土建屋探偵シリーズ17 建設小町純子の推理日誌 再開発事業に潜む殺意の連鎖 夜の現場に消えた死体と敏腕所長の隠された過去

自己満足ブログ
白い死神
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    最近、「スパロボBX」をやっているせいで昔見たロボットアニメについて色々と思い出したり調べたりする事が増えているんですが、そんな中で、「スパロボ」でも扱いが面倒で活躍させ難いんじゃないか…と思う機体とかキャラクターやメカが結構いるんだな、と思ったのです。その筆頭が彼なんじゃないかと。

     

    「新機動世紀ガンダムX」より デマー・グライフとその乗機コルレル

     

    まぁ、「ガンダムX」自体が割と参戦したスパロボが少なかったりする訳ですが、このデマーとコルレル、「スパロボR」にしか出ていないんだそうで。でも、個人的にこのデマーとコルレル…「ガンダムX」の世界観で限定的な状況下なら最強なんじゃないか?と思っているんです。

     

    先ずパイロットのデマーですが、「ガンダムX」のアフリカ戦線において「白い死神」の異名を持つパイロットで階級は少尉。新連邦のニュータイプ候補としてフラッシュシステム…要は「ガンダムX」におけるサイコミュみたいなものですが、それに適応するか実戦でテストする為にフロスト兄弟の元に送られます。「白」に異常な拘りを見せ、自分に与えられる事になったコルレルを見た際、色は白がいいと希望するも、シャギアに「色なんてどうでもいい」と返されそれに激昂したり…と一種の偏執的な性格を持つキャラクターとして描かれます。その後、1人でコルレルを白く塗装している姿を見たオルバは彼を「変わり者」呼ばわりしますが…お前が言うか?ですね。(笑)

     

    「白がパーソナルカラー」というと、古くは「MSV」のシン・マツナガや、一年戦争時代のアムロの通り名「連邦の白い悪魔」…もっともコレは後付け設定で劇中では「連邦の白い奴」としか呼ばれてませんが。他にも「ガンダムAGE」にはやはり白に拘るウルフというキャラクターが登場するそうですが、白に偏執的な拘りを見せたのはデマーだけかと。

     

    そしてその乗機となるコルレル…形式がNRXとなっているので系列としてはシャギアのヴァサーゴやオルバのアシュタロン等と同じく新連邦開発の機体ですが、その中でも特に異彩を放っているMSです。徹底的に軽量化したその機体は手足がやたら細長く、武装もビームナイフ1本のみ。その重量は何と4.5トン!!普段重量のある建設機械とかを間近で管理する仕事やっている身からすると、ハッキリ言って異常な数値です。なんせ、工事現場のゲートに敷かれている鉄板…1.5m×6.0mの奴で1枚1.6トン…この鉄板3枚よりコルレルは軽い事になる訳です。全高17.9mもあるのに、です。まぁ、この重量の以上っぷりは何もコルレルに限らず、「ガンダムX」…いや、「ガンダム」シリーズ全般…もっと言えばロボットアニメの殆どが異常になるんですけどね。まぁ、きっと凄まじく軽いのにやたら頑丈な新素材があるんだ…とでも思っておきましょう。

     

    この「新連邦驚異のメカニズム」なコルレルは、五条橋での牛若丸と弁慶の決闘よろしく市街地を残像を見せながら飛び回り、DXの左腕を切り落とし、バックパックにもナイフを突き立てる。回転しながらのジャンプキックを喰らわし、ライフルはおろか至近距離で放たれたバルカンすら全弾回避。挙句の果てにビームライフルの上に立つ…コレ、「機動武闘伝Gガンダム」じゃなく、「ガンダムX」でやってのけるんだから凄いんです。

     

    それまでのロボットアニメにも徹底した軽量化で機動力を武器に主人公を苦しめた敵メカというのはいます。例えば「太陽の牙ダグラム」でザルツェフ少佐が対ダグラム作戦で使った通称"パジャマソルティック"とかね。でもココまで派手に主役メカを翻弄し、勝利一歩手前まで行ったのはこのデマー&コルレルだけなんじゃないかと。

     

    ちなみにコルレル…別にデマーの愛機って訳じゃなく、フロスト兄弟が彼にあてがった機体に過ぎないんですよね。と、いう事はかなり尖った…最早ロマンみたいな性能のコルレルを存分に生かしてガロードを追い込んだデマーの技量、トンデモナイレベルって事になるんじゃないかと思うんです。ですから、「ガンダムX」における最強パイロットは、ガロードでもジャミル、カリスでも、ましてやフロスト兄弟でもなく…このデマーだと思うんですよ、私は。

     

    しっかし、ロマン溢れる機体ですよね、コルレル。異形もいい所なMSですが、コレ、痩身でナイフで戦う…という点でから「エヴァのパクリ」呼ばわりされてしまったんです…全く、これだから「エヴァ」オタはメンドクサイんだよ。こんなの言い出したら、「エヴァ」だって散々パクってるって事になるんだぜ、と。「ウルトラマン」とか「マジンガーZ」とか「伝説巨神イデオン」とか「犬神家の一族」とか「謎の円盤UFO」とか。

     

    …で、実はコルレルのデザインモチーフは「あしたのジョー」の力石徹なんだそうで、むしろエヴァには似ない様苦慮したんだとか。確かに過度な原料でやせ細った姿はコルレルのデザインに似ているかも知れません…が!!コルレルの戦い方は「あしたのジョー」の力石というより、むしろハリマオなんだよなぁ…。(笑)

    | 零哭堂 | 脇役列伝 | 00:57 | comments(0) | - |
    蓮の花の如く
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      え?バレンタイン?

      …WW2時にソ連でも重用されていたイギリスの歩兵戦車がどうかしましたか?

       

      近年ではパチンコやパチスロにもなって、一気に人気、知名度共に高くなった感じもする漫画「花の慶次 雲のかなたに」ですが、この漫画は隆慶一郎先生の「一夢庵風流記」という時代小説が原作。一大ブームとなった超人気漫画「北斗の拳」完結以降、どうしても描く漫画がケンシロウのイメージから脱却できなかった原哲夫先生が、この「一夢庵風流記」に出会い、ケンシロウの呪縛から解放された思いになり是非漫画にしたい!!と隆先生の元を訪ねたが、隆先生は病床にあったが漫画化を快諾してくれて「雲のかなたに」という副題を考案してくれた…というエピソードがあるんだそうで。

       

      時代小説である「一夢庵風流記」を少年漫画にするにあたっては結構あちこち改変していて、例えば原作では慶次ではなく慶次郎という呼称が使われていて、「花の慶次」では若々しい印象ですが原作では史実に寄せて壮年の男として描かれています。原作の「唐入り」のエピソードは漫画で「琉球編」となっていてキャラクターが色々置き換えられていたりします。漫画の岩兵衛も原作には登場せず、漫画での彼の言動は骨や「唐入り」で仲間になる遠町筒使いの金吾洞のものとして描かれています。

       

      まぁ、「花の慶次」という作品は色々と影響を及ぼした作品ですよね。この漫画以降、コーエーの歴史SLG「信長の野望」等に前田慶次がかなり尖った能力値で登場する様になりましたし、「戦国BASARA」の様に割とまんまなキャラクターが出て来るゲームなんかも出てきました。

       

      そんな「花の慶次」…私がこの作品で一番好きなキャラクターと言えば

       

      坂田雪之丞

       

      誰?という人もいるかも知れませんが、「花の慶次」で最も「泣ける漢達のエピソード」である「佐渡攻めの章」に登場するキャラクターです。え?誰かに似てる?

       

      多分この方、俳優の的場浩司さん。

       

      今では水を抜いた池でアリゲーターガーと戦っていますが、デビューしたての90年代初頭は主にリーゼントで強面な風貌でヤンキー役としてよくドラマや映画に出ていましたっけ。言及されている訳ではありませんが、雪之丞のモデルは的場さんで間違いないでしょう。「花の慶次」は他にも俳優さんとかをモデルにしたと思しきキャラクターがいるので、読む際は注目して欲しいポイントです。初登場時の真田幸村なんて、あの人ソックリですよ!?(笑)

       

      さて、話を元に戻して坂田雪之丞ですが、実はコレは偽名というか、勝手に名乗っている名前で本名は茂兵という百姓。武士として手柄を挙げて大名になる事を志す青年ですが、初登場時は朱槍を任された同僚に嫉妬して半殺しにした罪で牢屋に入れられていました。そこに佐渡攻めで手勢を探す慶次が現れ、彼に望み通り朱槍を任されます。

       

      しかし慶次の朱槍は家中でもその武勇が認められた者に許されるものであり、当然戦では手柄首として標的となり命を狙われやすい…雪之丞はその重圧や恐怖に震えが止まらない。そんな時、慶次の軍に加わりたいと年寄りの百姓たちが名乗り出ます。彼らの子や孫は敵と捕らえられていて、その子や孫達は自分達で取り戻したい。それが叶わなくともどうせ老い先短い身、孫達と死んでやる…そんな勇壮な決意の百姓達を目の当たりにした雪之丞の震えはピタリと止まり、百姓だけを死なす訳にはいかないと戦う決意をする訳です。

       

      粗暴な乱暴者ではあるが、その心根は弱者を思いやれる優しい心、高潔な魂の持ち主なのですよ。何といいますか…昔は一定数いたんです、喧嘩とか日常茶飯事で教師とか大人も手を焼く不良なんだけど、一般の生徒には理由もなく手を出したりしないしカツアゲとか万引きも「シャバい」からやらない…怖い人なんだけど、実は意外に自分を律している昔気質のヤンキー…そう、ドラマや漫画なんかで雨の中捨て猫に自分のさしていた傘を差しだして自分はどしゃ降りの中走って帰る様な…そんなキャラクターなのです。

       

      と、いいますか…「佐渡攻めの章」自体が、雪之丞を筆頭に蛮頭大虎、百姓の爺さんたち、犬養殿、敵方の兵部、景勝、兼続…そして慶次、と気持ちのいい男…いや漢が多数登場する「花の慶次」でも屈指の名エピソードかと思うんですよ。男ならコレが嫌いだ、という者はそうはおるまい…そう思いますわ、ええ。

       

      雪之丞達の活躍やその結末に関して、ここではこれ以上書きません。ネタバレ云々もありますが、これ以上書くと多分パソコンのモニターが曇って見えなくなってしまうと思うんですよ、ええ。

       

      「花の慶次」を全部読め、とは言わない。でも「佐渡攻めの章」は是非読んで欲しい。彼等の雄姿に、きっとあなたも景勝と同時に自然に「鐙を外す」事になると思います。

       

      余談ですが、「花の慶次」という作品にはもう一人、「脇役列伝」にて紹介したい人物がいるんです。彼についてはまたの機会に。

      | 零哭堂 | 脇役列伝 | 21:11 | comments(0) | - |
      ネオナチのお笑い芸人
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        まぁ、ぶっちゃけネタ切れ対策の一つなんですが、漫画、アニメ、ドラマ、映画…そういったもののフィクションのお気に入りのキャラクターについてちょっとだけ語る…というカテゴリーを始めようと思います。HPの時からの人には、「偏愛録」のライト版、と思っていただければ分かり易いかと。一応、「主人公」「ライバル」「脇役」とか分けてカテゴリーしていこうかと思います。

         

        記念すべき第一弾は「脇役」からチョイス。今回紹介するのはこの人です。

         

        漫画「スプリガン」より ボー・ブランシェ

         

        皆川亮二先生の代表作と言えば、「ARMS」と「スプリガン」だ…というのに異議を唱える人はあまりいないでしょう。両作品とも悪い言葉で言えば、「厨二」的な設定が前面に出た作風です。特に「スプリガン」は超古代文明だのオーパーツ、一般的には知られていない世界的な特殊組織、冴えない高校生が実は超級エージェント、ライカンスロープ…といった、昨今の漫画、ラノベではもう見飽きた…というレベルの設定をこれでもかっ!!と封じ込めている上に、今となっては古い作品という事もあり、あまり顧みられていない作品な気がします。

         

        ちなみに本作の設定、菊池秀行氏の「トレジャーハンター八頭大」…通称「エイリアンシリーズ」という小説をベースにしたもの(と、皆川先生も認める発言をしているらしいです)であり、本作がオリジナルという訳ではないんですが、今から30年前に未だに当たり前に設定として使われている諸々を詰め込み、叩きな破綻もせず描き切り広げた風呂敷も畳んで見せた…という点はやはり「名作」と呼んでいい作品かと思うのです。

         

        さて、「『スプリガン』と言えば?」という問いに対してこの作品のファンで彼の名を挙げる人は多い筈。

        そんな存在感溢れるキャラクターこそ、ボー・ブランシェなのです。

         

        彼はオーパーツ「水晶の髑髏」を狙う秘密結社「ネオ・ナチス」に所属する少尉として登場するのですが、この時点では誤植なのか何故かブラン"ツェ"になってます。本作の「ネオ・ナチス」は現実のネオナチとは違い、オーパーツの力を使って世界征服を企む秘密結社で、彼は薬物によって肉体を強化した強化人間。その実力は御神苗を上回っていたのですが、どうもオツムがやや残念…という片鱗が見受けられ、御神苗の師匠とでもいうべき朧にボコボコに…。この際、朧からは「あなた、見込みがあります。鍛え直して下さい!!」と言われ、再登場を匂わせて退場します。

         

        スプリガンとネオ・ナチスの争奪戦にて再登場した彼は、朧の期待通り薬物を止めて自らに特訓を化し御神苗との再戦に臨むも、雪崩により決着がつかず、これ以降彼はネオナチを離れ、スプリガン擁するアーカムの宿敵ともいえる軍産複合体・トライデントの傭兵として登場します。

         

        聖櫃を巡るアーカムとトライデントの対決にて再登場した彼は、御神苗との決着に固執せず、トラブルにより操船不能になった客船から乗客の命を守る為、一時的に御神苗に協力する事に。そこで語られた彼の信念がコレ。

         

        人間はより優れた人間によって正しき道を選ぶ、そこに幸福があるのだ。

        そして優秀な者は、より弱き者達を守る義務がある。

        それが私の信じる「ネオナチ」のあり方だ!!

        そのかわり支配する者は誰よりも優れてなければならない。

        そのために欠かさぬ努力を、精進を重ねなければならないのだ!!

         

        コレが彼、ボー・ブランシェという言う人物の本質なのでしょうね。選民思想かつ偏った思想ではあるんですが、その根っこにはノブレス・オブリージュ的なものがある。そしてその信念に基づき、支配する者としての矜持として自らも高みを目指し努力し続けている…この男、根っからの悪党という訳ではなく、自分に厳しく弱きものを守る為には自らの身を挺すことも辞さない…その証拠に助けた子供から懐かれ、慕われる一幕が。

         

        このシーンから、ボー・ブランシェは只の"主人公を敵視するキャラクター"から"矜持を持った愛すべきバカ"に進化したのです。

         

        また、この辺りから技名を叫びながら技を繰り出す様になるのですが、どうやらこれ等の技は日本のテレビゲームや忍者を参考に編み出した必殺技の様で…。(笑)

         

        その後も、「生還者(リターニングマン)」の異名を持つトライデントの傭兵部隊隊長・暁の押しかけ女房ならぬ"押しかけ相棒"となり、御神苗の前に立ちはだかる事に。しかしそんな彼の最後は宿敵である御神苗を援護する為、新生COSMOSの精鋭と死闘の末に力尽きる…というもの。その姿…そして大切な相棒に別れを告げその場を去る暁にグッと来た人は多い筈。

         

        コミカルな役回りが多いキャラクターなれど、決める時は決める…そして主人公と相対する敵側のキャラクターにも関わらず、根は善人であり、偏ってこそいるが彼なりの理想と信念、矜持を持って戦い続けたボー・ブランシェ。「スプリガン」という作品を語るにおいて外す訳にはいかない、非常に魅力的な名脇役だったと思います。

        | 零哭堂 | 脇役列伝 | 20:13 | comments(0) | - |
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