人類は何も学ばない

  • 2024.03.04 Monday
  • 19:55

「元気爆発バーンブレイバーン」の記事で、TSがヴァンツァーっぽいよね、みたいな事を言っていたら、「フロントミッション」がやりたくなってしまいました。switchでポーランドの会社がリメイクした「1」と「2」が出ていますが、「LIVE A LIVE」とは大きく異なりリメイクとしての出来はファンがこうであってこそ、と思う部分を外したあんまり良くない出来、とも聞いていますし、「2」に至ってはリメイクとしての出来以前にバグだらけ…という事で敬遠したいので、せめてもの慰みで「1」のリメイクをプレイしてみようかと。

 

…でもね、私的には「フロントミッション」っていったら「3」なんですよ、ええ。

といっても、私はクリアまでこぎつけた事があるのは「1」「3」「5」とDS版「2089」のみなのですが、一番好きなのが「3」なのです。APシステムががスッキリした形になっていて、キャラクターは基本ステータス差は存在せず武器の熟練度のみで個性分け…というシンプルなスタイルが遊びやすく、そして「1」は自機の性能を上げるにはパーツを変えるしかありませんでしたが、「3」の場合改造する事で序盤のヴァンツァーでも最後まで使える…というのが嬉しかったんです。特に和輝の初期ヴァンツァーだったゼニスレブや亮五の107式強盾は習得可能なスキルが非常に優秀でした。強盾の方はともかく、ゼニスレブは和輝の愛機として最後まで使ってましたよ。

 

…でも一番好きなのは…

 

呉龍 グリレゼクス に対する画像結果

呉龍のリーダー・ルドルフのグリレゼクスですけどね。(笑)

コレは「ヴァンダーアーツ」版ですが、「3」リリース直後に出ていたコトブキヤのアクションフィギュアも凄く出来が良かったんです。

 

でも、「3」ってシリーズのファンからは評判が悪いんですよねぇ…特にシナリオ面。

中でも主人公の和輝にその矛先は集中していて、行動原理とかがぶっ飛び過ぎて「フロントミッション」の世界に見合わない…みたいな意見も。架空ではあるものの現実的な戦争をグロテスクなまでに真正面から描いた「1」と比較し、「3」は何とも…ロボットアニメみたい、みたいな言われ方を。

 

…ロボットアニメの何が悪いんじゃい!!

 

とは言いたくなりますが、それ故、私的イチオシになったのかも知れません。

と、言いますかこの作品…「ガンダムZZ」と似ている要素が多いんです。

 

妹の為なら猪突猛進になりがちな主人公に、お調子者の相棒という構図はジュドーとシャンクリラの仲間達の構図に近いですし、そんな特に訓練とかを受けた訳でもない民間人が戦場で大活躍、というのもそう。軍属のお姉さんキャラヒロインのエマも和輝から見たポジションは恋仲になるならないとかを置いておけばルー・ルカに近いかと。敵のイマジナリーナンバーはプル&プルツー、リアルナンバーはマシュマーやキャラなどの強化人間に通じるものがあるし、更に言えばメタンヴァンツァーを軍に売り込もうとするバリラ―はゲモンとかに近いんじゃないかと。他にも機体カラーを統一した青の部隊と呉龍とか、「フロントミッション」としてはという枕詞はあるものの派手で大仰な敵メカの活躍とかも似ていると言えば似ています。

 

更に言えば…割と無茶な感じもするストーリー展開とか、「Z」に対しての「ZZ」という形での低い評価のされ方まで、何だか似てる気がするんですよね、ホント。

 

そう言う意味で言えば、「1」の様なリアリティ重視の作風ではない…言ってしまえば主人公の設定から割とぶっ飛んでいる様に感じる「3」の展開は「ガンダム」的なロボットアニメではむしろ"ありがち"なものだったりするので、ロボットアニメ大好き人間である私の様な嗜好の持ち主にとってはむしろ身近に感じたと言ってもいいかも知れません。

 

コッテコテのハード路線こそが「フロントミッション」だろ!!という人には受け付けられないかも知れませんが、それでも「3」は「フロントミッション」シリーズではシステム的に最も完成度が高い1本かと。

 

出撃数こそ4体と激減してますが、機体からの乗り降りが可能で敵を強制的に降ろす事も可能なので、店売りされない敵のヴァンツァーを鹵獲したりする楽しさも追加されました。何と言ってもスキルがバンバン連鎖して敵を屠る…というのも「1」とかでもありましたが、ある程度連鎖を見越してパーツを組んだりも出来るので、上手く発動した時は「やってやったぜ」的な達成感があります。他にも高ランククリアを狙うやり込み要素もあり、疑似ながら大変出来の良いネットワーク「天網」も非常に斬新。

 

…和輝のキャラクターに引いちゃってプレイを辞めちゃうには、勿体ない傑作だと思うのです。

というか、「3」もリメイクするって聞いたんですが…現状の「2」みたいな事になるのはカンベンな。(苦笑)

詰んだ…

  • 2024.01.13 Saturday
  • 23:50

さて、「LIVE A LIVE」リメイクですが…「最終編」をサンダウンで始めたんですが…詰みましたわ。(苦笑)

 

いや〜、サンダウン…「最終編」だと弱体化してますねぇ。

いや、技自体も全体的にパワーダウンしてますが、HPが低く打たれ弱いので雑魚敵が使うダメージ床が非常に厄介。他のHP高いキャラクターならいざ知らず、サンダウンの場合は致命傷になりがち。最終章は割と雑魚でもダメージ床技を使ってきますし、雑魚敵でも攻撃力高めな奴が多いので「最終編」をサンダウンでプレイすると開始早々が非常にキツイです。

 

「西部編」はレベル上げ不可なので強力な技を覚えていない状態…更にサンダウンは攻撃技の属性が極めて偏っているので敵の弱点を突きにくく、ゆえにダメージが通り難い…と。「みだれ撃ち」覚えるまではちょっとした苦行です、ハイ。

 

そんな状態でなんとかレイとアキラ、高原を仲間にして時のダンジョンで詰みました。(苦笑)

SFC版だと大して苦戦したた記憶なかったから楽勝かと思ってたら…パーティ編成とレベルの低さもあってジャギィイエッグを倒せず、しかも半端な所でセーブしてしまったせいでダンジョンから脱出も不可な状況に。

 

…おかげでイチからやり直しですわ。(笑)

やり直しは勝手が分かっていてスキップも多用しているので「現代編」「功夫編」「西部編」「SF編」をクリア。師範はレイではなくサモにしました。

 

ちなみに、こんなの出てるんですねぇ。

 

島本和彦&ビッグバンプロジェクト 「超級!!LIVE A LIVE 近未来編」

 

「Gガンダム」のキャラクターデザインでも知られる熱血漫画家の島本氏ですが、何を隠そう「LIVE A LIVE」では「近未来編」のキャラクターデザインを担当した人。島本氏は「LIVE A LIVE」に対する愛が深く、ゲームでは1番の歌詞しかなかった「GO GO ブリキ大王」の続きの歌詞を公募する、というファミ通の企画にて、「東京都在住 漫画家 島本和彦 33歳(当時)」名義でしれっと応募。勿論、コネ枠とかではなく一般公募で。そして島本氏の作詞が正式に2番に採用されてしまう、と。(笑)

ちなみに3番として企画の予定通り、一般公募から選ばれた4人の歌詞が合作として採用されたんだとか。

 

この「超級!!LIVE A LIVE 近未来編」も島本氏が2019年冬のコミックマーケットにて領布した、「近未来編」全編を描いた120頁もの大作同人誌に、リメイクに合わせて島本氏が勝手にtwitterにて掲載した「超級!!近未来編R」を追加したものだったりします。(笑)

 

いやね、確か「ゲーム批評」とかいうゲーム誌ではクソミソに書かれたりもしていて、決してヒットしたゲームとは言えないんですよ、「LIVE A LIVE」って。確か数か月前に「FF6」、直前に「MOTHER2」が発売されていて、数か月後には「クロノトリガー」が発売された、という時期の悪さもあって、ヒット作とはなれなかったゲームかと。

 

でも下村陽子さんの手掛けた音楽は非常に高い評価を得ていて、当時のお約束なRPG的概念を覆した斬新なシナリオは刺さる人には刺さる、分かる人には分かるゲームだったんだと思うのです。基本RPG嫌いな私にとって、手放しで大好きだと言えるRPGは本作と「メタルマックス2」だけですからね。

 

…さて、次は「原始編」をやっつけるか。

エモノがいたぜ

  • 2023.12.08 Friday
  • 21:39

高校受験の時分だったから…もう30年位前の話。

私の住む町には当時大きな書店がなく、せいぜい自転車を20分は飛ばしてようやくたどり着く駅のロータリーにある、今ではもう存在しない書店か、さもなくば比較的近所ではあるが品揃えがかなり残念な書店しかなかったんです。当時、高校受験(といっても私は高校にはいかなかったのですが)の対策として、当時通っていた塾から過去の受験の問題集を買えと言われ、当時近郊で最も栄えていた大宮の書店まで繰り出した事があったのです。

 

同級生はよく電車に乗って大宮に繰り出して遊んでいて、よく怖いお兄さんにカツアゲとかされていたのですが、基本出不精な私はそんな事は面倒だとあまりつるんで出かけたりはしなかったのですね。たたその時は折角大宮まで1人で繰り出したのだから、目的の過去問だけではなく面白そうな小説か漫画でも買って帰ろう…となったのです。

 

当時、友人から「フォーチューン・クエスト」を借りて読んだ事があり、ファンタジー系のライトノベルなんか面白そうだ…とその手コーナーで物色して見つけた本があったのです。確か…その時点でそこまでしかリリースされていなかったのか、ともかくその書店に置いてあったのが3巻までだったかと。中身は、オークだのミノタウロスだのといった魔物が勢力争いをしている世界で、戦闘力的に決して高くないにも関わらず、高い知性と戦闘技術を持つ英雄の様なオークが、人間的な感情を得て魔物達が争いを続ける世界に対し半ば絶望しつつ戦いの中命を落とし、彼の親友のミノタウロス…こちらは生粋の魔物脳ながら、親友に芽生えた感情を理解できず、それが何なのか思い悩む…というのが1巻。2巻からは英雄のオークの弟…確かダキーニとかいう名前でしたが、兄と違って完全な魔物脳かつダメな弟…彼の活躍を描きつつ、支配階級にあるガーゴイルの1人が落伍した後に謎の力を得る…とかそんな感じの展開でした。

 

…まぁ、かなりうろ覚えですしネットで記憶にあるワードで検索しても全然タイトルとか作者とかが分からない作品なんですが、それなりに面白かった事を覚えているんです。

 

なんでそんな思い出話を…と言いますと、当時読んだそのライトノベルに何となく近いんじゃないかなぁ…と思うゲームについて知ったからだったり。そのタイトルは…

 

ラストハルマゲドン に対する画像結果

「ラストハルマゲドン」

 

人類が自らの愚かさから滅びた地球を舞台に、生き残っていた魔物達と突如地球に現れたエイリアンの抗争を描いたRPGです。かなりぶっとんだ設定と言えばそうですが、昨今ではこういったキワモノは少なからずあります。でも問題はこのゲームがリリースされたのが1988年だという点。

 

…とんでもないでしょ、コレ。

発売日に学校や仕事サボって量販店とかに並ぶ不届き者が多数出た事がニュースにもなった「ドラクエ3」と同じ年…方や日本のRPGを形作り、人気を牽引したタイトルが大ヒットした裏で、モンスターとエイリアンを戦わせるというキワモノも良い所なRPGが生まれていた…という事が先ず凄いと思うのです。あ、そういえば「ドラクエ3」のテレビCMコピーって

 

「触れたら最後、日本全土がハルマゲドン」

 

だったんですが、その裏で「ラストハルマゲドン」が生まれていた、という事に。(笑)

しかもこのゲーム、こんなキワモノな設定のクセに物語自体は壮大かつ重厚…という高い評価だったりするのがまたとんでもない。

しかも魔物が主役…というのを出オチ的な形だけのものにせず、進化する毎に姿形が変化していったり、時間の概念があって昼のみとか、夜のみ…果てはサルバンの破砕日(月末)という活動枠に合わせて魔物がチーム分けされていたり、店とかの要素がなく魔物が自分で武器や防具を作らなくてはならなかったり…と、ユニークなシステムも多く、ゲームとしての評価も非常に高いんだとか。

 

元々はPC88用としてリリース…フロッピーソフトとしてリリースされ、PC98やMSX2、towns、PCエンジンCD-ROM2やファミコンにも移植されております。音楽を担当したのは「超兄貴」等で知られる葉山宏治さん。我々の界隈ではバラン・ドバンやガンレオンのテーマを作曲した人、と言えば分かるかと。ちなみに本作がデビュー作なんだとか。

 

んで、「ラストハルマゲドン」…PCエンジン版の戦闘曲が非常にカッコ良いんです。

 

 

何だかYMOっぽい曲調な気もしますが、実はこのアレンジ…葉山さんの手によるものではないらしく、編曲した人物がどこの誰なのか謎のままなんだそうで。ミステリアスですねぇ…。

 

この「ラストハルマゲドン」…PCエンジン版がWiiのバーチャルコンソールにはあったらしいんですが、私ゃWii持ってなかったしなぁ…残念。開発元が解散しているので権利関係がどうなっているのか不明なので無理っぽそうなんですが、昨今の凄いグラフィックで作ったら凄そうだと思うんだよなぁ…と。

コレで18禁?

  • 2023.10.09 Monday
  • 22:39

コレ、続編とセットでセールしてたんで買ってみました。

 

スパイク・チュンソフト「AI:ソルニウムファイル」

 

…英語表記だとファイルズなのに、日本語のタイトル表記はファイルなのはこれ如何に。

 

先進式人脳捜査部隊「ABIS」の捜査官である主人公・伊達が、義眼兼相棒のAIと共に生きたまま左目をくり抜いたうえで殺害するという猟奇殺人事件の真相を求めて捜査する…という推理アドベンチャーゲームです。

出張入った時はね、推理系のアドベンチャーゲームとか良いんですよ。そういえば「逆転裁判」に大ハマりしたのも長期出張のお供として買ったのがキッカケでしたっけ。

 

このゲーム、「極限脱出」シリーズなどで知られる打越鋼太郎氏がシナリオ、キャラクターデザインを「覚醒」以降の「ファイアーエムブレム」とかでお馴染みのコザキユースケ氏が担当した事でも有名…といっても私は前者の事はあまりよく知らなかったりしますが、とにかく国内のみならず海外でも高い評価を得た作品らしいです。

 

…まぁ、そういった評価やら評判を全く知らず、何となく面白そうだから、と思い付きで買ったんですけどね、私ゃ。(苦笑)

 

ちなみに本作ですが、CERO Z扱い…要は18禁だったりします。

まぁ、その理由はエロ描写ではなくグロ描写の方なのですが…この程度でかぁ!?というレベルなのはご愛敬か。こんな程度だったら少年誌レベルの漫画でももっと過激な作品あると思うんですが、どうもこの辺の審査基準が良く分かりません。

 

というか、エロ描写とかグロ描写に感化されて…というのは犯罪者側が体よく言い訳に使っているだけの話で、根本的には本人の資質の問題かと思うのですよね。〇〇の描写が好きで感化された、という奴は、恐らくは〇〇が例えこの世に生まれなかったとしても別の何がしか…例えば××に感化された、なんて言い訳して犯罪に走ると思うんですよ。尤も、それはきっかけになったと言えば確かに間違いないとは思うんです。でも、それは言い出してしまえばキリがない…どんなことでもキッカケ、引鉄になりうる訳でね。

 

横道にそれてしまいましたが、このゲーム、現場を調査したり話を聞いたりする至ってフツーのアドベンチャーパートと、ソルニウムパートという重要参考人の夢の世界に入り込んで真相を探るパートがありまして、コレが3人称でAIの相棒(その名もAI-Ballでアイボゥ)を操作して色々探っていく…というモノ。

 

本作の目玉的なシステムだとは思うんですが、コレが少々厄介。

夢の中、という事でロジックとかより運の要素が強く、これをこうしたらこうなる的な理屈が通じない。まぁ、夢の中なので理不尽な訳です。そんな訳で総当たりで色々と試していく羽目になる訳ですが、厄介なことにこのソルニウムパートには時間制限があるのです。一応救済策として行動に要する時間を短縮したり、時間の進みを遅くするアイテムを使う事も出来ますが、そのアイテムの中には悪い方に作用するものもあってそれは強制で使わされるという意地の悪さ。勿論、タイムオーバー=やり直しになる訳でまぁ質が悪い。トドメに…操作性もとっつきにくいというか分かり難い。コレはまぁ、十字キーとABボタンしかなかったファミコン世代の泣き言と言われればそれまでですが。(苦笑)

 

まぁとにかくこのソルニウムパート…本ゲームのキモというべきシステムであり、シナリオ分岐のキーでもある訳ですが…正直その不親切っぷりやら理不尽っぷりに苦痛しか感じませんわ。せめて時間制限は無しにして欲しかったです。

 

…もうね、面倒だから攻略サイトとか見た方が手っ取り早いかもなぁ…とすら。でもそうなったらゲームできなま作業だよな、と。

 

さて、現状では「応太ルート」というのをクリアした所まで。

というか、ノベルゲーム的に本作はシナリオにロックが掛かっていて、何本かあるルートを全てクリアしないと真相にはたどり着けない形になっているとかで。まぁ、シナリオチャートで分岐点からプレイすることも可能になっているのはユーザーフレンドリーと言えるかもしれませんが…

 

…でもメンドクセェ!!(ソルニウムパートが)

 

頑張って解決ルートまでプレイしようとは思ってはいますが…その前にメンドウになっちゃうかもなぁ…。

 

ちなみに、このゲームに関してはこんな話題も。

 

高く評価されるADV「AI:ソルニウムファイル」が突然低評価レビュー爆撃を喰らう。その犯人の正体とは

 

まぁ、行き過ぎたファンの行動は迷惑でしかない…という話でしょうか。

キャラ愛とかで暴走してとち狂った行為をしでかすのは、日本人のみならず海外でも同じなんだなぁ…と。好きなくキャラクターを殺した作者にカミソリレターみたいなもんでしょうし。

 

以下余談。

作品に対して他者の評価ばかりで語る人っていますが、私的には他者の評価って基本どーでもいいんですよね。自分が感じた事が全てなので。まぁ、私も他者の考察や意見をネタにする事はありますよ?でも、「私はこう思うけどね」というのも付け加えているつもりです。そもそも、基本的に「ネット上でこんなこと言われてます」的な事をただ言われても、

 

ふーん…で?

 

となってしまうんですよね。自分の意見になってないので、それ以上にも以下にもならないというか、他に言いようがないと言うか。

神に助けを求めず、勇気を持って戦いなさい。

  • 2023.08.03 Thursday
  • 21:20

タイタニック号の残骸見学ツアーの潜水艇事故の記憶も新しい所ですが、今回はそれにちなんだネタ。

 

私がガキだった頃は、大抵の曜日でどこかのテレビチャンネルで夜9時から映画が放送されていて、結構色々見たものでした。確か小学校高学年の頃だったか…「ザ・フライ」が放送された時なんか、翌日はその話題で持ちきりになったり、「吉原炎上」が放送された時など親に見せてもらえなかったと残念がったり(主におっぱい目的で)…「ロボコップ」が放送された翌日は皆でギクシャクしたロボットチックな動きになっていたり…色々と懐かしい思い出が一杯なのです。

 

そんな中でも私が好きだった映画の一つに、「ポセイドン・アドベンチャー」というのがあります。

 

 

1972年のパニック映画で、本作と「タワーリングインフェルノ」で低迷したハリウッドを救った、なんて言われているヒット作。

その中身は、津波を受けて転覆する豪華客船からの脱出劇。主人公のスコットの職業は牧師なんですが、一般的なイメージの牧師とは違って高いリーダーシップと行動力の持ち主で、祈るより自ら行動する事を選ぶ人。ただ乗客には様々な考えを持つ人がいる訳で、そこにぶつかりあいやドラマが生まれる…ホント、凄い映画なのです。

 

…クライマックスで見せたスコットの行動とその言葉に胸を打たれた人も多い筈。

 

そんな「ポセイドン・アドベンチャー」を思わせるゲームがあったんですよ。

 

SFCソフト 「セプテントリオン」

 

「ファイアープロレスリング」シリーズや「クロックタワー」シリーズなどで有名な、今は亡きヒューマンがリリースしていたアクションアドベンチャーゲームで、プレイヤーは乗員乗客の一人となり生存者を救助しつつ沈みゆく船からの脱出を目指す…というもの。

 

制限時間がリアル時間で60分…60分経つと船は完全に海底に沈みゲームオーバーで、リンクSFCの回転機能を上手く生かし、時間が経過すればする程船の揺れ、傾きが酷くなって脱出が困難になる…という臨場感&没入感溢れるゲームなのです。

主人公は下記の4人からの選択式になっていて、

 

観光客の若き建築家キャブリス

熱血漢の牧師レドウィン

正義感の強い航海士ルーク

温厚な医師ジェフリー

 

という面々。そう、この4人のうちの1人、レドウィンは明らかに「ポセイドン・アドベンチャー」のスコット牧師を意識しているキャラクターだったのです!!

もうね、この情報を知った時点で即買いに行き、すぐレドウィンでプレイしたワタクシ…クリア出来ませんでした。(苦笑)

いやね、1人で脱出に成功した事はあったんですが、ベストエンドなんてもう無理無理。このゲームはマルチエンディングになっていて、生存者にはそれぞれ点数があって最後脱出成功した生存者の持つ点数の合計でエンディングの内容が変化するんですが、更に各キャラクターにはベストエンドに必須な要救助者が設定されていて、点数的には満たしていてもその生存者を救助できなければベストエンドにはならないという中々の難物。

 

そもそも、船内のマップらしいものを所持しているのは航海士のルークのみで、しかも沈みゆく過程で船の状況は目まぐるしく変わってしまいます。トドメにその船内地図に無い場所があったり…今の新設設計なゲームでは考えられない不親切さ。

でも…ある意味リアリティがありますよね。突然こんな形で被災したとして、都合よくその周囲の地図なんて持っている事の方が稀。今みたいにどこにいてもGoogleMap開けば位置が分かる…なんて時代でもなかった訳です。

 

トドメに…このゲーム、脱出しながら生存者を救助していく訳ですが、この生存者は説得に成功するとプレイヤーの後をついてくる形になります。プレイヤーが先行して安全を確保して、呼ぶとそこを目指して生存者がついて来る…というスタイルなのですが…まぁ、当時のゲームあるある的な話にもなりますが、正直、生存者の行動が…。(苦笑)いきなりしゃがんでプルプル震えだして動かなくなったり、無駄に垂直飛びを繰り返したと思ったら「わたしもう歩きたくない」とかぬかしたり…結構、いやかなりイラっとします、正直。

 

沈みゆく船を再現し傾き具合がどんどん変化する状況なので、プレイヤーでもドアを開けたと思ったら船が傾いて落下…なんて事故が発生してしまいがちなのに、その中で生存者が助かるルート(というか、タイミング)を図っていく必要もある…刻一刻と沈んでいく船のタイムリミットがあるのに、じっと待っていなくてはならない状況とかもあって…ホント、難しいゲームなのです。というか、根本的にワタクシ、こういうゲーム向いてないんだと思いますわ、正直。

 

でも、システムとかゲームデザインに関してはホント面白い作品だったと思います。正直派手さはない地味なゲーム…大ヒットした訳ではないんですが、ディープなゲーマー(昨今のプロゲーマー的な意味ではなく)程このゲームは高く評価するんじゃないかなぁ…という、隠れた傑作だと思うのです。

 

…私にゃ向いてなかったけどね。

こんなの出てたのね

  • 2023.06.03 Saturday
  • 23:59

以前、PSに移植されていた「ラングリッサー1&2」をネタにしたことがありますが…

 

ラングリッサーI&II - Switch

「ラングリッサー1&2リメイク」

 

シリーズとしてはかなり久々の新作として3DSでリリースされた「リィンカーネイション」の出来がとんでもなく酷い有様で期待していたファンの期待を裏切り、シリーズとしてはトドメを刺されてしまった印象もある「ラングリッサー」ですが、リメイクとして再び「1&2」の抱き合わせがリリースされているんだとか。

 

「ラングリッサー」と言えば、たわし…うるし原氏の実にエロい恰好をした女の子キャラクターが印象的な訳ですが、「リィンカーネイション」ではカイエダヒロシ氏…「超速変形ジャイロゼッター」のキャラクターデザインとかを担当している人の様ですが…公開された時点で正直、

 

「う〜ん…イマイチ」

 

となったもんです。

今回のリメイクもうるし原氏ではなく別の方が担当しているみたいですが…個人的にはコッチは悪くない印象。いや、俺のシェリーたんはケツ丸出しじゃないと認められない…というコアな人向けには「クラシックモード」といううるし原ver.にする追加コンテンツもあるんだとか。

 

「1」は割とどうでもいいんですが、「2」がね…もう一度プレイしたいんですよね。ロウガとソニアを救う独立ルートで。

エロいカッコな女の子キャラばかり話題にされがちですが、「2」はマルチシナリオで主人公が光にも闇にもなる…というのが面白く、純粋なヒロイックストーリーではなく重たいシリアスな要素も内包していたんです。その代表が、ロウガの妹で魔族とのハーフであるソニアというキャラクター。その悲劇性もあって、個人的に凄く好きなキャラなのですよ。

 

あ、ちなみにリメイク版では声優も一新…まぁ、レオン役の置鮎さんなんかかなり印象的だったんですが、ボーゼルの声担当していたのが故・塩沢さんだったりとそのままでは難しいでしょうし、仕方ないですね。リメイク版ではソニアの声を当てているのが「ガルパン」の妙子やアンチョビの吉岡麻耶さん、その配下の女魔族エストは「ガルパン」の風紀委員の井澤さんなんだそうな。更に、「筋肉の神殿」も実装されていて、アドンたちの声を当てているのが杉田さんとマフィア梶田さんなんだとか。(笑)

 

いや、プレイしたいぞ、フツーに。

 

でもなぁ…開発元が撤退(倒産)した後に権利を得た会社が新作を出したけどウケず、出したリメイクはそこそこ評判だったけど結果的にはシリーズにトドメさした…って、「メタルマックス」に似てるんだよなぁ…。

「メタルマックス」も「3」「4」は良い出来でしたが「ゼノ」は酷い出来だった様で、「リボーン」と称してやり直すも結局クソなのは変わらず…という顛末。「2リローデッド」は凄い良作だったのに。「ラングリッサー」の場合は「リィンカーネーション」でいきなりトドメ状態で、今回の「1&2リメイク」はリリース会社違うんですけどね。根っこは同じみたいですが。

 

…私が好きなシリーズって、こういうパターン多いんだよなぁ…。

 

あ、ちなみに「ラングリッサー」シリーズを出していたメサイアは日本コンピュータシステムという会社のゲーム部門であり、ゲームから撤退しただけで日本コンピュータシステムは連結子会社化はしてますが健在。この会社、金融システムやインフラ基盤なんかのソフトを開発している、なんだか堅そうなイメージですが、そんな会社が「超兄貴」とかある意味狂ったゲーム開発してたと思うと…なんだか変な感じがしますね。(笑)

お気に入りユニットはビルドルブ

  • 2022.08.21 Sunday
  • 21:36

「LIVE A LIVE」ですが、現在休止中でして…最近コレやってます。

 

SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス for Nintendo Switch

「SDガンダム Gジェネレーションジェネシス」

 

「Gジェネ」シリーズやるの…以前紹介した「DS」以来だなぁ…。その前になると、新卒時代にやった「F」か?(笑)

 

少し前、「逆襲のシャア」時代のアムロをガンダムに乗せてグリプス戦役…要は「Z」のシナリオをクリアできるのか!?という縛りプレイの動画をyoutubeで見まして、それでちょっと興味あったタイトルなんですよ。シリーズとしては「クロスレイズ」という、アナザーメインのが出てますが、「ジェネシス」は宇宙世紀ネタ…しかも「閃光のハサウェイ」までとジオン絡みのネタのみで構成されている形。世代的にも何だかんだ馴染みがあるのは宇宙世紀ネタなので、「ジェネシス」を選択。

 

「F」とかに比べるとかなり登場MSとかは減ってますね。「F91」〜「V」がカットされているので当然「クロスボーン」も無し、「ダブルフェイク」等のマイナーな漫画もカットされていて、ガンダム漫画で個別で枠が用意されているのは「サンダーボルト」と「ジョニー・ライデンの帰還」、そして「若き彗星の肖像」のみでいずれもユニットのみ。一方、「ブルーディスティニー」以降の一年戦争の外伝ゲームのシナリオがほぼ網羅されている他、「戦場の絆」や「ギレンの野望」からもユニットが参戦…バンダイナムコの身内贔屓感を感じなくもないです、ハイ。

 

ジオンネタ中心の宇宙世紀縛り…ではあるんですが、何故か「鉄血」や「ビルドファイターズ」がゲスト参戦。一方、個人的にはかなり不満ですがパーフェクトガンダムがカッコ悪いカトキVer.(個人の嗜好です)になってしまっていて、「ビルドファイターズ」は1人とは言えキャラクターも参戦しているのに「プラモ狂四郎」は無し。

 

システム的にも精神コマンド的なものがあったり、マスターだのリーダーだのグループ攻撃だのと私がプレイしていた「Gジェネ」とはだいぶ違う感じに。シナリオもプレイしたい原作タイトルを任意に選べる様になっているので、やたら1年戦争が長くて「Z」のシナリオ中盤ではもう飽きが来てしまうなんて事もなさそう。そもそもかなり原作シナリオを端折ってます。まさか黒い三連星がシナリオに登場しないとは思わなんだ。(苦笑)

 

まぁでも…プレイし出すとかなりの時間泥棒ですね、コレ。

ダウンロード版なのでDLC全部入りな様で、初期生産可能ユニットにやたら高額で強いゲルググがあって???と思ってたら、「ジョニー・ライデンの帰還」に登場したガワはゲルググだけど中身は最新鋭機…というアレでした。

 

所謂トロフィーの様なシステムがあり、原作キャラクターは指定されたクエストをこなすと自軍にスカウト出来る仕様。但し、結構スカウト料が高いので拘りがない私は基本、最初からいるメンツのみで進めています。お気に入りはロリ枠キャラのカチュア。この娘、攻撃面は頼りないですがとにかく守備力が上がりまくり、NT兵装使う為に必要な覚醒値もそこそこ高いので、素で硬い上に盾持ちなサイコガンダム系に乗せるとまぁ強い。

 

毎回シナリオ構成が2から3分割になっていて、指定されるチャレンジに成功すると変化していく…というシステムなので、原作キャラクターで多数の敵を撃墜、なんてのが結構あります。自軍ユニットに頼れない原作キャラクターのみで戦うケースもあって、中々にメンドクサイ厳しいケースもあるんですが、原作キャラクターに撃墜数稼がせたい(=GETゲージ満タンにしたい)場合はタンク役にうってつけなのですよ、この娘。後はニセお嬢様のキリシマは逆に反応がやたら上がって避けまくるので乱戦に強いです。

 

まぁともあれ、長く楽しめそうなソフトですね、こりゃあ。

グラフィックも十分キレイですが…高機動型ザクのモデリングはちょっと好みではなかったりします、ハイ。

森部の爺さんの奥義x5、森部の爺さんの奥義が!…そして、森部の爺さんの奥義がッ!!

  • 2022.07.31 Sunday
  • 20:55

今回はコレ。

 

LIVE A LIVE(ライブアライブ) -Switch

「LIVE A LIVE」

 

私が学生の時にSFCで発売されたスクウェアの隠れた名作RPGのリメイク、遂に発売です。

本作の前後に同じくスクウェアから「FF6」や「クロノトリガー」といった作品に埋もれてさほど高く評価された訳でもなく、システム面に関してはやや粗があるゲーム…たた、意外性のあるストーリー展開や「幕末篇」での100人斬りや不殺といったやり込み要素、そしてカプコンから移籍した下村陽子さんによる音楽などが高く評価され、どっぷりハマる人も少なからずいたゲーム。ワタクシもそんな1人でした。

 

リメイクの報を初めて聞いた時は、こりゃ発売日までは死ぬわけにはいかねぇ!!と生きる希望を貰いましたわ、いや、ホント。

何せ、このゲームのウリは当時サンデー等小学館の漫画誌で連載を持っていた漫画家が各編のキャラクターデザインを手掛けている…というものでして、当然版権とか色々絡んでくる訳で、他のスクウェア系のゲームは「FF」を筆頭にリメイクとかに熱心なのに、この「LIVE A LIVE」はリメイクとかは絶望と思われていた訳ですから、当時このゲームに夢中になっていた者にとっては正に寝耳に水、だったのですよ。

 

ボリューム自体は大本のSFC版からして大作という程でもなかったので、リメイク版でもそんなに変化はないと思われますが…やっぱりバランス調整がキモになってくる筈。正直、SFC版は敢えてそういう風にしている部分もあるのだと肯定的に捉えても、ややバランスに関しては歪なゲームでした。例えば

 

・短い待機時間でラスボス相手でもほぼ999ダメージ確定のハリケンショットが強過ぎるサンダウン

・この記事のタイトル通り「森部の爺さんの奥義(つーか、通打)」以外不要な格闘家なのにデバッファーな高原

・強くて便利な技には自分のステータス低下というデメリットがあるポゴ

・見た目はヒーローっぽいのに火力が低過ぎて最弱なアキラ

・シナリオの修行を一点集中してステータスが上げやすく最終奥義がノーリスクで連発できる心山拳師範

・回復役としては優秀だがステータス等の変化がなく面白味が少ないキューブ

・唯一バランスよく主人公っぽいおぼろ丸

 

…と、各編の主人公ごとのキャラクター性や使い勝手の差が激しく、ラストダンジョンに連れていくメンバーってよっぽどの思い入れが無い限りほぼ決まってしまっていたりします。大抵のプレイヤーは趣味とか除外すれば

 

サンダウン、おぼろ丸、心山拳師範

 

の3人は確定なんじゃないかと。

特に、アキラはキャラクターデザインや近未来篇のノリそのものが人気が高く、使いたいんだけど弱いから…という人は多かった訳で、今回のリメイクでその辺がどう変わっているのかが見ものですかね。

勿論、アレンジされた音楽やグラフィックは言わずもがなですし。

 

そんな訳で早速、「西部編」のさわりだけプレイしてみましたが、グラフィックや音楽がアレンジされてはいますが…そうだよ、うんうん…と思える出来。まぁ、思い出補正とかがあるのは認めますが。

 

冒頭、サルーンに新しい手配書を持ってきた保安官とマスターのやり取り…そうそう、こういう始まり方だったよね…と思ってよく聞いたら、マスターの声杉田さんじゃないですか。(笑)そしてシミーズでお馴染みのアニー…これ沢城さんじゃない?(断定は出来ん/笑)

 

なにより…サンダウンとマッド・ドッグの決闘シーン…って、マッド・ドッグの声、古川登志夫さんです!!

 

諸星アタルですよ!?

ピッコロさんですよ!?

カイさんですよ!?

 

個人的には大塚芳忠さんかなぁ…と思ってましたが、芳忠さんだと悪役っぽくなっちゃうからマッド・ドッグのイメージじゃなかったかもね。マッド・ドッグに古川さん…凄くマッチしてますよ、ええ。これは嬉しい誤算。大塚明夫さんのサンダウンは言わずもがな、ですし。

 

最近、クッソ暑くて外仕事のワタクシ、毎日ダウン寸前なのですが…無理せず進めようと思ってます。先ずは「西部編」…次は「現代篇」かなぁ。

マイナーだけど、良作。但し「2」は理不尽の塊

  • 2022.07.26 Tuesday
  • 21:47

今回はコレ。

 

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SFソフト 「FEDA The Emblem of Justice 」

 

やのまんというメーカーがリリースしていたSFCのファンタジーシミュレーションRPGです。

学生時代、「ファイアーエムブレム紋章の謎」をやり込んでいた私が似た様なシミュレーションRPGはないかなぁ…と思っていた所で見つけたゲームでして、一応サターンでリメイクされ、プレステで「FEDA2 White surge the Platoon」という続編がリリースされているんですが…人気は正直イマイチだったかと。発売後しばらくするとワゴンセールされていたのを見た事もあります。「紋章の謎」に同じくハマっていた友人にも勧めたんですが、結局仲間内では私しかプレイしてませんでしたね。

 

このゲームの概要はといいますと、様々な種族が暮らすバルフォモーリア帝国の自治区・スクーデリア大陸を舞台に、帝国治安執行部隊の一員で歴戦の勇士であるヒューマンの主人公・ブライアンは作戦行動中に市民を虐殺した部隊に反発、村人の少女を救うために情感を攻撃し、投獄されてしまう。獄中でウルフリング族のアインとその部下ドーラと出会あったブライアンは意気投合。共に脱獄し帝国の支配からの解放を目指すアルカディア解放軍に参加する事に…という戦記モノ。

 

個性豊かな様々な種族やキャラクターが登場し、その歴史や世界観などがかなり練り込まれてた骨太のストーリーが魅力的で、大剣使いで壁役もこなせるブライアンはクールな性格で、相棒のアインは口が悪く愛想も悪いが面倒見がいいアインが軽口を言い合っている様なんかも抜群にカッコ良く、面白かったんですよ。

 

またシステム的にもユニークで、「ファイアーエムブレム」的な通常のターン制ではなく、将棋やチェスの様に敵味方が交互に一体ずつユニットを動かしていくのが特徴。戦闘でやられたキャラクターは敵の捕虜として投獄されてしまい、監獄を攻撃する事で再び自軍に復帰というシステムも斬新でした。まぁ…コレは監獄襲撃が毎度代わり映えがしないで最終的には面倒な作業になってしまうのが難点ですが。(苦笑)

 

更に、自軍の行動によってロウ、ニュートラル、カオスと称号が変化していき、キャラクターによってはロウやカオスでないと自軍入りしなかったり、というスタイルで戦略性に幅を持たせています。ユニットも種族ごとに特性があり、更にそこにキャラクターの個性が乗るのでかなり魅力的なのです。個人的にはカオスで仲間になる破戒僧のリョウカンとか、帝国の四提督の娘でありながら解放軍に身を投じている剣とトンファーの変則二刀流を駆使する女戦士のロイスなんかが好きでしたね。

 

ただ…割と王道ファンタジーなノリを排した大人びた印象のある雰囲気や、戦闘アニメがカットできない上に1マップクリアするだけでも結構な時間がかかってしまうテンポの悪さ、決して難易度自体は高くはない…むしろ低めなんですが、システムが独特な為にとっつきにくさがあり、かつ表示されているのに何故かどうやっても使えない必殺技があったりと、全般的にツメが甘い部分があり、そこが受けなかったのか前述した通り然程売れなかった模様。

 

でも、ハマる人にはハマるゲームだったのです。

 

そして続編

 

PSソフト 「FEDA2 White surge the Platoon」

 

ブライアン達解放軍の戦いから8年後を描いた作品で、帝国からの解放を果し建国されたアルカディア連邦は東西に分かれ内戦状態になっており、一方帝国でもアルカディア独立を受けて独立の気運が高まっており、それを抑え込もうとする帝国との対立し緊迫した情勢に。更に帝国内部でも支配階級であるグレナレイム族とドラゴニュート族の関係が悪化し支配体制にほころびが生じつつある…というカオスな状況に。そんな中、親帝国の東アルカディアは帝国に反発しているビルガンテスに派兵された特殊部隊・ホワイトサージの活躍を描く…というスジに。

 

システム的には新機軸として兵装変更が可能になり、例えば主人公のハーベイなら機動力重視の「機動白兵戦装備」や守備力と攻撃力重視の「重装迎撃兵装備」といった兵装を攻略するマップに合わせて選択できるという面白さがあり、前作では自軍のマスコット的ポジションだったトムが主人公の相棒ポジションとして活躍する他、前作主人公ブライアンの相棒だったアインやアームドゥイングのトビカゲが継続して活躍していたりとシリーズモノとしての関連性もちゃんと持たせています。

 

…ただ、「2」最大の問題はその難易度。キョーレツに難しいのです。

いや、コレはむしろ「難しい」を通り越して「理不尽」なレベル。ウインキー時代のスパロボ「F」及び「F完結編」に近いかも知れません。苦労してクラスチェンジしたのに連戦マップだと元に戻ってしまうというキョーレツなバグもありましたし。

 

戦闘アニメはキレイになったし、兵装変更とかシステム的にも面白いんだけどもこの理不尽な難易度…私ゃクリア出来なかったですよ、ホント。(苦笑)

 

そんな訳で、「FEDA」シリーズ…特に「1」は良作だと思います。

獣人系キャラクターが多数登場する為密かにケモナーからの人気が高く、特にミョーに色っぽいフォックスリング族のドーラさんを題材とした同人誌とかもあるんだそうです。凄いね。

ゲームネタ

  • 2022.07.09 Saturday
  • 00:02

今日はコレで。

 

カプコン ファイティング コレクション -Switch

「カプコンファイティングコレクション」

 

「ストリートファイター」はシリーズは先んじて「30thアニバーサリーコレクション」として出ているので、「ファイティングコレクション」はそれ以外の対戦格闘ゲームを収録したタイトルですね。まぁ、何故か「ハイパースト2」が入っていて格ゲーではない「スーパーパズルファイター2X」が入っていたりしますけれども。(笑)

 

主だった収録作品は「ヴァンパイア」シリーズと「ウォーザード」「サイバーボッツ」「ポケットファイター」と上に記載した2作…まぁ、ぶっちゃけマニア向けですわな。格ゲー自体が今となっては一見さんお断りな敷居の高さがありますし、まだ「ベルトアクションコレクション」の方がとっつきやすいんじゃないかな、と。

 

私は「ヴァンパイア」シリーズ目的で購入。「ダークストーカーズコレクション」発売時にしつこい位やってたんですよね。

他のタイトルもやってはみましたが、「サイバーボッツ」は割と好み。「ウォーザード」は操作感か他の格ゲーと違うのでとっつきにくい印象。「ポケットファイター」は…まぁ、やり込めば面白いかも。あんまり率先してプレイする気にはならないんですが。

 

あ…ちなみにネット対戦は一切やってません。主にやってるのは「ヴァンパイアハンター2」と「ヴァンパイアセイヴァー2」です。

「ハイパースト2」の本田ステージの日章旗が削られたとかで一部騒がれてますが、「ハイパースト2」は基本プレイしないのであまり関係なかったりします。ただ、某国ユーザーからの「日本人や中国人のキャラクターは沢山いるのに我が国のキャラクターがいないのはケシカラン」「SNKは我が国のキャラクターが沢山いるのにカプコンは1人もいないのはケシカラン」みたいなくだらないイチャモンを受けて、ハン・ジュリというキワモノを出し、「我が国にはこんな女いない」という更なるイチャモンに対しても毅然と「だったらインド人は手が伸びるのか?」と反論したカプコンとは思えぬ弱腰だなぁ…とは思いましたが。

 

しかし…Switch Liteの小さい画面&コントローラー周りでは…キツイ!!3DSで出されるよりかはマシかも知れませんが。(苦笑)

昔はフツーに決められていたチェーンコンボとかもミス連発するし、デフォルトの難易度なら「ハンター2」でも「セイヴァー2」でもノーコンティニュークリアは出来たんだけどなぁ…。必殺技の入力もミスし易いので、入力がパットに最適化されてないのかもね。ボタンの配置の問題もあると思いますが。

 

前にも書いてますが…基本フェリシアオンリーです。他のキャラはマトモに使えません。

「ダークストーカーズコレクション」やってる時は、ビシャモンとかもそこそこ使えたんだけどなぁ…。

 

でもまぁ、面白いですよ。損した気にはなってませんし。

 

ただ…最近はむしろこればっかりやってますが。

 

乱闘行進曲マッハ に対する画像結果

「ダウンタウン乱闘行進曲マッハ」

 

隠しキャラクターやエディット専用キャラクターも全部出しましたが、「熱血行進曲」で友人とリアルファイト寸前まで遊んでいた身には懐かしくもあり…時間あるとちょろちょろとプレイしてしまいます。

なにせキャラクターの数が多いですし、「熱血行進曲」よりかは各チームの戦力差が少なくバランスが良いのも良い感じなのです。必ず各チームに1人はお荷物的なキャラクターがいる、というのがなんとも。そして「番外乱闘篇」や「くにお達の挽歌」「初代熱血硬派」とかからも出て来ているのがシリーズファンとしては嬉しい所。まぁ、サッカー系が多過ぎる気はしますけどね。

 

個人的にお気に入りチームは「各校連合」「千里台」「影村学園」かな?

個人的にはチームエディットがあるならキャラクターエディットも欲しかったな、と。SFC版の「ドッヂボール」とか「熱血物語EX」であったんだけど、キャラクターエディット凄く楽しかったんだよなぁ…。

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