物的刑事ドラマの「太陽にほえろ」というロボットアニメで、刑事らしくジェイデッカーは剣の代わりに警棒で戦います。ファイヤージェイデッカーになると剣になっちゃうけど。

        勇者シリーズでも屈指の完成度を誇る一本として知られますが、この作品、オープニング映像が「太陽にほえろ」をモチーフとしたものになっているのも特徴なんですね。

         

        時代劇は今は廃れちゃったけど、刑事ドラマには廃れないで欲しいなぁ。

        | 零哭堂 | ドラマ・映画 | 00:06 | comments(0) | - |
        ビルに飲み込まれ、街にはじかれて、それでもその手を離さないで
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          原案:武論尊・原哲夫 シナリオ:河田雄志 作画:行徒妹 「北斗の拳イチゴ味」 9巻

           

          今日届いていたコレを読んでいたら、「南斗 DE 5 MEN」の新曲が玉置浩二さんの「田園」だったんです。

           

          …いやぁ〜懐かしいなぁ…昔、玉置浩二さんと、最近バブル芸人にネタにされている浅野温子さんが主演してた「コーチ」っていうドラマがフジテレビでやってましてね、「田園」はそのドラマの主題歌だったんです。

          内容は大手商社のやり手OLだった浅野さんが九十九里にある潰れかけの缶詰工場に左遷されて、クセの強い従業員達に振り回されながらも工場の立て直しに奮闘する…ってドラマでして、タイトルのコーチってのは缶詰工場の従業員達が草野球やってて、代々そのコーチを工場長が務めていて、新工場長になった浅野さんがそのチームのコーチになる…という意味からのものです。

           

           

          脚本書いてるのは確か冬彦さんでお馴染み…っても最近の子は知らないだろうけど、「ずっとあなたが好きだった」とか、「踊る大走査線」の人で、最初はガッチガチに凝り固まっていた浅野さんが玉置さんら缶詰工場の仲間に感化されて行ってだんだん表情とかも柔らかくなっていくのが何だか嬉しくって、最後の「さばカレー」での逆転劇もドラマチックで凄く好きだったんですよね、このドラマ。そういえばこのさばカレー、ドラマで使われたラベルのまんま実際商品化されて一時期品薄になる程だったんですよ。私も何とかゲットして食べましたが、フツーに美味しかったです。(というか、可も不可もない感じ/笑)

           

          確か裏番組で「真昼の月」という織田裕二さんと常盤貴子さん主演で、1話で常盤さんがレイプされちゃうドラマがやっていて、学校で席が隣と前だった娘がそっちのドラマの方を見てて、休み時間とかもそのドラマについて話していたんですが、私が

           

          「いや、『コーチ』の方が面白いよ!」

           

          と力説したら、「え〜オヤジもドラマとか見るんだぁ〜」なんてニヤニヤされてしまったのを覚えています。まぁ、「真昼の月」は若い女性ターゲットの恋愛モノだったのに対して「コーチ」はファミリー層向けのホームドラマ的な作品でしたから、そりゃ若い女の子は「真昼の月」の方に目が行っちゃうか…と今では何となく分かる気がしますが。

           

          思い出すのが、工場閉鎖の件で近藤芳正さんを連れて浅野さんが本社を訪れるエピソードだったと思うんですが…本社に門前払い状態だった2人は高級フレンチレストランで昼食をとるも、2人が乗ってきたポンコツ軽トラが店の品位にそぐわないから移動しろ、みたいな事をオーナーみたいなのに言われてしまうんです。浅野さんがその事に食って掛かろうとするのを近藤さんが静止し、キーをそのオーナーに渡すんだけど、キーを渡した後で実はその軽トラはクセがあって近藤さんしか動かせない事をそっと浅野さんに耳打ちする…というのがあったんです。その後、高級そうな料理を食べながら近藤さんは自分の嫁が病気で長期入院中で、こんな美味しい物を嫁にも食べさせてやりたかった、と涙をこぼし、それを聞いた浅野さんが奥さんの為に料理を包んでくれと言い出す…というシーンがあったんです。この辺から冷徹なマシーン的だった浅野さん演じるキャラクターが目に見えて変化していってね…そのキーポイントみたいな感じで凄く印象に残っているんですよ。

           

          他にも、密かに玉置さん演じる主任(だったっけ)に思いを寄せる事務員さんを演じている鈴木杏樹さんがもうね、健気で可愛くてね…浅野さんと玉置さんの距離が近づくにつれ複雑な感じを見せるのがもうたまらんかったですよ、ええ。

           

          ただ残念ながらこの「コーチ」…というか、この時代の多くのドラマがそうだと思いますが残念ながら映像ソフトとかになってないんですよね。当時のドラマの中ではそんなに話題になったりもしなかった作品なのかも知れませんが、私個人としては大変心にしみた作品でした。あ〜もう一回見てみたいなぁ…学生の頃とはまた違った印象を受けるかもしれないし。

           

          最近、「東京ラブストーリー」が14年ぶりに再放送…なんて話題になってますが、フジもバラエティやったって以前より視聴率とれないんだったら、昔のドラマ再放送した方が数字取れるんじゃねぇか?と思ったりします。製作費とかかかんないんだし、芸人ひな壇に並べて内輪受けトークさせたり、やたら態度のでかいご意見番気取りなタレントにワイドショーやらせるよりよっぽど「見たい」って気にさせられるけどね、私は。

          | 零哭堂 | ドラマ・映画 | 21:50 | comments(16) | - |
          なんとか粒子とかは関係ありません
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            アメリカの俳優バート・レイノルズ氏が亡くなられたそうです。

            若い人は誰?となってしまうかも知れませんが、私らの世代の人には「キャノンボール」に出てたヒーローに変身するデブの相棒…というと、あぁ、あの人か、となる人も多いんじゃないでしょうか。テンガロンハットに口ひげ、というイメージが強い、ザ・アメリカ、なイメージのタフガイでした。

             

            バート・レイノルズ氏と言えば、私の場合何といってもコレなんですよね。

             

            「トランザム7000」(写真はDVDパッケージ)

             

            トラッカーの間ではちょっと知られた存在の男、バート氏演じるバンディットが、テキサスの大富豪親子に持ち掛けられた賭けはクアーズビール400ケースをテキサスのテクサーカナからジョージア州のアトランタまで28時間で運ぶ大仕事。当時クアーズビールはミシシッピ川より東へ持ち出すと密輸にあたり、同じく賭けに挑戦した仲間のトラッカーは警察に速度超過で捕まった際に積荷を見られて悉く失敗していた。バンディットはこの大仕事に当たってモンスターマシンのポンティアックファイアーバードトランザムを用意し、これを駆ってクアーズビールを運ぶ相棒・スノーマンの護衛兼警察に対する囮となる事に…。

             

            という、全編で陽気なカントリー音楽が流れる痛快カーアクションムービーです。この道中でバンディットは結婚式場から逃げ出してきたドレス姿の花嫁・キャシーを拾い、以降キャシーが嫁ぐ筈だったジャスティス保安官親子に執拗に追われる羽目に。このジャスティス保安官のキャラクターが典型的な権力に胡坐をかいた性格で傲慢極まりないのですが、倅の方は気が弱い上に容量も運も悪い為親父の言いなり、という凸凹親子。このコンビとバンディットの追っかけっこ、はさながら「ロードランナー&ワイリーコヨーテ」とか「トゥイーティー&シルベスタ・キャット」的なドタバタ劇で、バンディットのせいで色々な災厄に巻き込まれ、どんどん壊れていくジャスティス保安官親子のパトカーが何ともコミカルなのです。

             

            ただ、この「トランザム7000」、人気作となってシリーズ化…全部で3作制作されているんですが…面白いのは正直今回紹介している初代のみ。「2」ではタフで陽気でカッコ良かったバンディットが過去の栄光にすがるアル中親父…という非常にみっともないキャラクターになり果ててしまっているのが大変悲しい一本。「3」では遂にバート氏は主人公ではなくなり、相棒のスノーマンが「バンディットになりたかった」としてバンディッドのふりをする…という展開になってます。

             

            ただ、初代「トランザム7000」はネアカな古き良きアメリカンスタイル、ってな作風で、そりゃ「ワイルドスピード」みたいなド派手なカーアクションは昔の作品ですし、期待しちゃいけないレベルではあるんですが、バンディットとジャスティス保安官親子の追いかけっこは非常にコミカルで、肩ひじ張らず気楽に見られる娯楽作品としては大変優秀な1本かと思います。

             

            ボンネットに金色でファイアーバードが描かれた黒いトランザム、テンガロンに口ひげ生やしたバート・レイノルズ氏に抜群に似合ってるたんですよ。重ね重ね、氏の冥福を謹んでお祈りいたします。

            | 零哭堂 | ドラマ・映画 | 10:59 | comments(0) | - |
            フラグクラッシャー
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              本日はコレ。

               

              「ディープ・ブルー」(写真はDVD版パッケージ)

               

              平和なビーチを襲う巨大人食い鮫の恐怖を描いた「ジョーズ」のヒット以降、ゾンビ映画程ではないにしろピンからキリまでいろいろ手を変え品を変えて登場する鮫映画。特に悪名高い配給会社のアルバトロスが引っ張ってくる奴に至っては、何とも凄いアイデアではあるものの出来の方はお察し…というレベルのシロモノが殆ど。まぁ、人気作となった「シャークネード」シリーズなんかもあるにはあるんですが。ただ、全般的に言えば鮫映画はゾンビ映画程ではないにしろ、地雷の多いジャンルと言えるんじゃないかと。

               

              そんな鮫映画の中でも「ジョーズ」に匹敵…は流石に言い過ぎですが、中々の出来栄えと言えるのがこの「ディープ・ブルー」です。Amazonとかで検索すると同一タイトルの作品がありますが、そちらはイルカとかクジラとかが出て来るドキュメンタリーです。

               

              中身は、太平洋の上にある海洋医学研究所でアルツハイマー病の新薬研究の為に鮫を使った実験が行われていた。しかしこの施設から逃げ出した鮫が人を襲う事故が発生。事態を重く見た出資者のラッセルは研究の差し止めと研究所の閉鎖を宣告するが、研究者のスーザンは研究成果をラッセルに見せ、研究が完成段階に近い事を告げる。その実験成果を披露する場で麻酔が聞いている筈の鮫が暴れ出し所員のジムの右手を食いちぎる。鮫の専門家であるカーターは鮫を殺そうとするがスーザンに制止され、鮫は水槽内に逃亡。ジムを搬送する為に呼んだ救助ヘリは嵐によりワイヤーでの収容を失敗、ジムを担架ごと鮫のいる水槽に落としてしまう。鮫は海中のジムを使いヘリを墜落させ、水槽のガラスをたたき割る。カーターはスーザンを問い詰め、研究の完成を焦った彼女等によって鮫は遺伝子操作により脳を肥大化され、人間並みの高度な知能を得ている事を聞き出す。研究所は彼らの狩場と化したのだった。

               

              …という、海中パニック映画です。

              この作品、割と頻繁にテレビ放送がかかっていたので見た事がある人も多い筈…なんですが、今の若い子は「金曜ロードショー」を始め、週の3日位は夜の9時台から映画が放送されてい事を知らないんですよね。今でも、若い人気女優とかジャニタレありきの他愛ないドラマとか、芸人をひな壇に並べて内輪ネタばかり話しているバラエティ流すより、映画を色々放送した方がよっぽど視聴率取れる気がするんだけどね、個人的には。

               

              それはともかくこの作品、一応鮫の専門家であるカーターが主人公的ポジションで、ヒロイン的位置づけなのが研究員のスーザンなんでしょうが、カーターはそれなりに主人公っぽい活躍を見せるんですが、スーザンの方は…もう見ている側をイライラさせる言動を繰り返すんです。研究を成功させれば多くのアルツハイマー患者を救える、という大義名分の元、事件の根源である鮫の遺伝子操作をし、人を傷つけた危険な鮫を逃がし、逃亡中も何度もカーターの邪魔をする訳です。多分、視聴者の多くは

               

              「この女、さっさと鮫に喰われちまえばいいのに」

               

              位には思った筈です。(笑)

              会社とかガッコにもいるよね。大義名分振りかざすんだけど周りが見えてなかったり判断基準がずれているせいで、その大義名分が自分の功名心を誤魔化しているだけにしか見えない厄介な人物。もう、ホンットに鬱陶しいんですわ、この女。

               

              対して作中で最も光り輝いていたキャラクターというのが、実はカーターではないってのが本作最大のキモ。この作品を見た人は異口同音にこう言うんです。

               

              「あの黒人のコックカッコイイ!!」

               

              ってね。

              彼…シャーマンは施設の専属料理人で、カーター達とは別行動…ペットのオウムと鮫からの逃避行を続けるんですが、彼、一見「あ、死亡フラグ踏んだ」と思わせる様な事をやりつつ、そのフラグを悉くへし折っていくんです。何と言いますか…諦めている様で諦めていない、ネガティブなようで実はポジティブなキャラクターが堪らなく魅力的なんですよ。皮肉やジョークを言いながらも歩を止めない姿は、「ダイハード」シリーズのジョン・マクレーンを彷彿とさせるキャラクターです。

               

              実はこのシャーマンを演じた人、本業はヒップホップミュージシャンなんだそうで。ある意味主役を食っちゃったキャラクター…本作「ディープ・ブルー」の7割は彼の魅力、と言っても過言ではないんじゃないかと。

               

              …で、実は"続編"と称して「DEEP BLUE SEA 2」が近々DVD等がリリースされるんだそうですが…実は続編でも何でもなく、設定を若干変えてキャストも入れ替えた、むしろリメイク的な作品らしいです。しかも「ディープ・ブルー」は劇場公開作品でしたがコッチはテレビ映画…要は「シャークネード」なんかと同じ。故にCGとかもチープ、といい評価を聞きません。見ていないんでどうこう言えませんけど、あんまり見たいとは思えないなぁ…。

               

              少なくとも、コックのいない「ディープ・ブルー」なんて…ねぇ?

              | 零哭堂 | ドラマ・映画 | 21:51 | comments(0) | - |
              何時まで経っても大好きな作品
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                今回はコレ。

                 

                武田鉄矢主演 「刑事物語2 りんごの詩」

                 

                洋画、邦画全てひっくるめて一番自分が好きな映画を選べ。

                そんな質問をされたら、私は迷うことなくこの「刑事物語2 りんごの詩」を選びます。

                 

                中身は、よれよれの服に胴長短足な体形、変な長髪とおよそ刑事には見えない片山刑事は実は蟷螂拳の達人。普段は全くさえない男だが、正義感は強くいつもやり過ぎてしまって各所の警察をたらいまわしに。彼が飛ばされた先には不器用な恋愛と悲しい別れが待っている…というモノ。

                 

                70年代のブルース・リーからジャッキー・チェンのカンフー映画のブームを背景に、唯一無二、そういった作品群に対抗心むき出しで作られた作品だったりします。着想は当時「3年B組金八先生」でヒットを飛ばしていた武田鉄矢氏が、「ドランクモンキー酔拳」を見て日本でもこんな映画を作りたい、と一念発起して制作された、というもの。

                 

                当時の武田氏は本気の本気、撮影前に自らの身体を鍛え上げ、芝居の為の間に合わせの拳法を教えて欲しいという頼みを断っていた松田隆智氏もその熱意を認め、秘門蟷螂拳を伝授した、という逸話も有名です。ちなみに松田氏は日本での中国拳法研究の第一人者とでもいうべき人で、漫画好きには「男組」の監修協力や「拳児」の原作の人としても知られる人。ちなみに何で蟷螂拳なのか?というと、劇中でもしばし指摘されている様に武田氏の体系が胴長短足という典型的な日本人体形で、そんな体形でもさまになる拳法、という事で蟷螂拳が選ばれたんだそうな。

                 

                さて、「りんごの詩」ですが片山刑事の赴任地は青森県は弘前。2年前の札幌現金輸送車強奪事件の唯一の手掛かりであるりんごの種を調べる事に。その種の調査を依頼しに行ったりんご試験場で片山は所員の美しい女性・忍と恋に落ちるが…という内容。

                 

                激情予告編の動画。ファンにはお馴染みの名セリフ「違〜う!!木の奴〜!!」も。

                ビニ本を隠して持ち去ろうとする刑事は「さすらい刑事旅情編」でお馴染みの故・三浦洋一氏。

                 

                この「刑事物語」シリーズといえば、とにもかくにもハンガーヌンチャクが有名ですが、コレは松田氏ではなく武田氏考案。1作目の敵の表の商売がクリーニング屋なのも、アクションシーンにハンガーが出てきても違和感がないから、という理由なんです。(笑)ちなみに「りんごの詩」はシリーズ内の興行収入はトップで、公開時「東宝映画で最も観たい映画」になっています。

                 

                ただ、予告編やパンフレット等には如何にもハンガーヌンチャクが売りの様になっちゃっていますが、実は大変に悲しいお話なのです。ヒューマンドラマだ、とか言ってしまっても決して過言とは言えないレベルでドラマ部分に力が入ってます。何より、見せたいモノ、やりたい事がはっきりと直球で描かれている映画なんですよ。

                 

                いや、基本は他愛ない映画なんです。金もそんなにかけられてる風でもなし、売りの筈の武田鉄矢氏のアクションも何だか不格好。スマートさやおしゃれさとは無縁な、古臭〜い感じの作品です。でもその中には不器用な優しさ、哀しい出会いと別れ、男の純情、滑稽さ…沢山詰まっている、笑って、泣けるエンターティメントなのですよ。特に「りんごの詩」は悲劇的な要素が強く、クライマックスではいつも涙腺緩みっぱなし…そして神がかったタイミングで流れる吉田拓郎氏の「唇をかみしめて」でブゥワッと涙腺崩壊するんですよ。

                 

                髪がかったタイミングでかかるエンディングテーマ、と言うと「シティーハンター」の「Get wild」が有名ですが、この「唇をかみしめて」も負けていません。実は主演、監督、脚本(「くろしおの詩」以外)を務めた武田氏が唯一自分でやらなかったのがエンディング曲で、氏の強い熱意で吉田氏が書き上げたのがこの「唇をかみしめて」。実は1作目の時にスタッフから「広島が舞台でもないのに広島弁で相応しくない」という意見があったんだそうですが、映像…ラストシーンに当ててみたら全員一致で決まった、という逸話があるんですね。それ程、ハマっているエンディング曲なんですよ。

                 

                「男は強くなければ、大好きな人はみんな遠くへ行ってしまう」

                 

                HPに書いていた「刑事物語」の記事を読んだ人が、文面だけで「弱くちゃダメなんですか?」みたいな…「アンタは民主党政権時代の蓮舫か!?」と言いたくなるような事を書き込んできた人物がいたんですが…多分この人、「りんごの詩」を見たことがないんだろうな、と。見た人なら分る筈なんです。この言葉の持つ真の意味が、そしてこの言葉の裏に隠れた男の悲しさが。

                この「りんごの詩」を見てから、続編「潮騒の詩」の

                 

                片山「おい、ゆっくりやらせてやれよ。」

                ホッケーマスク男「おっさん、優しいね。」

                片山「だから苦労してんだよ。」

                 

                のシーンを見ると、片山刑事の言葉の重みがより感じられます。だからこそ堪らなくカッコいい。

                今の邦画が多分捨ててしまったのであろう大切なモノが、この「刑事物語」シリーズには確かに残されているんです。

                | 零哭堂 | ドラマ・映画 | 21:03 | comments(0) | - |
                とんでもねぇ。待ってたんだ。
                0

                  何だかイライラする出来事があったり、ムカムカしている時にはコレでも見てスッキリして寝るに限ります。

                   

                  アーノルド・シュワルツェネッガー主演「コマンドー」

                   

                  公開されてから30年以上経過した古い作品ですし、なんたら賞とかの権威がある作品でもありません。

                  はっきり言ってしまえば、筋骨隆々の元軍人が拉致された娘を助ける為に大暴れする…それだけの映画です。

                  深いテーマだとか、高尚なメッセージだとか、お仕着せの感動とか…そういうのも一切ありません。

                   

                  でも、未だ「午後のロードショー」等で放送されるとちょっとした話題になる程度には根強い人気を持っている映画。

                  その理由の一つは、こんな映画(失礼)なのに実にいい吹き替えがあてられている、というモノ。

                  巷に蔓延る自称映画通などに言わせると、映画を吹き替えで見るのは邪道なんでしょうが、世の中には絶対に字幕ではなく吹き替えで見るべき映画があるんですよ。例えば「プロジェクトA」とか「酔拳」「ポリスストーリー 香港国際警察」といった往年のジャッキー・チェンの映画は、石丸博也さんや水島裕さんの声あったてこそでしょうし、「ダーティハリー」もクリント・イーストウッド氏の声も渋くていいんだけど、やっぱり山田康雄さんの声で

                   

                  「泣けるぜ…」

                   

                  の方が何だかカッコよく見えてしまうんです。この「コマンドー」もそういう吹き替えで見てこその一本。実はこの「コマンドー」には吹き替えも2種類あって、それぞれメイトリックス大佐をお馴染み玄田哲章さんが演じたものと、屋良有作さんが演じたものがあるんですが、ワタクシとしては断然玄田版をオススメします。何せ玄田さんはシュワちゃん公認の専属吹き替え声優。マッチョで頼りがいがありそうなその声と演技から、「トランスフォーマー」では日本語吹き替え版を見たハリウッドのプロデューサーが、「玄田は英語が出来るのか?ハリウッドで任せたい仕事がある」とまで言わしめた人です。

                   

                  玄田さんを筆頭に吹き替え陣の名演も然ることながら、吹き替え版の翻訳の素晴らしさ…これに尽きます。何といいますか、作中のイメージにマッチした軽口的な台詞回しや掛け合いが抜群に楽しく、カッコ良いんです。

                   

                  「ジェニー、お父さんと大事な話があるんだ」「そう、令状はあるの?」

                  「無事取り戻したければ俺たちに協力しろ。OK?」「OK!!(ズドンッ)」

                  「一番気に入ってるのは」「何です?」「値段だ」

                  「ベネット!殺されたんじゃ…」「残念だったな。トリックだよ」

                  「アリアスにいくら貰った」「10万ドルポンとくれたぜ」

                  「頼みがあるんだが、連れを起こさないでくれ。死ぬほど疲れてる」

                  「全警備員へ。3階で非常事態だ。容疑者は男性、190cm、髪は茶、筋肉もりもりマッチョマンの変態だ」

                  「お前は最後に殺すと約束したな」「あれは嘘だ」

                  「どこで使い方を習った?」「説明書を読んだのよ」

                  「こんなの飛行機じゃない!羽根のついたカヌーよ!」「だったら漕げばいいだろ!」

                  「ベネット君、私の兵士たちはみな愛国者だ」「ただのカカシですな」

                  「野郎ぶっ殺してやらぁ!!」

                   

                  とまぁ、台詞だけでそのシーンを完全に思い出せてしまう様な名シーン続出…これも、翻訳を担当した平田勝茂氏のセンスの賜物と言えましょうな。「コマンドー」の人気が今日まで維持されている理由の一つですよ、間違いなく。

                   

                  余談ですが、本作でベネットを演じた人…この人、コレまたカルト的な人気を今なお維持している「マッドマックス2」でヒューマンガス配下のモヒカン頭の暴れん坊・ウェズを演じた人。つまりは「北斗の拳」の雑魚モヒカンのモデルと言える人でもある訳です。クック役の人は「プレデター」ではシュワちゃん演じるダッチ・シェイファー少佐の部下として共演。安全髭剃り持ってる人、と言えば分かる人には分かるかな。

                   

                  更に余談ですが、ハマーってやたらデカいアメ車のRV車がありますよね?アレ、元々は米軍のハンヴィーという軍用車の民生仕様、というのは知っている方も多いかも知れませんが、実はこのハンヴィーを民生仕様にして売って欲しい、と要望したのはシュワちゃんなんですよ。シュワちゃんはジープやオートバイ好きとしても知られていて、他にも兵役時代に戦車兵だった事からM47パットンも購入し、所有しているんだそうな。

                   

                  | 零哭堂 | ドラマ・映画 | 23:32 | comments(2) | - |
                  「NEXT」はコケたらしい
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                    今回はコレ。

                     

                    「ナイトライダー」(写真は1stシーズンバリューパックより)

                     

                    陰謀と、破壊と、犯罪の渦巻く現代に蘇る正義の騎士

                    ドリームカー・ナイト2000と共に、法の目を逃れる犯罪者達を追う若きヒーロー、マイケル・ナイト

                    人は彼を「ナイトライダー」と呼ぶ

                     

                    …って、マイケルの事をナイトライダーって呼んだ人、確か劇中ではいないんだけどね。(笑)

                    加齢臭や老眼が気になってくる私らの世代には懐かしいアメリカのドラマで、80年代に日本でも放送されて大人気を誇った作品ですね。ナイト2000のフロント部で左右に光るナイトフラッシャーを模したパーツとかも売られていて、愛車につけていた人もいましたっけ。

                     

                    本作の魅力は何といってもドリームカー・ナイト2000。

                    ポンティアックファイアーバードトランザムをベースにしたスーパーマシンで、黒一色の一見地味なスポーツカーなんですが、ボディは銃弾をはじき返す分子結合殻で覆われ、車体をジャンプさせるターボブーストを始めとする各種ハイテク装置を内蔵した未来のマシン。その最大の特徴はナイト2000の人格とも言える人工知能・K.I.T.T.(以下キット)でしょう。

                    情熱的で楽天家なマイケルと、理知的で紳士なキット、という関係が秀逸で、何気ないやり取り一つとっても実にユーモラスで印象的なのです。マイケル役のささきいさおさんと、キット役の野島昭生さんの吹き替えも見事でしたね。

                     

                    特に印象的だったのはキットの電子回路が故障したエピソードで、いつもはアナウンサーの様な真面目な口調のキットが一転してガラの悪い口調で「へいマイキー」なんてマイケルを呼ぶもんだからマイケルもたじたじ…というのがなんとも面白かったんです。これもコンビ…いやバディモノと言ってもいいでしょう。その関係が見事に形作られていたからでしょうね。

                     

                    ただ、DVDソフトで吹き替えを楽しもうとすると、この頃多く日本で放送されていたアメリカのドラマにはありがちなんですが、放送時間の都合で各話5分くらいなのかな?カットされているシーンがあって、そこのシーンだけ吹き替えがなくなって字幕のみになっちゃうので違和感が出ちゃうんですよね。洋画でも例えば「金曜ロードショー」とかの吹き替えが入っている作品とかも同じケースが見受けられますが。(吹替の帝王以外の「コマンドー」とかね)

                     

                    このナイト2000、「マッドマックス」のインターセプターなんかと同様フィクションのクルマとしては現在でも根強い人気を持っていて、実は街中でも稀に見かけるんですよね。実際に「ナイトライダー」の撮影に使われていた車両も日本に入っている様ですが、インターセプター4とは違ってベース車のトランザムを大きくは変えていないのでレプリカとかも作りやすい様ですね。フロント部をナイト2000風にするパーツを販売している業者とかもあって、うちの近くにもナイト2000が店の前に展示されている店があります。(笑)

                     

                    ただ、実はこのクルマ、ドラマ放送開始後にポンティアックに「『ナイトライダー』と同じモデルが欲しい」という問い合わせが殺到してしまい、劇中で車名を出さないでくれ、とのオファーがあったんだそうで。そういえば最初の方では「黒のトランザム」と呼ばれていたのに後半では「黒のクーペ」なんて呼ばれることが多かったですね。でもコレ、ビジネスチャンスでもあったろうに、も勿体なかったんじゃないかなぁ…と。

                     

                    さて、もう一方の主人公・マイケルを演じているのはデヴィット・ハッセルホフさん。

                    実は日本で「ナイトライダー」の後に放送された「ベイウォッチ」というライフガードの活躍を描いた作品の主人公を演じています。ドイツ語圏では歌手としても活動し、ベルリンの壁崩壊にも一役買った…等と言われていますが、その後は重度のアルコール依存症に侵されて苦しんだんだそうで。

                     

                    アルコール依存症から脱してからは映画などで再び活躍しておりまして、最近では「シャークネード」シリーズで主人公・フィンの父親役をやっていますね。他にも「ガーディアンオブギャラクシー」では本人役で出演。この人、「ピラニア・リターンズ」や「クレイジードライブ」等でも本人役で出演してますね。

                     

                    ちなみにこの人、クルマ好きな金持ちや有名人が大騒ぎしながらドレスアップした愛車で走るラリーイベント「ガムボールラリー」(恐らくは同名の映画「激走!5000キロ」から)にナイトフラッシャー付きの黒い日産GT-R(R35)で出場し、スピード違反で切符を切られたんだとか。(笑)

                     

                    今となってはショボい映像の作品に感じるかもしれませんが、それでも面白いドラマですよ。

                     

                     

                    | 零哭堂 | ドラマ・映画 | 22:35 | comments(0) | - |
                    チキチキマシン デス・レース
                    0

                      「漫画100選」とか「映画100選」みたいなネタは、短評連発ではなく単発でそこそこ詳しく書いていくスタイルで続けようかと考えてます。今回はその実験としてこの作品をば。

                       

                      「デス・レース2050」

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                      知っている人は知っている、超B級映画の傑作「デス・レース2000年」の続編的な作品。

                      ワタクシ、小学生の時に何かの拍子に「デス・レース2000年」に出会ってしまい、以来、何とかしてもう一度あのヒドイ(褒め言葉です/笑)作品をもう一回見たい!!と思ってビデオとか探し回ったもんです。

                      そして再会の場は就職した後に溜まっていたモロモロをいざ発散すべしと入ったアダルトビデオショップ。

                      そこのレジ前にある、一般映画とかアニメの…恐らくはレンタル落ちのビデオが売られていましてね、その中にあったんです!!

                       

                      …本来の目的とは若干違う形にはなりましたが、イロイロとね、発散出来ましたよ、ええ。(笑)

                       

                      今回ご紹介する「デス・レース2050」ですが、ジェイソン・ステイサムとかが出ていたカッコつけ&マリオカートチックなリメイク版とは異なり、メガホンをとったのも「2000年」と同じロジャー・コーマンという人。この方、超低予算のB級カルト映画を連発していたある手伝説の人。そしてこの「デス・レース2050」ですが…何一つ変わっちゃいねぇ!!(笑)

                       

                      巨大企業が暴力的な見世物で民衆を統治している近未来のアメリカ。そこで国民的エンターティメントとして君臨しているのがデスレースと呼ばれる大陸横断カーレース。このカーレースが競うのは速さではなく、いかに多くの一般市民を轢き殺せるか。しかも老人や病人といった社会的弱者ほど轢殺した際のポイントが高いという鬼畜な競技。現チャンピオンで全身の半分を機械化しているとされる男・フランケンシュタインも勝利を目指すが、彼のナビゲーターとして助手席に座る女には彼とは違うある目的が…というのが大雑把なストーリー。でも、この作品に限っては肝心かなめの筈のストーリーは実はどーでもよい物だったり。

                       

                      もう一言で言えば、バカ。

                      うん、バカ映画です。誤解しちゃいけない。本作に関して言えば、バカは褒め言葉なのです。

                       

                      出場するレーサーはフランケンシュタインを執拗にライバル視するパーフェクタスを始め、頭のネジがぶっ飛んでる奴等ばかり。彼らの乗るマシンも、一応は近未来風に仕立ててはいるもののそんなもんでは到底隠しきれない強烈なチープ臭が。もうね、全てがバカ。

                       

                       

                      映像特典ではそんなマシン達を、レーサーを演じた俳優さんが紹介する、ってのがあるんですが、真面目に解説している人もいれば、完全に失笑してしまっているような人もいて…実にシュール。

                      ただ惜しむらくはなぁ…出場マシンに関しては本家のがよりダサ…ゲフンゲフンっ…カッコ良いんだよね。

                       

                       

                      だって、こんなんだぜ?(笑)

                      まぁ〜ともあれ、それでも「2000年」の正当続編としては、十二分にファンの期待に応えた作品なんじゃないかと。

                      漫画で言うなら三家本礼先生の作品が好きだったりする人は大ハマりするんじゃないかな?ダメな人は徹底的にダメな映画だと思いますが。

                       

                      しっかし…最近の映画ソフトって何でブルーレイとDVD二枚組で販売するんだ?

                      画質重視のブルーレイ派に言わせれば、画質が落ちるDVDなんか不要だろうし、価格重視のDVD派にはブルーレイなんか要らないからその分値段下げろって話でしょ。買う側にはメリット何にもないよね。売り手側の小賢しさを感じてしまいます。

                       

                      …あ〜、ブログは写真とか動画を気軽に貼れるから楽しいなぁ…。

                       

                      | 零哭堂 | ドラマ・映画 | 21:09 | comments(0) | - |
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