タイゲン 1/16RC戦車 M4A3シャーマン76mm その3

  • 2020.12.30 Wednesday
  • 22:50

はい、シャーマンの続き。今回がラストになります。

前回、タイゲンの戦車兵フィギュアがヘンロンのものと同じで塗装されているもののその塗装が酷い…と書いたんですが、それなら別のフィギュア用意すればいいんだよ、という事で恒例の…

 

メディコムトイ ウルトラディテールフィギュア「ガールズ&パンツァー最終章」より ケイ

 

コレです。大層な名前の割に出来は至ってフツー。西住殿に至っては似てない…というあまりクオリティ的にいいフィギュアとは言えないんですが、1/16戦車にピッタリのサイズ。シャーマンと言ったら彼女でしょう。私と誕生日おんなじですし。(笑)

おケイさんのコレ、グラマーなスタイルとかムッチムチの太ももがイイ感じかと。

余談ですが、コーエーテクノゲームスの人気リリーズの1本で、今年の夏ごろだったか「2」がリリースされた事で話題になった「ライザのアトリエ」…この主人公の太ももがムッチムチでけしからんと言われてますが、「SSSS.GRIDMAN」の宝多六花というキャラクターが「太ももの擬人化」などと呼ばれたり…とミョーに最近太ももがフィーチャーされている気がします。

 

…「ガルパン」における「太ももの擬人化」は見せつけるかのようなショートパンツ姿が印象的な彼女なのではないかと。

 

 

…でも戦車に乗せる為に切っちゃうんだけどな。(苦笑)

今回はフィギュアに付属する台座を切って、キューポラに立たせた時に倒れにくくなるように取り付けてみました。一応クリア素材ですし、キューポラの中に入れてしまえば目立たないですからね。

 

…若干ショートパンツの下の太もも、素足部分を残したのは…意地かも。(笑)

いや、私は太ももフェチではないつもりですが、「ガルパン」における私の好きなキャラクターであるおケイさんにしろさおりんにしろ…ムッチリした太ももの持ち主ではあるなぁ…。

 

 

ハッチは砲塔の2つ…車長用キューポラと装填主用が開閉可能になっています。

車長用は結構深めなので、猶更台座は目立ちません。

 

 

乗せるとこんな感じ。

かな〜り良い感じでしょ、コレ。尤も、劇中でおケイさんが乗るのはM4シャーマンの初期タイプ…砲は75mmですし車体前面の形状とかかなり違うんですが、金持ちなサンダース大付属なら76mmのM4A3後期タイプとかも持ってるだろ、と。そしてファイアフライ程ではないにしろ対戦車戦に向いた車両ですから、トーナメントに勝ち進めば使う機会もあるんじゃ…という事でサンダースの校章とか貼っても面白いかも知れません。

 

実はこのシャーマン、転輪パーツとかに塗装した際の塗り残し…組んだ状態で塗装して隠れている部分が塗れていない部分とか、ハッチのヒンジ等塗装が剥げちゃってたりと細かい部分が気になるので、今後タッチアップ位はやるかも。いつもは塗っているつや消しクリアすら吹いてませんしね、今回。

 

でもそれでもこれだけの完成度。タイゲンのRC戦車、品質や仕上げ、価格の面からしてもかなり良いと思います、ハイ。

 

さて、あと2020年も残るは1日ですね、明日も記事書くかもしれませんが、とりあえず皆さま、よいお年を。

タイゲン 1/16RC戦車 M4A3シャーマン76mm その2

  • 2020.12.29 Tuesday
  • 00:16

はい、タイゲンのシャーマン2回目です。

 

 

普段は写真撮りませんが、裏側はこんな感じ。

本体側主電源やエンジンサウンドなどのボリューム調整のツマミがあります。ツマミと言っても手では調整できないのでマイナスドライバーが必要ですが。

ティーガー等は本体上面のハッチ内にあったんですが、シャーマンは車体下。水溜まりの中に突っ込むような走らせ方はしませんが、スイッチ関係はあまり車体下部には回して欲しくない…というのが本音。

 

 

車体上部をあけるとこんな感じ。

開閉用レバーは車体後部。ちょっと場所的には分かりにくいかも知れませんが、逆に言えばそれだけ目立たない位置にあるという事でもある訳で。パッと見の印象では、ギアが何だか精度良さそうな感じ。ヘンロン純正仕様ではなくココもオプション組み込んでいるのかも。バッテリーは縦置きにする様で、収納する場所が仕切られて確保されています。コレは他の車種でも同じようになっているといいのに。コレは高ポイント。

 

 

この通り、ギアが黒いですね。

Matoのスチールギアボックスを組んであるのかも知れません。ユニット関係は他の機種と変化なし。IS-2と同様に排煙ユニットへの注油は排煙口からではなくこちらから可能になっています。ヘンロン製に比べても配線関係はきれいにまとめられています。

 

 

さて、車体上側ですが、このシャーマンはIS-2と同じく砲塔を360度回転可能になっています。ヘンロンですと、配線の保護の為に砲塔回転用ギアに歯が刻まれていない部分があって、大体330〜340度位までしか砲塔が回転しません。1/24RC戦車でも似た様な措置が取られているケースが殆どですが、やっぱり360度回転した方がイイですよ、ええ。

 

 

さて、こんな感じでレビューしてきた訳ですが…戦車と言えば、戦車兵フィギュアを乗せたくなってしまうのが戦車好きの性。ただ、IS-2の時にも書いたかもしれませんが、タイゲンの戦車兵フィギュアは基本ヘンロン版のものを塗装したモノなのですが…その塗装が大変にお粗末なのです。タイゲン製1/16戦車唯一の欠点、と言っていいかも。

 

そんな訳で、今回は一切戦車兵フィギュアは写真撮ってません。(笑)

そうなるとほら、いつも通りのアレの出番と相成る訳です。

 

次回はそれについて書きます。

タイゲン 1/16RC戦車 M4A3シャーマン76mm その1

  • 2020.12.28 Monday
  • 12:07

はい、久々に1/16戦車。

以前紹介したIS-2は人に譲渡したのでちょっと寂しくなり、今回はコレを購入。

 

タイゲン 1/16RC M4A3シャーマン BB弾発射Ver.

 

このブログのアドレスにもなっている大好きな戦車、シャーマンです。

今回もヘンロン仕様ではなくヘンロン仕様をベースにしたタイゲン仕様。Torro仕様とほぼ同等の仕様ですが、Torro版の様に木箱に入っている訳ではありません。まぁあの木箱、蝶番の所が脆いし嵩張るのでフツーの段ボールパッケージのタイゲン版の方が色々と楽です。国内流通価格でもTorro版の半額程度ですし。まぁ、あれは販売店がボリ過ぎなのかも知れませんが。(苦笑)

 

 

ヘンロン版は「WoT」でも低Tire帯で猛威を振るう105mm榴弾砲装備になっていますが、今回のコレは対76mm戦車戦に重きを置いた戦車砲装備。砲塔や防盾の形状など、細かい部分に差異があります。

 

塗装はアルデンヌ辺りで見られたという、基本のオリーブドラブに濃いグリーンのラインが入ったタイプになっています。

ヘンロン版だと後付けパーツが結構多くなっているシャーマンですが、タイゲン版はかなり少なくなっています。M2機関銃他3〜4パーツ程度。楽ちんではありますが、ちょっと物足りなさも感じてしまったり。

 

やっぱりシャーマンは良いなぁ…性能的にはパッとしないというのは事実ですが、整備性、操縦性、信頼性はピカイチな優秀な車両かと思います。

 

 

履帯はダッグビル付き。付属のデカールは水転写式ではなく、車用ステッカーによくある貼った後に透明フィルムを剥ぐタイプ。この粘着力が弱くて、結構貼る際は難儀しました。途中で切れちゃったりもしますし。

寒い部屋でやっていたせいでデカールの接着成分が固くなってしまっていたのかも知れません。ストーブの傍でやったら割とフィルムがキレイに剥がれたので。砲塔部分の星マークはフツーに張っただけでも下地がちょっとだけ透けた様な感じになってくれるので、そのままでも結構リアリティが出てくれます。

 

 

プロポはいつも通りのタイゲン&Torro仕様。

ヘンロンのプロポがバージョンアップしてサウンドのボリューム調整や排煙ユニットのオンオフなんかも出来てしまうので、大きく変化しておらず機能も最低限なので若干見劣りするかも。

 

細かく見ていくと、部分的に塗装剥がれがあったりはするんですがそれはまぁ、仕方ない部分もあります、樹脂に比べて金属へは塗装が乗り難く剥がれやすいというのはある訳でね。まぁこの大きさの戦車であれば、そういう部分もある意味味にもなりますし。細かい部分を言い出せばキリがなくなりますし、そういう意味で言えばこのシャーマンもかなり出来がいいRC戦車でしょう。

履帯を始め金属パーツモリモリでトリム調整も勿論可能。BB弾発射ギミックに関しては好き嫌い別れるでしょうが、砲塔旋回や砲身上下、信地旋回に超信地旋回、エンジン音…とタミヤのフルオペに匹敵するギミックつきで、排煙機能の様なタミヤにはい要素もある。操作もトリム調整レバーすら使うフルオペの様な複雑さはなく単純…でも販売価格はタミヤフルオペの半額でしかも組み立てや塗装が基本不要…やっぱり良いですよ。

 

ただ、ヘンロンのものよりはタイゲンorTorro製の方をオススメしますけどね。でもヘンロンも初期不良に当たらなければ割と最近のは良いですし。

 

ただまぁ…嵩張るのは難点かもなぁ…。

でも面白いですよ、RC戦車

1/35RC戦車

  • 2020.10.17 Saturday
  • 23:03

はい、家に帰っているので久々に静かな夜を過ごせています。

あの中国人共、よくもまぁあんな毎夜大声で騒げるもんですわ。お国柄なんですかね?相手はすぐ近くにいるだろうに、ああも…10m離れたところにいる人と会話する様な大声でしゃべるのは。

 

そういう訳で、例のものが到着していました。

 

タミヤ 1/35 ルノーB1bisドイツ軍仕様(RC化)

 

B1bisのドイツ軍仕様をラジコンに改造したものです。カラーリングはパッケージアートの迷彩タイプではなく、シンプルなジャーマングレー単色にしてもらいました。

製作者さんのFacebookによりますと相当難物だったようで、何だか申し訳ない依頼をしてしまった気がしてしまいます。(苦笑)

 

フィンランド軍仕様の3突とは違う送信機ですが、こちらの方がボタン式なので操縦はしやすい気がします。

 

砲塔は手動で旋回可能。砲塔側、車体側の砲も手動で仰俯角が取れます。

 

しっかし、見れば見る程面白い形しています。

でも足回りは工事現場にある大型のクローラークレーンのものにかなり似ているんですよ。

B1には組み易く見栄えもいいと評判のタミヤ自慢の連結履帯になっていますが、走行させると結構外れます。これでも製作者さんが工夫して外れ難くして下さったのですが、構造的に弱点になってます。まぁ、シングルモーターのキットはありますがラジコン化を想定したキットではないので仕方ないかも。3突の方はそういった事もないので、ベルト式のタイプの方が安定するのかもしれません。

 

後ろから見るとこんな感じ

 

針金状のものは受信機のアンテナです。

後ろのチェーンは金属製なんですが、飾っとくだけならまだしも走らせると外れたりしてしまいます。

 

しかし、B1bisのラジコンなんて市販されるとは到底思いませんし、何よりこのヘンな形が最高に面白い戦車です。

良いものを作って頂きました。大切にしたいと思います。

1/24RC戦車

  • 2020.07.24 Friday
  • 20:34

コロナ騒動の緊急事態宣言解除後…断捨離という訳ではないんですが、Waltersonsの1/24RC戦車は通常版の4号H型以外を全て譲ったり売ったりしたんですが、唯一残した4号H型、現状こうなってます。

 

 

ホームセンターで売られている「バックルコンテナ」って奴です。

何の変哲もありません。

 

これを…

 

こんな感じに。

 

升目に切れ目が入れられているスポンジが売られていまして、これをくり抜いて戦車用コンテナにしてみました。

プロポーとターゲット、後小物をキレイに収納できます。

 

バックルコンテナが昔仕事の道具とか入れてた中古品なので結構ボロボロなんですが、中々いい感じに。

 

んで、本体自体も…

 

殆ど変化ないんですがね。(笑)

 

車体前部の予備履帯ラックにホントに予備履帯を取り付けてみました。まぁ、実は本体付属分だけではコマが足りないんですけどね。なんでコマ数揃えられたのかは秘密。(笑)

それと映ってませんが、IRバトルの受光部のカバーをより本体色に近い色に塗装し直したり、電源が入っている事を知らせる砲塔のLEDランプもマットブラックに本体色重ね塗りして目立たなくしたりしています。

 

ホントは汚し塗装とかやってみようかと思ったんですが…怖いのでそのまま。

まぁ、1/24RC戦車ですと、VS-TANKシリーズよりラインナップより少ないですし、模型としての精密さは欠けると言いますか…オモチャっぽさを隠す工夫が無いのが残念なWaltersonsのバトルタンクシリーズですが、ラジコンとしてのギミックは砲身リコイル以外はVS-TANKより上等だと思うのです。

1/35改造RC

  • 2020.07.17 Friday
  • 21:28

はい、フィンランド仕様の3突を製作して下さった方の作品ですよ。

 

たたタミヤ 1/35 九七式中戦車チハ

 

WW2期を通して日本軍の主力となった戦車ですね。

弱い弱いとバカにされがちな戦車ですが、開発された時期を考えれば決して弱くはなかったんです。ただ惜しむらくは、ロクな改良や後継車両がないまま日進月歩で進化していく列強の戦車と戦い続けなければならなかった事で…。

 

ネットとかでは"チハたん"等と呼ばれて一部小柄な車格からかカワイイと評される九七式ですが、靖国神社に展示されている実車を見ると意外と大きい事が分かります。街中でブイブイ言わせているアルファードとかのミニバンよりデカいです。車高が比較的低いのであんまり大きく見えないのかも。個人的には砲塔の大きさがアンバランスに見えてしまい、そういう意味では新砲塔チハの方がまとまっている風に感じます。でも鉢巻アンテナは捨てがたいんだよなぁ…。

 

ちなみにコレは走行のみRCで砲塔旋回はしません。手動でなら旋回します。

このチッコイ戦車に動力組み込むのはさぞ難儀だっただろうなぁ…と。

 

 

タミヤ 1/35 M60A1リアクティブアーマー 湾岸戦争仕様

 

M60A1にリアクティブアーマーを装備した海兵隊仕様で、湾岸戦争でM1エイブラムスにまぎれてニュースなどでもその姿が映っていたんだそうで。

M60はM48パットンを改良したものに過ぎず、後継車両への繋ぎ的に開発された戦車なんですが、未だ現役で配備している国も多かったりします。流石に近代改修されていたりはするんですが。取って付けた様にも見える追加アーマーが何ともごちゃっとしていて良い感じです。

 

コレは何と、砲塔旋回も可能!!

車体と砲塔をそれぞれ違う周波数で動かすというかなりの荒業が駆使されています。

チハや三突に比べれば大柄ではありますが…それにしたって1/35サイズ。こういうのを可動化出来るってのは…尊敬しますわ、ええ。

シュトゥルミ

  • 2020.07.11 Saturday
  • 23:41

いきなりですが…

 

タミヤ 1/35 フィンランド軍3号突撃砲G型

 

3号突撃砲と言えば、実はティーガーやパンターを差し置いてWW2のドイツ車両の中で最も活躍した…とまで評されている車両です。元々はマンシュタインの提案で直接歩兵の戦闘支援を行える車両として開発された車両でした。砲塔が無い為戦車の様な機動戦は出来ませんでしたが、その分強力な主砲を搭載可能で生産コストも安い…と次第に劣勢になっていくドイツの戦況に合わせ、低い車高を活かした待ち伏せ戦術等で対戦車戦闘もこなす事に。

 

メンドクサイ事に、WW2期のドイツには似たようなスタイル…駆逐戦車とか自走砲とか色々いる訳ですが、大雑把な分類でいえばこれらは全部自走砲という括りで問題ないかと。突撃砲だの駆逐戦車だのと様々に呼ばれるのは、軍内部の派閥争いとか予算の取り合いとか…そういう生臭い部分が大きいのですね。

 

ちなみに突撃砲は歩兵科の支援が仕事ですが、運用しているのは砲兵科だったりします。大して駆逐戦車は戦車科。

この手の砲塔を持たない突撃砲とか駆逐戦車の類は現在では絶滅してしまいましたが、それ故に愛しい存在かと。

 

 

このキットはフィンランド軍に供与された3突を再現したもの。フィンランド軍はドイツから来たものをただそのまま使うのではなく改修して運用していました。大まかに前期改修型、後期改修型と2段階あるんですが、写真のコレは後期改修型です。特徴は撤去されたシュルツェンとその代わりに車体左右に括りつけられた丸太、車載機銃を大量に鹵獲していたDT機関銃に換装、戦闘室前面にはコンクリートの増加装甲、後部に雑具箱の増設等。写真では分かりませんが、転輪の裏にも増加装甲が取り付けられていたりします。

 

 

WW2に興味がない人にですと、フィンランドが枢軸国側として参戦していた…という事を知らないかも知れませんね。

1939年からの「冬戦争」において、奮戦虚しくカレリア地方等をソ連に割譲されてしまったフィンランド。ただナチスドイツのソ連への侵攻に巻き込まれる形で再びフィンランドはソ連に宣戦布告。その際フィンランドが冬戦争の続きであると主張した為、「継続戦争」と呼ばれます。

 

この継続戦争の際にドイツから供与されたのがこの3突や4号J型。元々フィンランド軍はロクな戦車を持っておらず、冬戦争や継続戦争ではソ連軍の戦車を鹵獲しまくってそれを主力に使っていたというトンデモナイ国。故に車両の整備や改造、改修の技術は高い…そんな訳で生まれたのがこのフィンランド軍仕様の3突という訳です。この3突、最初は旋回砲塔を持たない事からその性能に懐疑的だったらしいんですが、その有用性を認められ圧倒的な戦力のソ連軍相手に大奮戦。生き残った3突は戦後もしばらくは現役で、今も国内中心に30両程現存しているんだとか。博物館などにあるドイツ仕様の3突の中には実はフィンランドのものを改修したものもあったりするんだとか。

 

余談ですが「ガールズ&パンツァー劇場版」で大活躍した継続高校のBT-42もソ連のBT-7快速戦車の車体にイギリスの4.5インチ榴弾砲を搭載したシロモノ。継続高校のテーマ的に使われたフィンランド民謡「サッキヤルヴェンポルッカ」も、継続戦争でソ連に奪われたサッキヤルヴィという街を思い歌い継いだ曲。他にもフィンランドには「モロトフは駄目だ」という凄いタイトルの曲もあったり。

 

 

日本人には「ムーミン」やサウナのイメージが強い幸福度ランキング上位の国、というフィンランドのイメージですが、国の生い立ちは割と壮絶だったりするんですね。SISUという彼等の精神はその歴史に培われてきたのではないかと思います、ハイ。

 

さて…いきなりのフィンランド軍3突の話でしたが、実はこの3突には秘密が…

 

 

何と!!ラジコンなんです。

ヤフオクにて既存の戦車キットをラジコンに改造している方がおりまして、その方が落札後に「ラジコン化したいキットがあれば制作依頼に応じます」との事だったので、お願いしたのがコレなのです!!

 

走行もスムーズで非常に楽しいラジコンです。やっぱり好きな戦車が走っている姿ってのは良いのです。フィンランド仕様の3突なんて、サイズ問わずラジコンが市販される可能性はほぼゼロでしょうからね。

いや〜、この手の改造が出来る人が羨ましいなぁ。感謝感謝。

 

今度、機会を見てこの方から落札した他の2両も紹介したいと思います。

タイゲン 1/16RC戦車 IS-2 その5

  • 2020.04.11 Saturday
  • 22:12

はい、今回は少し前に紹介したタイゲンのIS-2その後…という事で、こんな感じになってます。

 

 

このタイゲンのIS-2ですが、何故か付属する戦車兵フィギュアがドイツ兵で、しかも塗装も酷い有様な奴なのが唯一と言っていい欠点。そんな訳でキューポラから車長が体を乗り出している姿を再現すると実に変な事になる訳です。

 

そこで、以前1/24の4号あんこうチーム仕様の時に使ったメディコムトイのUDF(ウルトラディテールフィギュア)が「ガールズ&パンツァー最終章」仕様でライバル校のキャラクターもリリースしていたので、コイツを加工して使ってみました。実在車両にアニメキャラのフィギュア…という歪な構成ではありますが、プラウダのタンクジャケットがIS-2のカラーリングに合うので意外と違和感がないかも。塗装の腕に覚えがあるなら全塗装してプラウダ仕様にしても面白いかも知れませんね。冬季迷彩なら白、劇場版仕様ならロシアングリーンのほぼ単色なので比較的塗装しやすいかも。

 

…私は塗装には自信ないのでやりません。(苦笑)

 

加工したノンナさん

 

ノンナさんフィギュアの足をスカートのすそ辺りから切り落とし、そのままキューポラに乗せるとビミョーにスカートや左手が邪魔するのでエポキシパテにて適度な高さの台座を作りました。この車長用キューポラにはBB弾発射ギミック用のスイッチがあり、そのままでは立たせたときに干渉してしまうので、左足にプラパイプをハメてスイッチに被せる様にして立たせられるようにしています。パテとパイプはキューポラに乗せた時に台座部分が目立たない様に塗装。ロシアングリーンだと明る過ぎる感じなので、ダークグリーンを使ってます。

 

このUDF…他のキャラクターは単品販売なんですがノンナさんはカチューシャとセット販売。故に単価が高くなっているのが地味にイタイ…カチューシャは別に要らなかったんだよなぁ…。

 

フィギュアの出来自体も4号あんこうチーム仕様に乗せた西住殿の出来は少々似てなくて残念な出来ですが、このノンナさんは割と似ていると思います。少なくとも違和感は薄いですね。

 

しかし、フィギュアとはいえ人の形したモノを切ったりするのは何だか少し気が引けるというか、何というか。 
 

乗せた所のアップ

 

台座はスカートが広がっているおかげで殆ど見えなくなるのでかなりいい具合になります。安定感もパテが重いのでそこそこあります。流石に固定している訳ではないので走らせるとコケたりはしますが。ポーズ的にもそんなに違和感ないのが良いですね。

 

しっかしノンナさん…スタイルいいよなぁ…。

 

ノンナさんは中の人が有名なソ連・ロシアマニアの人で、スタイルもよく毛深い(笑)方なので、あらゆる意味でハマり役と言えるかも知れませんね。

タイゲン 1/16RC戦車 IS-2 その4 

  • 2020.03.31 Tuesday
  • 16:42

はい、タイゲンのIS-2ですよ。

 

排煙ギミック

 

タイゲンの戦車は基本ヘンロンの1/16RC戦車がベースなので、排煙ギミックが搭載されています。仕組みとかユニットも同じものが使える筈…というか、最新Ver.は分かりませんが、少なくとも私が1/16RC戦車にもっとガッツリハマっていた時には同じものが使用可能でした。

 

この写真、一応排煙してる所を撮影したんですが…映ってませんね。(苦笑)

 

1/16と並行してウチではドローンや飛行機などの海外製RCやバッテリー、充電器等を発売しているハイテックマルチプレックスが販売していたWaltersonsの1/24RC戦車なんかも紹介してる訳ですが、ヘンロン1/16系列の最大の強みはオプションパーツも含めたパーツ供給にあると思うんですわ。タミヤのフルオペは国内メーカーのタミヤの製品な訳ですからアフターサービスは充実しているのかも知れませんが、パーツとかを気楽に買える環境にはなっていない印象です。それに対してヘンロン系列はサードパーティ含め外装、内部ユニットどちらもオプションパーツは豊富、かつ売ってるショップを知ってさえいれば割と入手は楽なので、壊れたら交換したりが手軽なんですよ。

 

特に外装パーツの豊富さは手軽にオレ戦車とか作れます。あまり改造とかしないで走らせたりして遊ぶのも良いんですが、徹底的にディテールアップするも良し、内部機構を弄ってみるも良し、塗装に凝るのも良し…そういう盆栽的な楽しみ方が出来るのが最大の魅力でしょうね。

 

中身

 

前方の車体下部にレバーがあって、このレバーで車体上部をくぱぁっと開ける事が出来ます。折り畳みの支柱がついているのでバッテリー交換やちょっとしたメンテの時に便利です。この支柱は折曲がる所がRピンで固定されているだけなので、車体後部のシャフトを抜けば車体上部をそっくり外す事も出来ます。内部ユニットを交換したりするなら外してしまった方が楽ですからね。

 

ちなみに前回書き忘れましたが、このIS-2にはラジコン戦車にありがちな砲塔旋回制限が無く、360度一回転させられます。

 

内部

 

バッテリーはベルクロにて固定。コネクタが車体上部を閉める際に支柱と引っ掛かり易いので注意が必要です。バッテリーの前にあるのがスピーカー。昔とあんまり変わっていない気がしますが、音の質は改善されている気がします。いや、これは元の収録した音源の問題かもしれませんが。奥にあるのがギアボックスで勿論金属製。ヘンロン戦車の安いVer.は樹脂のギアボックスの奴もあるんですが、本体だけ安く買って後から金属履帯にする…なんて場合はギアボックスも金属製にしないと履帯の重量のせいでギアがやられるので注意。それとM26パーシングやM41ウォーカーブルドッグの様に金属製アイドラーが(私が知る限り)無い機種もありますが、樹脂製のスプロケットやアイドラーのままで金属履帯履かせると走らせているうちに確実にボロボロになります。金属履帯に変えるなら、最低でもギアボックス、スプロケット、アイドラーは同じく金属製のものに交換必須…コレ、1/16RC戦車の基本です。

 

メインスイッチとか

 

本体の電源スイッチは車体後部のメンテナンスハッチ内にあるんですが…コレ、砲塔を真っすぐ前に向けてしまうと開けられません。そしてハッチを開けたまま砲塔を回すとハッチの蓋に干渉してしまいます。

 

…コレ、タイゲンIS-2唯一の欠点かも。(苦笑)

このハッチの中にはメインスイッチだけではなく、エンジン音なんかの音量調整ツマミと排煙ユニットの給油口があります。音量調整はマイナスドライバーが無いと調整しずらいです。欲を言えば音量もプロポで調整できれば完璧でしたね。

 

そんな訳で…

 

収納スタイル

 

私はRC戦車の保管にはコンテナケースとかを使う事が多いんですが、このIS-2は実車と同じく砲塔を反対向きにしています。コッチの方が全長が短いので収納しやすいですし、写真の様にハッチを開けておけばこの状態でメインスイッチのオンオフも可能です。しかもコレ、実車と同じスタイルなんですよね。(ハッチはともかく/笑)

どうせならトラベリングロックもセットできるようにすれば面白かったかも。

 

そんな訳で、タイゲン1/16RC戦車のIS-2でした。

ホントに出来が良いんです!!

 

もし、ウチ見て1/16RC戦車にキョーミ持った…という奇特な人がおりましたら、タイゲン製をオススメします。自分で弄ったりしたいならヘンロン製で良いと思いますが、ある程度素の状態での見栄えを考慮するとドイツのTORROか台湾のタイゲンの高級Ver.がベター。ただTORROのはパッケージが木箱とか変な所に凝っているせいもあってか販売価格が10万近いのが難点。その点タイゲン製はタマは少ないのですがネットオークションやネット通販ショップの実売価格は4万位からなので断然リーズナブル。かつ外装とかはTORRO製と大差ない…というか、ほぼ同じです。

 

戦車ラジコンはラジコン趣味でもドマイナーだと思うんですが、考えようによっては一番気楽なんです。

オンオフ問わずカーRCは公園とか空き地で走らせるのも限界がありますし、かといってサーキットデビューするとなると近くにあるなし含めて敷居は高くなるかと。近くにあってもメンドクサイ常連とかがいたら…なんて考えてしまいますよね。ドローン含めた空モノや船とかの水モノになると更に遊ぶ場所というのは制限されます。

 

でもその点戦車ラジコンならカーRCみたいなスピードは出ないので、意外かもしれませんが走らせるのにもそんなに広い場所は要りません。室内だってそこそこ動かせます。しかも戦車ラジコンは外装やギミックの改造という楽しみ方もあるのでね、実質走らせなくても楽しめるんですよ。まぁ、それじゃあラジコンなのに本末転倒、と言えなくもないですが。(笑)

 

そういう意味で言えば、日本の家庭環境に一番合うラジコンなんじゃないかとすら思いますよ、ええ。

タイゲン 1/16RC戦車 IS-2 その3

  • 2020.03.29 Sunday
  • 16:59

はい、タイゲンのIS-2の3回目です。

今回は細かい部分を見て行きましょう。

 

車体前面

 

前回も書きましたが、ヘンロンのノーマル版KV-1のやっつけ仕事感満載な前照灯の処理と比べ、このIS-2の前照灯素晴らしいと言えましょう。写真は光らせた状態ですが、コレならメタルパーツ探したりする必要もないですね。それと装甲表面の0荒々しい処理がまたカッコイイんですわ、はい。

前照灯は、本体の電源を入れてエンジンスタートさせ、アイドリング状態の時は点滅、動ける状態になると点灯状態を維持するという基本ギミックはヘンロン戦車と共通。車体前面の裏にはシャーシ開閉のレバーがあり、これにより車体上部を開けてバッテリーを収納したりします。

 

「ワールドオブタンクス」でもお馴染みの戦車の弱点である車体下部をカバーする為に取り付けられた予備履帯も、その独特な配置をちゃんと再現しています。総じて完成度は高いです、ええ。

 

ソ連戦車はこの幅広な履帯がカッコイイんですよ。

 

砲塔裏

 

プロポによる機銃発射操作をすると、写真の様に砲塔後ろの機銃口が赤く点滅します。ここはギミックとの兼ね合いなのか機銃の銃口が透明なままになっています。でもまぁ、気になる程ではないかと。

砲塔0は鋳造を意識したような表面処理がされていますし、白ラインも含めマーキング等もキレイに仕上げてありますね。

 

砲塔上部

 

砲塔にある2つのハッチは開閉可能です。塗料が回っているのかやや動きが渋いのが難点。派手に開け閉めすると壊れそうな感じもしますので、優しく扱いたい部分ですかね。車長用キューポラを開けるとBB弾発射ギミックのスイッチと、BB弾を流し込む穴があります。

 

惜しむらくは、戦車長フィギュアがドイツ兵な点。いっその事ドイツの鹵獲車両に…する技量は私にはありません。(苦笑)

コレでも買って乗せようかなぁ…でも、カチューシャ要らないんだよなぁ…って事言うとノンナさんに粛清させてしまいそうですが。(笑)

 

足回り

 

転輪などの錆、汚し表現は丁度いい塩梅じゃないかな。これ以上汚すとくどくなりそうな気がしますし、あくまでRC戦車…動かすことを前提に考えると必要十分かと思います。くどく汚しかけるのはどうも好きではないですし。個人的な嗜好ですけどね。

 

こうなってくると、無塗装な金属履帯がやや浮いている感はあるかも。でも走行に影響しそうなのでこのままにしますけどね。いや、やる気がないともいいますが。

 

予備燃料タンクなんかも適度に傷とか錆の表現がしてあって良い感じです。

 

エンジングリル付近

 

エンジングリル等には金網状のエッチングパーツが取り付けられています。特にエンジングリルはちゃんと抜いてから取り付けられているので、車体の中にあるスピーカーから出たエンジン音がココから響いて来て雰囲気バッチリですね。

牽引フックは付属のフックを使って固定。ワイヤーの塗装も割と上手くいったんじゃないかと。もう少し黒っぽくしたかったんですけどね、ホントは。

 

後部切り欠き部にある砲身のトラベリングロック…IS-2は砲塔が車体前寄りの上に砲身が長いので、稜線を超えたり狭い所を走ると砲身をぶつけてしまう可能性がある為、長距離の移動時は砲塔を後ろに向けて砲を固定していたんだそうな。そんな訳でトラベリングロックも再現されています。ウォーカーブルドックも本来は後ろにトラベリングロックがついているんですが、ヘンロン戦車だと省略されているのでIS-2の再現度の高さがうかがえますね。

 

いや、見れば見る程良く出来てる。そしてカッコイイ!!

個人的には重戦車は戦車にハマったキッカケが「ティーガー戦車隊 第502重戦車大隊オットー・カリウス回顧録」だったのでドイツのティーガーとかティーガー2が好きだったんですが…こうしてみるとIS-2もカッコイイなぁ、と考えを改めましたね、ええ。

 

思い切って買って良かったです、コレ。

 

という事で、次回がとりあえず最後になります。

ちょろちょろ弄ったりしたらまたやるかもですが、素で完成度高いからなぁ…コレ。

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